闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

「いのちいただきます」

2010年03月15日 14時04分03秒 | Weblog
先日、テレビ朝日の「テレメンタリー2010」という番組で
「いのちいただきます」という何とも物騒なタイトルの放送が流れた。
しかし内容は全く物騒なものではなく、
なかなか深い教育の取り組みを取材した内容だ。

とりあげられたのは、長崎県立島原農業高校だ。
と、ここまで書いたらご想像できると思いますが、
鶏の卵を温め、ヒナをかえし、てしおをかけて成鳥にまで育てた後
自分たちでシメて解体し、料理する
それを生活福祉科の女子生徒たちがその体験を通して、
命や食を考えるというもの。

良い番組でしたね~、いやぁ久々に良い番組を見ましたよ。

女子生徒は、ひよこに名前をつけて可愛がり、
中には自宅につれて帰ったり、足の悪いひよこに人一倍手間をかけたり・・・
もちろんシメる前から、みんな号泣ですよ。先生も複雑な気持ち。
それを取材していたスタッフも、泣きながらのお手伝い。
首にナイフを当てる、血が飛び出す・・・
でも、最後の生徒まで、しっかりやり遂げました。

それが食べるという事なんですよね、私たちはもう忘れてしまっていますが。
そういう命と食の境目を目の当たりにする事が全くない現代、
本当に私たちは、食物のありがたさを忘れてしまっています。
私の子供頃には、近所のおばさんが溝のところでシメて
その血や羽が溝に流れているのを、しばしば見ましたけどね。

命と食の尊さを勉強させるために、豚を育てている小学校がありました。
結局、その小学校では、豚を解体する設備が準備できず
解体は解体業者に任せたのですが、ずっとみんなで可愛がってきた豚が
今は肉になっている事を子供たちはなかなか受け入れることが
できなかったようですけどね。

私は、こういう教育はもっとするべきだと思いますね。
あるコメンテーターなどは「逆にそういう教育で残酷さが芽生え
それが高じて性的興奮を覚えて犯罪に走るものが出てくる」
と主張していましたが、それは間違いでしょう。
確かに、そういう一面もあるかもしれませんが
しかし多くの場合は、教育的効果の方が大きいとおもいます。

まぁ命と食の教育をやるのは良いのですけど、
ひよこにしても豚にしても、名前をつけちゃぁいけませんね。
名前をつけた時点で、家畜からペットになってしまいますから。
家畜はシメる事ができても、ペットになると絶対無理。

私なんかは、子供頃から動物が大好きですから「獣医になったら?」
と言われた事がありますけど、絶対だめですな。
何故なら、私のまわりの動物には名前がつきますからね。
ペットが死んだ時ですら、何ヶ月も落ち込みますので
まず解剖実習は絶対無理です。


今日目に付いた記事:
 ・「アジアの所得、10年で倍増を」 経産相
  おぃおぃ、アジアを語る前に自国の経済不況を何とかしろと言いたい!

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 私たちはもっと現実を知るべきだ