闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

笑うに笑えない話

2010年03月10日 12時38分37秒 | Weblog
今朝のヨミウリオンラインに「スカイマーク、機長風邪で運休…代わりおらず」
という記事が載っていました。
新聞沙汰になったこの出来事、文字通り機長が風邪で発熱したのだが
交代するパイロットが居なかったから、欠航になったという笑うに笑えない話

交代要員が居ないから欠航になったというのも凄いが
欠航になって影響を受けた人が50人だった事も凄い!
スカイマークが保有する飛行機は、小型旅客機の最新鋭機である
ボーイング737-800ですから、約200人ほど搭乗できるはずです。
にもかかわらず50人ほどしか影響を受けていないという事は
搭乗率25%程度、こりゃぁー完全に赤字ですな。
逆を返せば、その機長は病気になって、
赤字が増えるのを救ったんじゃないですか

先ほど、昼ごはんを食べながらテレビでワイドショーを見ていたら
茨城空港の問題を取り上げていましたが、地方空港の8割以上が
赤字経営という現実、行政の見積もりの甘さと
それに踊らされている地元自治体の甘さが露呈していますね。
民間企業で、見積もりが甘く案件の8割以上で赤字を出したら
倒産するかそれまでいかずとも、見積もり能力を疑われます。

その茨城空港、ワイドショーに出演していた専門家にキャスターが
「赤字をなくす方法はあるんですかね?」と尋ねたところ
赤字解消などできないとバッサリ、赤字はなくせ無いので
空港を起爆剤として、地元の他の産業を活性化する事くらいしかないとの事
おなじ赤字を出すなら、着陸料をタダにして、
就航便数を増やすなどという面白いアイデアも披露していました。

現在、日本には95の空港があるらしいですが、
これが多いのか少ないのか、私にはわかりません。
その8割が赤字経営ですから、例えばそれらが民間企業の一部門とすると
不採算部門として、閉鎖される事になるでしょう、
しかし、空港の場合、公共施設ですから「赤字空港=不要な空港」
とはいかないところが難しいですね。
特に離島の空港は、たとえ赤字経営でも簡単に閉鎖できません。

私の住んでいる関西でも、大阪府の橋下知事が伊丹空港を閉鎖して
関空と神戸空港だけにする案を掲げておられます。
確かに住宅密集地にあるので危険だし、周辺での騒音はすごいですので
そこだけを見て是非をいうなら、閉鎖した方がいいとは思いますが・・・
今まで、伊丹空港まで2・30分で行けた人が、伊丹空港がなくなって
関西空港に2時間もかけて行かなければならないとしたら
そりゃぁ伊丹空港の閉鎖を反対しますわな。

こういう公共施設は、一度造ってしまうと、余程の決断がないかぎり
赤字経営だからといって、簡単に閉鎖する事は難しいでしょう。
さて茨城空港、もう開港してしまいましたから、どうなることや・・・


今日目に付いた記事:
 ・中国輸出入、ともに4割超の伸び 2月、回復傾向鮮明に
 これを正常な成長と見るか、バブルへ突進していると見るか・・・

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 朱鷺が日本の空から消えたが、次に消えるのは飛行機か!?