3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

アンスネス、ブラボー!誠実な永遠の恋人

2011-09-23 11:11:45 | 音楽ノート
昨晩はオペラシティ。
アンスネスのピアノリサイタル

サイドベンツのダークスーツで登場
アンスネスのネクタイ姿、素敵だ。

ベートーベンのピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」、ffのあとのpp の優しさよ、「僕の胸でおやすみ」といわれているようです。
ブラームス、4つのバラードはどこまでも暗く重く・・・ブラームスが作曲した生活背景を知れば知るほど悩み深しです。

ショパンはアンスネスらしい華麗さ、誠実さを無骨なまでに追求し、ショパンの暗い部分に迫ろうとしていて、音楽に対する姿勢に心打たれます。

先日行われたN響とのラフマも大好評だったらしい。N響アワーでオンエアされる予定(10月9日午後9時―10時半)。
見逃せない。

アンコールはショパンとやっぱりグリーク。

サイン会は長蛇の列、ちゃんとサインももらえて大満足です。
アンスネスは決して裏切らないどこまでも優しく受け止めてくれる永遠の恋人です。

最後に、
フクシマの事故で、コンサートやオペラがキャンセルになっている。出演者が交代している。
そんななか、約束を守って、来日してくれたアンスネスに改めて感謝したい。

アンスネスの伴奏で、シューベルトのAuf dem Seeをうたったら、どんなにか素敵でしょうに。無理ですけどね。

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