Iさんは家族の情景を描かれました。
「トキさんとミーさん」水彩画 F4
おかあさんと強い絆で結ばれているご長寿猫のミーさんは幸せ
そうに微笑んでいます。壁にはミーさんの肖像画。その温かな
世界をやわらかいタッチと明るい色調で丁寧に表現されました。
近づいてみました。
絶妙に紙の白を残しつつ色の濃さと鮮やかさの調整に時間をかけ
洗ったり描きおこしたりを繰り返しました。鉛筆の味わいをいかし
絵の具の滲みを楽しんだ作品は優しさに満ちていて心が和みます。
徐々に複雑なモチーフ、多色遣いに移行しているIさん。次の作品も
楽しみです。以前の作品は作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
“作品集”の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
Aさんは秋の華やぎを描かれました。
日本画 P10
澄んだ大気のもと大輪の管菊が花盛りを迎えています。ふっくらと
形の良い葉、品よく伸びて先が巻いた花弁。その存在感と輝きを
力強く表現されました。名月のような風格が漂う花となりました。
近づいてみました。
少しづつ盛り上げ胡粉を重ねたのち美しい線で表された花弁は
ひとつとして同じものがなく表情豊かです。涼やかな印象の空間、
深い色でまとめた葉も咲き誇る花をより清らかにみせています。
意欲的に様々なテーマと技法に取り組んでこられたAさんの
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
Kさんは思い出の地を描かれました。
「秋の渓谷」日本画 F6
切り立つ崖が色とりどりに染まる昇仙峡の秋。子供の頃は牛が
通っていたという道、大小の岩が転がる水辺。記憶の中で息づく
晴れやかな景色を弾むような筆致で生き生きと表現されました。
近づいてみました。
渓谷の造形美だけでなく懐かしい香り、ざわめき、活気までも
表すべく伸びやかに描きこみました。枠にはまらないタッチが
たのしく変化に富んだ渓谷の様々な場面を想像させる作品です。
なじみ深い光景を描き内面表現を深めているKさん。次の作品も
楽しみです。過去の作品群はHP「上郷の森 日本画教室」内の“
作品集”の中のKさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
朝のうちは弱い雨が降っていましたがやがてやみ
雲の間からお日様が顔を出すようになりました。
湿った森はよい香り
エナガが不思議な動きをしていました。
蜘蛛の糸を集めています!
苔を蜘蛛の糸でまとめて形づくったところに鳥の羽根を敷いて完成する
というエナガの巣作り。以前、枝にくっついた鳥の羽根を集めているのを
見たことがありましたっけ。子育ての準備に大忙しなのですね。
2月最後の教室日でした。活動場所を移動して10回目、
変わった光や時間の配分に皆さんも慣れてくださったようでひと安心です。
この日はいったん暖房をとめるほどの暖かさで気持ちよく制作できました。
それでも電熱器は大活躍、まだ油断はできません。
午前中、Nさんの日本画作品とIさんの水彩画作品を撮影しました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
雨上がりの森に大きなキツツキの木をつつく音が響いていました。
すぐ近くなのにどうしてもその姿を見つけられない。。
新しい巣穴を穿っているアオゲラなのでしょうか。
コジュケイは逃げもせず目の前でゆっくりお食事
タイワンリスも人間どころではありません。
芽吹きがまだで虫が少ないこの時期。一番食べ物が乏しいのかもしれません。
池の方からヤマアカガエルたちの声!
再びのカエル合戦が繰り広げられていました。
頭数は少なくライバルも少ないのか成立したカップルが多めでした。
突然静かになったので上を見るとトンビが枝に。
生きるために懸命な動物たちで森はざわめいていました。
森を歩くとウグイスがさえずっていました。この春初めて!
まだちゃんとホーホケキョと歌えないのが
それぞれ個性があるようで楽しい☆
チッ チッ チッ
鳴きながら枝から枝へ、ちっともとまってくれないウグイス
見やすいところに出てきてくれるのは一瞬
しばらく楽しませてもらいました。
今年初めてがもうひとつ、スミレの花☆
これから紫色のじゅうたんになるのかな~?楽しみです。
2月四回目の教室日でした。
一日曇りで雨が降るかも、という天気予報でしたが
雲の間から太陽が顔を出し青空も見えて制作日和となりました。
光がふんわり。雪の降った一週間前の寒さがウソのようです。
午後にAさん、Kさんの完成日本画作品を撮影しました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
なお3月末日までにHPも新しく作り直しますのでそちらも乞うご期待。。
お昼休み、ホタルの池まで足をのばしました。
見た目は静かですがこの中にたくさんの生き物が息づいています。
トンボのヤゴとか見えないかな?のぞきこんでみると
マメゲンゴロウあたりでしょうか、水生昆虫が水中を元気に泳ぎ
アメンボも水面に増えていました。
違う池にはヤマアカガエルの新しい卵塊が!
カワセミがいないか探したミズキの谷にはマガモのペアが泳いでいました。
木々の色合いはまださみしげに見えるけれど光が変わったためか
雰囲気が違うような。目覚め始めた森に胸が高鳴ります。
雨上がり、上着がいらないほど気温があがりました。
暖かくってきもちいい~
つぶやきが聞こえてきそうなゴロンぶり
おでこ美人さんなんて可愛いの☆
あいさつしてから隣にそっと腰掛けると
たくさん撫でさせてくれました。
ひと撫で毎にひとなき答えてくれる幸せなひととき。。
足元を見ると
フキノトウ
成虫越冬していた蝶たちも目覚めたようで
キタテハ
ムラサキシジミのメス
ムラサキツバメのメス
ムラサキシジミとムラサキツバメは似ていますが
ムラサキツバメは尾状突起があります。
ムラサキツバメのオスも
そのほかにキタキチョウも飛び回っていました。
早春の蝶、ツマキチョウやミヤマセセリにも会いたいな~。
春山に行くことができるのか。これからの過ごし方次第です。
穏やかに晴れた日、いつもの川沿いの下流を歩いてみました。
以前シギが見られた場所
この日はダイサギとコサギが集まっていました。
近年拡張工事がされて真新しい護岸がまぶしい水辺
大きなアオダイショウの巣があった場所もなくなり寂しいかぎり。
でもアシが茂る所はまだ残されているので生き物たちが集まってきます。
一緒に歩いた母が探していたのはカイツブリと馴染みの赤い鯉
会えたのはこのオオバン。赤い目がきらめいていました。
田んぼ道ではジョウビタキ
高いところに猛禽が飛んでいましたが何かわからず。
ヒメオドリコソウの花にミツバチが来ていました。
家に着くとゴーグル、マスク、手袋と準備万端やる気満々の姉が
庭に立っており剪定作業が始まりました。
念願だった電動のこぎりを先日導入したので楽しみにしていたのです。
購入したのはリョービのASK1010-KT。
ケースと10m延長コードと刃3種がついていました。
はじめはコードレスにしようかと思っていたのですが
電池の持ち時間や替えバッテリーの価格や使う頻度を考えてこちらに。
水分の多い木を切る時や刃の先の方を使った時は振動が激しくなりましたが
多分抑える手の力が弱く使い慣れていないためだと思います。
大量のビックリグミ、梅、ロウバイの徒長枝たち。
これを決められた長さに切ってからゴミ出しするのも大変なのですが
今回電ノコがあるから気が楽!思ったほどうるさくないし
ほんとうに買ってよかったね~と姉と何度も言い合いました。
大きな切り口にはトップジンMペーストを塗布して保護
光ってしまいましたが色は白っぽいオレンジ、質感は木工ボンド。
6時間かけて剪定できたのは目標の2割ぐらい。
まだ梅は終わっていないしバラ、サザンカ、金柑、
オウバイ、ツゲ、南天、アケビそして巨大なキンモクセイ。。
これを毎年ひとりでやっていた働き者の父を思いあらためて尊敬。
チャドクガでかぶれたり刃物でケガしたり。大変な作業でも
楽しそうにしていたね~本当に好きだったんだねと姉と話しました。
青空に誘われて小さな公園に出かけました。
いつもと変わらない風景に見えるけれど
吹く風には甘酸っぱい香りがほのかに☆
早咲きの紅梅に道行く人が吸い寄せられて
サンシュユの蕾もふくらんで、もうすぐ春。
旅立ち前のシロハラはもう隠れることなく食べ物探しに集中
猫たちもリラックスしているに違いないと探せば
ミルクティーさんは強い日差しで背中をあぶり
おでこ美人さんは胸膨らませ
いつも優しい白茶さんは一瞬あげた尻尾をおろして
日陰で転がりました。
小鳥も猫もおっとりと。素敵な季節が目前です。
2月もなかば、三回目の教室日でした。
朝から風は弱いものの重い雲が空をおおい
ニカワをくわえ絵の具をといた端から
ゼラチン状に固まってしまうこの冬一番の冷え込みとなりました。
10時ころから雪が降り出しあたりが白く染まりました。
お昼には午後参加予定の方々から欠席のお知らせが。
13時頃雪はやみましたがしんしんと冷え込み震えあがりました。
お昼休み。
久しぶりの雪が森の景色をどう変えたか見にいきました。
なるほど、獣の足跡を探せるほどの雪は積もっていません。
雪が小雨になりましたが子供たちは元気元気!
オニシバリの花
この花を見るともうすぐ本格的な春がやってくると嬉しくなります。
小さな群れで食べ物を探すアオジ
単独で静かに飛び回っていたのはウグイス
春の歌はまだかな?
久しぶりにジョウビタキのメスにも会えました。
冬鳥たちが留まるのもあと少し。さみしいような気もします。
池のある公園を歩いていたら数メートル先にダイサギが降り立ちました。
片足上げのポーズ
人間がいなくなるまで立ち続ける構えです。なぜならこの池は
春を待つ幼いザリガニがたくさんいるから。とり放題です。
でもやはり気になったのか
ギャーっと一声ないて去ってゆきました。ごめんね。。
河原では
若いアオサギが
さらに敏感でカメラを向けた途端飛び立ちました。
シジュウカラは好奇心旺盛!見てる見てる☆
ビナンカズラとテイカカズラの生垣の向こうには黒い塊
チラリ
スヤ~
気持ちよさそうです。
人間は生垣を越えて来ないとわかっているにしても
枯葉を踏みしめる足音がうるさいはずですが。。
おかげで可愛い寝顔にしばし見入って癒されました。