教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

川沿いでハラグロオオテントウに出会う☆

2019年06月28日 | 散歩

家を出たらパラパラと雨・・
でも空が明るいので予定通り川沿いを回ってから駅に行くことにしました。


水辺にノカンゾウ
花びらがこんもりしてヤブカンゾウに似ているけれど
一重のようなのでやっぱりノカンゾウで合っているかな。


たびたび草刈りされるこみちには再びみどりがあふれ
アカツメクサにキマダラセセリが。ハグロトンボにはまだ会えず。


あれっ?大きなテントウムシがいる!


葉を裏返したらポロっと落ちたのであわてて手を差し出しました。

やっぱり大きい!
以前出会った大きなカメノコテントウとは違う姿形。
帰宅後調べると、ハラグロオオテントウという名前で径12mm。
なかなか会えないテントウムシのようでラッキーでした。

大きなテントウムシが飛び去ってしまった後
同じフェンス際に何か蛾のようなものがハタハタと飛んできました。

眼が大きい。


トビケラかな?
やはり動き回るので撮影が難しい。
帰宅後調べるとヒゲナガカワトビケラという名前。
初めての出会いがあるとワクワクします♪

小さな公園で毎夏虫が集まるクヌギをのぞくと


おお!今年も樹液レストランが開店していました。
ヒカゲチョウにカナブンに・・


クワガタがさっと隠れました。小さいけれど何クワガタだろう?

曇りでも雨でもやはり夏は楽しい☆
短時間でも大満足の川沿い歩きでした。


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Uさんの新作水彩画

2019年06月27日 | 教室風景

Uさんは森の出会いを描かれました。


「野に咲くふじ」 水彩画 F6

引き倒され枯れてしまうとばかり思われた散歩道のフジ。立派な
花を咲かせたその後の姿に感動し表現されました。太い根元から
蔓の先端まで幅広い筆致で描かれたフジは生命力に満ちています。

近づいてみました。

水を多用しにじみを楽しみながら透明水彩絵の具の美点を引き出し
ているUさん。ぼんやりたちあがる像に感覚を研ぎ澄ませ空間を
創ってゆきます。線と色が混ざり合い響き合う華麗な作品です。

さまざまな用紙を試し新たな世界を模索し続けておられるUさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
作品集”の中のUさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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6月最後の教室 降り続く雨

2019年06月25日 | 教室風景

朝から雨。
明るいからやみそうかな?と思うと


ざーざー降り。それでもウグイスのさえずりが高らかに聴こえましたが
傘が集音器の役割をしているのかもしれませんね。

6月最後の教室日。雨の日は交通機関の乱れが多く
「来るまでに疲れちゃったわ~」という方も。

制作に入れば作品との対話に集中し、いっとき心身の不調も忘れます。
終わるころには心地よい疲れ・・となっているとよいのすが。


午前も午後も作品を完成されたメンバーがいらしたのですが
雨のため撮影は後日。次回は晴れてほしい☆

休み時間も降ったりやんだりでカッパ着用。


ヒメコウゾの実が盛り


雨がやむのをじっと待つベニシジミ


小さなトウキョウヒメハンミョウとって大きな雨粒は脅威


気温が上がった途端あらわれたカワトンボ
大降りの時はどこにいたのだろう?


こちらは少し前に会ったエサキモンキツノカメムシのペア
白いハートを背負う左がメス、黄色いハートの右がオス

雨でもミズキの葉裏を見れば必ずいるだろうとのぞいてみると


お母さんエサキモンキツノカメムシが卵を守っていました!
葉裏なら雨にも濡れにくいのですね。


葉表にいたお母さんはびしょ濡れ。。。
孵化した幼虫たちを懸命に守っています。近づいてごめんね。

昆虫では珍しい、子育てするエサキモンキツノカメムシのメス。
産み付けた卵に覆いかぶさり、子供たちが孵化して一回目の脱皮を
終え2齢幼虫まで食事もとらずに守り続けるそう。

ミズキの葉で毎年6月に見られる子育ての情景。
お母さんカメムシの目が優しく感じられ毎年感動してしまいます。


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6月の森 ちっちゃいものクラブ 

2019年06月23日 | 生き物

にぎやかな6月の森。


草むらには小さな生き物たちがたくさん息づいていて
立ち止まって目をこらすと懸命に活動する姿が見えてきます。

つい最近見かけた10㎜以下のものたちを並べてみました。


一週間ほど前アカガネサルハムシを見かけたノブドウの葉を見ると
体長3mmほどの黒っぽい甲虫がいました。

何だろう?

頭が長くて足も太い。


近くで見るとなかなか綺麗です。
調べるとカシルリオトシブミという名前のよう。
オトシブミなら後日葉をゆりかごにするため巻くのでしょうか。
確かめるのが楽しみです。

近くの葉っぱには

これまた小さいヒメコブオトシブミがいました。
体長5㎜ほど、背中に可愛いコブがあり食草はヤブマオやカラムシだそう。
横顔が愛らしかったのですがどうしてもピントが合わず断念。


エノキの葉裏には殻高5㎜以下の極小カタツムリも。
このような種類なのかこれから大きくなるのか。。


この蜘蛛は体長7㎜ほど、一丁前にかくれおび、腹部は縞柄。
コガタコガネグモなどコガネグモの仲間の幼体でしょう。
脱皮するところを見てみたいな。。


水辺のヨシの葉裏にいたこの甲虫は体長6㎜ほど。
ハムシの仲間なのかと思いますが調べきれず名前は不明。
なんとも素敵なデザインです。

庭先の四季さまよりキボシツツハムシと教えていただきました♪
確かに黄星ですね☆


この中では一番大きいトウキョウヒメハンミョウ。
体長9㎜ほどで飛んでいる姿はハエのように見えます。

子供の頃は手足むき出しで草むらをかき分けていたものですが今は無理。
目に見えない極小のものも入れれば小さな茂みにどれほどの生き物がいるか
想像するだけで気が遠くなる。。触れることさえ躊躇してしまいます。





コメント (2)
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6月四回目の教室 梅雨時ならではの出会い

2019年06月22日 | 教室風景

緑の香りがする風はなまあたたかく歩けば汗が。


様々な植物がひしめく草原にネジバナがぽつり


近くで見るとランの仲間だというのがよくわかります。
昨年より数が少ないよう。がんばれ~☆

早くも6月四回目の教室日となりました。

作品の大小にかかわらず時間はかかるもの。どの段階も
丁寧に少しずつ進めていけば納得のいく作品が出来上がるはず!

中には感覚的に進めていく作業も多々あるのでその日の体調が影響することも。
創作には心身の健康管理も大切ですね。

午後にUさんとSさんが水彩画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

休み時間、確かめたい蛹があったので池にいくと

ショウジョウトンボがモデルになってくれました。
幼虫は探せなかったけれどクロスジギンヤンマのバトルが見られました。


水辺の近くにはまだまだ頑張るカワトンボ


あちこちで見られたのはこんなペア


カノコガもよく見れば綺麗な蛾です。

白っぽいものが飛んだ!

追いかけると大きな蛾でした。
調べるとキガシラオオナミシャクという名前。
幼虫の食草はサルナシやイワガラミだそう。どんな幼虫なのか。。
終齢はさぞかし大きいイモムシに違いありません。

日のあたらないヒルガオの茂みでジンガサハムシを探していたら

目の前のアオキにウラゴマダラシジミが舞い降りてきました!
少しだけ似ているルリシジミよりふたまわり大きくなにより優雅。
じたばたしていないのです。

梅雨時にしか会えないシジミチョウは数種いて
ウラゴマダラシジミはその一種。
かなり翅が傷んでいますが無事相手は見つかったのでしょうか。

ふと周りの葉を見ると極小の生き物が活動していてつい凝視。
6月の森ではなかなか歩が進みません。




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ハンゲショウ咲く森の小さな生き物

2019年06月20日 | 自然

この時期にしか会えないシジミチョウに会いたい。
以前も出会ったことがありクヌギやコナラが多い公園へ行ってみました。


水辺にはハンゲショウが繁茂していました。


トンボやチョウを待っているととまってくれたのはクロバネツリアブ。
もう夏です。


強い日差しを避けて木漏れ日の道を行きました。

するとヤブカラシの葉の上に初見の..


ハッカハムシ!
体長10mmほど、ハッカなどシソ科の植物が食草だという
黒の水玉がおしゃれなこの甲虫に一度会ってみたかったのです。
本やネットで見ていた通りとても美しい虫でした。

笹が茂る場所を通りかかると


葉裏に蛹が☆


長さ20mmほど、ジャノメチョウの仲間のようです。


黒っぽくなっているところをみると羽化間近なのかもしれません。

羽化したら

このヒカゲチョウになるのかな?

葉裏をのぞくといろいろな幼虫や蛹が見られました。
小鳥で賑わう樹上からたえず何かが降ってくる。。この小さな森で
どれだけの命が育まれているのか想像するだけで嬉しくなりました。





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梅雨の中休み 近所のいろどり

2019年06月18日 | 散歩

お昼になると風が弱まり気温があがりました。


青空が気持ちいい!

久しぶりに川沿いをゆくと

大きなミシシッピーアカミミガメが甲羅干し


雌雄と思われるベニシジミが延々と追いかけっこ
結局物別れに終わったようです。


つやつやのアンズ


鈴なりの枇杷
とらないのかな~と余計な心配。


アスチルベでしょうか、ため息がでるような素敵な色です。


いつもの場所でミルクティーさんがのびていて
眺めているだけで癒されました。


ウラシマソウに似ているけれどこの植物は何?


調べるとオオハンゲという名前。
サトイモ科ハンゲ属なのだそうです。

この植物はビナンカズラの花を探すためしゃがみこんだので
見つけられましたがビナンカズラの花は今年も見逃したようです。
確かめたい動植物がたくさんあるのに思うように時間がとれない。。
気ばかり焦って体がついていきません。


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Iさんの新作日本画

2019年06月17日 | 教室風景

Iさんは雄大な眺めを描かれました。


「神立高原」 日本画 F6

新潟の豪雪地帯の光景です。穏やかに晴れた空、輝く峰々が
遠くまで見渡せ澄んだ空気が感じられます。空は伸びやかに
木々は細やかに。奥行きと広がりが見事に表現された作品です。

近づいてみました。

手前から奥まで、雪の色も針葉樹の味わいも岩絵の具の粒子を
使い分け、微妙に濃淡をつけて線の表情も変えました。色数の
絞られる雪景色を自然に尚且つ華やかに力強く描写されました。

枚数を重ねるごとに複雑で難しいモチーフに挑戦されている
Iさんの過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス
の“作品集”の中のIさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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べっこう飴系☆カメノコハムシ4種

2019年06月16日 | 生き物

ヒルガオの花咲く茂みを見ると小さな穴だらけでした。


これはいる・・!


葉を裏返せばほら♪


ジンガサハムシの成虫がいました♪直径8㎜ほど。
べっこう飴を思わせる透明感。

違う葉を裏返すと

極小の卵のうが。このカプセルには数個の卵が入っているそう。


卵のうの隣にいるのがジンガサハムシの幼虫


サソリのように見えるのは幼虫の脱皮殻。
脱皮するごとにお尻に殻をつけ、盾のようにふりかざして
身を守るのだそう。脱皮するごとの変化が面白い!
蛹を見たいと思って探しているのでヒルガオの茂みは素通りできません☆

似た仲間は他にもいて
前出のヒルガオの隣にあったイノコヅチを見ると

似た食痕がありました。
もしやと思い探してみると


いました!イノコヅチカメノコハムシです。
ジンガサハムシより小さく体長6mmほど。

近所で出会う機会が多いのは

ムラサキシキブを食草とするカメノコハムシ


イチモンジカメノコハムシです。
ムラサキシキブの若葉が出たころ、毎年4月から見られます。
イチモンジカメノコハムシの幼虫はジンガサハムシの幼虫を超える
不気味さですがそれはまた。。

4種目は初見のカメノコハムシで5月中旬に出会いました。


直径9mmほど


ヨツモンカメノコハムシのようです。

検索するとサツマイモやノアサガオを好む南方系の種で
サツマイモの害虫として有名なようですが温暖化で北上してきたのかな?
この時いた葉はイノコヅチのようですが隣にヒルガオがあったし
この名前で合っていると思います。

カメノコハムシの仲間は思いのほかたくさんいて
これからの出会いが楽しみになりました。

コメント (2)
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6月三回目の教室 久しぶりの青空

2019年06月15日 | 教室風景

いつも歩く時間帯に森の入り口で会うことの多い白茶さん。


この日はご近所さんの庭で
木漏れ日のなか茶トラさんとくつろいでいました。


強い日差しが嬉しい!頭上を見るとコシアキトンボが旋回していて
もうすぐ夏なのだと感じました。

6月三回目の教室は朝から爽快に晴れて制作日和♪
窓からの風が心地よい一日でした。


新たな画題に取り組むときはどう始めればよいのか戸惑いますが
描いてみればなんとかなるもの。どう感じるのか自身と対話し
どう表現するのか試行錯誤を重ねていく。。楽しい時間です☆


午前中にIさんが日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでおたのしみに☆

森ではクマノミズキが咲き出していました。

ひと月前に咲いていたミズキととても似ていますが
ミズキの葉は互生、クマノミズキの葉は対生でやや細長く
冬期の小枝はミズキでは真っ赤、クマノミズキでは茶褐色。
樹皮も違います。

花を見上げていたらミカン色の蝶が視界を横切りました。

ウラナミアカシジミだ~!ちょうど梅雨時、短期間しか会えない蝶です。
尾状突起の部分が欠落していますが何かにかじられたのでしょうか。

歩くごとに目の前を飛ぶのは

ハンミョウ。何度会っても嬉しくて撮影してしまいます。

この間ヒバカリがいた水辺に行くと

足の出たオタマジャクシたちがたくさんいました。
この水辺ではヤマアカガエルとシュレーゲルアオガエルを見たことがあります。
少し遅いし大きいし緑がかっているのでシュレーゲルアオガエルの幼子なのかな。


きれいなキノコが出ていました。


裏から見るときれいにそろったヒダが。
うっすらピンクの線が入っているようですがベニタケの仲間なのでしょうか?

巣立ったばかりのヒナなのか甘えるようなさえずりがあちこちから聞こえて
森は活気に満ちていました。


コメント (4)
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