教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

梅雨の晴れ間に青と黄色

2014年06月30日 | 散歩

ようやく晴れた日の午前中。朝食の牛乳がなかったので家を出て


気がついたら公園へ来ていました。暑いけれど気持ちいい~!


キツリフネには朝方まで降り続いた雨の名残り


サトイモの若葉には特別大きな水玉ができていました。
子供の頃ころころころがしてよく遊びましたっけ。


オオシオカラトンボかな・・。翅の付け根が空を映したようで
爽やかです。


一瞬シオヤトンボかな~と思ったけれどシオカラトンボのようです。
水辺は縄張りをパトロールするトンボたちでにぎやかでしたが


嬉しかった出会いはこのムラサキシジミ♪
4回見かけたけれど元気すぎてなかなか撮らせてもらえませんでした。


ここでは珍しいイチモンジチョウにも出会えました♪

牛乳一本買うのにだいぶ遠回りしてしまったけれど
久しぶりに歩けてよかった!森から前向きパワーをもらえました。


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観察する猫を観察する

2014年06月29日 | その他

もう10年以上前にある方からいただいた額アジサイ「墨田の花火」。
一鉢に2株植えられていたものを父が増やし、株分けして
玄関脇に地植えしたものが今ではこんもりとした大株となりました。

毎年良い花が咲いていたのですが


今年はこんな有様・・・風通しが悪いためか病気になってしまったよう。
花芽も見当たらないのでかなり短く刈り込むことにしました。


切り進めると一番奥に一輪だけ咲いていました!
花がゼロではなかった♪たくさんの葉に隠れていて見えませんでした。
それにしても調子が悪そうで心配です。

夢中になって作業していたので、足元に甘えに来ていた
にゃんきち(女子)をかまってあげられませんでした。


つまらなそうな顔・・ぼんやりしています。

暗くなってきたので家の中に入ると


いつの間に!
にゃんきちが縁側の、母の行動が見える位置に座り込んでいました。
視線の先には新聞を読む母が。

その様子をこっそり見ていると


あ~あ、大あくび!


あっ?


見てたの・・・というような顔。

大好きな人の行動を一心に観察するにゃんきちを観察する♪
どんよりした梅雨の日が楽しくなった夕暮れのひとときでした。


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6月の花咲く公園

2014年06月28日 | 散歩

せっかくのお休みに雨。しかも制作がはかどらず
見えてきたイメージがまた遠のいてしまったので
珍しいことにまったく外出する気にもならず・・。
ここ数日の晴れ間に出会った6月の彩りを並べてみました。


小さなハチやアブが訪れていた黄色い茂み。


それはビヨウヤナギでした。


毎年このキンシバイと混同してしまうのですが
花色はそっくりでも近づくと花の形は違いますね。

ああ良い香り・・!


ひきよせられてハーブ園に行けばラベンダーが3分咲き


大きなアーティチョークの蕾にも艶やかな紫色が見えましたっけ♪


同じ日。杉木立の陰になっているカラタチコーナーに行くと


大きなクロアゲハのお母さんが産卵していました。
薄暗く蚊のいるところで、いつもなら早足で抜けるのですが
これからここを通るのが楽しみになりました。

近所もなかなかいいけれど、深い森でのんびり過ごしたいな・・。


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Hさんの新作日本画

2014年06月27日 | 教室風景

Hさんは旅した上高地の光景を描かれました。


  日本画  F8

なんて爽やかなのでしょう。奥穂高の残雪はやわらかく輝き、梓川の
流れは澄みわたり若葉も目に鮮やかな6月、河童橋からの眺めです。
この場の持つ神々しいまでの崇高な雰囲気を、まっすぐにとらえて
描ききりました。香りのよい涼風が吹き渡る気持ちのよい作品です。

近づいてみました。


Hさん特有の伸びやかで明快な形のとらえ方や線の表情、端的な
筆さばきや色の選択などすべてが清らかな光景の表現にぴったり
合っています。時間をかけて重ねた岩絵の具は厚みがありながらも
軽快な味わいがあり、風景全体がにっこり微笑んでいるかのようです。

Hさんの作品はどれも気持ちよいほど明るくすがすがしいのです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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梅林で遊ぶ猫たち

2014年06月26日 | 散歩

買い物帰りに訪れた公園のバラコーナーにはまだ花が残っていました。


眩しいほどの赤!あでやかです♪


近くには素晴らしい紅色のタチアオイも咲いていました。
下から咲きあがっていくこの花がてっぺんまで咲いた頃に
梅雨が終わる、と聞いたことがありますが今年はどうでしょうか。


こちらは近所の空き地に咲いていたゼニアオイ
上のタチアオイと似ていますが、咲き出しが早くてもうほとんど
枯れてしまいました。
調べてみるとアオイの仲間ってたくさんあるのですね。


楽しみにしていたラベンダーの開花が始まりました。
クマバチたちも大喜び♪


気がつくと夕暮れ。神妙な顔をした美人のサビさんに出会いました。

梅林は猫たちのたまり場になっていて


この日も白黒さんたちがのびのびと過ごしていました。
じゃれて遊んで爪とぎしてトイレまで・・眺めていると面白い♪


ぷぷっ、高いところにのぼってからへっぴり腰で降りてきました。

赤に緑に猫♪ちょっとの散歩で元気をもらえました。


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Kさんの日本画完成

2014年06月25日 | 教室風景

Kさんは故郷の、心にとどめておきたい光景を描かれました。


「露の聲(こえ)」  日本画  F10

富士の麓でしょうか。苔生す山の奥深く、あたりは濃霧に包まれて
静まり返り、露に濡れた葉から落ちる滴の音さえ聞こえてくるようです。
一滴の水が下の岩にあたって跳ね返る様子がまるでスローモーション
のように力強く表現されています。すがすがしく印象的な作品となりました。

近づいてみました。


暗部は粗い粒子の岩絵の具の黒から墨まで使い分け、深みのある
表現となりました。霧、滴り、飛沫、風に流れる細かな粒まで様々な
状態の水が踊り、おしゃべりしているような伸びやかな筆遣いが実に
魅力的で、個性的な構成も面白く見る者を楽しませてくれます。

いつも元気溌剌なKさんの作品はどれも生命力に満ちています。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Kさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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6月最後の教室

2014年06月24日 | 教室風景

今月の教室日をふりかえれば梅雨らしいお天気だったのは初回だけ。
先日も含め、残りの回はすべて爽快な制作日和でした♪


いよいよ夏休み目前、作品展もせまってきました。打ち合わせをし、
出品リストをつくり、額縁のことなど考え・・早めの準備が肝心ですね。


続々と新作がうまれてきています!
午後にHさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆


アトリエのある上郷森の家別館から森への近道はやや急な階段。

短いこの通路にも季節の移り変わりを感じることができます。
スミレやウラシマソウが咲いていたのは最近のような気がするのに
もうホタルブクロ。くもの巣も多くなりました。


アリやカメムシなど多くの虫を集めていたナワシロイチゴの実


森ではヤマモモの実が赤く染まり始めていました。

カリッカリッカリッ・・・


小気味よい音がする方を見ればやっぱりタイワンリス。
口元がほころんでいるようです。


ホタルの池へ行くと、オタマジャクシ時代の名残をとどめた
可愛らしいヤマアカガエルの赤ちゃんたちに会うことができました。

次回は約10日後。その頃にはヤマユリが見られるでしょうか。


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イワタバコ咲く

2014年06月23日 | 自然

ふと思い出して、イワタバコのある場所へ行ってみました。
見に行くのは7~8年くらいぶりなので今でもあるのかどうか・・。


小川の流れる鬱蒼としたこみちでは


嬉しいことに久しぶりにハンミョウに会えました。

そのこみちからかなり遠く、岩肌の高いところを見ると


ありました!野生のイワタバコです。


なんて瑞々しい色をしているのでしょう。花は淡いピンク~濃い紫まで
いろいろあるように見えました。
あ~良かった!以前と同じ光景に出会えてほっとしました。


もう6月下旬。いなくなってしまったと思っていたカワトンボも♪


そうそう、2週間ほど前、翅がひらいた状態で見かけた
このビロードハマキ。その時は逃げたらいけないとあまり近づかなかった
のですが後で羽化したばかりだったのかもと気になっていたので

先日、とまっていた葉を開いてみました。


すると、ありました!
検索したところ、やはりこれはビロードハマキの蛹殻のようです。
つづってあったのがミツバアケビの葉なのは意外でした。
羽化して葉から出てきた瞬間を見たかったな~。

気がつけばもう夏至が過ぎ・・梅雨も折り返し地点でしょうか。





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Tさんの日本画完成

2014年06月22日 | 教室風景

Tさんは岐阜を訪れたときに出会った光景を描かれました。


「美濃の小坂酒造」  日本画  P10

赤くなった杉玉と菊を見れば季節は晩秋。情緒あふれる光景に何代も
前に生きた人々の立ち働く様子が見えてくるようです。こんもりとした
“むくり屋根”、防火壁である“うだつ”が特徴的な国の重要文化財である
建造物は繊細さと重厚さをあわせもつ風格ある佇まいです。大切に
受け継がれてきた生活と技術に思いを馳せることのできる作品です。

近づいてみました。


しっかりしたデッサン、堅実な進め方、はっきりしたイメージから自然で
落ち着いた作品世界が創り出されています。岩絵の具を地道に重ねた
ことにより、年季の入った木材の場所による味わいの違いがよく表され
しっとりとした情感がありながら晩秋の爽やかな空気感が表現されました。

作品にゆったりとした風の吹くTさん。次作も楽しみです☆
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Tさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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6月四回目の教室

2014年06月21日 | 教室風景

朝から強い日差しが降りそそいだ6月四回目の教室日。
窓を開ければ涼風が入ってきて真夏の高原にいるよう♪
気持ちよく制作することができました。


9月の作品展に向けいよいよ制作に熱が入る皆さん。
午後には見学の方もいらしてくださり賑やかな一日でした。


午前にはTさんが、午後にはKさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

朝のうちは風も弱く、緑の香りが濃く感じられました。


黒く熟してきたドクウツギ。さすが毒々しさ満点です。
以前と違い、かなり手前でロープが張られて近づけなくなりましたが
それも誤食事故防止&貴重植物保護のため、ですね。
何故か心ひかれるこの植物・・・このブログを見直してみると、ちょうど
4年前の同じ日にドクウツギの花から結実までの記事を書いていました。


かきわけるのも大変になってきた野原には、このベニシジミと


今はこのカノコガがどこを見ても飛んでいる、といってもいい位です。
よく見ると、翅の白い部分は半透明、体も光の角度によって
様々な色が見えてきます。


大好きなムラサキシジミ!
一瞬でしたが久しぶりに会えました。


お昼、木陰でクロスジギンヤンマが休んでいました。
翅の様子から今月最初の教室日に出会えた個体と同じもののようです。
もう2週間以上ここの縄張りを守り続けているのですね。

この日は水辺でもいろいろな生き物に出会えました。
また次にご紹介いたします☆


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