教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

おたまじゃくしの4月

2016年04月30日 | 生き物

昨日、夕方に外出したら風が強くておどろきました。


買い物帰りにパチリ。
空にはにわか雨でも降りそうな迫力ある雲が広がっていました。

ところで。。
大雨の中いそいそと出かけたはじめのカエル合戦から約3ヶ月。
発生の過程も楽しみで池に行くのにかなり気合いが入っていました。

ヤマアカガエルのおたまじゃくしたちが棲む水辺はどうなっているかな?
この4月に記録した幼子の姿を少しですがご覧ください☆


ネコヤナギが唯一の彩りだった水辺は若葉色づくし


おたまじゃくしの姿になってしばらくのあいだは水底にかたまっていました。


この口☆にっこり笑っているような形の時をとらえたいのですが
小さくてなかなかうまくいきません。
ウグイスの歌声を聴きながらおたまじゃくしが漂うのを見ていると癒されます~。


4月25日撮影のおたまたち。足の出ているものがちらほら見られました。
今年は今のところ池の水が干上がることもなく、数多く順調に育っている
ように感じられます。

散った桜の花びらを夢中で食べる様子を短い動画で録ってみました。
はじめはLUMIX G2、中盤以降はCOOLPIX AW100を水中に入れました。

< 桜の花びらおいしいな>

桑の雄花なども落ちていたのに見向きもせず。桜の花びらが大人気でした。

4月も今日で終わりとはなんてさみしい。
楽しみにしていた春は飛び去り初夏になろうとしています。

忙しなくしていて色々見逃しているけれど例年通りならヤマアカガエルの
おたまじゃくしたちが小さなカエルとなって上陸するのは5月末~梅雨時。
それだけは見る!と決めています。
その前にヒキガエルたちが上陸するかな~?ああ見たい。

コメント (2)
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4月の森できらめく

2016年04月29日 | 生き物

いよいよゴールデンウィークが始まりましたが私は平常運転です。
最近出会った森のきらめきを並べてみました☆


小さな小さなクモが編んだ虹色の織物


雫きらめくミツバアケビのツルにもきれいな網☆


雌雄同株。バナナの房状が雌花、蜜柑の房状が雄花のミツバアケビの花。
もうほとんど散ってしまいましたが、秋の実りが楽しみです。


今年は特別目覚めが早かったように感じたハンミョウ


何度会っても感激してしまうカワトンボ。翅が橙色のこのタイプと


翅はごく淡い褐色、ほとんど透明タイプ
ハンミョウとともに会うことを心から楽しみにしている森の宝石☆


ホソオビヒゲナガガは金色の光沢!
蛾は種類が多くて驚くほど美しいものもいるのでこの頃は出会うと嬉しい。
ドクガの仲間には要注意ですが。

視界を横切るものを追い、葉を裏返しているとまたたく間に時間が過ぎて・・・。
日がないちにち森の奥深くを歩きたい、けれど今は難しい~!
大好きな春の移り変わりに焦るばかりで駆け出したくなります。


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Uさんの水彩画作品2点

2016年04月28日 | 教室風景

Uさんの新作水彩画を2点続けてご紹介いたします。


「さくら」 水彩画 F4

桜の花が大好きで様々な視点から毎春新しい作品を描いてきたUさん。
今年のさくらはいつになく艶やか。芽吹きの森と満開の桜を感じさせる
背景も素晴らしく、花の輝きと生命感をみずみずしく表現されています。

近づいてみました。


鉛筆でごく淡く花の形をとった後、たっぷり水を使いながら水彩絵の具を
溜める描き方で紙と透明水彩絵の具の美しさを最大限にひきだして
います。花への思いと画材への親しみ、描く喜びが感じられる作品です。

2作目です。


「牡丹」 水彩画 F6

群馬県の旅で出会った楮紙に刺激を受けて庭の牡丹を描かれました。
普段使用している厚めの水彩紙とは違う、薄くてのびる和紙に戸惑い
ながらも牡丹の量感とはかなさ、葉のひろがりを見事に表現されました。

近づいてみました。


にじみ止めがひかれていない和紙のもろさを体感し、絵の具の粒子が
どこまで広がっていくのか、水の量や筆圧を様々に試しながら楽しんで
描かれました。葉の表情や踊る花びらに遊び心があらわれ出ています。

違う厚みの和紙にも挑戦中。新しい世界が広がってゆきますね☆
Uさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“
作品集
”の中のUさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもごらんください。


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バンの親子とカイツブリ

2016年04月28日 | 生き物

「バンが子育てしているよ!」
嬉しい情報をいただき、夕暮れに大和市の泉の森に行きました。


バンです。珍しく水からあがっておりクチバシとおそろいの黄色地に朱色の
鮮やかな脚が見えました。
心配そうに水際をのぞいています。


ああっ、バンのヒナです!手のひらサイズの体に似合わぬ大きな足。
水に入りたいけれどおっかなびっくり。


いつも親鳥が近くに寄り添って見守っています。


ヒナはふわっふわ。落ち着きなく泳ぎ回ります。


頭頂部の羽毛がまだうすくておどけない表情です。
いかんせん光が足りず手ブレ連発。また晴れの日に会いに来たいな~!

カイツブリは2羽で仲良く泳ぐ様子が見られました。


ピロロロ~ 甲高い声を出しながらやってくるカップル


背中から可愛いヒナが顔を出さないか注意して見ましたが変化なし。
まだ子連れではないようです。


カイツブリのヒナは梅雨時に見たことがありますが今年はどうでしょう?

バンにカイツブリに、そうそうカルガモのヒナも。トンボの種類も増えてきたし
4月も末になって水辺に来る楽しみが増えました☆


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ルリタテハの産卵・サルトリイバラ

2016年04月27日 | 生き物

今年も4月早々からサルトリイバラの花が見られました。


こちらは雄花。ユリ科というだけあって小さな花をよく見れば百合形ですね。


こちらは雌花。雄花よりも数が少ないように思えます。


本格的な秋がやってきた頃にはこんな真っ赤な実がみのります。
クリスマスリースなどにもよく利用されていますね。

サルトリイバラ、といえばユリ科植物が好きなルリタテハの幼虫の食草。


サルトリイバラの近くで行動があやしいルリタテハを見守っていると


産んでる?きっと産んだね!
残念ながらお尻が見えないけれど産卵行動です。


母ルリタテハが飛び立ったところにはやはり卵が。
左上にはやはりサルトリイバラを食べるというアカクビナガハムシが。
ルリタテハの幼虫のライバル、大食漢です。


産みたて卵はピッカピカ!
この時あろうことか接写専用のnikon AW100が電池切れ。
やや離れたところからpentax K-rで撮影しました。
こまめな充電チェック、大切ですね・・。

これからは幼虫シーズン。その姿を初めて見たときの衝撃は忘れられません。
うっとりするほど美しいルリタテハの幼少期があんなだなんて!
そのワクワクを味わうためにサルトリイバラの葉めくりがこれからのお約束です。



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4月最後の教室 カマツカの花咲く

2016年04月26日 | 教室風景

4月最終回の教室となった先日はシャツ一枚で過ごせる陽気☆
窓からの風が心地よく、のびのび描くことができました。


4月も末となって気温も湿度も変わり、描くスピードも上がってきました。
下地作りはもちろん新しい挑戦にもぴったりの季節。春のパワーをもらって
ひたすら前進です。


午前中にUさんの水彩画を2点撮影しました。順次ご紹介してまいります
のでお楽しみに☆
よい季節ですが間にゴールデンウィークがはさまって教室は少しお休み。
次回は5月の第2月曜日となります。


アトリエの窓を見れば黒いアゲハが飛びまわっていました。

オオムラサキツツジの花めぐりをしていたジャコウアゲハのオス
メスは草むらを低く飛んでいるのを見かけましたが、産卵に適した
ウマノスズクサを探していたにちがいありません。

上郷森の家別館から横浜自然観察の森への近道の階段を上がると


白い小花が咲いてアーチになっており蜂やアブがきていました。


白い小花の正体はカマツカです☆
秋には黄葉し、極小リンゴのような赤い実がなって一年中楽しめます。

暑くもなく寒くもない。過ごしやすいこんな季節は一瞬ですね。


柔らかい新葉ばかりで目に優しい・・・寝転がりたくなります。


高いところにサナエトンボがとまっていました。何サナエかな?


あまりにも美しいのでまた撮影してしまったホタルカズラ

何度も黒いアゲハを見ましたが高いところを飛んでおり撮影チャンスが
なかなかありませんでした。
この森をふたたび歩くのは2週間後。どのように変貌しているか楽しみです。


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ツマキチョウとベニシジミの産卵

2016年04月25日 | 生き物

春にしか出会えないツマキチョウ。チャンスは限られています。
低いところをふわふわ飛んでいるのが遠くに見えたので駆けつけました!


ツマキチョウのメスです。とまっているのはタネツケバナだから・・
あっ、産卵だっ!とあわてて動画にしましたが手ブレがひどい。
なので今回も静止画です。


矢印の先にあるクリーム色の紡錘形がツマキチョウの産みたて卵です!

もう一種、ベニシジミの産卵も観察しました。
ベニシジミの幼虫の食草はギシギシやスイバ。


このギシギシの葉で行ったり来たりしているベニシジミがいました。


きっと卵を産みにきたのでしょう。


葉の表、裏と歩き回って葉の付け根のほうへ歩いていきました。

短い動画と録ってみました。

< 産むの、産まないの?ベニシジミ >


一瞬お尻を葉につけているようなのですが、この動画内では
産みそうで産まない。お母さんベニシジミは慎重ですね。


あれ?さっきまでなにもなかったのに、ギシギシの葉脈近くにごく小さい
青白いものがついていました。


ベニシジミの産みたて卵は直径1mmぐらい。

見上げるとこっちのスイバ、あっちのギシギシとベニシジミたちが
飛び交っていました。
幼虫も蛹も実物を見たことがないので卵の成長が楽しみです。
かわいく?撮れたらまたご紹介いたします☆

 


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森の木の花・4月

2016年04月24日 | 自然

4月の森で出会った木の花を並べてみました。
梅雨時の実りが楽しみなものばかりです☆


4月のはじめから咲きだしていたドクウツギ


雌雄同株。赤黒い実がなりますが猛毒で食べたら危険。
森でも注意書きの看板があり、ロープで囲ってあります。


コロンとした方がドクウツギの雌花


下向きに垂れ下がっているのがドクウツギの雄花
昆虫がやってきているのを見たことがありませんが風媒花なのかな?


同じく雌雄同株なのは

ヒメコウゾです。線香花火のように赤紫色の毛が生えているのが雌花で
クリーム色のボール状のものが雄花。
半透明のオレンジ色の実は食べられます。


横浜自然観察の森でもっともよく見かけたのは


ヤマグワです。こちらは雄花。
手をふれていないのに定期的にふわっと花粉が煙のように飛んでいました。


もう実になりかかっているこちらはヤマグワの雌花
雌雄同株の木もあるのだとか。面白いですね。

少し前、4月上旬になりますが
コクサギの花が酸っぱい香りをただよわせていました。

雌雄異株でこちらが雄花


こちらが雌花。さすがミカン科、特有の香りに引きつけられます。

コクサギはカラスアゲハ、オナガアゲハなどの幼虫の食草。
幼虫をいつも探しているのですがなかなか出会えません。
産卵シーンも見たい!

食痕から実りまで、どの木もこれからが楽しみです。


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Nさんの新作日本画

2016年04月24日 | 教室風景

Nさんは昨年誕生したお孫さんを描かれました。


「晃来誕生」 日本画 F8

燦然と輝く未来を想像させる清らかな光が赤ちゃんに降り注いでいます。
細胞膜と卵のようにも見える光の帯と粒は希望と愛の象徴のように感じ
られます。誰をも朗らかにする力のある、生命感に満ち満ちた作品です。

近づいてみました。

目に見えないもの、想いを如何にして表現するか。明確なメッセージに
最も適した構図、形、色、進め方を熟考し下地作りにも時間をかけました。
確かな技術と伸びやかな筆遣いで描かれた画面は溌剌としています。

何人ものお孫さんを描かれてきたNさん。子供たちの成長過程もわかる
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"の
なかのNさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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4月四回目の教室 ホタルカズラ咲く

2016年04月23日 | 教室風景

4月四回目の教室日は快晴、快適!小鳥たちの賑やかなさえずりと
子供たちの笑い声が森から聞こえてくる楽しい一日でした。


程よく乾燥していて光もきれい。素晴らしい制作日和でどんどん描き
進めることができました。室内は少しひんやりしていたものの
皿の上の膠は固まらず、完全に冬が去ったなーと実感しました。


午前中にNさんが日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介してまいりますのでお楽しみに☆


朝の森は爽やかでした。

一週間前と比べて青々!


光に透けた木々の新葉を見上げていると時がたつのを忘れます。

木漏れ日のゆれる薄暗がりで輝いていたのは

ホタルカズラ♪
赤紫色から深い青までうっとりする色あいです。


朝日で体をあたためていたテングチョウ


ねぼけまなこのタイワンリス

この日は雨上がりで気温も上がるというのでトンボの羽化が見られるかと
期待して池に行ったのですが空振り。黒いアゲハたちが猛スピードで
飛び回っているし美声の小鳥たちは葉陰にかくれてちっとも見えない。

生き物写真はあまり撮れなかったけれど、シュレーゲルアオガエルの
合唱を聞いているだけで夢の国にいけました。


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