いつの間にか8月は残り半分。
今年も迎え火を焚きました。
家族で火を眺めながらあれこれお話。
Hさんから預かっているgooブログの引っ越し先は
はてなにしたよ~。
この自分のブログの引っ越し先もはてなに決めました。
gooさんには9月末のぎりぎりまでお世話になろうと思っています。
今は個展まであと一ヶ月なので気持ちばかり焦ります。
ブロ友さんのところへもなかなか訪問できず。。
この夏の外出といえば徒歩数分の近所の公園を歩くのみ。
いつも夕暮れでトンボには会えないだろうと思っていましたが
実のできはじめたヤブミョウガの先端に
コノシメトンボたちがたくさんとまっていて驚きました。
マメコガネも一緒にパチリ☆
ふわりと足元におりてきてくれたのが
オナガサナエのメス
この公園では初めて会ったかもしれません♪
マユタテアカネもここでは珍しい
一番多いのは
シオカラトンボのオス
何かをムシャムシャ食べているところ
次に多いのはオオシオカラトンボ
こちらはメス
こちらはオオシオカラトンボのオス
飛びっぱなしのコシアキトンボが珍しくとまっていました!
こちらはオス。夕方だからもう休むところなのかな。
一番癒されるのがこちら
ハグロトンボのメス
翅をひらいたりとじたりする様子が実に優雅で時を忘れます。
ハグロトンボのオスも美しい♪
ほかにもウスバキトンボがよく飛んでいるのですが
飛びっぱなしでなかなか撮れず。
光が足りないと思ったら、ずいぶん日が短くなったのですね。
こう暑い日が続くと高原に行きたい気持ちが高まってきます。
でもこの夏はちょっと無理そう。
近所でこの時期ならではの涼し気な花を探し歩きました。
レンゲショウマ
近所の森でようやく一輪咲きました♪
初めて見た時はその華麗さに感動しましたっけ。
フシグロセンノウは満開
直射日光が当たらない場所に咲く花が元気で
ウバユリ
ヤブミョウガ
ソクズの蜜壺にはちいさなアリたちが集い
ハエドクソウの花にはルリシジミが休んでいました。
コバノギボウシも花盛りです。
この花だけは約ひと月前に出会いました。
タシロランは葉緑素を持たず特定の菌と共生関係にあるそう。
花期にタイミングがあってよかった。
半透明の花びら、赤紫色の斑点が美しい。
ごく小さなアリがきていました。
この場所で夏に出会うのを楽しみにしているツリアブがいます。
大きめのクロバネツリアブ
翅の黒点が目印のコウヤツリアブ
なかなかとまってくれないスキバツリアブ
お尻を土にこすりつける動作がなんだかほほえましい。
どのツリアブもハナバチの巣に卵を産み付けて寄生する
ということですが、ハナバチの巣はどこにあるのだろう?
毎年これらのツリアブを見ると夏真っ盛りだな!と嬉しくなります。
Gさんの新作日本画をご紹介いたします。
日本画 S6
大輪のダリアにミツバチが花粉を散らしながら飛んできました。
深紅の花が暗い背景に浮かびあがるさまは艶やかで魅惑的です。
描き込まれた花や葉は変化に富み力強く見ごたえがあります。
近づいてみました。
花や葉や蜂は胡粉で丁寧に描き起こした後、背景の黒の強さに
負けないよう根気強く岩絵具を重ね続け美しい発色を得ました。
純金箔を散らす作業も細やか。生命感溢れる作品となりました。
緻密な作業を積み上げ彩り豊かな優しい物語を紡ぐGさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のGさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
毎日厳しい暑さが続いて、夏好きといえどさすがにぐったり。
寝起きに両足が痙攣して脂汗が流れ、熱中症かも?と焦りました。
それでも家に籠ってばかりではいろいろ停滞してしまうので
歩くのは夕暮ればかり。最近素晴らしい出会いがありました。
久しぶりに草むらをかきわけていくと
足元からハタハタと何かが飛び立ちました。
ああっ!!
ツノトンボだぁ~~♪
まさに10年ぶり、ずっと会いたいと願っていました。
トンボのような姿ですがアミメカゲロウの仲間。
長い触覚に華奢な翅がキラキラ輝いてまるで妖精♪
複眼が上下ふたつに見える。。とても変わっています。
赤っぽいこちらはオスで尾端に鎌のようなものがついています。
ずんぐり黄色っぽいメスもいました。
お腹がふっくらしています。
近くを探せば卵があるかも。。
やはり10年ほど前、細い草の茎の先端にぎっちり卵が
産み付けられていた様を強烈に覚えていますが
今調べ直すとそれはどうやらツノトンボの卵。
当時はグーグルレンズなどなく調べるのに苦労しました。
ツノトンボが高いところに飛んでしまってふと我に返り
辺りを見回すと、目の前の葉にツユムシが。
しゃがんでみると
5㎜大のツヤ玉が!
まさかこんなところにもシロオビトリノフンダマシがいるなんて。
何度歩いたかわからない近所の森、ずっと気が付かずにいたとは。
こんな出会いがあると暑さも心配ごとも一気に吹き飛びます。
Iさんの新作日本画をご紹介いたします。
今回用いた支持体は希少な縄文杉。日本で悠久の時を経た木と
異国情緒溢れるモチーフが好対照。木肌が密で扱いに戸惑った
ものの力強く盛り上げ箔を重ね、可愛い表情を大切にしました。
近づいてみました。
今まで使用した銘木とは異なりその樹脂分の多さは驚くほど。
下地作りから盛上絵具の後の磨き、親和箔での色合わせなど
苦労した甲斐があり彩り豊か、晴れ晴れしい作品となりました。
常に前進、エネルギッシュに世界を広げ続けるIさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
朝のうちは曇りで湿った風が強く吹いていました。
水辺へゆくと
クサレダマが花盛りとなっていました。
今年は花数が少なめ。。
このジャノメチョウはかなり翅が傷んでいましたが
風に揺れるトラノオにしっかりしがみついていました。
この日はモンキアゲハによく会いました。
こちらは翅の先端が折れてしまっていました。
どのアゲハもこれから雨が降るとわかっているのか
落ち着ける場所をいそいで探しているようでした。
ススキはこんな食痕がたくさん!
葉裏を確かめると
こんなクロコノマチョウの幼虫が見られました。
一番右下の幼虫は脱皮したてなのか頭部の殻が残っています。
向かって右上の幼虫と左上の幼虫の背部には怪しげなものが
くっついており、何者かに寄生されているのではと思いました。
ススキやアシの葉裏にかなりの頻度で幼虫が見られるので
森はクロコノマチョウだらけと思いきやそうでもない。
無事成虫になれるものはごくわずかなのでしょう。
クロコノマチョウの成虫にも何度か出会いました。
ほの暗いところが大好きなようです。
7月最後の教室日でした。
一ヶ月半の長い夏休みの間に家でできることは何か、
年末の作品展に向け数点同時進行の計画を練り直しました。
午後にGさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
お仲間同士、また9月にお会いしましょうと笑顔で挨拶を交わし
前半の部が終了しました。
お昼休みは小雨が降ったりやんだり。
野原には今年もネナシカズラが発生しており
不穏な空気が漂っていました。どこまで広がってしまうのだろう?
葉裏に雨宿りしている生き物がいないか探し歩くと
一枝に、探していた生き物が♪
ピンクで囲ったところにいたのは
オオトリノフンダマシのメス
ぴかぴか光ってまるで鳥のフン。大きさ12mmほど。
下の丸で囲った部分には
オオトリノフンダマシのオス。体長3㎜ほどでしょうか。
とても小さくて毛むくじゃらです。
これからメスに近づいてゆくのでしょうか。
どんな求愛行動をするのか見てみたいものです。
16時過ぎには
気持ちの良い青空が広がりました!
ニガクサの花がキラキラと輝いてきれい。
次回この森を散策できるのは9月。
どんな彩りの変化があるのか今から楽しみです。
雨上がりの朝は厚い雲に覆われていたものの
涼風がふき、久しぶりにのびのび歩けました。
濡れた桜の木のそばを通ったら桜餅の香りがしました♪
葉裏をのぞいていたら突然
カラスアゲハのメスが飛んできて目の前の葉にとまりました!
お、落ち着いて。。と自分に言いながらカメラをむけると
さっと飛び立ちました。暗くて手ブレましたが嬉しい♪
追いかけているときはちっともとまってはくれないのに不思議。
だいぶ散ってしまったヤマユリにかわりノカンゾウが花盛り
クマヤナギがたくさんの蕾をつけていました。
開花はもう少し先でしょうが今年は実りが楽しみです。
穴だらけになったヒルガオの葉を下からのぞきこんで見ると
いました、ジンガサハムシ♪
幼虫も記録しましたがそれはのちほど。。
飛ぶのも地面を移動するのも遅れがちで
つい気になってしまったスズメの子。
がんばって大きくな~れ!
7月3回目の教室日でした。
夏休み目前。きりのよいところまで進めておくべく力が入ります。
自分のペースでコツコツと丁寧に作業を積み上げてゆきます。
午後にIさんが日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆
金曜日教室はこの日が7月最後、次回は9月1週目となります。
お昼頃には少し日が出てニイニイゼミの声が元気になりました。
ススキの原に行くとまた草丈が伸びていて
久しぶりにシロコブゾウムシに出会えました。
優しい表情、のどかな雰囲気に癒されます。
ほの暗いところではジャコウアゲハのお母さんが
産卵場所を探してふわふわ漂い
ジャコウアゲハのオスは疲れた体を休めていました。
翅がすっかりボロボロです。
前回初めて会って歓喜したシロオビトリノフンダマシを
もう一度見ようと辺りを探すと、前回のものの他に
新たに2頭!
前回会ったものは腹部の模様がナマケモノに見えましたが
これは・・キンシコウに見えます。大きさは5~6mm
さらに
黒っぽい、そして小さい。大きさは2~3mmだったので
亜成体なのかな?全身真黒の黒色型もいるそうです。
じっくり探せばオスもいるのでしょう。
メスが5mm前後だからもっと小さいオスを探すのは大変!
またひとつ楽しみが増えました。
冷たい山々と人の思いのこもったあたたかな色合いの花々、
光と影の対比が際立ち、熱のこもった表現にひきこまれます。
濃密に描きこまれた風景は情趣にあふれています。力強く
表された澄んだ光や大気、厳かな雰囲気に心洗われる作品です。
七夕の日は朝から気温が高くほぼ風はなく
ハラビロトンボも暑いのか葉先で休んでいるもの多数
日が高くなるにつれ森は白っぽく霞んできました。
こんな蒸し暑い日は蛇がいるかもしれない♪
汗をふきふき歩いてゆくと
ブ~ンと大きな羽音が。
高いところにタマムシがとまりました!
何かいいことありそうです。
足元からもブ~ン。。
クヌギの樹液にカナブンやヨツボシオオキスイ、
ヨツボシケシキスイなどが集まっていました。
大きなジガバチも。
土中の穴に蛾の幼虫などを運び毒針で麻痺させ卵を産みつけるのだそう。
とても美しい青緑色に輝くものも見ました。
つい見とれて2枚しか撮影できず、ボケてしまったのが残念ですが
緑色の蜘蛛をくわえているのはわかりました。
調べると、ヤマトルリジガバチという名前でクモを狩るタイプ。
貯蔵したクモに産卵、孵化した幼虫はそれを食べて大きくなるそう。
また会えますように!
高いところにカラスアゲハが休んでいました。
美しい生き物にたてつづけに会えた嬉しい朝でした。
7月2回目の教室日でした。
今年の展覧会が12月中旬、大きな会場と決まったことで
気合いも入ります。5~6点の出品を目指し新作にも取り組みます。
いちど集中すればあっという間、暑さも忘れてしまいますね。
午後にHさんがパステル画を完成させました。
後ほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆
お昼、あまりに暑く、葉裏などをのんびり見ながら歩くと
あれ?
ピカピカ光る5mm大の玉に違和感を感じ接写して拡大すると
シロオビトリノフンダマシ!
初めて見ました~♪ナマケモノが微笑んでいるように見えます。
今までもこの辺りにいたのか。。気が付けてよかった。
これも何だろう?と思い拡大して見ると
オオトリノフンダマシが蛾をとらえているところでした。
体長10mmほど。小さな体で大きな獲物をがっちりつかむ
オオトリノフンダマシの狩りを見たのは初めてで感動しました。
青い実がたくさん落ちているコブシの木を見上げると
リスたちが夢中になって食べていました。
以前カラスがついばんでいるのを見たこともあります。
どんな味がするのかな?
いよいよ夏本番。森にエネルギーが満ちているのを感じます。
久しぶりに朝の森を歩きました。
ヤマユリが咲いているだろうと期待していくと
すっかり満開!
立派なクロアゲハが舞い降りてきてうっとり。。
他にもカラスアゲハやジャコウアゲハやアオスジアゲハなど
黒いアゲハにたびたび出会いました。
トウネズミモチの花が見えるススキの原に行くと
ジャノメチョウがふわふわ舞っていました。
ゆっくりなのになかなか撮れない。やっとメスを撮影できました。
ネジバナはやっぱり可愛い♪
そろそろ見頃は終わりです。
ススキの原にはとても小さいキマダラセセリもいました。
春型より夏型のほうが小さいのだそうです。
ネムノキは花盛り。
蝶がこないかしばらく待ちましたが時間切れ。。
7月最初の教室日でした。
天窓からの光がいよいよ強烈になり避けながらの制作です。
ガビチョウの陽気な歌を聴きながらも一筆一筆集中します。
表現方法は無限にあって、目指す世界や自身の特性や手持ちの
画材と照らし合わせ試行錯誤しながら進めてゆきます。
何枚描いても慣れず、いつも新鮮で驚きと発見がありますね。
休み時間、水辺に行くと
ノリウツギの花が満開となっていました。
内皮の粘液はネリとして手漉き和紙制作に利用されます。
花にはハナムグリなどの甲虫や蜂やアブなどが訪れますが
この日はまったく見られませんでした。
水辺には他にもこの白い花が咲いていました。
ずっとオカトラノオだと思っていたのですが、ノジトラノオや
ヌマトラノオ、イヌヌマトラノオなど似たものがあるそうで
検索しているうちにノジトラノオなのでは?と混乱してきました。
ホタルの池では
このオオシオカラトンボが増えてにぎやかになっていました。
クロスジギンヤンマのメスは孤軍奮闘。
オオシオカラトンボにたびたび邪魔されながらも
必死に産卵行動していました。お母さんがんばれ~。
ナラ枯れし、痛々しい姿になったコナラの樹皮に
ハチモドキハナアブがいました。
蜂に擬態したアブ。産卵場所を探しているようでした。
見るたび気になって追いかけてしまいます。
若いアオダイショウを久々に見かけ嬉しくなりました。
様々な動植物に会えると森の健全さを確認できた気がしてホッとします。