教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

昼顔に光り輝く☆

2016年06月30日 | 生き物

5月に入ってから今まで、虫くい痕のある昼顔を見かけるたびに
期待をこめて葉裏をチェックしてきました。


これはいる・・♪

そして先日、金ぴかのジンガサハムシの成虫に会えました!


何度会っても感激♪

5月中旬に葉をめくると


長さ3mmほどのこれ。


ジンガサハムシの卵のうです。
質感はカマキリの卵のうにちょっと似ています。

5月下旬になると


こんな食痕と、ゆっくり歩く奇妙な幼虫が。


この幼虫は脱皮するたび自分の脱皮殻や排泄物を背負い
徐々に大きくなっていきます。


背負ったもので身を守っているようです。


この幼虫は四回脱皮したのでしょうか。

変わった幼虫時代を経て羽化すると

このツヤピカ姿に!
透明のはねに黄金色の部分があります。

幼虫時代とのギャップがすごいですね~☆
やはり5-6月に会える仲間、イチモンジカメノコハムシによく似ています。
蛹が羽化するところや産卵シーンも見てみたい。これからの楽しみです。


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ぴかぴかタマムシ!

2016年06月29日 | 生き物

カイツブリのヒナたちを見て喜んだときにはもう17時過ぎ。
急ぎ駐車場に向かっているとさらにワクワクする出会いがありました。

道沿いの杭がキラリ!


た、タマムシ~!

子供の頃はまれに洗濯物についていたりしましたし、木の高いところで
飛んでいるのは何度か見ましたがこんなに間近で見たのは30数年ぶり。
ヤマトタマムシは昔も今も憧れの虫、会いたい虫なつかしい虫No.1♪


動きはとてもおっとりとしています。
暗いなか動き続けているので飛ぶ瞬間を待ちましたが・・歩き続けます。
左翅後方が少し変形していてそれで飛びづらいのかなとも思いました。

手の甲や顔や耳を蚊にさされ放題さされましたがこんな機会を逃すわけには
いきません!でも痒すぎて寒気がする・・。


眼が大きいんですね~。眼の色は赤っぽく体色はまさに虹色。
角度によって見え方が変わります。どこから見ても輝いて眩しい♪

短い動画を録ってみました。
周囲が暗いので妖しさが増しています♪

< 歩くタマムシ>

この夏の運を使っちゃったかな?本当に嬉しい出会いでした。

ピカピカ光る虫といえば
このタマムシのいた道沿いで今月中旬に見かけた


イチモンジカメノコハムシ
この道は食草のムラサキシキブが多いのです。


飛び立つ瞬間をはじめて撮ることができました。
テントウムシみたいです。

近い仲間で、さらに光る虫も最近見かけました。


ジンガサハムシです。黄金色!

食草はヒルガオで、今年は幼虫をけっこう見かけましたが
成虫となるとなかなか。
タマムシほどではありませんが会えると元気になる生き物です。

このジンガサハムシは成長過程がまた興味深いのです。
のちほどご紹介いたします☆

 


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元気に泳ぐカイツブリのヒナ3羽

2016年06月28日 | 教室風景

雨が降る前にと、ふたたびカイツブリに会いに行きました。
親鳥がヒナを背中にのせているところが見れるかな~?


2日前はあんなに人がいたのに、水辺にはだ~れもいない。
親鳥は泳いでいるけれどヒナはまた見られないかな。


ハナショウブを鑑賞し、トウキョウヒメハンミョウの数の多さに感動してから
もとの位置にもどると

ぴよぴよぴよ!


カイツブリの親子が水草の向こうからやってきました。ヒナが3羽~!
親鳥のあとを一生懸命ついていっています。


縞々頭に赤っぽいクチバシ。
親鳥でさえ片手にのるサイズなのでヒナの小ささ、愛らしさは格別です。


ヒナはもう背中にのせてもらえないのかな?

とても短い動画を録ってみました。
< 泳ぐカイツブリのヒナ>

声がかわいい!水草の奥に入った後落ち着いたようです。

もう日暮れ。ヒナたちはお休みの時間だろうと帰ることにしました。
満開のネズミモチの花にアゲハチョウが飛び回っていたので見上げると


ホタルガがいました。梅雨時ならではの出会いです。
花にうっとりしているように見えましたが花粉を食べているのかな?
子供の頃は黒っぽくて薄気味悪いと思ったけれど、よく見れば綺麗。
頭部は赤色、触角や腹部は青く輝いている大人しい蛾です。

クヌギレストランはどうかな?


蝶はヒカゲチョウ、蜂は大きい!オオスズメバチかな?
甲虫はカナブンにヨツボシオオキスイ。
やはりスズメバチが皆を蹴散らしていました。

蚊も寄ってきたことだしさっさと帰ろう!と早足になったところで
素晴らしい出会いがありました。次にご紹介いたします☆



コメント (2)
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Yさんの新作水彩画

2016年06月27日 | 教室風景

Yさんは愛らしく懐かしい車を2種描かれました。


「昭和30年代なつかしの車」 F4 水彩画

目にすればその当時の光景まで鮮やかに蘇るものは色々ありますが、
この2台の車はYさんの昭和30年代を思い出すきっかけとなりました。
思いをこめて描いた車の顔は今にも話し出しそう。温かみのある作品です。

近づいてみました。

優しい姿と愛嬌のある表情のスバル360は曲線の線描に重点を置き
頑丈そうなミゼットは色鮮やかに元気よくと、対照的に仕上げました。
フォルムの美しさを大切にしながら時代特有の輝きを盛り込みました。

特別な思いを抱くものを描いてYさんの作品世界は広がり続けています。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”のなかの
Yさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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雨上がりの砂地に集う

2016年06月27日 | 生き物

少し前、素晴らしく晴れ上がった朝


森へ続くこみちで興味深い光景に出会いました。

突然黒い影!


あわててシャッターを押しました。青い!


撮影画像はどれも残念なものばかりでしたが、
道をまっすぐ飛んできたのは確かにカラスアゲハでした。

道の表土はサラサラとして砂っぽく、いつもは乾いているのですが
この日は雨上がりで少し湿っているところもあるようでした。


羽化したて?仲良く5頭ほどのツバメシジミが地面をウロウロ


可愛いツバメシジミが翅をひろげればこんなに綺麗!
この青い翅はオスで、メスは黒っぽい色です。


アオスジアゲハも同じ道を行ったり来たりしていました。
やはり地面のミネラル分を吸っているのでしょうか?


道は水はけがよいようで、毎年この小さなトウキョウヒメハンミョウが
見られます。いつもよりも体色に緑色が強く出て美しく感じられました。

小さな生き物が集まる不思議なこの道を雨上がりに歩くのが楽しみです。


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カイツブリのヒナを待ちわびる午後

2016年06月26日 | 生き物

カイツブリのヒナが親鳥の背中にのっている図がどうしても見たくて
午後遅く出かけました。
ほんとうはそれどころではないのですがおさえきれず・・。
カイツブリが大・大好きな母と仕事が休みだった姉を誘いました。


ピョロロロロ~~

甲高い声を出しながら水草の間から出てきたカイツブリの親鳥。
背中には?残念ながらヒナをのせてはいません。

夫婦別々にしょっちゅう獲物を探しに出かけていきます。


珍しく夫婦一緒・・・と思ったら、ヒナがいる?


トンボをヒナに与えるようです!


葉がかぶってしまっていますが、左の赤っぽいヒナが見えますでしょうか?
このあと、皆奥に入ってしまって見えなくなりました。


画像を拡大して確認すると、数枚にヒナがちらっと写っていました。
暗くて障害物が重なって、これが限界。

カイツブリ好きの母に親鳥の背中からひょこっと顔を出すヒナを
見せたかったな~。タイミングが悪かったのか・・仕方がありません。


頭上をアオサギがぐるぐる飛びカラスが集まりだしてそろそろ日暮れ。
同じ場所に長時間立ち続けて鳥の出現を待つ、ということをしたのは
思えば初めてだったので3人とも口がきけないほど疲れてしまいました。


一本のロープに5頭ものアキアカネがとまっていました。
これからもっと標高の高い場所に移動して夏越しをするのでしょう。


あれ?っと思ったのがこのトンボ。
青白く粉がふいたようですが、胸の横の柄を見るとシオヤトンボではないし
眼の色がオオシオカラトンボでもシオカラトンボでもなく体が小さい。

帰宅して調べると、コフキトンボという名前!初めて見ました♪
今までシオヤトンボだと思って見過ごしていたのかもしれません。
水辺の狭い範囲を見ただけだけれど結構楽しめた休日でした。

コメント (2)
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6月最後の教室 クサレダマ咲く

2016年06月25日 | 教室風景

6月5回目の教室日は明るい曇り。
お昼頃にはお日様が顔を出してくれました。


この6月を振り返れば、梅雨入りは早かったものの教室日はほとんど
降られず快適に制作できる日が多かったように思います。
バスやバイクで来られる方もいらっしゃるのでその点良かったです☆


少しずつでも描けば確実に変化して次にやるべきことが見えてきます。
この日もそんな地道な作業を繰り返しながら自分の世界を見つめました。

曇り空だったのであまり出会いはないかな~と思いながらきょろきょろ。


お昼休みに急いで池に足をのばしてみましたが、やはり静かです。


早くもクサレダマが咲いていました!
この上にトンボがとまってくれないかな~?


今年は本当に数が少ないショウジョウトンボ。

森の生き物を調査している方に偶然お会いして少し立ち話。
ある種の生き物は不自然に突然見られなくなることがあり、それは
採集されていると考えられるとおっしゃっていました。
そんな人がいるなんて!どうりで採集禁止の看板が増えたわけです。

自然のものは自然のままに、撮っていいのは写真だけ!


写真撮影でさえも自然の営みを邪魔していますね。
こちらの殺気を感じて警戒するキボシカミキリのペア


今はベニシジミも恋の季節。
このベニシジミとキタキチョウは数多く少々天気が悪くても活動しています。

この森を歩き始めてからもう10年以上。喜びが増して気付くことも多く
なりましたが出会う生き物は種類も数も減っていると思います。
自然を壊すことを極力避ける、そんな対策しか思いつきません。


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ムクロジの花

2016年06月24日 | 散歩

カイツブリのヒナをみたくて夕暮れに出かけました。

  
三脚にカメラを持った人が集まっていて、どうやら無事にヒナが
生まれてはいるようです。
可愛いさえずりもかすかに聞こえましたがお披露目はまだでした。


池のまわりにはヤブカンゾウが咲いていて
ムラサキシジミも見られましたがちょっと遠い・・。

近くで咲いていたムクロジの花を観察することにしました。

見上げるばかり、樹高10m以上の大きな木です。


分厚く大きな葉は羽状複葉、臙脂色の葉柄でカラスザンショウのように
見えますがムクロジ科ムクロジ属。


雌雄異株。直径5mmほどの実がなっていましたからこの木は雌株。
次々と小さな花が落ちてきて雨が降り出したのかと思いました。


実は上の写真のように10月末~11月初旬に直径20mm以上になります。
完熟した果肉は泡立つので洗濯液に、種は数珠や羽根つきの羽根の玉に、
種を割った中心部分は食べられるということで昔から利用されてきたそう。

満開の花には昆虫が集まっていて


この怪しい色に輝くアオカミキリモドキが目をひきました。

このアオカミキリモドキ、小さくて綺麗ですが触らないほうがよいようです。
虫が刺激を受けると分泌されるカンタリジンという有毒物質が人の皮膚に
つくと水ぶくれになるのだとか。

身を守る方法はいろいろあるものですね。

コメント (2)
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梅雨の晴れ間に蜜あつめ

2016年06月23日 | 生き物

雨が上がった午後、近くの公園を歩いてみると
ひとときも無駄にしない生き物たちが飛びまわっていました。


スジグロシロチョウはモンシロチョウよりひと回り大きく
動きがゆったりしているのでよいモデルさんです。

低い場所にいて産卵場所を探しているな、と見ていると

産みました?
撮影しながら近づいたからよく見えなかった~。


卵はこれかな?
降雨時の地面からの跳ね返しが葉にいろいろついていてわかりにくい・・。
この葉はスジグロシロチョウの幼虫が育つアブラナ科の植物のようです。


すこし横に倒れているようですがこれは卵のようです。
でもたった今産みつけられた新鮮なものではないような。
葉裏を探すのを忘れました。
立ち上がったときにはもうお母さん蝶は飛び去ったあとでした。

紫陽花もいよいよ花盛り♪


なんだかいいな~と見つめていると

ブーン ブーン


セイヨウミツバチでしょうか、小さなハチがすぐ近くに来ていました。


脚に大きな花粉団子をつけて重そうです。
紫陽花はよい蜜源なのですね。

梅雨の晴れ間は忙し忙し!皆いっしょですね。


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Oさんの新作日本画3点

2016年06月22日 | 教室風景

Oさんの新作を3点あわせてご紹介いたします。


「雨晴海岸よりの立山連峰」 日本画 F8

条件の整った時のみに見られるという富山湾雨晴海岸の絶景です。
遥か彼方にそびえる冬の峰々の気高さ、寒風吹きすさぶ日本海の
荒々しい表情を生気あふれる大胆な筆致で描きあげられました。

近づいてみました。

迫力ある白波は岩絵の具を溜め胡粉を使い分けて輝かせました。
風景の大きさを感じさせる街並みは細やかに、海や空は伸びやかに。
筆遣いに気持ちをこめて表現され臨場感ある作品となりました。

2点目です。


「小坪漁港からの富士山」 日本画 F8

沈みゆく太陽がすべてを夢のような色に染めていく夕暮れのひととき。
その一瞬の揺らぎ煌めきを豊かな色彩と躍動感のあるタッチで力強く
表現されました。大らかな光の表現に気持ちも明るくなる作品です。

近づいてみました。


飛ぶ雲、次々とよせる波、遠くの富士山。うつろいやすい夕映えの
表情をよく観察し深い色がでるまで根気強く岩絵の具を重ねました。
華やかにいろどられた幻想的な光景が郷愁を誘います。

3点目です。


「貯木場からのベイブリッジ」 日本画 F6

雲ひとつない空を映す真っ青な海は凪いで平和そのものの光景です。
すこし寂しげな船着場と現代を象徴するベイブリッジの対比に港の
今昔を想起させつつ独特の軽妙な表現が解放感を感じさせる作品です。

近づいてみました。


時間をかけて岩絵の具を重ねたことでよい発色が得られました。
使い込まれた船の質感やブイなどのしみじみした味わいをじっくり
丁寧に表現され、人のぬくもりの感じられる波止場となりました。

精力的に枚数を重ね変化し続けているOさん。次の作品も楽しみです☆
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のOさんのページにされています。ぜひこちらもご覧下さい。


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