教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

ウチワヤンマに出会った夏

2024年08月21日 | その他

8月上旬に友人のお宅にお邪魔しました。


縁あって家族になった猫が8匹も!
取材させてもらえるなんて嬉しい~~♪


わざわざ揺れるクロッキー帖の上で落ち着こうとする(笑)
自由気ままにのびのび動き回る猫たちに癒されました。


千波湖まわりの水辺で佇む友
嬉々として生き物探しをする私につきあってくれました。


このとき初めて間近でウチワヤンマを撮影できました!
見とれることしばし。。悠然として美しいヤンマでした。


以前から興味があったつくば実験植物園も訪れ
生き物の気配が濃厚な水辺でのんびり。
ウシガエルのおたまじゃくしの多さに驚きましたが


カイツブリや


成熟しかかったナツアカネ


強い日射しをしのぐリスアカネなど多くのトンボに会えました。


花盛りのレンゲショウマが実に涼しげ

いろいろと重なってすっかりブログをお休みしてしまいましたが


この夏も家族揃って霊を迎え、送ることができました。


お父さん、Hさん、おじいちゃんおばあちゃん見てるかな?
不調の続く母も久々の手持ち花火を楽しんでいて良かった♪


先日、栄区民文化センターリリスで作品展の打ち合わせがあり
移動壁、照明、ワイヤーの数と配置をお伝えしてきました。

出品数が確定するのは今年も展覧会直前になりそう。。
9月13日までに変更点をお伝えすることになりました。
芸術の秋に向けそろそろ再起動です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月ならではの花と生き物たち

2024年08月04日 | 生き物

今日こそは日の高い時間帯に歩くと決め、おもいきって
飛びだしましたが暑さはそれほどでもありませんでした。
もう慣れてしまったのかもしれません。

そうだ、レンゲショウマは咲いたかな?
いそいそと野草コーナーに行くと


てっぺんの一輪だけ咲いていました♪
公園に咲くごくわずかな株はとても大切にされています。


可愛らしい花をつけていたミズタマソウ


ミズタマは水玉なのかな?素敵な名前ですね。


ウバユリの花の中にササキリが潜んでいました。


キツネノマゴにはヤマトシジミ
そろそろこの花にルリモンハナバチがくる頃だな~と思い

飛んでいるハチアブ系をじっくり見ていくと


スキバツリアブに出会いました。
砂利道にお尻をこすりつける動きを繰り返すこのアブを
黒っぽいアブが邪魔しにきます。

ようやくとまってくれたその黒っぽいアブは


はじめましてのコウヤツリアブでした♪
歩き慣れた近所でもこんな出会いがある!
スキップしたい気持ちだけれど汗だくでとぼとぼ歩くと


木漏れ日にきらめくオオアオイトトンボ♪


優雅なハグロトンボの美しい舞い姿に一瞬暑さを忘れました。


この日の樹液レストランにはコクワガタのペア


そしてツヅミミノムシが目立っていました。
この特徴あるケースには蛾の幼虫が入っているので
頭を出さないかな~と粘りましたが、この時は残念。

昨年のちょうど今頃、激しく動き回るこの生き物の動画
録っていました。この時の木は伐採されてしまいましたが
一緒にいたタイワンヒラアシキバチの子孫はどうなったのだろう?


オオカマキリの幼虫はかなり大きくてもう終齢かな?
翅らしきものが目立っていました。

真夏の森は面白い!活気に満ちていて元気をもらえます。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月末 散歩道の生き物たち

2024年07月29日 | 生き物

暑いのが好きだとはいえ、強烈な紫外線が怖くて
散歩するのは日暮れ時にしています。
このところ日の入りが早くなって少しさみしい。。


まだ体色が淡くて若そうなカワセミがいました。
暗いので手ブレ連発です。


近くにはクロコノマチョウが飛んでいました。
卵がないかジュズダマの葉裏を見てまわりましたが
この時は見つけられず。


早くも実をつけたヤブミョウガの先端にナツアカネ


もう寝るところなのか接写しても動きませんでした。


柵の向こうに咲くフシグロセンノウ
この花を見ると夏の高原に行きたい。。と思います。


涼しげな佇まいのキツネノカミソリも花盛り


ハエドクソウにアブが変な角度でとまっているなと思ったら
アズチグモにとらえられていました。


夏の楽しみは樹液レストランを見回ること
久しぶりに立派なカブトムシのオスに出会いました。
子供の頃は夜の網戸に飛んできたものですが今はなかなか会えません。

発酵臭漂うこの場所をよくよく見ると樹液に埋もれるように
いろいろな昆虫がうごめいていて面白い♪
この日はヨツボシオオキスイの幼虫もいました。


今年はよく会うノコギリクワガタ


チョウはアカボシゴマダラばかり
在来種のゴマダラチョウにはこの夏まだ会えていません。


足元にクロマルエンマコガネがいました。
薄暗い中すばしっこく動き回るのでうまく撮れません。

食痕のあるアカメガシワを見ると、もしかして
アカギカメムシがいるかも!と思い葉裏をさがします。
南方系で神奈川県にいるはずのないアカギカメムシを
以前母が綺麗な虫がいた!と撮影していたのです。


この日いたのはゴマダラカミキリでした。
家の庭木で見つけたら大騒ぎすること間違いなしですが
森で見るとその迫力ある美しさにただ感心します。

写真には撮れなかったのですが飛んできたタマムシと
ハイタッチもしたのです♪
夕暮れの森散歩は楽しかった子供の頃の夏休みを思い出します。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水辺のちょっと珍しい生き物たち

2024年07月25日 | 教室風景

少し前、モリアオガエルに会いたくて出かけた水辺で
嬉しい出会いがありました。


緑に紛れてなかなか見つけられないモリアオガエル。
手足が大きく会うたびに感激します。
卵のうの数は少なかったけれど今年も会えてよかった。。


ヤグルマソウが咲き始めた頃

緑色に輝く甲虫が飛んだので追いかけると


ニワハンミョウでした♪


近くにニワハンミョウの黒化型もいました。

さらに煌めいていたのがこちら


金の奥に少し緑色が見える背中、白金色の腹部。
そして大きい。
コロリと丸く可愛らしいこの容姿はアリノスアブの仲間!


アリノスアブは種類が多くこれだけの写真ではよくわからない。
ふたたび図書館で「アリの巣の生きもの図鑑」を借りてきました。

ページをめくるたび好蟻性昆虫の多さとアリの生活の奥深さに
驚き、研究者の熱意に打たれます。
写真やアブの大きさから見ると、出会ったのはトゲアリスアブ
なのかな。。周りの蟻の巣を探してみればよかった。


近所ではこのアリノスアブのペアにも会いました。
幼虫時代、特定の蟻の巣に寄生、または共存し
羽化すると花の蜜を吸うことなくすぐ交尾、産卵するそう。


近くに目当ての蟻の巣があったのでしょうか。
いつか衝撃的な形のアリスアブの幼虫の実物を見てみたい。。

この水辺ではさらに感激の出会いがありました。


何とも地味な色合いですが見たこともない姿形、そして大きい!


体長50mmはあったと思います。
きっとトビケラの仲間だろうと検索すると
「エグリトビケラ」がそっくり。
幼虫時代は水中で、落葉を糸で綴って巣をつくるそう。

エグリトビケラといえば数年前の家族旅行で「これ何?」と
大騒ぎした思い出があります。


夏の終わりの群馬県。この時のブログに記しましたが
水辺のナナカマドの木に謎のゼリー様物質が付着していました。
調べると、これがエグリトビケラの卵だったのです。

7年後にこの卵を産んだ生き物に出会えるとは。
同じ水辺に何度も通っているけれど知らないことばかり。
真夏の今はどうなっているのか、飛んでいきたくなります。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Iさんのはじめての日本画(005)

2024年07月22日 | 教室風景

Iさんの記念すべき日本画一作目は
敬愛するクリムトの風景画を模写しました。


「クリムト模写」 日本画 S4

何故この作品や作者に強く惹かれるのか?あらためて内省し
色やタッチ、構図の美しさなど多くの発見がありました。
日本画材の素晴らしさにも感動し刺激的な制作となりました。

近づいてみました。


岩絵の具の粒子の違いによる膠加減、色の変化、重色の味わい、
筆の違いによる効果を確かめながら慎重に描き進めました。
驚異的な粘り強さと審美眼で完成度の高い作品となりました。

鉛筆や色鉛筆で彩り豊かな作品をうみだしてこられた
Iさんの過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

樹液に集まる生き物たち

2024年07月20日 | 生き物

梅雨が明け、いよいよ夏本番♪
近所の公園のクヌギやカシの木を見てまわると
樹液に夏らしい生き物が集まっていました。


大きなカブトムシのメスが若いカシの木の根元に♪


クヌギの高いところにノコギリクワガタのペア


ノコギリクワガタのメスは樹液にも


立派なコクワガタのオスは樹皮の間にさっと隠れました。
クワガタがいそうなクヌギは根元を掘られて根が露出していたり
幹を蹴飛ばす人がいたり。。公園の生き物は採集禁止なのに
夏になるとワナを仕掛ける人も出てきます。


目の高さ、手の届くところにはカナブンばかり


樹液に集まる昆虫に混じり
産卵場所を探すハチモドキハナアブ


アカボシゴマダラを度々見ましたが
在来種のゴマダラチョウはおらず


梅雨の時期はこのヒカゲチョウや
サトキマダラヒカゲがよく見られました。


珍しいなと思ったのはクロスズメバチ
周りにいるのはヨツボシオオキスイやヨツボシケシキスイ


ナガゴマフカミキリは久しぶり

同じ公園では


クビアカトラカミキリにも会いました。

公園が近いためか玄関まわりに時々昆虫が飛来するのですが


先日この巨大なサビカミキリがとまっていて驚きました!

暑い時期ならでは♪
これからどんな生き物に出会えるのか楽しみです。







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Hさんの新作日本画(048)

2024年07月18日 | 教室風景

上郷森の家で活動する絵画教室「グループ彩雲」の
Hさんの新作日本画をご紹介いたします。


 日本画 F8

深い渓谷に澄んだ光の降り注ぐ神秘的な光景です。時間を
をかけ緻密に描き込まれた木々、苔むす岩や流れは重厚で
詩情にあふれ表情豊か。この森の遥かな歩みを想像させます。

近づいてみました。


明暗を強調して岩の形や量感をとらえた後、苔を生やすように
点描でじっくり岩絵の具を重ねていきました。ごく薄い胡粉を
重ねた光や水が作品のいのち。きめ細やかで見応えある作品です。

どの作品も味わい深く、静謐さの中に力強さのあるHさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のHさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水辺の生き物たち

2024年07月15日 | 生き物

親水公園の木道を病院帰りの母と久しぶりに歩きました。

「昼日中こんなところを歩く人間はいない」と
文句を言いながらも結構楽しんでいます。


オオシオカラトンボのペアが飛んでいたり


ぴっかぴかのコガネムシがいたり


夏ならではのクロバネツリアブがいたり。


ふと見上げるとたくさんのウスバキトンボが
風に逆らいながらたくさん飛んでいました。


なかなか止まってくれないウスバキトンボが
なぜかこの時は目の前に降りてきてくれました。


ヒメガマやタコノアシなど水辺ならではの植物がたくさん!


そのなかに、このようなチマキ状に綴られたものがありました。
これはカバキコマチグモのものかもしれない。
数種いるコマチグモ類の中でカバキコマチグモの毒性の強さは有名です。

「もしかしたら毒蜘蛛の巣かもしれないからひろげない方がいいよ」
と母に伝えると、「開いてみたけど何もいなかった」と。。


たくさんのチマキの中で綴りのゆるい、
隙間のあるものがありました。

コマチグモの仲間がいるようです。
脱皮用、交接用、産卵用など用途別にメスが葉を綴るそうですが


これはどうなのかな?
少なくとも卵はないようです。


こんな形のものもあります。
検索するとハマキフクログモのものに似ています。

少し前に森で出会ったこちらは

牙の色が淡かったけれどヤマトコマチグモなのかな?
幼体だとさらにわからなくなります。


チョウはこのモンシロチョウのほかアオスジアゲハに会えました。


ヤエムグラの実が線香花火のようで可愛い♪

短時間でいろいろな刺激が得られて楽しかったけれど暑かった!
次回来るのはイシミカワの実が色づくころかな。。
タコノアシの紅葉を見にまた晩秋に訪れたいと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月最後の教室 羽化したてのリスアカネに雌雄のオオトリノフンダマシ

2024年07月13日 | 教室風景

一日雨の予報だったのでカッパ長靴で森を歩きました。
はじめは明るい曇りでしたが


雨がパラパラ降り始めて
飛んでいたツバメシジミがぴたりととまりました。


こんな日に羽化したばかりのトンボがいました。
小さく見えたのではじめハラビロトンボかと思いましたが
翅の先端がうっすら黒い。リスアカネのようです。


今朝脱いだと思われるヤゴの殻。
リスアカネの抜け殻をはじめて見ました。

いよいよしっかり降りだした雨に、足元の虫達があわてて避難。


ハエのようなものが葉にとまったのでよく見ると
トウキョウヒメハンミョウでした。

7月最後の教室日でした。


あいにくのお天気でしたが、9月17日に始まる作品展に
展示予定の作品を仕上げる方が多くアトリエは熱い!
作品展のDMハガキが完成したのでお渡ししました。


明日以降8月末まで長い夏休みに入ります。
夏を元気にのりきってまた9月にお会いしましょう!と
皆さんとご挨拶しあい、2024年前半の部が終了しました。


降ったりやんだり


昼はむしむしして森が白く霞んでいました。


高いところにとまっていたり産卵行動していたり。
活発なジャコウアゲハのメスにたびたび会いました。


お久しぶりのヤマトシジミ


オニドコロの花が満開♪


雌雄異株で、可愛らしい小花がぎっしりのこちらは雄花。

嬉しい出会いがありました。
ヤブカラシの葉を見上げると


ぴかぴか光るオオトリノフンダマシのメスが。
体長は12㎜ほど。


あれっ?
葉の虫喰い痕のような茶色いシミはよく見ると。。


オオトリノフンダマシのオスでした♪体長2~3㎜。
そっとメスの背後に控えているように見えましたが
どんな恋の駆け引きをするのか見てみたいものです。

雨が小やみになるとニイニイゼミが元気に鳴きだしました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7月三回目の教室 虹色に輝く生き物たち

2024年07月09日 | 教室風景

この朝もよく晴れたのでワクワクしながら森へ。
ただ湿度が高く暑すぎてゆっくり少しだけ歩きました。

トンボが羽化していないかな。。
水辺をのぞきこんでいたら


カラスアゲハのオスが吸水にやってきました。
角度によって紫がかった青にも見え、格別の美しさ!

虹色に輝く生き物は他にも♪


元気に歩くアカガネサルハムシ


地味に見えて光の具合によって虹色があらわれるコミスジ


ハンミョウを探して光る地面をじっくり見ながら行くと


カワトンボがふわり舞い降りました。


シロカネグモの仲間の網も見る角度によって虹色に


スズミグモの複雑なドーム網の糸もキラッキラ♪

7月三回目の教室日でした。


汗がひくまで強めの冷房をかけ、少しずつ水分をとりながら。
熱中症に注意しつつ、絵画展の出品作品の仕上げに集中しました。


午後Iさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

アトリエの廊下の壁に


美しいアオカミキリモドキがとまっていました。
体液にカンタリジンが含まれているので触らないのが無難です。


この日もヤマユリはよい香りを漂わせていました。


お馴染みさんのオオシオカラトンボや


オオトリノフンダマシにたびたび会いました。
鳥のフンに擬態していて色味は少し個体差があるようです。

ニイニイゼミがよく鳴いていたので
木にとまっていないかよく探していたのですが
どうしても見つけられず


帰宅したらなぜか家のポストに迷い込んでいました。
数枚撮らせてもらって近くの木へ移動。

朝から晩までこの時期ならではの生き物に会えた嬉しい日でした。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする