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風に向かう刻
手直しの秋。 ~ドラレコのステーなど~ <CBR600RRカスタム12>
さてさて。
この頃はすっかり秋めいてまいりましたね。
そろそろ私もツーリング・・・と思いきや、なんだかんだとまとまった時間が取れず。
ひとまずは合間の時間を使ってCBR600RRの気になっていた箇所の手直しなどを行っております。
まずはここ。
私、CBR600RRにはDAYTONA(Mitac)のM760Dなる前後同時録画のドラレコを使用しているのですが、
設計が2022年現在としては時代的に少々旧いことを除けば画質や機能的には概ね及第点であり、
アプリやらなんやらと多少の難はあるものの総合的には気に入っていたりします。
そしてなにより良いのはこのM760Dはレコーダーの本体(コントロールユニット)が 60mm*60mm*22mm ととても小さいことだったり。
これ、SSをはじめとする空きスペースの少ないバイクにはとてもありがたい仕様なのです。
そのおかげでセンターアップマフラーでシート下が極端に狭い私のCBR600RRでも、ETCにアラーム2種にドラレコにと全て収まりました。
皆さまもご存知のように、今時分はドラレコはもはや安全/権利保護の為に不可欠な装備であり、
それゆえに今後も気になるモデルが出るまではこのM760Dを使ってゆこうと思っておりますが、
昨年のこの2BLのCBR600RRの納車とほぼ同時に購入して取り付けてはいたものの、
唯一いまいち決まらなかったのがフロントカメラの場所であり、これまで取付箇所をいろいろトライしております。
まずいちばん最初に取り付けた位置はここでした。
アッパーカウルの左側からにょきっと出してみました。
この場合でも映像が左に寄ったりカウルが映り込んだりすることなどはなく、
遮蔽物がない関係で画質もとてもいい感じに撮れてはいましたが如何せんダサい。
ということで早々に次の位置に変更。
極めてテキトーに拵えたステーでメーター上に移動。
ここならば画角的にはど真ん中であり、スクリーンのおかげで雨風の影響もなく動作も良好でした。
・・・が、このCBRのメーターパネル上部のケースのベゼル部には白LEDで段階的に点灯するシフトアップインジケータがあるんです。
それなりにベテランのライダーであれば普通に走って飛ばしている分には要らない装備なのですが、
たまには性能一杯まで引っ張ってみたいこともある?気がしますよね。
そんな時に折角のインジケータがライダー目線ではドラレコのカメラで隠れておりほぼ見えず(笑)
『これじゃハイテク(死語)メーターが台無しだぜ!』ということで、
もうちょっと位置を変えてみようと本日ひと作業しておりました。
ということで私のDIYではお馴染みのアルミ板を取り出しまして。
とくに強度が必要な個所ではないので2mm厚で参ります。
てきとーに切って面取り。
下地を塗ってからラッカーの艶消し黒で塗装。
秋とはいえ気温は17℃位ありましたので指触乾燥までの時間は比較的早めで助かります。
然るのちウィンドスクリーンを取り外す前に従来のステーをマイナスドライバーで取り外し・・・
「あっ。」ここで事故発生。手抜きをすると実によくありませんね~。
今まで着いていた両面テープを抉っていた際にドライバーがつるっと滑りスクリーンに傷がorz
『ふふん。そんなこともあるさっ』と取り敢えず自分を誤魔化しつつ次へ。
狙った場所に新たに作成したステーを貼り付け。
この2BL-PC40型のCBR600RRのメーターはSC77(旧CBR1000RR)とほぼ同じデザインの6角ケース入りのTFTメーターですが、
今まではそこの天辺にL字型のステーを作り取り付けていたものを、今回は ”左肩” に移動します。
大体この位置ですね。今回は黒く塗ったのでステーは目立ちません。
メーターケース表面及びカメラステー基部の取り付けには愛用の3M超強力両面テープを使います。
これ、適切に使うと剥がす際にアルミ板が曲がるぐらい強力ですのでとてもお気に入りです。
素材や用途に応じ複数種類あり、色味も白以外に灰色などがありますが私が使うのは白が多いですね。
そうそう。銀色の露出部は両面テープを貼るためにマスキングをして塗装を避けています。
それではカメラを取り付け・・・の、前にそういえばさっきスクリーンに傷が入ったんでしたっけ。思い出したくなかった。
とはいえ放置もできませんし手持ちのコンパウンドで磨いてみることに。
傷の種類としては工具で引っ搔いた20mmほどの深い線傷と、
これまでドラレコのフロントカメラを取り付けていた位置の関係で、エンジンの振動でカメラの縁がスクリーンに触れた際の摩耗痕の2か所。
と、ここでまた手抜きによる新たな事故が発生(笑)
手抜きをしてリューター+バフで傷の部分だけを研磨しようとしたらば見事にそのスポットだけ樹脂が変質して白くなり酷い有様に。
まあ・・点や線で研磨してうまくいくわけがないのは考えれば解ろうというものでして、
そのやり方じゃあ磨いているというより掘っているというか、部分的に摩擦で加熱してるだけやろみたいな状態でした(笑)
ただ、元々傷入りのスクリーンではあったので『やらかしたならばしかたない。買うか』と思い社外品を調べると気になるものは5万円ほど。
ノーマル形状に近いものもやはり2万円ぐらいで、純正部品のパーツ価格を調べてみても10500円ぐらいするようです。
できればCBR1000RRの時に使っていたゼログラビディのダブルバブル形状のものが欲しいのですがそれも設定が見当たらず。
となればもう次の私のアクションはコレしかない。『よし観念してもっと磨こう!!』と。
ということで即座にネットで必要な工具の在庫を調べて2つ隣の市にある大きなホームセンターへ突撃。
もちろんamazonでも翌午前配達にて買えたのですが、そこはやっぱりすぐ欲しいですし在庫さえあれば実店舗で困ることはありません。
休日ですので車でのんびりとドライブがてら目的のホームセンターまで無事に到着。
店内を探してみるとどうやら展示はされておらず、展示の下にあるストック棚にも在庫が見当たりません。
そこでサービスカウンターでお伺いすると親切にもバックヤードから探して出してきてくださいました。
【 BOSCH GEX125-1AE 】
今回私が購入したものはこちら。電動サンダーというカテゴリの製品です。
この手の工具の例に漏れず、高いものは十数万から安いものは5000円クラスまで様々ですが、
仕様を比較してみると『どう見てもこれが実用上のボーダーだな』と判断したモデルを買いました。
実店舗では11000円程度のモデルです。他にもRYOBIやマキタなんかでも似たクラスはあると思いますが、
単に今の私のお気に入り工具がBOSCHのインパクトドライバであるのと、デザインが好みだったのが決め手でした。
ランダムアクションで回転数は無段階制御、最高回転数は12000rpmです。
尚、値段を3倍出せばより理想のものも買えますがそもそもサンダーの使用頻度は私には少ないのでこれでOKです。
本体に加えてあとはポリッシュ用のウレタンパッドと、手持ちでは足りない液体コンパウンドを少々追加。
あとは意気揚々と自宅に戻り作業再開です!
実は、今回このサンダーを購入した理由は自分でつけた深い傷以外にももうひとつありまして、
私のCBR600RRのノーマルスクリーンは見た目的に、どうも出荷時の品質があまり思わしくないようなのです。
このスクリーンどこ製なのかなあ。純正価格で10000円するとは思えないような仕上がりで納車の時から気にはなっていました。
というのも、やたらと目立つ磨き傷がそこら中にあります。これ、私がつけたものではありませんで。
CBR1000RRRのときもこんなものだったかなあ。少なくともゼログラビディはピカピカだったことは確かです。
ということで、買ったばかりのBOSCHのサンダーでパッドとコンパウンドを変えつつ段階的に研磨。
まずは傷をある程度薄くしつつ。
比較的粗いコンパウンドで傷消しも兼ねて中研ぎ。これだけでもだいぶ違います。
そして私は電動工具を使ってさえ面倒くさがりなタイプなので早々に妥協(笑)し次の仕上げ工程へ。
まあこんなものかなあ。
『傷の件はどうなったのか』って?まあ深い傷は流石にそれなりにまでしか消えません^^;
ただ、手抜きのリューター作業でのトドメの白化箇所も表面上はほぼクリアになりました。
さて。少々遠回りしましたがドライブレコーダーのフロントカメラを先のステーに装着し、
先ほど磨いたスクリーンを被せて完成!
いやー。透明度がまるで違いますね!傷もこの状態からではほぼ目視ができない程度に修復済です。
この画像に於ける傷の箇所的には、透過しているキーシリンダーあたりのスクリーン上にあたるのですが御覧の通りです。
気になっていた新車状態からのスクリーン全体の深めの傷もすっかり消え失せ視覚的にも気持ちがいいです♪
ただ、リューターの集中研磨の熱でやらかして変質した部分は見た目はクリアになったものの、
流石に光を透過させると多少の偏光があって影にムラは出るようです。とりあえず目ではぱっと見わかりません。
現状これでひとまず満足ではありますが、
使用のコンパウンドがホルツやsoft99のDIY用の車のボディー用の汎用キズ消し3種セットでとりあえず対応している状況ですので、
3Mなどのより適正なものを調達して、今回のように短時間での手抜き作業さえしなければ更に綺麗になりそうです。
以上がドライブレコーダーのフロントカメラ移設に伴う事の顛末でした。
いやはや、またもや工具がひとつ増えてしまった( ̄ー ̄)♪
ついでにおまけ。手直しといえばもう一つやっておりましたので紹介。
このCBR600RRはHONDAのスポーツタイプのバイクの例に漏れずメットホルダーが無いのですが、
(正確にはシート下に挟むワイヤー+ゴムチューブのタイプしかない)
従来乗っていたCBR1000RRでも同様で、当時は確かYAMAHAのFZ1のヘルメットロックを流用していました。
それを今回車両を乗り換えるにあたり適当に加工して移設していたのがこれ。
これはこれで概ね問題なかったのですが、
如何せん10年以上使ってある程度見た目が傷んでいたことと、
画像の取り付け位置自体はホルダ本体があまり目立たずよかったものの、
ヘルメットを取り付けると ”ステップバーにメットの後頭部が刺さってメットの塗装が剥げる” ことが大問題でした。
ということで久々に新調♪
4000円そこそこと、その利便性からすると決して高くない品物です。
それでは取り出して新旧比較してみましょう。
上の長いブラケット付きのものが新しいもの。下の若干錆びているのが今までの流用パーツです。
どちらも同じKIJIMA製のものですが10年経ってもキーユニット本体は変わっていないように見えますね。
車種毎の対応はベースとなるブラケットの形状を変えることで対応しているようです。
よく見ると今までのほうはキーホールの縁が歪んで広がっていますが、出先でピッキング未遂にでも遭ったのかもしれません。
取り付け手順はタンデムステップを外してブラケットと共締めでステップを戻し、
そのブラケットにキーユニットをネジ留めするだけ。なんのことはありません。
今度はタンデムステップの後ろにヘルメットホルダが移動し、
先述のメットの後頭部がステップに刺さる事象もなくなりました。なにより見た目が綺麗で気持ちがいいですね♪
そんなこんなで徐々に私のCBRも ”私だけのオートバイの形” になっております。
世の中ではリセールバリューなどを大層気にされて手を入れない向きもおありのようです。
その姿勢を決して否定はしませんが、個人的にそれじゃあ折角のバイクライフもちょっぴり寂しいなと感じます。
各々内容はどうあれ、とことんゆくまで自分の好きな道具としてカタチも乗ることも拘ってゆきたいですね( ̄ー ̄)♪
みなさまも引き続き、安全によいバイクライフをお過ごしくださいませm(__)m
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