3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

ヘッセ没後50年にR.シュトラウス春、9月、眠りに就こうとして『四つの最後の歌』 を歌う

2012-06-06 12:21:35 | 音楽ノート
今年は、ヘルマンヘッセ没後50年だそうである。
今年は、ヘッセの詩であるR.シュトラウスの『四つの最後の歌』の3曲を歌いたいと思う。

春、9月、眠りに就こうとして、である。

どれも難曲である。ピアニストは天才でも初見はかなり苦しい。凡才のピアニストは何度練習しても間違えそうである。

眠りに就こうとして→9月→春、の順に挑戦してきた。
今、「春」に取り組んでいるところ。
「春」はものすごく高音を要求される歌なので、一生、無理と思っていたが、なんとか出そうである。春は歌ってみると、すばらしい曲であることがわかる。歌う前はどうも苦手な曲だったが、歌ったらその魔力に引きずり込まれてしまった感がある。

オペラ「薔薇の騎士」を思わせるメロデイ展開、うねるような音の動き。
ヘッセの詩にある清廉な青春の息吹を込めつつもR,シュトラウス風のエロティシズムとその奥にある死への諦念を歌い込める。

ヘッセは言う。
人生は生きるに値するということ、それはあらゆる芸術の究極であり、慰めである。





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