なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

木郷餌釣り場で餌要らず(20210103)

2021年01月03日 23時08分35秒 | 実釣

木郷餌釣り場で餌要らず(20210103)

11時半発、13時着、木郷滝自然釣りセンター、晴れ。気温4度。
餌釣り場なので4時間3900円(フライ・ルアー場は5時間3900円)。
この時期の餌場はほぼヤマメ、型は20cm前後が入っている。
しかしそこはヤマメなので難しい釣り、オキアミ餌で一人10−20匹程度。
(上手い方は50匹超)

今日のお題は昨日巻いた「ラビットゾンカー」のチェック、釣り方はリフト&フォール。

1)鯉竿3.6m、フロロ0.8号、ガン玉1号、スイベル8号、フロロ0.4号。
a)1/2のラビットゾンカーは全くのスカ、追ってくるがテイクしない。
20cmヤマメに対しゾンカーが大き過ぎる(デカマスなフライ場ならOKだろう)。

鈎を交換してみる。
b)ストークボディスカッドUVレジンTMC2488H#16、これは流石にアタる。
c)次、ヘミウィングのボディハックル#18(随分前に巻いたテラトコ用鈎)、これもアタるがスカッドUVレジン程ではない、好反応なのは小鈎だからか。
d)スカッドシートの正統派スカッド#16、これも反応はあるがテイクは遠い。
e)コリクサ、b)に似たパターンで期待、でも完全にスカ、何故?

もう一度b)ヘンハックルのストークボディスカッドUVレジンTMC2488H#16を試す。
何度も流したラインに入れると1発で反応。
木郷ヤマメは水面直下まで浮くので表層引きで次々テイク・フィッシュ。
ライズもあるので木郷ヤマメ、基本的に上しか見ていない?
表層での反応が収まったらやや中層寄りを引くとまた反応、面白い!
でも底層だとイワナとニジマスがポツポツ、ヤマメはテイクしなかった。

ストークボディ小鈎への反応は他のパターンと全く違う。
なぜ?

木郷食堂直下の第一淵と第二淵、特にこの第二淵のヤマメ、水面直下に群泳してほぼ定位。
アウトリガーで引くと追うのは数匹、他は静観している状態、あまり高活性とは言えない。
なのでウキを立て群泳ヤマメのド真中をゆっくり通してみた。
するとこれが正解で、ウキがゆっくり水没する。
聞くとテイクしていて20cmヤマメが次々上がってくる。
ウキへの反応は本当にゆっくりで眺めていると眠くなるほどだ。
ユラユラ沈みアワセるとウネウネとヤマメが上がってくる。
これが延々続く。

15時半過ぎで活性が上がり始めたのかもしれないが、それでもUVレジン鈎をヤオラ喰い込みユルユルと持っていく。
UVレジン鈎の口当たりにヤマメは違和感ないのだろうか?
この鈎を使えば初心者ウキ釣りでも簡単に釣れてしまう。
空恐ろしいほどだ。

タイイング工程は1本10分程度。
1)チャイニーズコックケープ(NAブラウン)からストークを取り、
2)下巻きした針にストークを固定、ベントからアイへストークを巻き上げスレッド固定、
3)UVレジン固定1回目
4)熊元毛をゼムクリップに2回巻き込み形成、
5)鈎下面にUVレジンを少量塗り込み
6)ここへゼムクリップの熊元毛を圧着しUVライト硬化
7)ゼムクリップ除去し熊元毛を形成し完成
とやや煩雑な作業。
大分県の最低時給は790円、なので販売価格1本100円以下なら最低時給を下回る。
なのでこの「木郷冬の海彦鈎」はフライマンだけのものかもしれない。

またもう一度、餌師に混じってウキの「木郷冬の海彦鈎」を試す必要がある。
それで初めて、「木郷冬の海彦鈎」の効果が確認できる。

もし確認できれば、「木郷冬の海彦鈎」つまり解禁当初の放流ヤマメに一般的に効くパターンの最有力候補になるのだ。
もちろん熊本県高森町木郷の川辺水産のヤマメに効く鈎ではあるが、他所の養魚場ヤマメに効くか解禁後の釣果でわかる。

現時点での解禁日に効く針として、
1)グリーンフェザント
2)フェザントテイル
3)緑系ソフトハックル
があるが、これに1種類追加できるかもしれない。
4)ストークスカッド(UVレジンver)
ストークにはピーコックの黒系、ヘンの黄系、他にも鳥を変えれば色彩のパターンは増えるだろう。
そこも楽しみ。
少なくともこれで4本マルチドロッパーが組める。

そんなことを考えて興奮したまま帰宅した。


明日から仕事というのに早速追加タイイング、脚部分はゼムクリップに挟んで接着。
でもまだ毛が薄い、さらに工夫必要。
ストークボディのニンフは左からTMC2312#14、#16。
長いストークを元側半分で使った。

でも本当にこれで釣れるのだろうか?


追記)
木郷では最近youtubeで動画配信を始めている。
https://www.youtube.com/watch?v=H7mUIH7iQ98&feature=emb_err_woyt

ということはネットワークが来ている、確かめるとWifiが立っていた!

"暗証番号何ですか?"
「じゃあ言いますよ、全部数字、この辺りしか入りませんけど」

ありがとうございます!
木郷ではNTTドコモすら入り難いのだがWifiがあればFaceTimeやスカイプが使える。

これで木郷中の急な連絡でも対応できる、本当に助かった!

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湯布院のウェット道場(20210102)

2021年01月03日 00時52分22秒 | 実釣

湯布院のウェット道場(20210102)

とうとう発見!
湯布院のウェット道場!



14時過ぎから湯布院へ出発、途中吹雪き心折れそうになったが。
15時前に湯布院着、いつもの城橋から湯之元川を覗くと先客、ウ!

この先客だけは許せない、石を拾って真直ぐ近付くと流石に逃げた。
ウとはいえ無許可殺処分は法律に触れる、逃げてくれて良かった。



改めて覗き込むと鯉が6匹、40−60程度。
鹿革太短をルースで流すと釣れる、でもここは観光地、悲鳴が上がる。
湯布院の鯉は断念。

場所移動、城橋-御幸橋の禁漁区下流、御幸橋-JR鉄橋、JR鉄橋下-小堰堤までの2区間。


1)まず、御幸橋-JR鉄橋
去年の水害で川底が洗われほぼ泥底、小石は少なくオイカワには難しそうな流れ。
流れにもオイカワの「キラッキラ」が見えず魚影は少なさそう。


2)つぎ、JR鉄橋下-小堰堤
この区間は浅いが小石は多くオイカワ向きな流れ。
よく見ると「キラッキラ」が物凄く見え、魚影は間違いなく濃い。
小堰堤下は魚影が見えない、でも水深は1m程度、深場に溜まるオイカワが居る?


その後、他の流れ(オイカワ魚影は薄い)を見て回って既に16時過ぎ。
ミゾレ混じりの曇天、気温4度、慌てて入渓。

魚影が濃かったJR鉄橋下-小堰堤区間、ここは初かも。

1630−1730、60分、曇り時々ミゾレ、気温4度、水温10度。

1)SD9ft#0、DT#2F、フロロ1.5号5ft、スイベル8号、ナイロン0.6号4本マルチ
上からミラージュティンセル、蛍光チャートリュース、ホロティンセル緑、ノーマル緑。
アタリ鈎:ホロティンセル緑=ミラージュ>>ノーマル緑>蛍光チャート。
釣果:30匹前後(途中から撮影もカウントも断念)、もうパラダイスタイム

初投から15cm前後のオイカワがイレパク。
回収中にテイクするのか1荷が続き、9ft#0が胴から弓なり。
 



流れは緩く浅い場、粘度オモリは底を引き、スイベル8号だけで沈める。

後ろがJR線路と高架電線なのでオーバーヘッドが使えない。
シングルハンドスペイがほとんどでペリーポークが少々。
理由はペリーポーク中にテイクしてしまうから。
だからシングルハンドスペイ(SHS)が中心。
これが「ウェットフライ道場」たる所以。

もしスペイ系キャストを練習するなら「テラトコ」がオススメ。
常連さんの多くがスペイの使い手、参考になると思う。
「テラトコ」はフライマン「虎の穴」、ここでスペイを得れば湯布院オイカワは目前。

スペイで投げ入れメンディングステイ、しかし流れが遅くテンションが足らない。
なので上流側に少しずつ引き戻す。
"カンッカンッ、ググッ"とテイク。
でも引く方向が流れ逆方向で幅がない。
なので流れを横切る方向で引く、これだとかなりの幅を通せる。
テイクが付いた後、ゆっくりと回収していると2回目のテイク、ワカサギと同じ釣り方だ。

なんだろう、1投毎にテイクしてくる、しかも1荷。
夕方だとテイクが減るのにこの場では全く減らない。
ターンし着水直後からテイク連発、しかも良型揃い!



「おーい兄ちゃん!」

右岸歩道から檄が飛んだ。

「下の堰堤の方が溜まってて釣れるで! 」

"ありがとうございます、しかしここ釣れますね、しかも型の良いオイカワ!"

「あの堰堤の下がいい、もっと釣れるで!」

堰堤まで10数m、でも流しながら下っていたらタイムアウト、真冬の夕闇になった。

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