主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
人生には道標が必要です。<CBR600RRカスタム5>
おっと?もうあれから3週間か・・・
お久しぶりでございます。油断してるとあっという間ですねほんと。
『若いころは…』なんていう年長者の戯言を、内心『何言ってんだ』なんて見てた頃は誰しもおありでしょうが、
逆に若い頃には無かった感覚として『時間が過ぎるのが早い』これは事実。
単に感受性が落ちたことも否定しませんが、単位時間当たりのやるべきことが増えたってのが大きいのでしょうね。
という言い訳を前置きとさせて頂いて、
今日は2BL-CBR600RRのUSB電源取り出しとナビ取り付けのお話です。
今時分はUSB電源の汎用性については申し上げるまでもない事ですが、
私の場合は スマホ充電や電熱ベストの電源、GoProなどの電源が用途となります。
最近の傾向でいえばUSB-TypeCでUSB-PD対応のものなどもありますが、
定格は魅力的なものの汎用性はまだまだな印象ですね。
というわけでこんなものを用意。
(※作業当初の暫定部材です。最終的にまた変わっています。最終形態は後半をご参照くださいませ)
お馴染みのステムホールマウントボルト+マルチバーホルダーです。
DAYTONAブランドのもの。13~14φ用が適合します。
これもこの前まで乗っていたSC57型CBR1000RRからCBR600RRになって変わった点でして、
CBR1000RRでいえばSC59、CBR600RRでいえばPC37からかな?
HESD(電子制御ステアリングダンパー)の構造が世代変更され、本体およびアーム類のトップブリッジ上マウントから、
トップブリッジ下側およびタンク下へのマウントとなったことでステムホールが解放され、
結果としてステムホール穴へのマウンタ取り付けが行えるようになりました。
こんな感じのものをステムホールに挿し込んでボルトを締めると、画像左側の銀色の部分がホール内で外側に開き固定される構造。
尚、バーホルダーは高さがあると色々邪魔になるので”低い”ショートタイプを選んでいます。
組付けるとこんな感じ。
クランプの左側にUSBコネクタが2つついていますが、これもDAYTONAのもの。各2.1A出力です。
こちらはCBR1000RRで5年ぐらい使っていたものの移植ですがこれだと見た目がよくないなあ。
この段階ではひとまず仮留めです。あとでまた考えよう。
各々のコネクタからはUSB電熱ベストやアクションカムの電源を取ります。場合によってはスマホも。
となるとフロント周りには最低2つのUSB給電コネクタが欲しくなります。
続いてはナビの取り付け。
そういえば先日まで乗っていた SC57型CBR1000RR でナビを更新したお話をしてませんでしたっけ??
従来は10年前位に買ったRWCのX-RIDE XR432MC を長年愛用していましたが、
これがまた全然使い物にならず(笑) 昨夏にやっと 南海部品の NNV-002A に更新していました。
ご存知の通りスマホ全盛のこの時代、今更専用PNDの需要は非常に薄くあまり開発がなく、
『これならまあ買いたいなあ』と思うナビが出るまでかなり期間が掛かりました。
個人的な感覚ですがネット回線依存のスマホナビは選択肢にはなく、
先般のapple公式コメントにもあるようにエンジンの振動が直にくるオートバイには熱の処理も含めてあまり向きません。
いざスマホを使おうとしたときに要らぬことで故障や電源のリスクを抱える方が非合理的という感覚ですね。
それゆえに圏外でも問題ない単機能のPNDタイプのナビをもとめていたのですが、
事ここに至り NNV-002A がAndroidベースになりましたので購入。
値段は45,000円ぐらいだったかなあ。安くはないです。しかも車のそれに比べるとかなり機能的に見劣りはします。
それでも今現在では一番いい商品かと思いますし、実際の使用感も悪くはありません。従来のWindowsCE機とは大違いです。
あとは地図が少々古くて更新される気配がない点が気になりますが、オートバイでは車ほどナビを当てにはしませんのである程度はOKです。
余談ですが耐震性のある京セラのTorque5Gも気になっているんですが、
3年前に買ったいまのスマホより性能が悪いんですよね・・・値段の割に色々微妙なので悩んでいます。
ということで、NNV-002A に付属のクレードルとアームで、上記で取り付けたバーホルダーに装着!!
なんだこりゃ・・・くっそ邪魔ですね(笑) 構造上ハンドルからかなり高い位置につきますし下手したらメーターまで見えません。
クレードルの庇部分も様々な環境で日光を遮るために大きく作られておりこれまたとても邪魔です。
ベースをショートタイプのバーホルダーにしても ”真ん中に設置すると”高さはどうにもなりませんね。
実際に運転は可能ですが正直この場所にあると見栄えも気分もいいものではありません。
それでもと思い、アームの動く範囲で左側に寄せてみましたがこんな感じ。
一部がスクリーンの外に出る感じの位置に来ますが、これも邪魔だなあ。
そもそもハンドルにマウントしているバーホルダーが動く=アームも動くので今度はカウルに当たります。
仮にロングタイプのバーホルダーにして横にオフセット装着すればたぶん回避は出来ますが、
今度はモード変更などに使うハンドルスイッチが見えなくなり結局邪魔であることは変わりません。
そして一番の難点は 【 バーホルダー+アーム+クレードルでどこにあっても丁度いい位置に来ないこと 】でした。
早々に『こりゃ使えないな・・・』ということで次の案に切り替えます。
またもや適当なステーを端材から仮作成し対応してみます。
用途としてはステムホールマウントボルトでこれを留めてからクレードルに直に取り付けます。
この後、このステーは画像の状態からもうひと加工し分割構造にし、
付け外しに手間が掛からない構造にして・・・どうだ!
トップブリッジに可能な限り寄せ、ナビの本体や電源ケーブルがカウルに接触しないギリギリまで追い込みました。
これでハンドル連動で動かれても特に干渉もしませんし、視認性についても問題はありません。
とりあえずこの状態で数回走ってみたのですが。『やっぱり邪魔だな』と(笑)
ナビの実用的にはここが最適解のようではあるのですが、一番気に入らなかったのがこの状況。
キーを挿す時にいちいちめんどくさい。これに尽きました。
オートバイを乗るときに一番のイベントといえば、跨って徐にキーをひねりメーターの針が跳ね上がる。
そんなシーンの時に邪魔になるというとそれはそれで台無しです。
この点だけは現行CBR1000RR-Rだったらスマートキーですのでキーを挿す必要がなく悩まなくて済んだのですが。
うーむ。それに私的にはやっぱりナビの視認性よりも、
メーターがスッキリ見えてCBR600RRのハンドル周辺のデバイスも含めてすべてよく見える方が優先かなあ。
ということで 第三形態!!さながらデスピサロのような感じです。
まずは 以前のSC57型CBR1000RRの時の私の取り付け方法。
そもそも1000ccサイズで車体が一回り大きかったこともあるにはあるのですが、
この時代(2006年頃)はまだまだカウル周辺のスペースにも余裕があり、
アルミ角棒でステーを増設したうえで XR432MC のクレードルを取り付けてアッパーカウル左側に収めてありました。
そこで『今回も同様に』なんて思っていたのですが、
そこは2020年最新設計のスーパースポーツバイク。間違ってもそんな余裕のある作りではありませんでした(笑)
こういった状況は、カウルの合わせからなにからタイトになっていることからも設計された時代の差を感じずにはいられません。
ひとしきりアッパーカウル周辺やハンドル周りのスペースを探してみましたがどーにもならず。
とはいえほかに場所もない。さりとてバーマウントでスマホナビを使う気もない。
そもそもオートバイに乗り降りするときに、いちいちスマホなんて外したりつけたりする手間はまっぴら御免ですから、
やはりこのオートバイ専用ナビ NNV-002A を使いたい。ということで細かいところを数mm単位で追い込みました。
最終的に決まった場所は、
左のインナーミドルカウルのパネル面と、センターラムエアダクトの固定ボルトにアルミ角棒のベース部を作成。
どのみち左側のアッパーカウル端付近にはドラレコのフロントカメラを設置する必要がありましたので、
今回はナビとドラレコのステーをそのベースに取り付け対応することにいたしました。
この状態であれば ”クラッチレバーホルダーがナビ画面上の 9mm程を通る ”ためナビへの干渉がありません。
但し、クレードルについている巨大な庇がどうしてもアッパーカウル内側に干渉しますので、
そこについてはバッサリカットいたしました。どのみちナビが寝ている状態では庇の意味はほぼありませんし、
この状態ならばアッパーカウルが庇の代わりにもなります。
(アドベンチャーツアラーみたな垂直取り付けでもなければ NNV-002A の庇は無意味です。)
よし!これで 邪魔にならなくなった ので目的は達成です!
さて。そろそろお気づきでしょうか・・・。
ご想像の通り乗車視点ではナビ画面はあまり見えません(笑)
正確には ”クラッチレバーホルダーが邪魔して見えない” のですが、運転中はナビを凝視することもありませんし、
この NNV-002A にあるアローモード+インカム経由での音声案内を使えばナビとしては然程問題はなく、
どのみち細かく地図を見ながら運転するものではありませんので、必要なときは少し上半身を逸らしてのぞき込めばOKです。
ということで無事に?ナビも取り付けられまして一安心。
現状見た目的にはかなりすっきりしており私的にはかなり満足しております♪
最後におまけ。
結局ナビはトップブリッジ周辺から居なくなりましたのでバーホルダーは復活!
GoProも使いますし、有事の際にUSB電源も欲しかったのでここは再度検討してみることに。
改めてこんなのを買いました。
実は最初にマルチバーホルダーを買ったときには未チェックでして、後になってから存在を知りました(笑)
商品名としては 【 マルチバーUSB電源 】なるものなのですが、
なんと バーの筒の内側にUSBコネクタが仕込んであります。
となれば見栄えもよく、走行中にUSBコネクタへの水の侵入の可能性もかなり低くなるため合理的!
私はこういう商品が大好きです♪
取り合付け作業自体はUSB電源の車体からの配線が増えるだけで、
バーホルダー自体は普通のものと同じ取り付け方法ですので大した手間ではありません。
取り付け方向次第ではありますが、私の場合はバーの右側にUSBコネクタがあります。
普段は画像の上に上がっているキャップが下がり蓋をしていますが、
利用するときはそのキャップを跳ね上げてUSBケーブルを挿すだけ。これで5V 2.1Aが取り出せます。
そしてついでにもう一つバーの下にUSB電源コネクタを追加。
バーの方のコネクタは主にGoProなどのUSBデバイス用を想定。下は電熱ベストなど用ですね。
余談ですがよく言われている通りUSBで取り出せる電力は上記の定格の通りわずかです。
もしより完全な電熱装備が必要ならば、バッテリー直でのリレー経由の配線がよいでしょうね。
尚、私も一応は車体直の電熱グローブは持っていますが今は使っていません。
USBのものでも死ぬほど冷えることもありませんし、車体直で40Wとか取り出すと電装への負担も気になります。
当座はUSB経由のもので必要十分です。しかも手軽♪手軽さとか気楽さに勝る性能はありません( ̄ー ̄)。
というわけで本日はこの辺りで。
次回はレバーとかスタンド周りかなあと思っております。
目指せ2月中更新!また気長にお付き合いくださいませ~
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