闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

罰則強化より仕組みづくりが重要

2008年03月07日 23時04分36秒 | Weblog
最近、仕事であるデータを取るために、わざと迷惑メールが来る様な
仕組みを構築して約2ヶ月。 まぁ~迷惑メールが毎日五万と来るわ来るわ。
毎日、最低でも20通、おお時には50通以上も来ますね。

データを取るにはそれでも不十分なのですが、
そういう目的のない人なら迷惑この上ないでしょうなー。
総務省は法改正をして迷惑メール送信業者の罰則を強化するつもりでしょうが
迷惑メールの送信者も知恵を絞ってきますから、しょせんイタチゴッコ。
石川五右衛門の「砂の真砂は尽きるとも・・・」と同じです。

未成年の有害サイトアクセス制限もまた同じです。
様々なサイトの調査も行っているのですが、巧妙に人を誘うサイトや
詐欺を堂々と正当化しているサイトまであります。
有名芸能人の写真などを無断で使用して若者を誘い込むような
全く法を無視した悪質サイトまでありますからね。

罰則をつくったり厳罰化したり、また対処療法ではこれまたイタチゴッコ。
迷惑メールにしても有害サイトアクセス制限にしても、
根本的にやりにくい「仕組み」を造らないと後を絶ちません。

お役人の税金の無駄遣いや不正流用、また裏プールなども
ルールを厳しくしたり罰則を強化するだけでは、対処した事になりません。
古今東西を見ても、ノド元過ぎれば熱さ忘れるのたとえの如く
また同様な事をやる不貞のヤカラが必ず出てきます。

たとえ不貞のヤカラが出てきたとしても、
被害が最小限に留まるような「仕組み」がそこには必要でしょう。
その仕組みづくりの第一歩は、透明性を上げることです。
白昼、沢山の人がいる面前で万引きしにくいのと同じように
沢山の目が緩やかに監視している環境がまずは必要です。

ところが、インターネットの世界では、もともと匿名性が高いシステムですから
透明性を上げる事は皆無なので、別の仕組みが必要になるでしょう。
現実的で、有効な仕組みをインターネットの上で構築するには
全世界が協力して仕組みづくりをしなければなりません。

しかし、地域紛争が至る所で起こっている今日では、
「全世界で協力して」というのは、ラクダが針の穴を通るより難しいですね。
私はインターネットの登場こそが、人類がパンドラの箱を開けた瞬間だと思います。
でも「希望」は、まだ箱の中に残っていますから