闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

もっと賢くならねば

2007年11月06日 00時13分32秒 | Weblog
皆さんは、NHKの「福祉ネットワーク」という番組をご存知でしょうか?

障害を持った人や高齢者、要介護者、性同一性障害者など
幅広く福祉の観点からつくられている番組である。
福祉に強い興味を持っている人以外は、
全くご覧になった事がないかもしれませんね。
しかし、今、日本においての福祉の実態を知るには大変良い番組である。

その番組で取り上げられている人たちの姿は
普段、健康で仕事に就いている人には関係ないように思われるが
明日の自分の姿かもしれないし、将来の自分の姿かもしれない。

私はこの番組を見るたびに、番組の中に出演されている障害者の方や
その方たちを周りで支えておられる方達に、本当に頭が下がります。
障害者の方や高齢者の方自身も大変ですが、
それらを支えておられる方は、本当に大変です。

今、特に深刻な問題は、深夜や早朝の介護の問題です。
現在の国の方針では、到底、深夜や早朝の十分な介護ができません。
人材不足にくわえて、経費の問題があるからです。
しかし、介護が必要な人は、待ったなしですから問題なんです。

コムスンは、企業としては大変問題があった組織ですが、
深夜介護という観点からは、かなりの貢献がありました。
もちろん、コムスンが行った様々な不正は許すさざるべき行為ですが
コムスンが行っていたサービスは、素晴らしいものもあります。

想像してみてください! あなたは、明日の朝、家族に見送られて
元気に会社に出勤するため、いつも電車に乗る駅に向かいました。
その途中で、急に激しい頭痛に見舞われ、意識がなくなります。
気がついたら、病院のベッドの上。

どうなったのかわからないけど、起き上がろうとしたら左側の手足は全く動かず
右の手が少し動くだけ。
そう!脳梗塞になったのです、また運が悪いことに小脳の梗塞です。
リハビリを続けていましたが、政府の決めた180日で打ち切られました。
自宅で介護を受ける事になりましたが、自分で寝返りすら打てません。
最初は、妻が2時間おきにやってくれていましたが、妻も疲労困憊。

さて、あたなたは、深夜の介護を誰に頼みますか?
これは、決して空想の話ではなく、明日あなたに降りかかる実話かもしれません。

現状では、深夜介護をお願いしたくても、人手不足。
床ずれができるのは、目に見えています。
私は、それが自分自身だったらと思うと、ぞっとします。
それもこれも、その番組を見て、福祉の現状を知ったからにほかなりません。

今、想像もできない事が、明日起こるかもしれないし、将来起こるかもしれない。
決して他人事だとは思わず、このような番組にも興味を持って
今の行政や政府の方針が、本当に正しいのかを考えてください。


今日目に付いた記事:
 ・偽装が一斉に発覚する謎を解く・宋文洲
  これを読んで、日本人の趨勢とマスコミの悪意が見えましたね。

今日の気持ちステータス:
 教訓:違和感も、慣れてしまうと当たり前になってしまう。

今日のオススメサイト:
 サイトではありませんが・・・
 ・NHK福祉ネットワーク
  本文の中でご紹介した番組です