教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

カワセミも恋の季節

2015年03月30日 | 教室風景

川沿いの散歩道は小鳥たちのさえずりで賑やかになってきました。


メスとオスで鳴き交わしていたのがカワセミ。
メスのほうはこちらの気配に素早く隠れてしまったけれど
上のオスは「さぁ必ず魚を捕るぞ!」といった面持ちで枝に残りました。
葉陰のメスがピッと鳴けばこのオスもすぐさまピッと応えて・・・
何と言っているのでしょうね。


柳の仲間でしょうか。


カワセミから目を離して上を見てみれば
2羽のカワウが微妙な距離で声もなく向き合っていました。


すると向かって左側のカワウが接近!


右側のカワウは嫌がって飛び立ちました。


相性が悪かったのかな?
羽根が少しいたんでいるようだけれど飛ぶ姿は美しいものですね。


大好きなジョウビタキのメス!どんな角度からみても愛らしいです。

この近辺で時折会えるのを楽しみにしてきましたが今まさに旅立ちのとき。
また半年後に再会できるのだろうかと思いながら見つめました。




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キブシの蜜

2015年03月30日 | 散歩

まだ冬の姿のまま葉が出ていない木が多いなか
いちはやく花を咲かせる木、キブシ。


暗い森で輝く小花は春の訪れの象徴のように感じられます。
先日はじめてその蜜が小鳥に利用されているのを見ました。


ヒヨドリに


シジュウカラ。
両方とも不安定な細い枝につかまって長いこと味わっていましたから
よほど美味しい蜜なのでしょうね。
お天気がよければ蝶だって来るかも!


今が満開のアセビには蝶やアブが来ることは確認済み。
でも待ち構えているときにはやってこないもの・・。


湿った地面からは羊歯の仲間でしょうか、迫力ある新芽が出ていて


顔を出した太陽にミスミソウ大喜び


少し雨が降ったけれどちっとも寒くないので歩くのが楽しい♪
久しぶりのお湿りに椿も喜んでいるようでした。

春の花が次々咲いて今週はいよいよ桜が見頃でしょうか。
ちょっと忙しなくて見逃しそう・・・毎年見ているというのに何故だか
焦ってしまいます。


 

コメント (2)
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春の花にやってくる

2015年03月29日 | 散歩

気温の上がった先日、コブシの開花が気になっていた公園へ
行ってみました。


はやくも枝垂桜が八分咲き。なんて爽やかな色!


今年は蕾が多いな~と感じていたコブシの木は見事なボリュームでした。
すでに満開を過ぎ、風が吹くたび花びらが散っていました。


ミツマタを見上げていたら


テングチョウに


強気なルリタテハも何度かやってきました♪
でも暖かすぎるのかまったく落ち着いてとまってくれません。


すっかり見頃になったウグイスカグラの花では


クマバチかと思うほどの大きめなハナバチが蜜を集めていました。
コマルハナバチの女王?それともクロマルハナバチでしょうか、
お尻の先がオレンジ色で足先にも黄色の花粉をつけていました。

久しぶりにこの森にきたけれどすっかり春めいていてびっくり!
時間がなかったため急ぎ足でしたがそれでもエネルギー補給できました。
早春にしか会えない花や蝶や蛾を山の中に探しに行きたいな~☆





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エナガの夫婦

2015年03月28日 | 生き物

確実に太陽の力が強まり日も長くなって春を感じます。


ちょうど一週間前。横浜自然観察の森を歩いていたら
愛らしいモズのメスが枯葉の積もる地面を見つめていました。


この時、丸々太ったタヌキが体をぶるぶる揺らしながら小道の先を
ものすごい勢いで横切りました。残念ながら写真には撮れず・・。
もう10年以上同じような時間帯にここを歩いているのに初めて会ったタヌキ。
嬉しくて目に焼き付けようと後姿を凝視しました。

ウサギやタヌキの落し物を何度も見かけた場所が現在大規模な工事中。
明るい時間にこんな開けた場所で会えたのはそのためかもしれません。


こんもり盛り上がったニリンソウの葉の茂みには小さな蕾が。
今頃は咲きだしているでしょうか。


低いところを2羽のエナガが行ったり来たり。つがいかな?


枝から何かをひっぱってくわえました。


2羽ともくちばしいっぱいにほおばると飛んでいってしまいました。


エナガがうろうろしていた低い場所に行ってみるとそこにはまだ
小鳥の羽毛が。モズのはやにえかな?
枝にくっついていた羽毛を巣作りに使うのでしょうね♪
そういえば蜘蛛の巣も増えてきました。

コケを蜘蛛の糸で接着して巣を形作るというエナガ。羽毛はヒナ用の
ふわふわベットでしょうか。その様子をいちど見てみたいものです。

 


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Mさんの新作水彩画

2015年03月27日 | 教室風景

Mさんはクリスマスシーズンの横浜みなとみらいに取材されました。


 水彩画  F8

見上げるばかりの巨大なクリスマスツリーは品よく華やかに彩られて
それ自体が発光しているかのよう。ツリーの美しさを際立たせている
聖夜のイメージにぴったりな背景に用いられた紫色と煌く星星がいっそう
幻想の世界に誘ってくれます。眩さに気持ちも明るくなる作品です。

近づいてみました。

これまで水を多く使い淡く透明感のある作品づくりをしてこられたMさん。
今作に思い切って濃い紫を重ね塗りし、ラメの入ったものや彩度の高い
絵の具を用いたことで夢のある新しい世界が生まれでました。実物を
見た時の感動とこの作品を贈るお孫さんへの愛情まで伝わってきます。

表現の幅を広げ、挑戦し続けているMさん。次の作品も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の作品集の中の
Mさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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土筆でる

2015年03月26日 | 散歩

風が冷たくってなかなか冬物をしまえないですね。
でも地面のなかは暖かいようで春らしい植物がたくさん♪


ツクシが出ていました。なんとも面白い造形です。


撮らせてもらえた昆虫はホトケノザにいた小さなアブと


ナノハナにいたやや大きいアブ。
名前を調べようと思ったけれど奥深そうなのでまた今度に・・。


甘い香りのユキヤナギも開花


つぼみが俯いた鳥のようなレンギョウも♪


今年もこの季節がめぐってきたのか~と思う植物、シキミです。


花は可憐ですが果実は猛毒。
この花を見るたび坂東真砂子さんの小説を思い出します。
自分を裏切った者たちを密かに葬るために、毒のあるシキミの実で
果実酒をつくるお話でした。実の姿は八角(スターアニス)に似ているそう。
坂東真砂子さんの作品はどれも恐ろしいほどの女性の情念が描かれていて
新しい作品を読むのをいつも楽しみにしていました。
若くしてなくなられたのが本当に残念・・・また読み直したいな。
電車内で読むときは乗り越し注意です。


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Hさんの新作日本画

2015年03月25日 | 教室風景

Hさんは夕暮れの情景を描かれました。


  日本画  F4

太陽がススキの原の向こうに沈もうとしています。はるか遠くに富士山があり
秋風に揺れる美しいシルエットの若い穂は凛としてどこか懐かしく、赤蜻蛉
を追った頃を思い出させてくれます。黄昏時の刻々と変化する光と雲の
ドラマチックな瞬間を見事にとらえた静かな中に熱情を感じる作品です。

近づいてみました。

はじめに揉み紙を施し、ある程度描いてから再び揉んで朱色の複雑な
味わいを出しました。形を描きおこしては空の色をかける作業を経て
ススキの重なりを緻密に表しました。細やかな筆遣いや入念な色選び
により創られた世界は風情があり吸い込まれるような魅力があります。

研究熱心で忍耐強いHさん。その成果は作品にあらわれています。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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続々目覚める♪

2015年03月24日 | 生き物

暖かかった日。この春初めてのキタキチョウに出会えました♪


ヒメオドリコソウで吸蜜

キチョウが去ったと思ったら目の前にきらめく蝶が飛んできました。


こちらも久しぶり、ムラサキシジミです。
ずっと会いたかった~!


ひらいてひらいて!
この青紫色が見たかったのでつい興奮して近づきすぎてしまい
願いもむなしく飛ばれてしまいました。


蕗の上でテングチョウが日向ぼっこ


激しく縄張り争いをするキタテハも見られました。
ルリタテハにも会いたいな~!


ツチバチの仲間。翅を震わせながらよろよろ歩いていましたが
越冬から目覚めたメスでしょうか。


アセビの香りをかごうと近づいたらごく小さい甲虫が見えました。
カメムシの仲間なのかな?

この冬を無事越した昆虫達がぞくぞくとあらわれていました。
うれしたのし♪春はやっぱり良いですね。


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Yさんの新作水彩画

2015年03月23日 | 教室風景

Yさんは知人の女性を描かれました。


「ある日のおかあさん(三)」  水彩画  F3 

マダムシリーズ3作目は初の斜めから見たポーズで動きがあります。
存在感のあるお鼻と大きさの違う目など特徴がよく捉えられ、可愛い
ピックを持つ指の表情も味わい深く描かれています。作品の鮮明さは
驚くべき集中力で無心に描くYさんのパワーからうまれでています。

近づいてみました。

今作も肌の色と質感にこだわり時間をかけました。毛糸の帽子や
上着の複雑な表情は水彩色鉛筆も併用して描きこまれ強い効果のある
黒遣いは白地の残し方とともに絶妙で楽しいリズムをつくっています。
力強く塗り重ねられた作品は発色が良く迫力ある仕上がりとなりました。

さまざまな画材を試しながら枚数を重ねるYさん。次作も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Yさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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ヒレンジャクの群れ

2015年03月22日 | 生き物

曇天だった一昨日、横浜自然観察の森のベンチでとんびを警戒しながら
サンドイッチを食べていると

遠くの木に大きめの小鳥の群れがやってきてとまりました。
一瞬ウソかな?と思ったけれどウソよりは大きいようだし
さえずりが違う・・。


一枚撮ってみると、初めて見る鳥でした!
ヒレンジャクだぁ~♪


むくむくしていて可愛い!


曇り空、しかも大木を下から見上げているので暗くてよく見えない。


これは少し色が出たかな?羽色の艶やかさに感激しました。



真っ赤!ヒレンジャクのヒは緋色をさすのですね。


目周りが隈取のようで表情がキリリとして見えます。

そろそろ北国に渡る頃、4月に入ったら会えないのかな。
また来冬も来てね~と手を振りました。


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