闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

素人技術者

2013年09月06日 21時45分28秒 | Weblog
現在、私は海外メーカーからの資料の和訳や不具合解析報告書の和訳をやっています。
国内大手電機会社からの海外メーカーへの質問などの英訳もやっています。

国内大手電機会社からの質問等を読むと、その企業の技術力や知識のレベルが分かります
中には、日本ではトップクラスと言われている企業でも、案外技術レベルが低いとか
逆に中小企業にもかかわらず、技術レベルの高い企業もあります。

ある企業、まぁM社とでもしておきましようか。
先日、電子素子に不具合が発生したので、海外メーカーにその内容を説明し
不具合サンプルを送って解析してもらい、その解析結果を和訳して提出しました。

結局、電子素子を使っている装置に問題があるとの解析結果だったのです。
しかし、またその企業から質問が来たのですが、どー考えてもその装置を改良する為の
質問とは程遠い、全く質問の意図が分からないものでした。

「不具合発生のメカニズムを説明して欲しい」とか「不具合の結果壊れた部分の深さは」
といった類のもので、不具合発生のメカニズムなどは、技術者として知っておくべき
基本中の基本、言っちゃなんですけど、文系出身の私でも知っていますよ。

それを堂々と質問してくる神経もどうかしていると思いますが、
その質問をしてくるのが、日本でもトップクラスの企業の技術者ですから
日本の技術力も、もう終わっています。

ましてや不具合の結果壊れた部分の深さなどは、その装置を改良する上で
全く関係ない質問であり、それを知ったところで何の意味もありません。

自動車のタイヤが釘か何かを踏んでパンクしたので、タイヤを交換していたら
「釘が何ミリ刺さっていましたか?」と言っているのと同じですよ。
そんな事を詮索したところで意味がなく、タイヤを交換して早く元通り走る事が
目的なのにもかかわらず、明後日の質問をされても困ります。

他の企業ですが、もっと低レベルな質問をしてきた技術者がいましたね。
一応私も電子素子に関係する文章を和訳英訳する立場ですから
最低限の電子工学を勉強はしているものの、所詮、素人に毛の生えたレベル。
その質問は、そんな私が「そんな事も知らないの?」と思う低レベルさ、
相手は電子工学の大学を出た一流企業の技術者ですよ。

私の得意分野のソフトウェアの世界でも、到底プロフェッショナルと呼べない
素人技術が増えてきて、将来の日本のソフトウェアは死に絶えると思いますが、
同じ事が、ハードウェアの世界でも起こっているという事です。

こういう低レベルな、本当なら技術者と呼べない人たちが増えてきており
日本のモノづくり自体、もう最低なレベルになっているようですので
技術立国日本として、世界と勝負する事はもはや不可能ですな。

あー情けなや!!
スマフォ触っている時間があるのなら、勉強しろ!と言いたいです。


今日目に付いた記事:
 ・中国LCC「春秋航空」が国内線に2014年5月参入! “成田―広島・高松・佐賀”の狙い
  こんなもの危なくて乗れませんわ、死にたい方はどうぞ。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 今の技術者は、勉強が足りませんな。