5月四回目の教室日は動けば汗ばむような陽気でした。
窓からは甘い香りの風。咲き始めたキンシバイが見えました。
仕上げ間近の方が続々。時々作品から遠く離れて、表現したりないところ
や削るべきところはどこかじっくりと冷静に見極めます。
この日は周囲がとても静かで小鳥のさえずりが響きわたるばかり。
下描き、下地作り、描き込みなどそれぞれの作業に集中して取り組めました。
上郷森の家駐車場ではセンダンの花がまさに満開でした。
サラサラと細かい花びらが落ちてきます。
大きな木を下から見上げると若葉色の葉に藤色の花がこんもり。
落ちた花を拾って香りをかぐとよくわからない・・。辺りに漂っている
甘酸っぱい香りは他の木の花なのでしょうか。
花を拡大してみると蜜柑の花のような形をしていますが仲間ではなく
センダン科センダン属で南方の植物なのだそうです。
やはりいました♪
センダンの花には蜜をもとめるアオスジアゲハがよく見られます。
木の上空では数頭ものアオスジアゲハがつむじ風のように舞いながら
争っていました。近くに食草のクスノキの木があるので絶好の出会いの場
なのかもしれません。
散り始めたウツギの花にもアオスジアゲハがやってきていました。
初夏の白い木の花々が満開を過ぎて森は緑が濃くなってきました。
すがすがしい季節が通りすぎようとしています。