Nonsection Radical

撮影と本の空間

憤って眠れぬ夜

2014年01月04日 | Weblog


先日大学生の姪っこが来た時に、我が家にある大きく分厚く重い美術集を何冊も持って帰るというので、8X10カメラを入れるバッグを貸してあげた。
ちょうど良い大きさであったからだ。
このバッグは8X10カメラにもあつらえたようにピッタリで、持ち運ぶのになくてはならないものであったので、姪にも大切なバッグだから必ず返してねと念を押したのは言うまでもない。
それをこともあろうに姪の母親が(つまり姉が)買い物に便利だからもらおうと取り上げたのだ。
とても大切なバッグだから返してくれと何度も懇切丁寧に頼んだのだが、グチグチと言って返さない。
正月だというので来た時に、また懇切丁寧に、このバッグがないとどんなに困るのかを説明したのだが聞く耳を持たない。
普段モノに執着しないsatoboがこれだけ頼むのだから、よほど大切なものであると普通なら理解するのだが、「たかがバッグで」と、そのたかがバッグがどれほど重要なものなので頼んでいるのか理解しようとしない。
このバッグを探すまでに数ヶ月も様々な場所へ足を運び、やっと見つけたもう二度と手に入らないものなのである。
このバッグがないということは、もう二度と8X10カメラを持ち出せない、そして持ち出す気にもならないという事で”執着”しているのだ。
そんな事情を「たかが買い物」に使うからと横取りするというのは、ものの問題ではなく気持ちの問題となっているのだ。
ハッキリ言ってそんな人間とつきあう気もならない。
どんなことにでも出来るだけの事はするつもりで生活してきたが、断る事には深い深い意味があるのだと理解して欲しい気持ちも持ち合わせている。
それを無視するというのだから「断絶」である。
憤りがくすぶって眠れぬ夜を過ごしている。




八幡屋商店街
大阪府大阪市港区八幡屋1,2丁目
撮影 2013年11月16日 土曜日 15時45分


垂水センター街
兵庫県神戸市垂水区陸ノ町,神田町
撮影 2013年12月14日 土曜日 13時40分
コメント
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