闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

弥生より縄文

2010年03月03日 17時51分57秒 | Weblog
今日は朝から多忙で、今の時間の更新となりました。

昨夜、NHKで放送された番組「爆笑問題のニッポンの教養」は
とても興味深いなようでした。
「2010年 縄文の旅~考古学・小林達雄」というタイトルで
まぁご想像通り、考古学者の小林達雄さんが縄文時代の事について
爆笑問題の二人とトークするないようです。

最近、私が凝っている音楽グループ・姫神の歌の中に
「神々の詩」という曲があり、ニッセイワールドドキュメントという
長寿番組でも一時使われていましたから、皆さんも一度くらいは
耳にされた事があるかもしれません。
この「神々の詩」は、縄文時代の言葉で歌われています。

アパ、ナガ、マーポォ~、アニノノトアヤトォ~ッ♪
不思議と懐かしい響きです。

小林達雄さんが番組の終わり近くで、縄文土器が好きな人は沢山いますが
弥生土器が好きな人は少ないと仰ってました
縄文を研究されている学者さんなので、縄文を大いに贔屓されている点は
まぁ大目に見るとしても、私なんかは確かに縄文土器なんかは
とっても興味がありますね、何しろ個性を主張しています。

その番組の中でも、縄文土器は荒々しい形状でしかも、
頭でっかちで座りが悪く、装飾が邪魔で使いづらい・・・
そんな状態ですから、単なる装飾品か信仰のツールとして
使われていたのかと思うとそうではなく、
日常的に使われていた事は、間違いないそうである。
そこには縄文人の魂みたいなものを感じますな。

それに比べれば、弥生土器は機能的にはなるけれど個性がない。
小林達雄さんに言わせりゃ「造詣の中に世界観を込める詩人が
詩をつくるのと同じように、縄文人は土器の中に詩心を表現している」
これを聞いて、はっとしましたね。

その話はさらに続き「最近ではそのような事がなく、その究極の形が
タッパウェアだ」と仰っていました。
確かに、私たちは効率や機能性を追求する風潮の中で生活しています、
それで随分物事が便利になったと感じます。
しかし、本当の「豊かさ」や「楽しさ」というのは、
縄文土器なんかの中にあるような気がしますね・・・

また、面白かった話が、ムラとハラの話。
ムラというのは、人が住み生活する空間、村は村や邑、邨に通じる。
一方、ハラというのは自然の秩序が維持されていた空間で、原に通じます。
しかし、弥生人の侵略が始まると、ハラという自然を残すのではなく
征服する対象となって、ハラはノラに変わっていったという話も
大変興味深い話でしたね。
ノラはもちろん野良仕事の野良であり、仕事をする場所ですね。

秒刻みで、いつも追われるストレスの多い生活の中で暮らしていると
やはり縄文人とまで行かなくても、両親の子供時代や明治時代などの
スローライフがとても懐かしく感じる時がありますね。

私が一昨年、沖縄の離島にいったのも、その感覚を少しでも感じたいと
思ったからで、今から考えても何とも贅沢な時間を過ごせたと思います。
特に、私のような融通が利かない機械相手の仕事で、
高品質・短納期などを求められる環境に置かれていると
まるで自分が機械の一部のような気がして、自己嫌悪に陥りますな。


今日目に付いた記事:
 ・参院予算委、仙谷・原口・前原の3閣僚が遅刻
  連絡が悪かったんでしょうけど、連携の悪さをひしひしと感じますな

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 多分、現代人は、心も体も疲れている