教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

田んぼのまわりを歩く

2014年04月30日 | 散歩

曇りがちだった日。シュレーゲルアオガエルに会えるかもと
田んぼのあるところへ行ってみました。


まだちょっと早かったかな?
アマガエルとシュレーゲルアオガエルの声は聞こえてはくるものの
田んぼに水が入っておらず、恋の季節は少し先のようでした。

カエルは見えなかったけれど畦にはいろいろな植物が生えていて
良いシーンに遭遇できました♪


ベニシジミがスイバにとまったと思ったら一気に茎の下部へ。
そしてピンクの矢印の部分に産卵したのです。
草むらの中、行動は素早くその瞬間がうまく撮れませんでしたが


直径1mm弱の産みたて卵を確認することができました!


産卵主はこちらベニシジミ(上のものは春型)。
よく見かける蝶ですが産卵シーンに遭遇したのは初めて♪
他のスイバの茎の根元を探してみると卵がいくつか見つかりました。

さらに歩いてゆくと


用水路の近くでキジが飛び立ちました。


よく見ると可愛らしいメスも近くにいました♪
メスは冬に何度か見かけたことがあるけれど、繁殖期のオスの動く姿を
じっくり見たのは初めてかも・・。その大きさと美しさは遠目でも
よくわかりました。


近所では見かけないこの黄色い花がたくさん咲いていました。
名前はクサノオウ。古くから皮膚疾患に効く植物として有名だそう。

田んぼに水がはられた頃にまた来たらキジのヒナを見ることが
できるでしょうか。


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4月の山吹色

2014年04月29日 | その他

ぽかぽか陽気に誘われて公園をのんびり歩きました。
カントウタンポポをしゃがんで撮影していたら


なんとちょうどツマキチョウのメスが吸蜜にやってきました!
探しているときにはまったく会えないのに不思議なものです。

見まわせば今の時期は黄色い花が多く


花盛りをやや過ぎた菜の花にはモンシロチョウと


キタテハたちが集まっていました。
むせかえるような春の香りに乱舞する蝶々・・。楽園です♪


木漏れ日きらめく林床には堂々たるヤマブキソウ


日あたりのいいところにはお馴染みヤマブキ


ヤエヤマブキは迫力ある半球状の茂みとなっていました。

ヤマブキソウはケシ科、ヤマブキとヤエヤマブキはバラ科。


そしてこのシロヤマブキは、ヤマブキと同じバラ科だけれど
属が異なるのだそうです。
シロヤマブキはひらききらないような花姿といい種子といい
控えめで趣があるな~と毎年感じます。

この間まで桃色、紫、赤紫の花々が多かったのに今は黄色。
春が駆け足で過ぎてゆくようであせってしまいます。


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連休初日に

2014年04月28日 | その他

連休初日は父の月命日だったこともありお墓参りに出かけました。


渋滞覚悟で海沿いの134号線を車で行きましたが思いのほか
混んではおらず、歩く人を多く見かけました。
すれ違った江ノ電の車窓に星型サングラスをつけた可愛い子!


お花は菊などを買い庭に咲いていたシランとイチハツを加えました。
いつも庭にいて植物をこまめに世話していた父。喜んでくれたかな?

この後、あまりにも混んでいたら帰ろうと母姉と話し合いながら


お弁当を買って葉山の海岸におりてみました。

「やっぱり海はいいわねぇ~!」
海好きの母は歌うように言い、さっさと長靴をはいて嬉しそう。


潮溜まりをのぞくと、カラマツガイの仲間がたくさん見られました。
この丸いものは・・?


nikon AW100を水中に入れて接写してみました♪
拡大すると細かいツブツブが・・・。カラマツガイの卵塊のようです。
そのほかアメフラシのそうめんのような卵塊もよく見られました。


打ち上げられたアカクラゲが日に透けてレンズのよう。


頭上近く飛ぶトンビが持っていたのは魚。
食べ物を広げていたグループがトンビに急降下され驚いている脇で
賢いハシブトガラスがポテトチップの袋を器用に開けていました。
海辺で何か食べる時は日傘などがあれば安心ですね。

磯で生き物を探し、浜で漂着物を観察し、極小の巻貝を拾い・・・
お墓参りに来たはずが日焼けしてクタクタになった一日でした。



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Yさんの新作水彩画

2014年04月27日 | 教室風景

Yさんは上野公園にあるお寺を描かれました。


「寛永寺 清水観音堂」  水彩画  F4

満開の桜の間に、幹を丸く形作られた「月の松」があります。
その向こうに見える観音堂の瓦屋根は黒々と迷いのない線で
描かれ、込み入った画面に気持ちの良いリズムを与えています。
濃厚な赤と緑が伸びやかに躍動する、華やかで力強い作品です。

近づいてみました。


木々の根元周りの草むら。岩。朱色の柵。風の流れる春空。
質の異なる対象に真正面から向き合い、時に走るようなタッチで
時に極細線で慎重に描かれ、その表現は実に変化に富んでいます。
感覚的に散りばめられた色とともに見るものを楽しませてくれます。

水彩画制作も3枚目。画材も増えてきて次作も楽しみですね。
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中のYさんのページ
前作とともに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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4月最後の教室

2014年04月26日 | 教室風景

朝から気持ちよく晴れ上がった4月最後の教室日。
アトリエの周りでは鳥のさえずりや子供たちの笑い声が響き
春の活気あふれる一日となりました。


まだ皿の上の膠は固まりますが画面の乾きは速く
多くの作業を進めることができました。


午後は差し込む光が眩しすぎてカーテンが必須です。
午前中Yさんが水彩画を完成させました。のちほどご紹介いたします
のでお楽しみに☆

森の緑はだいぶ濃くなり、ひらいた新葉のアーチができていました。


枝からシャクトリやらケムシやらがさがっていて
帽子を忘れたことを後悔しました。


今年初めてのハラビロトンボ!
扁平な腹部が呼吸のたびにさらに広がるのがよく見えました。


ホタルの池では数頭のシオカラトンボたちが縄張り争いを繰り広げて
いました。出現の時期がとても早く感じます。


アトリエに隣接する体育館をふと見上げると濃灰色の塊が。


拡大するとアブラコウモリでした。
日差しが眩しいよ~とばかりに手で顔を覆っています。
昨晩ねぐらに帰りそびれたのですね。

ゴールデンウィークがはさまって、次の教室は5月9日となります。


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この春初めての♪

2014年04月25日 | 散歩

カラッと晴れた日。
満開のシバザクラのピンクのじゅうたんの上を


ハシブトガラスが歩き回り


その横でクロアゲハが食事していました♪
この春初めての黒いアゲハです。もうすぐ初夏なんですね~。

ムラサキシキブを見上げれば


小さな丸い目がこちらを見ていました。他の葉をさがしてみると


やっぱり!イチモンジカメノコハムシのカップルがいました。
この虫との出会いもこの春初めて♪


数日でこんもり盛り上がったように見えるカラスノエンドウには
ツバメシジミ


爽やかな白群色のこちらはツバメシジミのオス


見る角度によって七変化する味わい深い色のこちらはメス
メスオス同時に見かけたのはこの春初めて♪どちらもピカピカ!

出会う虫の種類も増えてきて、晴れの日がとても楽しみです。


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オオカマキリの孵化

2014年04月24日 | その他

昨年秋、オオカマキリの卵のうがついていた剪定枝を
植木鉢にさしておいたのですが


先日子カマキリが生まれていました!


発見したのは母。卵のうの外にふわふわした籾殻のようなものが
出ていたので気がついたそうです。
誰に教わったわけでもないのに皆四方へ散ってゆきます。
数年前に遭遇した誕生シーンを見比べると、今回は生まれてから
やや時間がたっていたようです。


ふと見上げるとハナズオウが満開となっていました。
樹高のあるこの木の花が咲くとあたりがパッと明るくなります♪


カエルと白猫には偶然にもアフリカ大陸からやってきた花々

オダマキの前には気持ちよさそうに寝転がる野良猫にゃんきち


なでるとのどをゴ~ロゴ~ロ盛大に鳴らして


グー


パー


グー・・パー・・
手を閉じたり開いたり。子猫の頃にかえって甘えているんですね。
晴れると猫も嬉しそう。よい時期ですね~♪


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桜餅の香り

2014年04月23日 | その他

満開のヤエザクラの近くを歩いたらふわっと桜餅の香りがしました♪
幸せ感じるこの香り成分はクマリンというのだそう。
お店で売っている桜餅の葉はオオシマザクラの葉を塩漬けにした
ものということですが


近所でよく見かけるヤエザクラは葉も花も赤めなこの種類。
オオシマザクラでないことは分かりますがいざ名前を調べてみると
種類が多くてよくわかりませんでした。


公園で見かけたこのヤエザクラは「松月」という名札がかけてあり


こちらは「ウコン」


こちらは「ギョイコウ」とありました。ありがたいです。
上の写真は4月12日のもの。

8日後、また同じ桜を見に行くと


4月20日のウコン
かなり濃い桃色が広範囲に出ていました。
札には「ギョイコウより早く咲き満開時に花の中心が紅色に変化」
と書いてあり


4月20日のギョイコウ
札には「ウコンより遅く咲き緑色が強く花弁が反り返り
満開時花弁中央に紅色の線があらわれる」とありました。

見比べて、ご近所さんのギョイコウだとばかり思っていた緑色の桜は
ウコンなのだと思い直しました。


この春はじめて見たナミアゲハ♪

雨上がり、桜並木を歩くとまた桜餅が食べたくなります。


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4月五回目の教室

2014年04月22日 | 教室風景

4月五回目の教室日は湿りがちのお天気。
乾きが遅く作業をゆっくり進めた一日でした。


秋の展示に向けて新作に取り組む皆さん。


競い合うようなコジュケイの歌声であたりは賑やかでした。

朝の森には白い霧がたちこめ


桜や新芽が雨に濡れていつもより色鮮やかに見えました。


何かになりきっているようなシャクトリムシ


ナミテントウはニワトコの花の下で雨宿り


成長した姿も面白い形をしているオオトリノフンダマシの卵のう♪
昨秋からここにあったとは、いつも通っていた場所なのに
ちっとも気がつきませんでした。孵化が楽しみです。


お昼休み。東の空に不気味な雲が!
この後さらに暗くなり、細かい雨が降り出しました。

元気なのは小鳥たちばかり。次はもう少し暖かいと嬉しいのですが。


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ルリタテハの誕生

2014年04月21日 | 生き物

肌寒かった曇りの日、芽吹きの森を歩きました。


トチノキに柔らかそうな若葉


トウダイグサに似たこの植物はナツトウダイというのだそうです。


サルトリイバラの葉裏を見ると、小さな丸いものが♪
これはルリタテハのものに違いないと思い近づいてみると


青い矢印の先にあったものは孵化前の卵


ピンクの矢印の先には生まれたてのルリタテハの赤ちゃん!
まだ3頭身で頭はハート型♪近くには卵の殻があります。
厳しい冬を乗り越えた母蝶が早春に産みつけたのですね。


ウスタビガの繭もありました。
こちらは口が閉じていたので羽化できなかったようです。


ドングリから真っ赤な双葉、その間から新葉!
コナラでしょうか。

春の森はおだやかな色ばかりで心が落ち着きます。

コメント (2)
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