教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

高崎の白衣大観音から太田の白蛇観音へ

2013年07月31日 | その他

市営の駐車場にとめてから上り坂をゆっくり歩いて10分ほど。
汗が流れてきました。



緑がまぶしい~♪高崎白衣大観音で知られる慈眼院です。



優美な姿、慈愛に満ちたまなざしにしばらく見とれていました。

高さ41.8m。胎内を、唯一登ったことがある母の話を聞いたら
とても大変そうなので今回はやめました。
訪れた27日は晴天でものすごい暑さだったのです。

ミンミンゼミの声を聞きながら歩いていたらクヌギの木があって
大きな蝶が飛び回っていました。



オオムラサキです!
立っている場所から木がかなり離れていたのは残念ですが
自然の姿が観察できるのはやっぱり嬉しい!
5本ほどあったクヌギのなかでレストランが開店していたのは
一本だけでした。10頭ほどのオオムラサキにオオスズメバチが
混ざって迫力満点。ここを訪れて良かったな~♪

時間があれば、奥の染料植物園へも行きたかったのですが
13時30分までに次の場所に到着しなければならなかったので
昼食は車の中で軽く済まし、急いで太田市藪塚へ向かいました。



次は白蛇観音!ここへは昨年12月にも訪れていたのですが
今回も私の希望で無理やり予定に組み込みました。



ジャパンスネークセンターです♪
前回の反省をいかし、温泉街からではなく観音様側から入りました。
入場料は1,000円ですが、JAF会員だったので800円でした。

13時30分まで、と急いだのは今回も「ハブの採毒実験」を
見るためです。



この時間はただハブから毒を採るところを見るのではなく
研究員の方の講義を受けるようなもので、前回とても感激
したのです。さまざまな蛇のことはもちろん、身近で接触機会の
ありそうな毒をもつ生物のお話などためになることばかり。

やっぱり今回も参加できてよかったです~!



講義後はアオダイショウを触らせてもらえるコーナー。
12月に触った時より気のせいかツルツルして手触りが
よかったです。この写真は母が撮ってくれたものをトリミング
しました。

このあとはゆっくり生態観察!
前回訪れたときは冬眠期だったため閑散としていた野外放飼場へ。
これを一番の楽しみにしていたのです。真夏ならスゴイはず・・。



想像した以上に素晴らしかったです!もううじゃうじゃいるのです♪

私は「いるよいるよ~!」と叫びながら微笑みながら撮影しつつ
野外放飼場をたっぷり5周はしていた、と後で姉が言っていました。
本人は無意識でしたが確かにこの旅で一番興奮したひとときでした。

4時頃まで蛇のまわりをぐるぐる歩き回って楽しんだあと
8時過ぎに帰宅しましたが、とんでもないお土産つき!
続きます☆


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高崎を歩いて温泉宿に泊まる

2013年07月30日 | その他

赤城山から降りてきて1時間ほど。前日同様、前橋で
渋滞にはまってからJR高崎駅の西口に到着しました。
この街を少し散策しようかと提案したのは姉で
母には内緒でコースに入れていました。



父と結婚する前、おじの家に下宿しながら駅前のデパートに
勤めたという母。上のお店はその頃通ったお蕎麦屋さんだとか!

大きなビルが多い現代的な街だけれど、50年前を知る母が見れば
そこかしこに当時の名残りがあるよう。
お蕎麦屋さん同様少し場所は移動していたそうですが、通っていた
歯医者さんとか服を買ったお店とか発見する度に母は楽しそうでした。

高原を歩き回って疲れている上に、高崎の街はあえぐほど暑かった
けれどやっぱり立ち寄ってよかったです。



一泊の宿に選んだのは、高崎観音の近くにある錦山荘。



歴史を感じさせる佇まいで、よい雰囲気です。

ご飯は和食、和洋食、郷土食から選べます。



私たちは和洋食にしました。



ビールを頼み



このあと大どんぶりに入った“おっきりこみ”とデザートが
あったので食べきれないほどでした。美味しかったです!

温泉のお湯は少しとろみがあり、肌がツルッとしたよう。
湯船から高崎の街が望めるのが良かったのですが、母は
窓にくっついていた大きなナナフシを見て大喜びしていました。



懐かしい雰囲気の宿をあとにした旅2日目の午前中は
車で数分の高崎白衣大観音へ行きました。
そこで私には素敵な出会いがありました。続きます☆


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赤城高原の小沼へ

2013年07月29日 | その他

覚満淵で涼しく穏やかな時間を過ごしたあと
ビジターセンターでお昼をいただき、小沼へ移動しました。



この写真ではわかりにくいですが、駐車場のある地点から
数分急坂をくだって小沼(この、と読むそうです)湖畔に着きます。
長七郎山の火山活動によってできた火山湖で、周囲は約1kmと
いうことですが私たちは休み休み1時間かけて歩きました。



湖畔には白っぽい砂利状の小石が転がり、このエルタテハや
キアゲハなどが地面のミネラル分を吸っているようでした。



明るい場所ではウツボグサがちらほら



湖畔沿いの道を左回りでまわったのですが
前半はとても歩きやすい平坦な道がほとんどで
ササ類がある場所では、このヒメキマダラヒカゲや
クロヒカゲに出会えました。
2度ほどヤマアカガエルを見たのに撮りそこなったのが残念。



ちょうど中間地点くらいのところにベンチがあったので
そこでひと休み。ここでもアキアカネがたくさん見られました。



後半部分の道は石が敷きつめてあって、その凸凹で
母は足が疲れてしまったようです。
このあとも街を歩く予定があるのですが・・。



ちょうどノリウツギが花盛りで、ウラギンスジヒョウモンが
吸蜜していました。ふだん見られない高原の蝶に会えると
一気に旅気分が盛り上がります♪

この時点で午後3時。アイス食べたいね~などと言いながら
宿の食事の時間も考え、急ぎ高崎へ向かいました。
続きます☆


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一泊旅行で群馬県

2013年07月28日 | その他

3人の予定が合う日がようやくできたので
かねてより母が行きたがっていた旅に出かけました。
今年の夏旅はせわしないけれど近場で一泊です。

山梨は混んでいるだろうし千葉は海辺が混んでいるだろうし
長野はちょっと遠いかな・・ということで群馬に決定しました。



涼しい場所で過ごしたい高原好きの私の独断で
まず赤城山に向かうことに。
ナビさまの言うとおりに関越道前橋ICで降りると
さっそく17号線で渋滞にはまりがっくりしましたが
山へ近づけば近づくほど気持ちのよい道になってきました。

4号線上毛三山パノラマ街道に入ると車の窓を開け
聞き慣れない蝉の声を確かめたり、ミヤマカラスアゲハを
見かけて止まったりしながら第一の目的地に到着しました。



覚満淵です。周囲500mの沼の周囲は湿地帯になっていて
よく整備された道は平坦。母の足にも負担はないかな~ということで
決めたのですが・・行って正解!カルガモのヒナの鳴き声が響くほど
静かで人が少なく、高原植物とトンボと蝶と、見るものが多くて
とってもよいところでした。



涼し~い!
何かいないかな・・。鹿と思われる足跡がありました。



木道があまり好きでない母も安心して楽しめたようです。
ときどき涼しい霧が降りてきて、また太陽が顔を出す
清清しいお天気でした。



とにかく多かったのがこのトンボ。アキアカネのようです。



とってもきれいだったのがこのトンボ。
はじめショウジョウトンボかなと思ったのですが
いつも見ているものより翅の付け根の橙色が広いような・・。
これから姉の画像を合わせて確かめたいと思います。

母姉私の三人分の撮影画像を合わせると1000枚以上あるので
まだ全て見終わっていないのです。
現像代を気にせずたくさん撮れるデジカメって便利ですね・・。



クガイソウの蜜を吸っていたこの蝶はオオチャバネセセリ・・
なのかな。

ほかにも高原ならではのヒョウモンチョウの仲間に会えましたが
ご紹介は後日・・。
平和で平坦な覚満淵の後、小沼へ移動しましたがこちらはなかなか
ハード!次に続きます。


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いつものさんぽ道

2013年07月27日 | 生き物

明るい曇りだった日、いつもの散歩道を行くと



道は成長した草花にほとんど覆われてしまっていました。



何頭ものキタテハたちに



イチモンジセセリのカップルが追いかけあいっこを
していました。



だいぶ翅のいたんでしまったベニシジミ



やはり翅に欠けた部分のあるヤマトシジミ



小さなカミキリムシもいました。



葉裏には羽化したてなのか翅のきれいなクサカゲロウが♪

うっそうとした緑濃い場所で過ごしているとリラックスして
よいアイディアが浮かんできそうです。




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ムクドリの子育て

2013年07月26日 | 生き物

今年は4月から環境が少し変わったうえ、7月と9月の
作品展の準備に追われていたため(今もそうですが)
まったく余裕がなくゆっくり画像を見直すこともできない・・。

外に出ることもできないので、前の画像を振り返って
みたら、目撃した小鳥の子育てを思い出しました。



ちょうどひと月前。
母が早朝から鳥の鳴き声が大きくて目が覚めると言っていたので
あわてて家の戸袋を見ましたが何もない・・。

南側の電線には実を口いっぱいくわえたムクドリがいました。



西側の電線には虫たしきものをくわえたムクドリ

私がカメラを構えて見上げていたため警戒してしまったようで
電線からなかなか動いてくれず、蚊に数箇所刺されて嫌になった頃



飛んでいった先はお隣の戸袋!あらら~。
親鳥がついた途端ヒナたちの賑やかな鳴き声が響き渡りました。



すぐに枝をくわえて出てきました。

その後入れかわりでもう一羽の親鳥も戸袋に入り
そのときはヒナのフンをくわえて飛び出してきました。



いくら親鳥がフンを持ち出すといっても、ヒナが成長するにつれ
追いつかないでしょう・・。雨戸が大変なことになっています。

私は見届けられませんでしたが、母によればヒナたちは無事
巣立ったようです。



我が家の庭にはにゃんきちが常駐しているせいか
スズメはおろか毎年キンカンを食べに来るヒヨドリさえ
姿を見なくなってしまいました。

先日は網戸にとまっていたカナブンをガリガリ食べていたそうです・・。



キンカンといえば今年の花つきは見たことがないほど
良いのです。剪定をしていないためなのか天候のためなのか
わかりませんが、冬の実りが楽しみです。
それ以上にアゲハの幼虫の成長が楽しみにしているのですが
今年はまったく見つけられず心配しています。

ムクドリたちは同じ頃またお隣の戸袋に戻ってくるのでしょうか。


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やっぱり夏らしいのがいい

2013年07月25日 | 生き物

雨が続いて体が楽、に感じますがとにかく眠い。
暑い晴れのほうが夏はシャキッとします。



汗を流しながらマツヨイグサを眺め

虫干しをしていたハトに「暑いね~」と話しかけつつ
森の小道を歩いた7月最後の教室日、控えめな
ニイニイゼミの蝉時雨を聞きました。



木陰にいたのはベッコウハゴロモ

家のアジサイに今アオバハゴロモが大発生しているのですが
とても同じ仲間とは思えない存在感です。
拡大してみたら頭部がセミに似ていて驚きました。



ふわ~と低い位置を飛び回っていたクロバネツリアブ
このとまり方、春にしか出会えない愛らしいビロードツリアブ
を思い出します。



ピッカピカのイチモンジチョウや

モンシロチョウが撮っていいよとばかりに
とまってくれました。



全身真っ赤なショウジョウトンボのオス

今すぐ森へ飛んで行って暑い暑いと言いながら
歩き回りたいです!


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木漏れ日が恋しい

2013年07月24日 | 生き物

こうはっきりしないお天気が続くと、早くも晴れた森の家が
恋しくなってきました。



木漏れ日きらめくこの光景♪

7月最後の教室日はいつまでも歩いていられると錯覚するくらい
気持ちの良い日でたくさんの生き物にも出会えました。



ボリボリゴリゴリ・・・
クマノミズキのものでしょうか、青い実を食べていたのは
大きなタイワンリス



木漏れ日があたってうっとりするほど美しかったのは
ジャコウアゲハのメス。とても立派で女王のような佇まい・・。



日向ではダイミョウセセリに見下ろされる形
縄張りにし侵入してくる同種の蝶を追い回して



コチャバネセセリも強い日差しを浴びて元気に飛び回っていました。



この日もよく見かけたコミスジ
幼虫の食草はフジやクズなどのマメ科植物だそうです。
じっと見ていれば産卵行動が観察できたのかもしれません。

笹が多くて暗い小道を行ったり来たりしていたクロアゲハ・・・
あれ?オナガアゲハかな。ちょっとスリムで翅が長く見えました。

なんでこんな何もないところで縄張りを張っているのかな、と
ぐるり見回すとカラスザンショウの大木が近くにそびえていました。


夏休み直前のこの日はたくさんの小さな生き物との出会いがありました。
続けてご紹介いたします☆



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歯が出てます

2013年07月23日 | 生き物

久しぶりに母のカメラ(パナソニックTZ-7)の撮影画像を
見せてもらいました。すると・・



頭を冷やしながら寝るにゃんきち



完全に眠りこける脱力したにゃんきち
ま~、歯が出ています!



これなんて口どころか片目まで半開きです。

この発泡スチロール箱には花の薬や栄養剤が入っているのですが
いつのころからかにゃんきちが陣取り、特にすねた時に爪とぎする
場所となってしまいました。もういいかげん蓋の厚みが薄くなって
崩壊しそうなので違う箱に変えようとしたのですが、うまくいきません。



にゃんきち以外にもヘビやら鳥やら、羨ましい画像も多く
オウバイの葉にいたオオカマキリの幼虫も上手に撮れていました。


ところで先日とうとう恐れていたものを見つけてしまいました。



この可愛いニホンアマガエル、ではなく・・

サザンカにチャドクガの卵塊と生まれたての幼虫が~。
(画像はありません)

ちょうど姉がいたので夕暮れでしたが一緒に脚立にのり、
やむなくサザンカの枝をかなり落としました。
しゃがんで剪定した枝葉をゴミ袋に集めていると頭上から

「にゃ~あ~~」

にゃんきち、いつの間に!

立ち上がってもう一枚撮ると



そんな悪い目つきをして~!

母撮影の写真には一枚も写ってないのに私にはそんな極悪顔を。
この日はかまってあげられなかったので怒っていたのかな?

じっとしていると蚊がおそってくるし、アケビにはイラガの幼虫も発生
していて久々に触ってしまい(後で水ぶくれになっていまいました)
それどころじゃなかったのです。

移動するたびにこまめに追いかけてくる、いじらしいにゃんきち。
キツイ顔でもだらしない寝姿でもやっぱり可愛いです。


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夕暮れの猫

2013年07月22日 | 散歩

暑さのやわらいだ夕方、選挙の投票をすませたのち
いつもの公園へ足を伸ばしました。



17時過ぎだというのにこの日差し。

毎年この場所は夏になるとものすごい蝉時雨がふってくるのですが
辺りはまだ静かでした。



クヌギの樹液レストランを17時に一度見に行ったときは
カナブンばかりったのに、1時間後にはジャノメチョウが
訪れていました。ジャノメチョウは控えめで、カナブンの
激しい攻防を離れたところから静観しているように見えました。



猫が集まっている場所がありました。
ご飯タイムかな?皆仲良し♪



親戚でしょうか、黒い猫ちゃんが多いです。
眠りこんでいるのかと思ったら



ちらり、薄目をあけてこちらを確認。
遠くから撮ったのにちゃーんとわかっているのですね。



いよいよ日が傾いてきて、今晩の宿に決めたのか
フェンネルの茎でイチモンジセセリが動かなくなりました。



いつもはあまり目立たない隣に咲いていた白い花も
夕日を受けて輝いていました。“ガウラ”という名前で
北アメリカ原産の植物なのだそうです。

近くのアルカネットやラベンダーやタイムやセージには
よく昆虫が訪れているのに、この花ではあまり見かけない
のであまり注目してきませんでしたが、よく見ると
ヤナギランにちょっぴり似ています。

ああ、高原の爽やかな風に吹かれながらヤナギランに舞う
蝶が見たいな。久しぶりにキベリタテハに会いたいものです。


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