闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

盲ろうのスーパーマン

2010年02月17日 10時40分45秒 | Weblog
人間の隠れた能力というのは、本当に素晴らしいと再度確認する事があります。

以前、このブログでもご紹介しました全盲の人が、
手で色を識別できる能力も、その人間の素晴らしい能力の一つでしょう。
昨日、見たNHKのテレビ番組「爆笑問題のニッポンの教養」に出演された
東京大学の福島智教授も人間の隠れた能力をフルに発揮されている人です。

福島教授は、盲ろう者です、即ち、目も見えず、耳も聞こえない人です。
子供の頃に病気で全盲になられ、20歳前で難聴になられたのだとか。
目も見えず、耳も聞こえない状態を想像してみてください、
福島教授も仰っていましたが、絶望的な気持ちになるのは当然でしょう。

人間は、社会の中で他人とつながりを持ちながら生活している動物です。
健常者の場合、映像、音声、触覚などのすべてを使って、
他人とのつながりを認識しながら生活していますし、
視覚障害者の方など障害者の方は、失われた機関以外の能力がそれを補い
他人とのつながりを認識しながら生活しています。

映像や音声の場合、他人と離れていても受け取ることができますが
福島教授のように、それらを認識する機関、即ち目と耳の機能の二つが
失われている場合は、接触でしか他人を認識できないので
とてつもない孤独感に襲われます。
世界中に自分しか感じる事ができないのですからね。

しかし、福島教授の場合、その親御さんが指点字といういわば接触による
コミュニケーション方法を考えだされたので、
現在はそれを使って自由に他人とコミュニケーションをとる事ができます。
ただ、声を出す事はできるので、入力は指点字、出力は声です。
その指点字のコミュニケーションが、まさに人間の隠れた能力の一つです。

もちろん、福島教授に指先を使って指点字で福島教授の指に情報を
伝達する人が必要なのですが、それを伝達する側の人も凄い!
その入力の速い事、速い事。
福島教授はそれを、脳の中で即座に文章に変換できるのですからね。

そのスーパーマンぶりもさる事ながら、私たちが考えなければならない
問題提起が、福島教授の存在そのものにあります。
私たちは、障害者の人と言えば、目が見えない、聞こえないなど
単一の障害しかもってないと思っています。

例えば、白杖を持った人の横を自動車で通り過ぎる場合、
徐行して通りますが、それは白杖を持った人が自動車の走行音や
エンジン音が聞こえるので気をつけてくれるだろうと期待します。
殆どの場合、白杖を持った人は音が聞こえるという事を前提にしています。

単一の障害を持った人をサポートする人や団体はたくさん存在します。
しかし、福島教授のように、複合した障害を持っている人を
総合的にサポートできる人や団体は殆どありません。
これは、福祉の隙間であり、このような複数の障害を持った人の
総合的なサポートをする人や団体が必要です。

そこでふと思ったのですが、単一の障害を持った人でも
通常の生活をしている人ではなく、
ホームレスになっている障害者のサポートはどうなっているのでしょう?
その点については、誰も実態調査をしていないような気がしますね・・・


今日目に付いた記事:
 ・介護や観光、働く技能にお墨付き 11年度にも検定制度
  行政も検定ブーム? まぁ客観的に評価する事は良い事だとは思いますが

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 人間は気持ち次第で、それぞれ置かれた立場での最大の能力が発揮できる

仏の道

2010年02月16日 15時26分38秒 | Weblog
昨日、NHKの再放送番組、NHKアーカイブスを録画したものを見ました。
「永平寺 禅の心」というタイトルで、若い雲水が1年間、
永平寺で修行する様子を収録したものです。

永平寺は、福井県にある曹洞宗の禅寺の大本山、厳しい修行で有名です。
番組は、雪がまだ残っている早春3月(気温は1度)、
若者6人が山門の入り口のところで2時間立ったままのシーンから始まる。
もちろん、入門をまだ許されていないので、山門を勝手にくぐるはできない、
先に入門している雲水が、山門の掃除に来るのですが、6人を無視したまま。

2時間を過ぎた頃、やっと客行(かあん)と呼ばれる先輩雲水が現れ
修行の厳しさを説くと同時に、再度、入門の意思を確認した後
やっと入門が許されるのが、山門に着いてから実に3時間以上経った後だ。
気温1度の中、素足にコートなしの僧衣だけ、最初から厳しいですな。

若者たちは、入門を許されてから雲水として、様々な修行するのですが
早朝、起きた時から、夜、床につくまで、すべて作法が決まっていて
禅宗の修行の厳しさの一端を、番組を通して見ました。
素晴らしいですね、私があと30歳若ければ、私も修行したいところです

でも雲水の修行と私たちの日常で、重なる部分がありますから
そこでは、考えようによっては、彼らにかなり近いレベルで
修行ができるのかもしれませんね。
即ち、顔を洗う、食べ物を頂く、掃除する、自分に与えられた仕事をこなす、
自分を磨く、一日を感謝して眠る・・・

ただ、私たちの場合、それらの間に邪念が渦巻いていますから
雲水たちとは決定に違いますね、彼らはそれを振り払うために修行する
私たちは、ますます雑念や業が溜まっていく

私も将来、もしチャンスがあるなら、仏の道に入りたいとは思いますが
永平寺のような厳しい修行は難しいでしょうな
それに、現在の仏教(宗教)の役割というのが良く分かりませんね・・・

奈良時代、政のツールとしてまた超能力的な期待を仏教等が担っていました
その後、まだ科学技術が発達していなかった時代には、
死への恐怖や生きる苦しみから逃れるための手段でした。
またそれと同時に、如何に人生を送るかという人の道も説いていました。
然るに、現在の仏教は、もちろん政のツールではありませんし
仏教は仏教をして民衆を救っているのでしょうか?

私には、死人に念仏を聞かせ、戒名を発行して、
檀家の先祖供養している機関にしかみえないのですが・・・
もちろん宗派によっては、自分自身を見つめなおすや解脱という
大命題を持ったものもありますけどね。

従って、私がもし仏の道に入ったとしても、世の中に何ができるのか
わからない間は、仏の道に入る意味がありませんな。
また、そんな屁理屈を捏ねている間は、孫悟空と同じレベルですな


今日目に付いた記事:
 ・腰パン国母、殊勝に「いい滑り見せたい」
  「るせーなぁ、結果を見てくれよ」くらいの事を言ったら大物なのに

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 業にまみれていても、毎日が修行

サイバー攻撃が増えた

2010年02月15日 13時27分58秒 | Weblog
昨夜のサッカー東アジア選手権、対韓国戦、
最初のPK以降、完全に気が抜けていましましたな。
攻撃は雑だし、守りは甘い。 セットプレーは拙攻や、
まだアウェイならいざ知らず、ホームで惨敗とはね・・・
あれでは、ワールドカップどころではないでしょう。

私がいうのもおこがましいですが、選手一人一人の技術を向上させるのは
当然の事として、選手の精神面の強化や監督のマネージメント力を
強化しなければなりませんね。
いずれにしても、日本サッカーはもう一皮むけないといけません。


さて、2月に入ってから、会社への迷惑メール着信数や
サイバー攻撃の回数が激増しています。
迷惑メールは、会社が現在売り出している迷惑メール対策ソフトで
自動的にほとんど撃退しているので良いのですが、
問題はサイバー攻撃の方です。

サーバーの動きが、急に遅くなったと思ったらサイバー攻撃されていました。
IPアドレスから、中国からの攻撃だと分かります。
それで、そのIPアドレスからのアクセスを拒否するように設定。
しばらくそれでおとなしくなったかと思うと、
また違うIPアドレスで攻撃してきます、イタチゴッコです。

うちの会社では、現在は中国と直接取引きがないので
中国からの接続をすべてカットする設定にすればよいのですが、
現在使っている監視ソフトでは、そこまで細かい設定ができません。
全く困ったものです。

もちろんうちの会社は、セキュリティ製品をつくっているので
自分たちの望む製品を自前でつくればよいのはわかっているのですが
それをつくるには、経費(時間+お金)がかかるので
体力のない今、そちらに割く余裕は全くありません。

それにしても、どうして2月から激増したのでしょうね・・・
例えば、春節の前後から急に増えたとか、日本の祝祭日や
世界的なイベント日(クリスマスなど)から増えるというのなら
まだ理解できるのですが、2月頭というのは中途半端・・・

それにサイバー攻撃の手法としては、古典的な手口。
もしテクニシャンなサイバー攻撃者なら、相手に知られないように
サイバー攻撃を仕掛けてくるはずです。
気がついた時には、もう証拠がどこにも残っていない!な~んてね。
それから推測すると、まだ駆け出しのマニアや愉快犯の可能性が高い。
となると、本格的な攻撃ではありませんから、
近いうちに飽きてやめるでしょう、こちらもその都度対策はしていますからね。

中国のグーグルが、あまりにもサイバー攻撃が多いので
ちょっと前に撤退を検討しているとの報道がありましたが、
中国のサイバー攻撃は、多分、世界の半分以上を占めるのではありませんかね
それを野放しにして、党や体制に批判的なものは徹底的に捕まえるという
中国政府のやり方には、本当に頭にきます。


今日目に付いた記事:
 ・09年の実質成長率5.0%減 戦後最悪の落ち込み
  この記事のタイトルを見ただけでも、景気が悪くなりますわ

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 世界が平和でありますように

動物愛護という名のテロ

2010年02月14日 20時25分30秒 | Weblog
昨日も社会の中庸について書きましたが、全くの私見ですがと前置きして
今日のYahooニュースで、実にバカげた内容のニュースにあきれ果てています。

伝統行事に「動物虐待」の声=文化財指定の当否判断へ-
 多度大社「上げ馬神事」
』という記事です。
何でも複数の動物愛護団体が「動物虐待に当たる」と主張し、
指定取り消しを要望しているとの事らしい。
以前、大阪府の元知事である太田さんが、女性であることを理由に
土俵の上で優勝力士に賜杯を渡せないのは、男女平等の精神からおかしいと
主張された事があったのに似ていますな。

伝統行事というもの、何十年も何百年もその形で来たものですから
イベント化するならまだしも、伝統行事として継承していくなら
動物愛護や男女平等もあったものじゃない。
そのような歪曲した屁理屈を主張するマヌケな考えをしたヤカラが、
シーシェパードのようなテロ集団を生むんですよ。

大体、祭りなどの伝統行事では、まだまだ生贄が必要な場合も多いし、
喧嘩祭りなどでは、けが人や流血する人が出るのは当たり前。
元々、神様というのは残酷なものですよ、というのが私の主張。
西洋でも、アブラハムは神様から息子のイサクを生贄に捧げるように命じて
アブラハムの信仰心を試したというのは、有名な話ですよね。

この神事にケチをつけている動物愛護団体は、動物愛護団体という
聞こえの良い事を盾にして、きれい事を言うなちゅうんじゃ!
私は、動物保護や動物愛護の立場ですが、このようなきれい事だけを
言うヤカラを見ると、虫唾が走りますな。

それに、もしそこまで屁理屈を言うなら、どうして競馬をやめさせない!
競走馬という特殊な馬に育てあげ、早朝から無理やり走らせて練習し
レースでは、終盤、鞭で叩いてもっと早く走るようにしている訳でしょう。

もっと言えば、動物愛護団体の人は、全員菜食主義で肉を絶対口にせず
革製品も毛皮も持ってないんでしょうな?!
また、本来自由な犬たちを、ペットという名のもとに、自宅に監禁したり
ましてやロープでつないで自由を奪ってないのでしょうね?!

もちろん、本当に虐待されている動物たちが居ることは事実です、
それらを保護したり、そのような可哀想な動物を生まない活動を行ったり
広報する事は素晴らしい事です。
しかし、それが行き過ぎて、上記の記事のような事にまでなると
それはもはや人間という動物への虐待ですよ、全く馬鹿げていますな。


今日目に付いた記事:
 ・エコの優等生・風力発電に逆風 低周波は本当に有害か?
  これは風力発電にかかわらず、低周波の影響はしっかり調べないと。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 やっぱり中庸が肝心

社会の中庸

2010年02月13日 18時42分12秒 | Weblog
今日から、バンクーバーで冬季オリンピックが始まりますね、
私は、ウィンタースポーツには全然興味がありませんので
多分、どの競技の放送も見ないと思いますが、
まぁメダルの数だけは、やはり気になりますな。

あえて注目する選手をあげるなら、韓国の金姸兒(キムヨナ)選手でしょうか。
もちろん、ライバルの日本の真央ちゃんには頑張って欲しいですけど、
金姸兒選手の表現力の素晴らしさは、真央ちゃんより勝っているでしょう。
でも東洋人二人の実力が抜きん出ているというのも面白いですね。

あと、服装で問題になっているスノボの国母選手、
ワイドショーでのアンケートによると、若い人達が批判的で
年配の方は意外と許容する意見が多いとの事ですが
私自身は、少々気にはなりますけど、あのくらいは目くじらを立てて
問題視する必要もないと思いますけどね。

アンケート結果でもあらわれているように、
私達世代以上の人の方が寛容というか、許容範囲が広いですね。
若い人たちはデジタル世代ですから、様々な場面で
意外と良い悪いの2つで見てしまうのではないでしょうか。
いや、若い人というより、社会全体が中庸を許容せず、
二極判断になってきているような気がします。
それが良いことか悪いことか・・・
でもそれが極端化すると、住み難い世の中になると思いますけどね。

その兆しというのが、喫煙者の問題でしょう。
確かに副流煙の健康被害はあるのは確かですが、
現在の禁煙への取り組みは、少々、行き過ぎているような気がしますよ。
まるで犯罪者扱いのような面が出てきている。

健康被害だけに言及すると、タバコの副流煙より悪いモノが
他にもっとたくさんあるじゃないですか、
それを全然問題視せず、副流煙だけを取り上げて徹底的にたたく...
私は現在、タバコを吸いませんが、納得できなところがありますな。

以前、環境ホルモンが超微量でも健康被害があるといわれ続けていましたが
現在はそれが間違っていたと、もう誰も話題にしません。
ダイオキシンの問題だってそうです、一時期、落ち葉を燃やしているだけで
ダイオキシンを振りまいている犯罪者のような目で見られましたが
現在は、人体に影響が出るほどのダイオキシンを発生・蓄積しようとすると
膨大な量のものを燃やさないといけないといわれています。
こげたモノを食べたら胃ガンになるという伝説などもありましたね。
それよりかは、タバコの毒性はあると思いますけど、副流煙の毒性は
ダイオキシンなどと同じような末路になるような気もします。

先日も、「あそび」という事についてこのブログでも書きましたけど
いずれにしても、中庸の許容範囲が大きい社会ほど
住みやすい社会だと思いますよ。
まぁそれに胡坐をかくヤカラもたくさん出てくるでしょうけどね


今日目に付いた記事:
 ・京大病院 爆発物か トイレ内 不審かばんとメモ
  ホント、バカなやつが居ますねー

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 真央ちゃんも頑張れ!

一瞬、昭和

2010年02月12日 14時25分49秒 | Weblog
私が生まれた昭和35年は、戦後から高度成長時代への移行期。
ものごころついた時から比べると、平成ももう22年になった今の時代
生活環境や言葉なども随分変わりました。

しかし時々、昭和へタイムスリップさせられるような事が起こります、
今日、昼間スーパーへ昼食を買いに行った時の事。
買い物を終えてレジを通った時、少し向こうのレジで
アルバイトらしき若いレジ係と、初老のご婦人が何やら言い合いに。

しばらくして、店の責任者らしき人がやってきて
レジ係を諌めると同時に、その初老のご婦人に平謝り、
レジ係の若いアルバイトは、納得できないのか憮然とした態度、
その初老のご婦人も納得できないのような様子だが、
まぁ責任者が謝ったので、とりあえず出口へ。

そのご婦人たちが何やら話しながら、私の横を通り過ぎた時
その激怒していたご婦人の一言で、昭和へのタイムスリップしました。

「ホンマに最近の娘はどんな教育されてるんやろね、
 んまに、こまっしゃくれた娘や!親の顔が見てみたいわ」

『こまっしゃくれた』
この言葉、もう何十年(十何年じゃないですよ)も聞いた事がありません
以前、この言葉を聞いたのは、多分、私が高校生か中学生の頃・・・
もう完全に死語になっていると思っていたのにね、
多分、今の若い人は、どういう意味か全然分からないでしょう

関西圏以外で、この言葉を使う地域があるのかどうか分かりませんが
『こまっしゃくれた』は、今の言葉言えば...
超生意気の最上級で、かつ常識外れの礼儀知らず!というところでしょうか。

推測するに、そのようにのたまったご婦人は、
若い頃に何度も『こまっしゃくれた』と言われたのでしょう

そのご婦人たちが、私の横を通りすぎた時、
私の脳のずっと奥の方で、春日八郎の歌声が響き
古いラジオから愛染かつらの音楽が流れたような気がします。
そして一瞬ですが、子供の頃の事が走馬灯のように
目の前を通り過ぎていきましたね。

ふと気づくと、ニヤニヤしている自分が居て、買い物帰りの若い女性が
「何だこの人!」というような顔で私を見ていました。
私の頭の中が、昭和にタイムスリップしたとは想像もしていないでしょう
そして思わずつぶやいてしまいました「なんぼ『こまっしゃくれた』女や!」


今日目に付いた記事:
 ・「1週間のごぶさたでした」玉置宏さん死去
  また、今日のブログの話題と連動したようなタイムリーなニュース
  この人も昭和を代表するアナウンサーの一人でしたね

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 みんな心の中に、源氏物語以上の世界で唯一の大作を持っているものですね

次の段階へ

2010年02月11日 11時11分58秒 | Weblog
今日は建国記念の日ですね。

神武天皇が奈良・橿原で即位された時には、まだ中央集権になっておらず
日本列島には、たくさんの村があり、それぞれに長が居た時代。
それから奈良時代・平安時代と古代中央集権化が進み、
明治時代以降、近代中央主権へと至りて現代まできているのですが
そろそろ、もうここらで中央集権を捨てて、地域主導にしませんか?!

民主党は、マニュフェストに地域主権を謳っていますから
次の日本国の姿として、道州制の導入などを早急に進めて欲しいですな。
もっと地方で自分たちの在り様を決められるようにしなければ
現在の規制というしばりの中では、地方はもはや生きていけません。
けど、日本でも、小平さんのような国の在り様を変えられる
革命的な政治家が出てこなければ、民主党では改革できないかもしれません。

私は段階的・実験的に道州制を導入していけば良いと思いますけどね、
例えば、北海道を地域主権化して、次は九州・沖縄、その次は四国と
段階的に行っていけばいいじゃないですか。
段階的に行っていけば、たとえ制度的に問題が発生しても
限定的で解決しやすいし、最初には見えなかった事が次第に見えてくるので
その都度、修正して道州制化を進めることができるでしょう。

今あるダム問題にしても、空港問題にしても、また高速道路の問題にしても
中央が差し出したニンジンも無く、すべて地方が完全に責任を
とる形にしておれば、このような問題は殆ど起こらなかったと思いますよ、
もし問題が起こったところで、地域に限定した問題にしか過ぎませんから
国を揺るがすような大問題にはならない。

国が差し出す最も典型的なニンジンが「地方交付税交付金」だ。
地方主権型社会では逆で、地方から中央に交付金を支給するようにすべきです、
国には、国防や外交を担ってもらわなければなりませんからね。
そうそう、教育や福祉などの調整役も行ってもらわなければなりませんし。
教育や福祉などは、地域間で独自色があっても良いのですが
著しく地域間格差が大きく生じてしまうと、法の下の平等に反しますからね。
それら以外の事柄は、地域間で競えばいいのですよ。

以前、テレビ番組の中で、原口総務大臣が「地域主権」を言い出したら
『「主権」という言葉は、国で使う言葉であり、地域に主権などない』と
言葉尻だけを捉えることしかできない頭の固いコメンテーターが居ましたが
そのように、木を森を見ない人間がたくさん居ると、
この国の在り様を変えるというのは、難しいかもしれません。
そうなると、この国に未来はありませんな。


今日目に付いた記事:
 ・地下鉄乗客を1日5万人増に 京都市、経営健全化計画発表
  京都市民として、この数字の根拠が知りたいわ!

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 木も森も見なければ

島、欲しい

2010年02月10日 13時43分18秒 | Weblog
今日、米自動車専門紙でカローラのパワステに問題があると
苦情が多数寄せられたという記事が載っていました。
ここまでくると、どうも意図的な日本車叩きのような気もしますな。
自動車業界の意図だけなのか、それとも政治的な絡みもあるやなしや
オバマ政権の経済政策はうまくいっていないし、国民の目を外に向けさせる
意図も見え隠れしますけどね・・・。


さて、昨日、広島県の瀬戸内海に浮かぶ国有の無人島の一般競争入札が行われ
ある法人が1億1千万円で落札したそうです。
その島の状況を見る限り、専門家の間では、500万円~1000万円
くらだという島を1億1千万円で落札して法人の落札理由がすごい!

その法人、既に今回入札にかけられた島の隣の島を所有していて
「(他の人に)落札された場合に島で何が行われるか予想できず、
当社の操業に支障が出かねないと判断した」と言っています。
もちろん、その島を開発する予定もなく、手付かずで置いておくのだとか。
凄いですね~、それ程広くもないし立地条件も良くないし、
おまけに国立公園内なので規制も多く、有効利用する目的もないのに
ポンと1億円のお金を出せるのですからね。

私も一生に一度は、自分の島を持ってみたいものです。
もし小さい無人島でも手に入れる事ができたら、
いろいろ面白いビジネスが考えられるのですけどねー。
リゾートじゃありませんよ、狭い無人島ではリゾートに向いていません。
歌手のさだまさしさんは、長崎に島を持っておられるらしく、
管理人もいるとの事ですから、かなり大きな島なんでしょう。

島を買う場合、島自体の価格も、普通の土地より高価ですけど
さらにお金がかかるのが、電気などインフラを引くのにかかるらしいです。
インフラを引くまでいかなくても、自前で簡単な施設をつくっても
かなりなお金がかかるでしょう。
電気・ガスは比較的簡単でも、水道は雨水を貯める場所や
貯めた雨水を飲料水にする装置が必要になります。

そして根本的な問題、起伏があまりなく、平坦な島だと
ちょっと海が荒れただけでも、水没してしまうのではないでしょうかね

それらを総合的に考えると、小さな島でも所有すると
初期投資はもちろん、毎年のメンテナンスや安全確保のために
莫大なお金がかかるようですな。
ははは、やっぱり私が島を持つなど、夢のまた夢ね


今日目に付いた記事:
 ・石川議員、民主離党へ…近く小沢氏と会談し判断
  一応起訴されたのだから、当然だと思いますよ

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 男のロマンにはお金がかかる

リコール改修後のABSの性能は?

2010年02月09日 12時02分01秒 | Weblog
トヨタがプリウスなどのブレーキ問題でリコールを決定しましたね。
それが良かったの悪かったのか、私には分かりませんけど
今回のこの問題に限定して、トヨタが主張するように、
本当は不具合ではなく現実と感覚のズレだという事を前提にすると
技術の側面から見て、大変大きな問題だと思われます。
何故なら、システムには全く問題なくても、たとえ少数のユーザーでも
システムに違和感を感じた場合、システムを改修しなければならない
という結果につながったからです。

もし万が一、大多数の人が違和感を感じるなら
それは当然問題として解消しなければなりませんけど
今回のリコールの元になったのは少数であり、
(トヨタ側の話を信じれば)あくまで感覚の問題です。
それに、大体、ABSというのは、急ブレーキを踏んでも
タイヤがロックしないようするものですから、
「ブレーキを踏む=すぐブレーキがかかる」ではなく、
ブレーキペダルを踏んでから、ブレーキが利き始めるまでに
タイムラグが発生するものじゃないですか。

私が言いたいのは、即ちもしリコール前の設定でABSのシステムの性能が
100%発揮できるのにもかかわらず、リコール後の設定では
90%しか性能が発揮できない可能性もある。
少数の人の感覚としての違和感が解消できても、ABSシステムとしては
後退するわけで、それだけ危険度も増えるのでは?!
まぁ危険度が減ろうが増えようが、私が心配する事ではありませんけどね

でも私は技術至上主義ではありませんから、お間違えなく

それに、「感覚の問題思っていたら、本当にバグがあった!」
という事もありますから、実際はどっちがどっちとも言えませんけど。

話は少し違いますが、オートバイレースの世界での事。
ある有名なベテランライダーが、新型のレース用オートバイの
試験走行をしている時に、自分のライディングとメカとしての
オートバイの間に、違和感を感じていましたが、
実際はかなり素晴らしいタイムをたたき出していました。
でも本人(ライダー)は、あまりタイムが出てないように感じる・・・

その原因は、従来のオートバイではライダー自身がコーナリングの際
オートバイをライダーのテクニックで旋回させなければならなかったのに
新型オートバイでは、今までのようなテクニックを駆使しなくても
オートバイ自身が勝手に旋回してくれる。

即ちオートバイの性能が上がったから、感じた違和感だったという話。
結局、何度も何度も練習走行する事で違和感を克服し、
そのライダーは新型のオートバイを乗りこなして、
レースで良い成績をおさめましたが。

今回のトヨタの問題も、同じような事に起因しているような気がしますね。

自動車とソフトウェア、同じモノづくりというくくりでも
作っている対象物はかなり違いますが、
今回のトヨタの問題は、私たちにも勉強になりますな。


今日目に付いた記事:
 ・作家・立松和平さん死去、後日「しのぶ会」
  まだお若いのに・・・ん?でも年齢は「後厄」ですね。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 人間がコンピュータシステムについていけない日が来た、
 次はコンピュータに自我が芽生えるか!?
 

企業風土が違いますな

2010年02月08日 11時38分02秒 | Weblog
今朝、一時的に日経平均株価が10000円を割り込みました、
先週末、NYダウが下落しましたので、その影響を受けています。
日本経済の先行きが不透明であると同時に、オバマ政権の経済政策が
うまくいっていないことが、下落の大きな原因になっていますね。
トヨタの相次ぐリコール問題も、深く影響しているでしょう。
アメリカにしても日本にしても、景気をジャンプアップさせる
起爆剤が見当たりませんな・・・

昨日、ある番組で、東大阪の有名な社長が語っていたのですが
現在は「不況」でなく「普況」なのだそうです。
確かにバブル景気を経験していますから、バブル崩壊やリーマンショックで
不況と感じるのですけど、本当は現状が普通な状態かもしれません。
ただ、デフレは普通じゃないので、デフレからは脱出したいですけどね。

さて、キリンとサントリーの経営統合話が打ち切りになったと
各ニュースサイトで報道されています。
その報道では、統合比率など経営的側面で合意が難しかったようですが
この統合の話が去年最初に出てきた時に、絶対、無理だと思っていましたよ。

だって、片や上場企業で、片や非上場企業、
また企業風土が全く違うじゃないですか、片や伝統的、片や革新的、
そして追うものと追われるものですからね
どちらも世界を見据えての交渉だったのでしょうけど、
この2社の統合は、例えばJALとANAの統合以上に難しいでしょう。

しかし、キリンとサントリーが、高いハードルを知りつつ交渉に入った
ということは、これ以外の組み合わせでも「あり」という事ですよ。
それに経営統合は、2社間だけとは限りませんしね。
これを皮切りに、アルコール・飲料メーカーの大規模な再編が
起こる可能性もあるでしょう。
私は、化学系企業と飲料系企業のM&Aもありそうな予感がするのですがね。
企業名はさすがに出せませんけど

あと、中国系企業の日本企業買収も加速すると思いますよ。
さすがに中国企業と日本の大企業という組み合わせはないでしょうけど
中国企業と新進の中堅日本などの組み合わせは、十分考えられます。
中国が世界に投資している勢いはバカになりませんし、
腐っても日本ですので、日本ブランドは欲しいはずですからね。

そうそう、キリンも日本国内でM&Aして世界を狙うんじゃなくて
中国の飲料メーカーとM&Aするだけでいいんですよ。
中国のアルコール消費量は、人口が多いだけに日本の比じゃない


今日目に付いた記事:
 ・東証大引け、3日続落 2カ月ぶり1万円割れ キリンHDは急落
  結局、終値で10000円切っちゃいましたね・・・
  ユーロ圏のギリシャがヤバそうですから、何か不穏な感じが・・・

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 普況ね・・・言いえ得て妙ですな