大事な雨。

午前中、冷たい雨が降っていた。こんな雨を『穀雨』と言って、作物を育てる為の雨だったな！と考えながら車を走らせていた。

昼食中に家人が「しかし、雨がよく降るよな～！」とため息交じりに言うので、「作物に大事な雨なのよ！」と言うと、何か勘違いをしているようで交わらない対話になった。そう言えば実家の義姉から電話で「田んぼに稲の種を蒔いたよ！」と近況報告があった事から「大事な雨なのよ！」と話した。

ブルボンアマレロ、コロンビア、ブラジルパライーソの順に珈琲の焙煎していたら、常連のお客さんが来て「はい！これに入れて！」ビンを差し出した。マスクをして対応していたら、それと同じマスクが欲しいな！と言って2枚のマスク注文を頂いた。

 

おおてまり

おおてまりの枝に緑の葉っぱが芽吹いたかと思ったら、早々と花が咲き始め、すくすくと成長している。元気な赤ちゃんの握りこぶしのようだ。「可愛い～！」店先の植物たちにはコロナウイルスは関係なく平和でいつもの春が来ているようだ。毎日たくさんの水を飲む植物たちに癒される瞬間が度々ある。

珈琲の配達がなかったので、午前中集中して焙煎釜と煙突のお掃除をした。当然店内も誇りまみれになったので大掃除。外出はせずに一日中店内で過ごす。こんな日もいい。

春の来客１号・・・

コロナウィルスに騒がれる日々、学校が休校になり、不要不急の外出を控えるご時世になって異様に静かである。子育て中の家族は大変だ～！と考えることが多かった。そんな最中、昨日の朝８時頃５歳を頭に３人の子を持つ一家が櫻珈琲を訪れた。大きなホンダの車のナンバーはなんと新潟ナンバーだった。

「ま～よく来ましたねぇー！」と言いながら珈琲を淹れて休憩してもらった。子供たちは全員男児。子供たちは突然の訪問先で少々戸惑っていたようだが、静岡ジイジ（家人）が「電車を見に行こうか？」と言うと直ぐ反応した。ジイジと５歳と３歳の子が出かけると若夫婦と９か月の子は残った。二人に合いに来てくれた清水在住の友人とでミーテイングが始まった。

私は定期検診を受ける為、病院に行かなければならなかった。準備をして後のことは客人に任せて出かけた。

お昼頃、病院から帰ってくると室内は朝の風景と変わらず、だが誰もいない。動物園に行ったかなと思って電話した。「昼食はどうするの？」。小さな子を抱え外食は難しいだろうと思っておむすびとお惣菜を買って来て少しだけアレンジしてテーブルに出し昼食にした。にぎやかで楽しい昼食になった。

毎年３月は思いもよらない訪問客がある。来客１号は新潟からのお客だった。午後の櫻珈琲開店の頃、ファミリーは奥さんのご実家愛知県田原町へと向かった。

＜椿（玉の浦）自宅の玄関先に咲いている大好きな花。＞

長閑な休日。

建国記念日の休日、友人が車を買いたいというので車探しに付き合った。国道1号添いのディーラーを一軒一軒立ち寄り、ライフスタイルに適したような車を試乗させてもらった。私は空いた休日に友人の車探しに便乗させてもらい楽しんでいるようなものだが友人はあれこれと悩むだろう。離れて暮らす家族にも話してみたり他の友人にも相談したりして結論を出すのだろう。午後になってユニクロへ行った。目的はヒートテックウルトラウォーム上下を買うことだった。目的を果たし歩いて帰って来た。それからマイカーの手洗い洗車をして程よい運動不足解消となった。歩数計は15072歩、長閑な休日が終わった。

抜き菜の風呂浴び

久しぶりに畑に行くと大根の葉が成長していた。一か所に三粒づつ蒔いてあるので二本の葉っぱを根元から抜いて一本にして来た。只今の旬は抜き菜である。畑の隅に浴槽を置いて水を溜めているので、浴槽で砂を落としてきた。抜き菜の風呂浴びである。

抜き菜はかるく茹で、おひたしにしたら、他にない、ちょっとうれしい気分が食卓に乗っかった。

11月のキュウリ。

11月の大きな出店は終わった。火曜日から焙煎を始め、配達をしたり、商品を揃えたりの繰り返しである。合間に海の畑に行くと小さなビニールハウスの中で、キュウリが大きく育っていた。6本収穫をした。大きいものをとってみると次々と小さなキュウリが見えて来た。「あんたはまだこれからよ！」と呟きながら写真を撮った。

ビニールハウスのすぐ向こうは海。船が浮かんでいた。これからどうするのかな・・・

台風19号の前に。

豆の配達をした帰り道、海の畑に寄った。畑の向こうの海は大きくうねって台風19号を知らせていた。この台風で路地の作物は終わってしまうが幸いにもサツマイモの収穫と里芋が残っているだけだ。緑の野菜はビニールハウスの中。ハウスが健在ならばこかぶとキュウリは生き残る。そう思いながらハウスの中の野菜に水遣りをして来た。

そして、さらにカインズホームに立ち寄り養生テープを買おうと思ったら、売り切れ品切れの状態。車にガソリンを入れ、発電機用のガソリン15リットルも買っておいた。常連のお客さんが台風前に珈琲をと駆けつけてくれる午後だった。

「な・ま・れ・る」ひと時

遠方の現場仕事に出た家人からの置き仕事、設計資料のページ打ちを朝の仕事にした。それが終わるとワンカップ珈琲を作り配達の準備をした。一コマひとコマが終わっていくと心の中にも清々しい風が抜けるように気持ちが良い。そんな気持ちを抱きながら友人に頼みごとの電話をしたら、快く引き受けてくれ、雲が晴れるかのような爽快感があった。有難い！謝謝！！

風が吹いて暖簾が大きく揺れ動いていた午後、ブルボン・アマレロとブラジル・パライーソを焙煎した。

そして夕暮れ時のお客さんは某化学会社の所長さん、お客さんに珈琲を届けたいと言う。そしてさらに茨城県から出張ですと言う。郷里栃木県のお隣県と言うだけで親近感が沸いてきた。それだけでなまれるひと時があった。

鱗雲の朝

清々しい朝を迎えた気分で朝市会場へ行った。空には鱗雲が朝陽に乱反射して奇妙なくらいに見えた。港ではマグロック2019が昨日と今日開催される。

テントを張り、テーブルを出し、カウンターを作り、ガスコンロに湯を掛け、発電機をスタートさせる。そしてミルをしたブルボンアマレロを抽出して、お客様に飲んでいただきながら豆を販売していたら、いつの間にかマグロックの入場を待つ人々の行列が出来ていた。今日も賑わうのだろう。。

午前8時に朝市終了後片づけて店に戻った。荷物を下ろし直ぐに静岡葵区青葉シンボルロードで行われる『あっ朝市』の案内をポスティングしてきた。だんだん珈琲の季節になってきていることを感じながら。

緑濃く・・・

10月の県庁出店が無事終了した。10月の出店では水出し珈琲は終りのはずだったが、まだ暑いのでも少しと言われ、注文を頂き、翌日持っていく次第になった。珈琲はとても季節感があることを実感する。まだ暑い夏の余韻が残っていた。ご来店いただくお客様と楽しく対話しながらの二日間は充実してました。ありがとうございました。

県庁出店後お堀沿いに出ると手に届くところで夏のみかんが緑濃くぶら下がっていた。ほっとする一瞬である。