闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
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陸に上がった巨大漁船

2013年09月09日 22時19分33秒 | Weblog
まぁ事情も原因も異なるから、一概に違うとは言い切れませんが、
東日本大震災:気仙沼の大型漁船、解体作業始まる
皆さんもご存じとは思いますが、大地震の津波で、内陸まで押し流され
取り残された大型漁船の解体が始まったという記事だ。
一時期は残すか取り壊すか論争があったが、結局解体される事になったらしい。

それとは少し異なるが、昔、日本軍が真珠湾攻撃の時に沈めた
戦艦アリゾナが、約1200名の遺体とともに沈んだまま記念館になっています。
当時、積んでいた燃料が、今でも少しずつ漏れて海に流れ出ていますが
それすら止めないで、当時のまま手つかずで保管されています。

これは日米の考え方の違いを顕著に表している例だと思いますね。
漁船の解体について賛成派の多くの意見は、漁船を見ると大震災を思い出して
重い気持ちになるから見たくないのだそうだ。臭いものには蓋か?
戦艦アリゾナの場合はそれとは逆で、過去を忘れないために、
当時のまま、保管されているのだそうだ。

勿論震災に遭われた方々の気持ちは分かりますが、臭いものに蓋をしてしまったら
事実を忘れ去ってしまって、また同じ過ちを繰り返してしまうではありませんか。
まぁ漁船を残してメモリアルにするか否かは別にして、そういう大震災が
あったという事実を、後世にも伝える義務を負ってしまった私達ができる事は
悲惨な出来事を本や言い伝えや写真や動画では十分ではないと思いますね。

後世の人が、肉眼で見て悲惨な体験を共有できるものを残すべきです。
それをやらないと、単なる歴史の1ページであり、
100年後には、多分忘れてされていると思いますよ。

そういう意味では、私はアメリカのやり方の方が正しいと思います。
ただ、そういうアメリカが、アメリカ原住民のモニュメントを
ことごとく抹殺してしまった事には、矛盾と怒りを感じますがね。

私たちは今、世界と競争して勝ち抜かねばなりませんし、
また世界の人たちと広くかかわっていかなくてはなりません。
上で紹介したような「臭いものには蓋をする」というような
世界では通用しない日本固有の悪癖はなどは、絶対改めなければなりません。
もう昭和じゃないだし、世界の中の日本だ。

グローバルスタンダードが正しいか否かを議論する事は無意味だ。
世界がそれで動いている以上、それを受け入れ、その中で勝ち抜かないと。

そのグローバルスタンダードに照らし合わせてみると、
アウシュビッツ収容所がいまだ保管されているように、
上で書いたように戦艦アリゾナがそのまま保管されているように、
太平洋の南方諸島の多くで、太平洋戦争当時のものが保管されている
日本にだって原爆ドームという後世に伝えるべきものが保管されているでしょう。
ですから陸に上がった漁船も残すべきでしたね、とっても残念です。

そういう意味では、日本が本当の意味でグローバル社会の中で勝負できるのは
まだほんの一部の日本人だけなのかもしれません。
私?私は世界の中で勝負したい、だから私としてはグローバルな考えや
視点を持つようにしています。 幸いな事に、今の職場はグローバルな考えを
持たないとやっていけないので、毎日良いトレーニングになっています。


今日目に付いた記事:
 ・「有事への備え」迫られるとき…「集団的自衛権行使」の是非を問う
  同盟国が攻撃されても、見て見ぬふりをするほど日本人は薄情で卑怯者か?

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 じゃぁ一体何を後世に伝えるのだ?