月命日に父のお墓参りに行きました。
明るくて楽しくてあたたかい。
ほんとうに頼りになる素晴らしい父でした。
10年たったいまでも会いたい、声を聞きたいとしばしば思います。
ご住職にご挨拶したあと海辺を歩くことに。
富士山がぼんやり霞んで見えました。
いいのがあったよ~!この日一番の笑顔☆
母が好みの貝を拾って大喜びする顔を見たい父が、自分の拾った貝を
気づかれないよう母の数歩先に投げていたのを思い出しました。
久しぶりの貝拾いに鼻息荒くいどみましたが
ブンブクの仲間はまったく拾えずツヤピカものもあまりなく
まだ海水温が高いのかな?と話し合いました。
人もまばらな浜にアオサギ
岩場で姉が発見したこのサギ。
大きさはコサギくらいですが体色が黒い。初めて見たね~と
盛り上がりました。クロサギという海辺にいるサギだそうです。
このカニがいくつか打ちあがっていました。
美しい。。
帰宅して調べたらベニイシガニという名前。
見ていたら足がふわーっと動きました。
生きていないと思っていたカニは皆元気だったので
海にもどしました。
馴染みの釣り人を待ってるのかな?
穏やかな波の音に懐かしい笑顔が思い出された一日でした。
数日前のやや暖かかった日。
気になっていたムラサキツバメの集団越冬の様子を見にいきました。
だいぶ葉が落ちてしまったクヌギの木を見上げると
ピンクの線で囲ったところに
いました☆
10頭以上のムラサキツバメが身を寄せ合っています。
全ての葉が落ちてしまう前に常緑樹に移動しなくて大丈夫?
それとも落ち葉の中で冬を越すのでしょうか。
日当たりのよいマテバシイの林へ行くと
増えていました。ここでも10頭以上かな?
高いところでは翅を広げているメスがいました。
何度見てもこの紫色にはうっとりします。
この日は穏やかだったので
パンジーの蜜を吸っているウラナミシジミにも会えました。
そしてもう一種、気になっていたのはクヌギカメムシ。
なんと、12月も末になってペアが。
もう今年は会えないのかと思っていました。
お腹の大きい上のメスが行く方向を決めているようでした。
この時はここで時間切れ。
気になっていたので後日夕方出かけてみると
もう成虫の姿がありませんでした。
でもこの点線内に
クヌギカメムシ母さんの産みたて卵が。
他にも見える範囲に5個の卵塊がクヌギの樹皮の溝にありました。
ムラサキツバメの集団越冬の場所は毎年同じマテバシイの葉上で、
クヌギカメムシの産卵も数多くあるクヌギ中、2本の木だけに見られます。
小さな公園で虫が命を託す木とそうでない木の差は何なのか。
あれこれ考えあわせてみるのですが今年も答えは見つからないままです。
Yさんは鎌倉で出会った光景を描かれました。
「江の電と御霊神社」 水彩画 F4
遮断機のおりた線路にちょうど江ノ電が。静かな境内と動きの
ある電車、その対比が楽しい活力にあふれた作品です。鮮烈な色
遣いとスピード感ある筆致が画面に生気と躍動感を与えています。
近づいてみました。
鉛筆、水彩絵の具、水彩色鉛筆を駆使した力強く伸びやかな
表現は実物の色と形にとらわれすぎず遊び心にあふれています。
エネルギーに満ちている明るい画面から元気を分けてもらえます。
幅広いモチーフを描かれそのどれもが色鮮やかで迫力あるYさんの
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Yさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
毎年コバノカモメヅルの実りを毎年確かめている場所にいくと
今にも旅立とうとしている種が。よかった☆
サヤの長さは30mm弱と小ぶりですが
中には綿毛付きの種がたくさん入っています。
9月中旬に見られたコバノカモメヅルの花は
径10mmほどの可愛い星形でした。
コバノカモメヅルは近所ではめったに見られない植物ですが
似た仲間で数多く見られるのはガガイモです。
公園で会ったこのサヤはどなたかが手で開いたのかな?という状態でした。
大きな綿毛をつけた種たちがよい風を待っています。
11月末頃。サヤの長さは70mmほどでした。
10月に咲いていたガガイモの花には多くのアブやハチが見られました。
アリも群がっていてよい蜜がでているようです。
綿菓子のような種をつけていたのは
このシュウメイギク。
時季外れなのかな?チガヤの穂もいくつか見られました。
どの植物も花姿から種時の状態を想像するのは難しいです。
Hさんの新作日本画を2点続けてご紹介いたします。
「もうすぐ春」 日本画 F8
なんて晴れやかで愛らしいのでしょう。飾り羽子板にでんでん太鼓
のいぬ、窓辺に早咲きの梅。おめでたい初春のイメージにぴったり
の組みあわせです。伸びやかにひかれた鉄線描が清々しい作品です。
近づいてみました。
微妙に変化を持たせた様々な赤が小気味よく散らばり紋様や線
など細部の美しさが全体を引き締めています。Hさん持ち味の
温かさと明るさが見るものをほっとさせ笑顔にしてくれます。
2点目です。
「クリスマスローズ」 日本画 F4
バランスよく配置された色とりどりの花が暗紅色の空間に浮かび
上がるようすはどこか神秘的です。うつむきがちな花を下から
よく観察して特徴をとらえその魅力を鮮やかに表現されました。
近づいてみました。
根気強く岩絵の具を重ね続けて深みのある艶やかな空間を創り
ました。花や葉の複雑な形を端的にまとめ全体の色の響き合い
を大切に表現されました。表情豊かで華やぎのある作品です。
Hさんの作品はどれも色鮮やかで爽やかな風が流れているのです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
午後3時を過ぎるとやはり薄暗く感じられますが
冬至を過ぎたこれからは少しずつ日が長くなると思うと嬉しくなります。
フユシャクを探しに行く公園では猫に会うのも楽しみ
おお、久しぶり!長毛三毛さんに
いつも舌をしまい忘れている猫さん
ひっそりとこれから来る誰かを待っていました。
近くの池では
みんなのアイドル、カワセミ
私のアイドル、カイツブリ
今年もわたってきたヒドリガモ
歩き回るバンに会えました。
この水辺にはオシドリもやってくるそうなのですが
何度も通っているのに会えたことがない。。
この冬はどんな渡り鳥に会えるか楽しみです。
Iさんは有名な作品をもとに描かれました。
水彩画 F3
アルル時代の友人を描いたゴッホの油彩画を水彩絵の具を用いて
模写されました。厚塗りのきかない透明水彩絵の具の性質を理解し
混色の基本と奥深さと面白さを実感する貴重な機会となりました。
近づいてみました。
荒々しく時に細やかな筆遣いや響き合う色の美しさを味わいながら
粘り強く描かれました。絵の具に加える水の量、希望の色を出す
為の混色方法、乾いた後の発色具合など多くのことを学ばれました。
じっくり考え丁寧に制作を進めるIさん。次の作品も楽しみです☆
以前の作品は作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のIさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧ください。
気温がぐんぐん上がった朝、森は白っぽく見えました。
美しい光の筋に見とれていると視界の端に猫が現れました。
ふっくふく。近づくときびすを返して森の奥へ消えていきました。
早くも12月最後の教室日でした。
作品展が終わったばかり。ようやく落ち着いたところですが
来月から施設の改装が始まるので引っ越しをしなければなりません。
18年間お世話になった棚や引き出しをきれいにしました。
午後にYさんが水彩画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
お休みさせていただいたり様々な問題についてお知恵を拝借したり。
今年も皆さんにご協力いただいて無事のりきることができました。
来年は一時期環境が変わってしまいご不便をおかけしますが
どうぞよろしくお願いいたします。
もうそろそろ紅葉も終わり。。
冬毛でもこもこになったタイワンリスは食べ物探しに夢中
おしゃべりなメジロ
ささやくようなさえずりのアオジに会えました。
葉を残すコナラが黄金色に輝いていました。
長い冬休み明け、新年にはどんな小鳥たちに会えるでしょうか。
大きな木がある公園に久しぶりに行ってみると
センダンの実りがたくさん残っていました。
上郷森の家の実はタイワンリスにあっという間に食べられてしまったのに。
ヒヨドリたちが来るのを待ちましたが時間切れ。。
今年は不作のイイギリ。少し色褪せましたが実はまだ残っていました。
大きな大きなこの木がつけている実は
直径12mmほど。ムクロジの実です。
中心の黒い種は羽根つきにつかう羽根に付いている黒い球に使われるとか。
そういえば羽根つきしていないな~。。
黄色い葉との組み合わせを期待していたのですが葉はすべて落ちていた
ムラサキシキブの実。ほんとうによい色☆
他にもすてきな実りはガマズミなどが残っていましたが
木々はだいぶ葉を落として森は明るく、でもさみしくなっていました。
クヌギ林では蛾があちこちで飛んでおり
ハタハタとゆっくり飛んでいたのがフユシャクの仲間
クロスジフユエダシャク、で合っているかな。
ものすごい速さで忙しなく飛んでいた蛾はこちら
背中のモフモフ具合、翅の先端の形。キリガの仲間かな~と思い
調べたのですが種類が多すぎて諦めました。
今回もクヌギカメムシの産卵には立ち会えなかった。
毎年観察できていたのに~。。タイミングをあやまったようです。
Iさんは華やぎある世界を描かれました。
「古都に舞う人」 日本画 F20
日本の美を主題に続けて描いてこられたIさん。今作は美しい
所作、凛とした日本髪の女性に合う背景を新たに創りだしました。
輝きを放つような佇まいに心ひかれる情趣あふれた作品です。
近づいてみました。
しっかりした鉛筆デッサンで人物の量感ををつかみました。
何度か構図を変え、描きこんではぼかす作業をくり返した背景は
ゆったりとして広がりと深みがあり物語を鮮やかにみせています。
様々なテーマに取り組み世界を広げてこられたIさんの過去の
作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のIさんのページにされています。ぜひこちらもご覧下さい。