作品展が近づいてきていよいよ忙しくなってきました。
でも満開の桜を見ておきたいし確かめたい花もある。。
どうにも落ち着かずにカメラを持って急ぎ公園へ行きました。
桜の木の下でガサガサ音がして
こっそり待ち構えると、明るいところにシロハラが出てきました。
正面顔も可愛い♪
渡らなくて大丈夫かと心配になります。
この辺りでよく会ったジョウビタキやツグミは旅立ったようです。
枝垂桜のピンクにクヌギの黄緑、ケヤキの新葉は赤っぽく見えます。
木々の芽吹きに桜が映えて色とりどりのチューリップまで
毎年楽しみにしている椿は満開を過ぎて
アブがたくさん訪れていました。
たしかめたかったのはカツラの雌花
すでに新葉が展開し、地面に古い実の殻が落ちていました。
ハーブ園には何が咲いているかな?
花盛りだったのは菜の花のようなこちら
こうばしい。。甘い菜の花とは違う美味しそうな香りがします。
名札を見るとロケットサラダとありました。
ルッコラという呼び名の方が馴染みがあります。
アブラナ科の植物らしくナガメが集まっていました。
今年初撮りの昆虫は他にも
羽化したばかり?ピカピカのツバメシジミに
冬越しに成功したキタテハ
翅がかなり傷ついています。
優しい色、素敵な香り、動きだす生き物たち。
短時間でもやっぱり歩いて良かった♪春は心が浮き立ちます。
明るい曇りで気温高め。いちおう傘を持って
午後遅く大きな公園に行くと
水辺の桜はほぼ満開になっていました。
白いチョウ2頭がもつれるように舞っていたので
ツマキチョウを期待しましたが、よく見ればモンシロチョウ♪
カイドウは咲き始め
クロモジは新葉も出て4分咲き
花を見上げていたらエナガのペアが近くまでやって来ました♪
早くもヤマブキ!
この若いアオサギには往路でも
復路でも会いました。
水辺にはバン
厳冬期にいたカイツブリを探したものの見あたらず
大きなミシシッピアカミミガメが甲羅干し
池にはごくわずか、ヒドリガモやオオバンが居残っていますが
急に暖かくなって多くの冬鳥たちは旅立ったようです。
お墓参りしている猫にも会えました。
湿った森よりも温まった石材が心地よいのですね。
このあと弱い雨が降り出しました。
菜種梅雨もあと少しかな?青空のもとで桜を見上げたいものです。
明日からお天気がよくないということで買い物ついでに遠回り。
川沿いの春を探して歩きました。
空には羽毛のような雲
向かって右側の花はコヒカンザクラ、奥の白い花はコブシ
木の下で袴姿の可愛い卒業生が記念写真を撮っていました。
コブシの中には華やかなピンクのものも
公園には実のなるバラ科の木がいろいろあって
もう梅の花は終わってしまいましたが
プラムが花盛りでした。
木に名札がかかっているのでそれとわかりますが
花の形は桜のようで
プラムの木肌は桜のような梅のような桃のような
それはアンズでも同じですが、花は梅にそっくり。
香りが素晴らしい花はほとんど終わっていました。
こちらはオウトウ、5月初旬にさくらんぼが実ります。
花期はアンズと同時期だったようで、こちらもほぼ終わっていました。
オオアラセイトウ越しにカルガモを眺めていたら
近くの枝にカワセミが飛んできました!
伸び上がる動作をくりかえして、何をしているのだろう?と思ったら
もう一羽もやってきました。
この2羽はオス同士で、ホバリングしながらお互いをつつくような
激しい争いを繰り返していました。どうやら縄張り争いのようです。
ソメイヨシノの花は日当たりの良いところで2分咲きくらい。
まだまだ楽しめそうです。
いつになくスッキリと目覚めた朝、時計を思わず三度見。
とっくに出ているはずの時間でした。
幸いお教室の開始時間には間に合いましたがこの朝散策する時間はなく
13日は蕾だったソメイヨシノの開花具合をたしかめ
足元にとまってくれたビロードツリアブに挨拶しただけ。
曇りがちでしたが前回よりも飛ぶ虫がかなり増えていました。
早くも3月5回目の教室日でした。
明るい曇りで寒くもなく暑くもなく、素晴らしい制作日和☆
窓の外のコブシや中庭のヤマザクラで目を休めながら描きました。
日本画、水彩画、鉛筆画、色鉛筆画、パステル画、篆刻をされている方も。
画材に違いはあっても制作過程を見学しあえばとても勉強になりますね。
3月はこの日で終わり、約一ヶ月の長い春休みが始まります。
皆さんも驚いていたのが中庭の光景。
手前のヤマボウシはさすがにまだですが、なんとヤマザクラが花盛り。
例年通りなら春休み中、お彼岸頃に咲くヤマザクラを見ることができる
なんて珍しい、今年は春は早いね~と話しあいました。
森の中でも8分咲き。
今年は季節の進み方が早いような気がします。
白い花はコブシ、手前の赤銅色の木はアカシデ
近くで見ると赤いのは葉でなくアカシデの雄花序でした。
マンサクはまだ見頃
毎春のことなのに、花が咲くとここにマンサクが!と感動します。
小鳥たちで森は大賑わいでしたが撮らせてくれたのはガビチョウ。
ウグイスの恋の歌をかき消すものすごい声量です。
かーっと日が照るとテングチョウが舞い始めました。
キブシの枝にからみついたミツバアケビに雌雄の花が。
新芽が萌えだすこれからがほんとうに楽しみ♪
次回この森に来た時はどのような彩りが見られるでしょうか。
Iさんは家にあった親しみあるものを描きました。
「ジョッキとハンカチ」 鉛筆画 F6
チェック柄の布の上に置かれた金属ホルダーのついたグラスは
形をとるのも質の差を描き分けるのも難しく時間を要しました。
真摯に向き合う姿勢が作品の清々しさとなって表れています。
色鮮やかなハンカチを白黒に置き換えること、布とコップの関係、
形や質や空間についてじっくり考察しました。丁寧にやわらかく
とらえられたそれぞれに実感があり、心地良い風がふいています。
自分にとってモチーフの意味は。それをどう表すのか。模索し続ける
Iさんの過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
強い風に雲が流れて、日が出たと思ったら暗くなる。
今にも雨が降り出しそうな朝でした。
近くの梢で歌い始めたウグイス
まだホ~・・の部分が伸ばせずケキョケキョが多めながら声量は十分♪
木々も芽吹き桜も咲き出しました。ヤマザクラかな?
ソメイヨシノの蕾もふっくらと。今週中には花開きそう!
スミレもいよいよです。
ハシブトガラスがさかんに樹下を気にしていて
そのあたりを見に行くとヒキガエルの亡骸をついばんでいました。
3月4回目の教室日でした。
到着した時には暑い~と上着を脱いでいた皆さん。天気の悪化とともに
風が冷たくなり暖房をいれました。正午頃には久々の暴風雨で大変でしたね!
それも30分ほどでおさまり午後には風も弱くなりました。
外は春の嵐でも制作中はリラックスして想像をふくらませ心は快晴♪
終わるころには思いもよらない世界が目の前にあらわれています。
お昼休み、カエル合戦を期待して池へ急ぎました。
ヤマアカガエルのカエル合戦についてはラストチャンスかもしれません。
池に近づくと、繁殖に集まったヤマアカガエルの恋の歌が聞こえました!
短い動画を録ってみました。(音量ご注意☆)
ヤマアカガエルの歌声
音をたてたり動いたりすると警戒してなきやんでしまうため
棒立ちになって歌を味わいました。
暗い中、ゆらっと水面が動いたところをあてずっぽうに撮ると
産卵行動をしています!
今年も出会えてよかった。。。
水は濁りよく見えませんが、あちこちでこんなペアが誕生しているようでした。
帰りみち、驚きの出会いがありました。
大きい~!!
ヤマアカガエルのメスが舗装された道路でじっとしていました。
こんな近くで撮らせてくれるなんて、かなり弱っているのかな。
体長は100㎜弱。本には40~80mmとありますがもっとあったような。
メスはオスより大きいとはいえ、この森でこんなに大きい個体を
見たのは初めてでとても興奮しました。
これだけ体が平たいなら、産卵行動が終わって眠りに入るところなのか
これから産卵で池に向かうのか。いずれにしても誰かに踏まれたら大変。
大丈夫?と触れると、ぬるっ、ビヨーン!
1mほど跳躍して森のなかへ消えました。驚かせてしまって反省。。
この立派なヤマアカガエルとともに印象に残ったのが
ホタルの池にヒキガエルのペアがいたこと。
この池でヒキガエルを見るのは何年ぶりだろう?
20年近く前はよく見たアズマヒキガエルは近年ほとんど会えず
減ってしまったのだろうと思っていました。
この日の天候がちょうどよかったのか、下のミズキの谷でも
ヒキガエルの合唱が聞こえ、カラスがついばんでいるのが見られたし
心配していたヒキガエルはちゃんと命をつないでいたようです。
早くもシュレーゲルアオガエルの声も聞こえて
水辺がますます楽しくなってきました。
この日は大気が不安定で落雷突風に注意が必要との予報だったので
カッパ着用で朝の森にのぞみましたが、必要ありませんでした。
歩きだした途端
茂みから大きなクロコノマチョウがとびだしました!
あまりの暖かさに目覚めたようです。
テングチョウにはたびたび会いました。冬越し成功おめでとう!
他にも、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、
ムラサキツバメなどが舞っていて、本格的な春の訪れを感じました。
ビロードツリアブも飛んでいたので、しゃがみこんで見ていたら
8㎜ほどのエンマコガネの仲間が飛んできました!
胸部はやや盛り上がり、動きがすばやい。
よく見ると、足元に小さな獣フンがありました。
3月3回目の教室日でした。
暖房をつけると暑くとめると肌寒い、この時期は服装が難しいですね。
まだ皿の上のニカワもかたまり、温度調節に気をつかいます。
13日以降、ここではマスクの着用どうするの?と聞かれハッとしました。
2年以上マスクは当たり前になっていましたがもう外してもよい頃ですね。
私は皆さんと距離が近いからどうしようかな?
中庭のコブシは見頃となりました。
東日本大震災の当日もこの教室に来ていて、大きな揺れがあった時
教室の皆さん、陶芸の先生、ダンス教室の皆さんとこの中庭に集まり
ラジオや4号線の信号が消えているというSさんの情報から
ひとまず帰宅しようということになったのでした。
その当時、木はこんなに大きくはなく花は目の高さにありました。
このトサミズキも12年の間にずいぶん立派になりました。
懸命に生きる植物や野生動物に接すると安らぎと元気をもらえます。
ヤマアカガエルの産卵であてにしていた水場は3か所が干上がっていました。
水がわずかに残る4か所目に行ってみると、ヤマアカガエルの鳴き声が。
どこにいるのだろう?
水がゆらっと揺れた部分をあてずっぽうに撮ってみると
ヤマアカガエルのペアが写っていました!
一匹だけ体全体が出ていましたが他はみな水の中に隠れてしまいました。
こちらをうかがっています。
短い動画を録ってみました。
水から顔をだすヤマアカガエル
歌声を録りたかったのですが皆警戒しており
繁殖行動の邪魔となるのですぐ退散しました。
ヤマガラ可愛い♪
小鳥たちは皆高らかに歌い忙しく飛びまわり
森は活気に満ちていました。
雨上がりの朝。
冷たい風の吹く森で嬉しい出会いがありました。
背丈ほどの茨や枯れ枝がいりくんだ踏み込めない藪奥で
エナガが懸命に作業をしているのが見えました。
今考えれば動画を録っておけばよかった。
かたまった枯葉の中から白い糸を抜き取っています!
これは巣材集めに違いない♪
白い糸をくわえては後ろに下がることの繰り返し。
体全体をつかって、なかなかの重労働!
エナガの巣はコケなどを材料に蛾の繭や蜘蛛の糸を接着剤として
袋状に織り込んでいくそうです。
途中、配偶者なのかもう一羽飛んできましたが
数分作業を見守っただけで飛び去りました。
糸は粘着性があるようで頭や体にもくっついています。
エナガの巣材集めは何度か遭遇していて、帰宅後
過去記事を見直すと記録したのはだいたい2月末~3月末。
その中には羽毛をくわえているものもありました。
ベビーベットの最後の仕上げなのでしょうね。
3月2回目の教室日でした。
陽が高くなるにつれ日差しが出てきて久しぶりに暖房をとめました。
光は澄んでニカワもかたまりにくく、快適な制作日和でした。
この日もアオゲラと思われる大型キツツキのドラミング音が近くで聞こえ
特に9-10時、13時-14時が激しく、皆さんと春気分を味わいました。
朝のうちはまだ雨の名残りがあり
咲き始めのモミジイチゴの花に雫が光っていました。
お昼休みには青空が♪
この日は待ちに待った啓蟄!
クスノキの近くでアオスジアゲハの蛹がないか探したり
越冬トンボを探したりしました。
そして
ジャコウアゲハの蛹だ!
昨年この枝の近くのサルトリイバラの葉で育つ幼虫を観察していましたが
地上170cmほどの枝先で蛹になっていたとは。
いろんな方向から接写してみると
怪しげな黒い部分が。
落ち着いてあらためて見ると、全体に色がくすんでいて
何よりこの黒点が寄生者の存在を感じさせます。
そろそろチョウが舞い始める。そう思うだけで力が湧いてきます。
朝のうちは曇っておりかなり風が冷たく感じられて
暖かくなるだろうと厚着してこなかったのを後悔しました。
トサミズキの木に
レモン色の花が♪
この花をみるといよいよ春だな~と感じます。
視界にオレンジ色のものが入ったので
建物の陰にそっと隠れると
慎重派のアカハラが茂みから出てきました。
何度も見かけていましたが今季初撮り♪
真ん丸ジョウビタキに
数羽で野原を歩くツグミも、冬鳥の彼らはそろそろ見納め。
旅立ちの時をどのように決めるのだろう?
3月最初の教室日でした。
アオゲラと思われるキツツキのドラミング音を聴きながらの制作です。
さらに窓際のゴモジュにウグイスが来たりして気分ウキウキ♪
午後にIさんが鉛筆画を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆
中庭のコブシの木を見上げると
数輪開花!この花を楽しみにしている方が多く
やはり開花を喜んでおられました。
若草色の塊をぶら下げたこの木はヤシャブシ
若草色のものは雄花序でした。
雌花序はこれから。
ヤマアカガエルの卵塊の発生具合はどうかな?
ホタルの池に行ってみると
卵塊は激減しており、今年も保護のため一部に籠をかぶせてありました。
自然観察センターではヤマアカガエルを捕食するアライグマの捕獲に
ずっと取り組んでおられるようです。
約10日前、発生が進んで桑実期だった卵塊を見てみると
孵化して、ゆらゆらうごめいています!
外鰓の目立つ幼生期♪そろそろ泳ぎだせそうです。
小鳥たちの歌の調子が変わり、木々も芽吹きだしていよいよ春です。
Uさんは散歩道の春を描かれました。
水彩画 F4
通いなれた竹林にやってきた春。日々勢いよく生長するタケノコの
生命力をみずみずしく描き上げました。主人公は細やかに、竹林は
すばやい筆致で淡くも力強く表現され、奥深い味わいがあります。
近づいてみました。
タケノコの中身が満ちた感じ、先端や表面の硬い質感、生い茂る草、
奥に広がる竹林など多彩な筆遣いで生き生きと表現されています。
この場で受け取った春の精気が実によく表された情趣ある作品です。
同じモチーフを繰り返し描きながら新たな表現を模索し続けるUさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
“作品集”の中のUさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。