教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

2014年もあとわずか

2014年12月31日 | その他

お墓参りのあと、葉山方面へ行きました。

江の島がよく見えました。静かな海です。

この近辺には父の勤め先の保養所があって、夏休みに訪れることを
とても楽しみにしていました。浸食のためか海岸の眺めは変わり
保養所も数年前になくなってしまったけれど思い出深い場所には
違いありません。

磯だまりでイソギンチャクに海草

引越し場所を検討しているヤドカリなどを観察し

海岸線をぶらぶら・・・

昔はサクラガイなど繊細な二枚貝が拾えたものですが
今は寂しいものです。海底の様子も変わっているのでしょうか。

お昼後すぐに来たはずなのにあっという間に日暮れ

大好きなナミマガシワを夕陽にかざしてみました。

2014年度も拙ブログ「教室・自然いろいろブログ」をご覧いただきまして
ありがとうございました。
教室の皆さんの作品紹介と教室の活動内容を見ていただく目的で
2007年から講師が始めたこのブログ。たびたび脱線しながらも
訪問してくださる皆様のおかげで日々続けることができました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!

よいお年をお迎え下さい。



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赤と黄色のセンリョウを供える

2014年12月30日 | その他

父の月命日だった日は快晴で無風。
皆で今年最後のお墓参りに行きました。

ちょうど門松の設置をしていました。いよいよですね!

お墓をピッカピカにし、トンビやカラスを警戒しつつ
たくさんのドーナツや蜜柑などをお供えしました。
お花は購入したものと庭にあったセンリョウの実を一緒にして華やかに。

黄色い実のセンリョウは昔からありましたが、赤い実のほうは
切花としていただいて3月頃まで飾っていたものを、父が実の果肉を
むいて中心のもの出し、種まきしました。
たくさんの実がつくまで3~5年くらいかかったでしょうか。
今は大きな株となってご近所におすそわけできるほどになりました。
この赤いセンリョウを見るたび嬉しそうに庭仕事する父の背中が
思い出されます。

墓所の隣のお宅には鳥の餌台がありこの日はスズメたちが群れていました。

あっ、上手に撮れた!

近くの枝に順番待ちしているメジロもいました。

視線を感じて見上げると

大きなトンビ。迫力があります~!
以前私は二度サンドイッチを奪われ、一度などはトンビの羽が当たって
頬が腫れたことがあるのです。あの時心配してくれたのは父だけだっけ。
母といえば笑い転げて息も絶え絶えになっていました・・・。

気持ちがよい日なので海岸などでお昼を食べたい気もしますが
ぐるりと輪をかくトンビたちのことを思えばそんなことはできません!
近くのお店でラーメンを食べ、冬なのに磯遊びをすることにしました。
続きます。

コメント (2)
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まん丸あたまの♪

2014年12月29日 | 生き物

いつにも増して静かな散歩道。

ときおり鳥撮りの方や犬連れの方にすれ違うくらいの散歩道で

大好きな小鳥に会えました!

ピューン!

モズ女子です。
時折この小道で見かけてはいましたが近づかせてもらえなかったのに

獲物探しに必死。いつもより近くで見つめることができました。

大きくてまん丸な頭、つぶらな瞳がチャームポイント。
愛らしい上に素晴らしい狩人、そして歌姫なんて♪

警戒心が強くすぐ飛んでいってしまうコサギも
この時は留まってくれました。

いよいよ小鳥たちの食べ物探しも大変なようで
だいぶ距離が縮められるようになってきました。


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年の瀬の水辺

2014年12月28日 | 生き物

家の中では厚着をし電気ストーブをつけて手足をあぶる程度。
昨冬もそんな風に過ごして問題ありませんでしたが今年の12月は寒い!
ニカワはあっという間に固まって画面はなかなか乾かないし・・。

乾き待ちの間に少しだけ、と近くの公園に行けば早くもロウバイ開花♪

真っ赤に色づいたコナラの葉っぱも綺麗♪
外で日を浴びているほうが室内にいるよりあったか~い!

調子にのってずんずん歩いていくと、実がいっぱい残っている
センダンの木が。例によってヒヨドリがやってきていました。

アオジ女子の優しい眼差しに癒されます。

えさやり禁止の看板が立てられてからしばらくたつけれど
ウッドデッキに人影が見えると我先に泳いでくる水鳥たち。

若いバンたちに混じり



オオバンが一羽いました。
この池でオオバンを見たのは初めてかも♪
バンよりひとまわり大きく、頭部がビロードのように見えます。

よい気分転換になったけれど、帰宅しても作品は濡れたまま。
どっと疲れが出て冬眠に入りたくなってしまいました。


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誰もいない森の小道で

2014年12月27日 | 散歩

無事に年賀状は投函でき年内のお教室もおわり。
久しぶりにのんびり目覚めた朝、少し遠い森へ行ってみました。

いつも人の少ない公園ですが輪をかけて静か・・・。
落葉を踏みしめる音がやけに大きく響きます。

遠くから見たとき、白いごみ袋かと思いました。近づくと・・・

長いしっぽ。ふくふくした猫が草むらの何かを狙っているところでした。
こちらも動かずしばらく見守っていたのですがどうやら狩りは失敗。



振り向いてびっくり、この日の空のような澄んだ青の瞳の持ち主でした。

ガサガサしていたのはキジバトとガビチョウばかり。
ここでは数年前トラツグミを目撃したので期待が膨らみますが・・

綺麗なフユシャクを撮影できたからいいかな!
木陰でじっとしていたら冷えてしまったので帰ることに。

少し前まで色鮮やかだったモミジは縮れて色あせ、見上げている間にも
ぱらぱらと葉を落としていました。

人間界のあわただしい年の暮れなど関係のない静かな森では
時間の流れがゆるやかに感じられました。


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コバノカモメヅル花から実

2014年12月26日 | 自然

派手さはないけれどいつも気にかかる植物のひとつ、コバノカモメヅル。
県によっては絶滅危惧種に指定されているようで確かに身のまわりでも
めったにありません。だからこそ春がめぐってきてまた同じところに
芽吹いているのを見ると嬉しくほっとするのです。


花は左右長さ15mmくらいの星型で臙脂色。私が見ている場所では
毎年9月中旬~下旬に満開のときをむかえます。

あ~咲いてる、よかった!
とまた安心してふと気がつくと晩秋。花はたくさんついていたのに
今年のサヤはたった2本でした。



サヤが割れているのに気付いたのが12月5日。



12月15日の朝8時。この日はとても気温が低かったため
サヤには霜が着いていました。でも中の種は守られて暖かそうです。



12月15日正午。午前中の姿とはうってかわってサヤは広がり
種を遠くに飛ばす準備が整っていました。



12月19日午後。4日前の状態とあまり変わっていないように感じますが
種の数は減ったのでしょうか?数えておけばよかった。
子孫を遠くへ飛ばす良い風を待っているのですね。



8月末には妙高高原のいもり池で、コバノカモメヅルの白花種
というこのアズマカモメヅルにも出会うことができました。

もうひとつ、大好きな可愛らしい植物を。



9月はじめに撮影したスズメウリの花とふくらみかけた実。



緑色の玉から真っ白な玉に。まん丸の実は直径15mmほどで
現在も見られます。

来春は芽吹きから観察しよう、といつもこの時期思うのだけれど
いざ春本番になれば生き物探しにおおわらわで失念してしまうのです。
早くそんな時期にならないかな・・・このところ寒すぎて春のことばかり
思い描いてしまいます。


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Iさんの日本画完成

2014年12月25日 | 教室風景

Iさんは成人式を迎えたお孫さんを描かれました。


日本画 P8

春風のように優しい色合いのお着物がぴったり。可憐で晴れやかな
笑顔ですね。色白のお肌が映えるように背景の彩度を抑えつつ何度も
岩絵の具を塗り重ねました。溢れる愛情で奮戦し、お袖と裾のぼかしや
お顔の紅のぼかしも自然にきめて華やぎと実感のある作品となりました。

近づいてみました。


絵の具を根気よく重ねることで生まれた凹凸が新たな質や量感となって
作品の強さとなっています。あたかも刺繍するかのように時間をかけて
描き出された着物や帯も美しく見応えがあります。何よりお嬢さんの
希望に満ちた表情が見る者の心に明かりをともしてくれるようです。

技術が安定し着実に前進されているIさん。次作の風景画も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Iさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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陽だまりで

2014年12月24日 | 自然

お料理のたのみ方が悪かったなとか会費の集め方とか反省点は多々
ありますが・・お世話になった先輩Sさんを偲ぶ会ともなった今年の
忘年会は特にたくさんの方が集まってよかった、と一息ついた先日。

やることはあるけれど久々にやや遠くの森へ行ってみました。



夏にはいつも縄張りをはっているルリタテハに会えたところ。

赤い葉もかろうじて残っていました。

カブトムシやカナブンの集まるクヌギ林。今年の夏何度ここを訪れたことか。
そのたびにめちゃくちゃ蚊に刺されたことも今では懐かしい・・かな?

この日は公園を管理する方々が大勢集まり落葉や枝を集めていました。
朽木の中などに甲虫類の幼虫がいるのでしょうけれど、それも
だいぶ撤去されて辺りは以前よりもスッキリした印象に。

あっ、クロスジフユエダシャクかな?
今回は時間をかけて追い、枯葉の下でフェロモンを出しているという
メスとの出会いに期待しましたが、この日もだめでした。

初冬のコナラはモミジの色づきとは違う味わいがあります。

ああっ歩いているナミテントウ!
これだけ虫が少なくなってしまうと見慣れたテントウムシでも嬉しく
走り寄って激写です。

年賀状書きはまだ終わっておらず年内のお教室はあと4コマ、
お墓参りなどもあり瞬く間に大晦日がきそうです。


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Aさんの新作日本画

2014年12月23日 | 教室風景

Aさんは北海道で出会った牛たちを描かれました。


「牛美人」  日本画  F10  

同じ牛ながら異なる印象をもつ2頭。それぞれの魅力を見いだし対比させ
ました。暖かな味わいの背景にも、我関せずのように見える美女2頭の
穏やかさが感じられほのぼのとする作品です。幅広い表現方法を用いて
丁寧に重ねられた岩絵の具はしっとりと輝いているように感じられます。

近づいてみました。


牛たちは量感があり、緻密に描き込まれた美しい毛並みは手触りが
想像できるまでに真に迫っています。筆以外の素材も使い、面白く
複雑な味わいの空間が造りだされ金銀で描かれた藁を思わせる線描も
華麗です。思わず近寄ってみたくなる精妙さと静かな迫力があります。

毎回新しいテーマや技法に挑戦されているAさん。次作も楽しみですね。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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朝元気!

2014年12月22日 | 生き物

今日は冬至ですね。これからまだまだ寒い日がつづくというのに
この日以降太陽の力が強まるような感じがしてワクワクします。

少し前に歩いた横浜自然観察の森。もう恋しくなっています。
冬休みのあいだ、いける日があるかな~?
この小道の両脇から飛び出してくるのはタイワンリスやコジュケイ
それにアオジ。どこからかウソやモズのさえずりもきこえます。

紅葉もまだ残っていました。

あっアオゲラ!頭の動きが激しくってぶれてしまったのが残念。
木々が葉を落としてからたびたび見かけるようになりました。

同じキツツキの仲間、コゲラだって可愛い~!

よく出会う愛嬌たっぷりのシジュウカラ。
足元の枯葉をつつきまわっていたので何かな~?と見ていると
白いものをするっと取り出しました。蜘蛛の卵かな、蛾の幼虫かな?

たくさんのメジロがエナガやシジュウカラと群れになってコナラの木に。

その仕草に癒されます。
お腹側も黄色いところがあるのですね。

今は家にこもって年賀状を書いていますが窓の外の青空と写真の鳥たちを
見ていたら浮き足立ってきて・・・森に行きたくなってきました。

 


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