闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

石原都知事、頑張ってください!

2008年03月12日 11時27分07秒 | Weblog
ココのところ、ずっとネットワークに関する実験を行っているので
コンピュータにインターネット回線を乗っ取られている形です。
なので、なかなかインターネットにアクセスできず、
ブログも実験の合間をぬって書いています。

今、都議会では「新銀行東京」の追加融資問題でゆれていますね。
石原都知事も連日厳しい答弁を強いられて、辛い立場のようです。

連日報道されているように、旧経営陣や融資のルールに問題があった事は否めません
ずさんな融資、ずさんな経営と非難を浴びてもしかたないような状況です。
元々「新銀行東京」の設立や設立の思想そのものに、疑問を投げかける人や
厳しく批判する評論家や大学の教授などを見受けますが、
私個人、一起業家としては、石原都知事が打ち出した新銀行東京設立の思想は
間違っているとは全然思えません。

なぜなら、現在の日本で起業家や中小企業が融資を受けようとする場合、
直接金融は一般的でないし、アメリカのようなエンジェルが少ないので
間接金融に頼らざるを得ないのが現状です。

ところが銀行や信用金庫、公的融資機関などは、
事業計画を正当に判断するスキルは皆無だし、自己保身が目的ですから
必ず担保を求めてきます。回収不能!なんて事態は絶対できないですから。
もちろん銀行以外に、ベンチャーキャピタルという手も無い事はありませんが、
こちらは余程成長が見込めないとダメなので、ハードルはかなり高いです。

こういう現状では、起業したい人は起業をあきらめるか、
ブラックマネー(ヤクザマネー)に走るか、中小企業においては
設備投資などをあきらめるしかありません。
従って、新銀行東京のような存在は、起業家、特に資金の乏しい学生起業家や
中小零細企業にとっては、大変有難い存在です。

しかし悲しいかな、新銀行東京の経営陣やスタッフに事業計画を正当に評価できる
スキルが無かった上、融資実績を上げるために無理な融資を行った結果
現状のような厳しい経営状態に追い込まれてしまいました。
これは明らかに経営陣の責任です。

大体、このような融資機関は東京都だけで行う事ではなく、国が行う事でしょう。
しかし、国がやらないなら東京都でやるという石原都知事の意気込みを
私は大変高く評価していますし、その意気込みをかいたい。

とはいうものの、新銀行東京が限りなく破綻に近づいている今、
意気込みだけではどうしようもありませんから、都民の怒りをかいつつも
追加融資して経営を立て直すか、外資を入れてベンチャーキャピタル化するか
他の金融機関の力を借りるか、はたまた破綻させるかのいずれかでしょう。

エンジェルや個人投資家との直接金融が盛んなアメリカ、
国が積極的に支援してくれる韓国・中国・東南アジア。
道路に金を出しても、人や企業に金をださない日本。
どう考えても、日本が世界の中で、これ以上経済的に強くなる要素はありませんね。


今朝目に付いた記事:
 ・JR東海子会社、駅弁偽装1500万食・3年前から常態化
  もうこの手のニュースはうんざりだ

今日の気持ちステータス:
 教訓:機械は人間の想像も及ばない意思を持っている

今日のオススメサイト:
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  ここにはいつもお世話になっています。
  うちの会社のサーバーも監視してもらっています。