教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

ノンビリのちグッタリ

2013年02月28日 | その他

バンナ公園を歩き回ってじっくり生き物を探したいところでしたが
3泊4日ではそれも叶わず、ほとんどの時間を海辺で過ごしました。



地元の方がアーサ採りをしていた静かな底地浜。
あまり下調べをせずに行き、現地で地図を見ながら適当に
次の目的地を決め、レンタカーのナビに入力するのですが
底地をすくじとは読めず、到着するのに手間取りました。

ここで会えた猛禽類。
私は疑問も持たず大きなカモメかと思ったのですが
姉は撮影していて、あとで調べてみたらミサゴでした。



リュウキュウメジロに



イシガキシジュウカラ。
ずいぶんシジュウカラに似た小鳥だなぁと思ったら
シジュウカラの亜種だそうです。背中は藍色に見え
全体的に黒っぽい印象です。
ほかに素早く地面を駆けるオレンジ色の大きな鳥を見たり
光る大振りのトカゲを見たり。撮影できなかったのが残念です。

浜辺で足元を見れば

手の平くらいの大きなヤドカリ!



ツヤピカなこの貝に突進していきました。
おそわれたこの貝にもヤドカリが住んでいましたが
ふたまわり小さい体格。この素敵な宿を追われてしまうのか・・
見届けることはできませんでした。

すぐ近くを、お尻に青いものをつけたクモが
すばやく歩いていました。キシベコモリグモでしょうか。
青いものはどうやら卵のうのようです。



こちらも海辺で出会ったクモ。トゲゴミグモのようです。
腹部には2つの突起があり、この角度から見ると
猫の頭を見下ろしたみたいで面白い♪
やはり卵を守っているようでした。

最終日、2時の飛行機に乗るために1時までレンタカーを
借りました。時間ぎりぎりまで遠くの海岸を歩き、急ぎ戻る途中
先ほど着払いで家に送ってもらうようトランクを預けた宿から
連絡が・・。嫌な予感!
昨年は石垣空港に2時間ほど早く着いて苦労して時間を潰したのに
3人そろって離陸時間を思い間違え、あろうことか飛行機に乗り遅れ
たのです。その悪夢がよみがえって胃がきゅーっとしました。

連絡内容は、ゆうパックでお願いしたトランクが31kgで
送れないとのこと。あわてて近くのスーパーで小箱をもらい
宿に戻ってトランクを開けて2kg分詰め替えたのでした。
飛行機には間に合いましたが・・・昨年同様、最後の最後に
ぐったりした旅となりました。




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蝶の楽園

2013年02月27日 | その他

昨年同じ時期に石垣島を訪れたときは雨続きのうえに
南国らしからぬ肌寒い日が続きましたが、今回の旅は
カメラのストラップあとが首筋に残るほど日差しに恵まれました。



K-rくんの機嫌が一瞬なおって撮れた奇跡の一枚♪
昨年見ることができなかった色。お天気がいいって素晴らしい!



憧れの、大きな大きなオオゴマダラは島のあちこちで
見られましたが、落ち着いて観察できたのはバンナ公園。



金色にピカピカ光る蛹も見られました♪



羽化したあとの抜け殻。薄くて半透明の殻ですね。
一番美しく撮れていたのは接写の鬼(姉)。



姉はこんな素晴らしいデザインの小さな蛾も
しっかりとらえていました。華やかです~♪
イヌビワオオハマキモドキという名前だそうです。

次から次と新しい蝶が飛び出してくるので
夢中になっていると、すでに飽きた様子の母が
視界に入りました。

「たくさん蛇がいるんだって!」



先ほど教えていただいた情報を話すと
うっそうとした茂みをのぞきだしました。しめしめ・・。
蛇は母に任せ、カエルを探しましたが鳴き声はしても
姿は見られず・・。やっぱり夜に来なければダメのようです。



夕暮れ、車のライトに照らされたシルエットはヒキガエル。
追いかけてみると中くらいの大きさのオオヒキガエルでした。

特定外来生物に指定される中南米原産のヒキガエル。
大きな耳腺が特徴で、ここから分泌される液は猛毒なうえ
大食漢で生態系を乱す恐れがあるのだそうです。
カエルだっ!と思ってつい走り寄ってしまいましたが・・。
会いたい気持ちが強すぎて、舞い踊る葉をカエルと思ったり
道路に落ちた枝を蛇だと思ったりしてなかなか宿に
たどり着かず、家族に呆れられたのでした。


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石垣島のチョウ

2013年02月26日 | 生き物

蝶やカエルや蛇や野鳥が見られるという
バンナ公園に行きました。
海好きの母には申し訳ないのだけれど
とっても楽しみにしていたのです♪

限られた時間なのでもちろん蝶とカエルを優先して
北の駐車場にとめました。蝶館の前を通りかかったら
館長さんと思われる方がご親切にいろいろと教えてくださり
効率よく歩くことができました。



あっ見たことない蝶!
駐車場の近くにあるレストランに貼ってあった写真で
この蝶がイワサキタテハモドキのメスだと知りました。

このジャノメチョウに会った時は関東地方にいるヒメジャノメと
似ているのでたいして喜ばなかったのですが、あらためて調べて見ると
リュウキュウヒメジャノメなのだとわかりました♪

ミカドアゲハ!
喜んで連写し、画像を確認すると全部真っ黒・・・・
ここぞというときにペンタックスK-rくんの調子が最悪に。
急いで遠くにいた姉を呼び、k10Dで撮ってもらいました。
ミカドアゲハは一瞬アオスジアゲハに似ているけれど
色がさらに爽やかな青白色。



こちらがアオスジアゲハ。名蔵の浜でミネラル分を
美味しそうに吸っていました。



同じ場所で大好きなイシガケチョウも♪
この時点で、K-rくんで撮影できていたのは
10枚に一枚ぐらい。悲しい・・。



この小さなシジミチョウだって、母のパナソニックTZ-7を借り
「一回500円ね」などと言われつつ撮影したのです。
見たことがない、と思って撮ったこの蝶は調べて見ると
タイワンクロボシシジミでした♪



やはり海辺で会えたリュウキュウアサギマダラ



初日に出会えたこのシロチョウは、どうやら
ナミエチョウのオスのようです。カワカミシロチョウと
迷ったのですが、撮影画像が足りず確信できません。

南国ならではの嬉しい出会いがまだまだありました。
のちほどご紹介いたします。


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海の色

2013年02月25日 | その他

昨年は島の南半分しかまわれなかったので
今回もレンタカーを借り北部の自然を味わいに行きました。



玉取崎展望台に行く前に海岸に降りて
山のほうを見ると・・濃い緑が覆いかぶさってくるようです。



玉取崎展望台から眺めた海は青白緑色でした。
この日は小雨がふったりやんだり。



この清々しい海の色!何度見ても感動してしまいます。



浜によって表情はさまざま。
ごろごろしたサンゴが積み重なった浜、砂が細かい浜
外国からの漂着物が目立つ浜、魚が多く打ち上げられた浜。



刻々と変化する海を見ていると時間を忘れます。



北端の平久保に行く前に、インターネットでチェックしていた
明石食堂へ行きました。人気店だそうで確かに混んでいました。



ソーキソバ 中(どんぶり直径18cm) 750円也

とろっとろに煮込まれたスジ肉が美味しかった~♪
旅の間、連続で豚肉のあぶらをとっていたためか
乾燥していた顔の肌が脂でピカピカになりました。



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南の海

2013年02月24日 | その他

母姉と始発電車に乗って小旅に出ました。



久しぶりの飛行機で、窓から見る光景も新鮮♪
この特徴的な形は御前崎ですね。



羽田から3時間で那覇に着き、2機目に乗りかえてから
1時間で石垣空港に巻きました。



ちょうど一年ぶりで2度目の石垣島♪
寒かった昨年とは違って暖かい・・・さっそく薄着になりました。



長靴をはいていそいそと海辺へ♪
落ちていた花の中にヤドカリがいたのでパチリ!



半透明の美しいカニが♪
小さくてすばやいので撮影がたいへんです。
いつも頼りにしているペンタックスK-rくんが
よりによって今、おかしくなってしまったのです。
もっと早く修理に出しておくべきでした・・がっくりです☆
仕方ないので撮影はニコンAW100に頼ることになりました。



貝が動いていたので裏返して見ると、やっぱりヤドカリ。
しゃがんだところに偶然モダマもありました♪



大好きな蝶にも会えました♪

2回目の場所なので準備万端のはずなのに
カメラは壊れ、わざわざ持っていった長靴の底には穴が
あいていて・・・。前回のように飛行機に乗り遅れるとか
大きなミスをこの旅でもしなければよいのですが。
初日からちょっぴり不安になりました。






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ふたたびアオゲラ

2013年02月23日 | 生き物

時々訪れる大きなクヌギが多い公園。
フユシャクとかトラツグミとかいないかな?



木と木がこすれあう音がまれにキ~っと聞こえるので
トラツグミかと思い何度も喜んでしまいました。この場所で
昨年一度だけ会えたので今年も期待しているのです。

木々の枝ぶりを眺めていたら



どこからかアオゲラが飛んできました~!
いつも高いところにいてしかも逆光なため
シルエットの写真ばかりなのですが、今回は
夕方の光がきらり目を輝かせているのが見えました♪



コゲラが木をつつく音はよく響くのに、アオゲラのつつく音は
あまり響かないような気がするのは、アオゲラは木をつつかず
じーっとしている時間がけっこう長いからそう感じるのかもしれません。



カワラヒワたちはまとまって動いていました。

地面には面白い形のモミジバフウの実と杉の小枝が落ちていました。
杉の花は見ているだけで目がかゆくなってきそうです。



日のあたらない薄暗い場所にひっそりとあった赤い実。
オモトでしょうか、いきいきとしていました。



ヒッヒッヒッ・・・
甲高いさえずりが聞こえるほうにいくと
目立つところに大好きなジョウビタキのメスがいました♪
さすが強気、犬連れの人が来てもたいして逃げません。

冬が去れば会えなくなってしまう思うとさみしく、
気がつけばいつもよりも長く見つめていました。


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小鳥に出会えた日

2013年02月22日 | 散歩

雨上がりでまだ地面が湿っていたころ



縁側にはにゃんきちの足あとがついていました。
猫の肉球ってかわいいですね~!

強い風に首をすくめながら散歩に出ると



あるお宅の小さな祠の上に紅梅が。
毎日寒いけれどちゃんと季節は進んでいますね♪

なんとなく視線を感じてふと近くの木を見上げれば



モズのメスがこちらを見つめていました!
その場から少し離れると、彼女は安心してじっくりと
樹下の生き物の気配を感じ取っているようでした。



いつもは警戒心の強いシロハラだって目の前に。
食べ物探しに必死です。



照葉樹の多い林に入るとさらにひんやり。
立ち止まって耳をすませばさまざまな小鳥たちのさえずりが
聞こえてきます。



好奇心が強いのかここが縄張りなのか
目の前の小枝にやってきては飛び、まだ戻ってくるのを
繰り返していたヤマガラ。愛らしいうえに美声の持ち主♪

ちょっと変わったさえずりが暗い茂みから聞こえ
声の主を探すと



暗く金網越しでボケているうえ小鳥は下を向いていて
よくわからない・・けれど首元は鮮やかな黄色で
脇に赤い部分があるのだけはなんとか確認できました。

帰宅して図鑑で調べたところ、外来種のソウシチョウだと
わかりました。初めて見ました!
もっと明るいところでいつか見たいな・・。またこの林を
歩く楽しみが増えました。



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雨後の楽しみ

2013年02月21日 | 生き物

木陰には先日降った雪がまだ残っていました。

いつもの公園のいつもと違う道を歩いていたら
小さな石段が見えたのでのぼってみると、こんな光景が♪
嬉しい発見!(人の家だけれど)里山の風景は見ていると
どこか懐かしくホッとします。

融けかけた雪の下にはみずみずしい新芽たち♪

毎年観察を楽しみにしている池では

やっぱり!連日の雨でヤマアカガエルの卵塊が6つ増えていました♪
2月3日に3つの卵塊を確認してからちっとも数が変わらないので
心配していたのです。

またまたニコンAW100でパチリ。
防水カメラって楽しい~♪



ゼラチン状の球体に包まれた卵は卵割が進んでいます。
ひとつひとつが透明でレンズのようです。

コッ コッ コッ・・
足元からヤマアカガエルの鳴き声が!
石の下にカメラを差し込んで適当に撮ってみると



ぶれているけれどこちらにお尻をむけた姿が写っていました♪
すぐ近くで男性が歌の練習をはじめた途端、カエルの歌声が
盛んになったのが不思議・・。カエルと波長が似ているのでしょうか?
残念ながら録音に失敗してしまいました。

池をのぞいていた少年たちはなんと短パン!
駆け回って熱いんですね~元気元気♪

久しぶりに晴れ上がったこの日は小鳥たちも活発で
嬉しい出会いがありました。次にご紹介いたします。



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森の息づかい

2013年02月20日 | 自然

まだ虫たちが眠っている森で散策の楽しみといえば
木々のシルエット、落ち葉の香り、小鳥たちのさえずり。
そして



ヤマアカガエルたちの活動が始まった池めぐり!
水面をのぞく時だけは雨だろうと雪だろうと寒さが
まったく気になりません。



あっ!アライグマの足跡です。
先日ここにしゃがんだとき、とても気になる臭いがしました。
子供の頃、雨が降るたびにアスファルトでかいだあの
ペシャンコになったかわいそうなアマガエルの生臭さと同じ・・。
見える範囲に痕跡はなかったけれど、アライグマに
食べられてしまったヤマアカガエルがいたのかもしれません。

森のあちこちでオニシバリが咲きだしていました。
こちらは雄花で



こちらは雌花。
香りが大好きなジンチョウゲの仲間ということで
よい香りを期待してかいでみましたが・・う~ん。
スッとするけれどずっとかいでいたい香りではありませんでした。



クヌギの小枝にはキクラゲが出ていて



違う小枝の先端には何やら植物ではないような
不思議な物体がついていました。
これって捕らえた獲物を枝の先端に刺しておくという
モズのはやにえかも♪

この形・・・ドングリのぼうし(殻斗)のようにも見える。
初めて見かけたときは不気味すぎて触れず、先日の
雨の日に思いきって確かめることにしました。
この物体は黄褐色の滴をたたえ、触り心地はぬめっ!
とし、硬いけれど微妙に弾力がありました。

次の画像は創造力がたくましく気持ち悪いものがダメな方
はご遠慮ください。
     :
     :
     :



いったい何でしょうか?
ヒキガエルの目玉とか・・カタツムリ・・どの部位かも
わからないし、そもそもモズのはやにえとは限らないので
想像するしかないのですが。
ちょっとワクワクします☆


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2月最後の教室日

2013年02月19日 | 教室風景

2月最後の教室日となったこの日も
朝から細かい雨がたえず降りました。それでも
漂ってくる香りは春♪早咲きの梅の香りでしょうか。



目の前の課題と向き合っている間は寒さも雨も忘れます。
時々暖かい飲み物でリラックス♪



楽しくおしゃべりしつつも手を動かしていると2時間後には
ちゃんと作品は変化していて、また次の課題が見えてきます。
2月20日(水)~3月1日(金)の期間は森の家休館日なので
教室はしばらくお休み。次回は2週間後の3月4日(月)となります。

朝家を出たときはまだ青空が顔を出していましたが
上郷森の家へ近づくほどに黒い雲が空を覆っていきました。



しっとりとしたモヤが。お昼ごろには雨も本格的になり
あたたまっていた地面の熱を奪っていくようでした。



上郷森の家本館近くに停車していた車の下で
雨宿りしていた瞳の綺麗な猫



しっかりした箕で冷たい雨をしのいでいたミノムシ

長さ2cmほどのラグビーボール型まゆ
蜘蛛の卵のうか、蛾の繭?
真っ白に光り輝く糸が美しく印象的でした。



今日のヤマアカガエルの卵のう。
4日前撮影したときはまん丸の球状に見えた卵は
ちゃんと発生が進み、小豆のような形になっていました。
連日の寒さで成長がゆっくりなのかもしれません。

2週間後の森に春は訪れているでしょうか。楽しみです!


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