教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

夕暮れにきらめく生き物たち

2024年09月30日 | 生き物

いつもの時間に家を出たはずなのにすでに薄暗い。
日没が早まっているのを実感します。

馴染みのルリタテハもそろそろ活動休止。。


あまりにも暗いので光をあてさせてもらいました。
何度見てもこの瑠璃色に感動します。


アゲハチョウはこの彼岸花で夜を過ごすのかな。。


いつも暗いところにいるクロコノマチョウ
かなり近づかないとピントが合いません。


まだ頑張っていたハグロトンボのメスもお休みタイム


暑い日中よりも夕方の方が活発なホウジャクの仲間たち
この花のまわりにたくさん飛んでいました。


人気のない水辺ですたすた歩きまわるアオサギ


素早い動きで見事に魚を捕らえました!
こんなに暗いのに見えているのかな。


ノウタケがパンみたいで美味しそうだな~と見ていたら

すぐ近くで虫の声が聞こえました。


目の前の葉の上にアオマツムシ♪
翅をふるわせている手前がオスで奥がメスなのでしょうね。


向きを変えて必死にアピール

短い動画を録ってみました。

鳴くアオマツムシ

とても暗くて画像が不鮮明なのは残念ですが
翅をふるわせて美しい音を出しているのがわかります。


よく見かける虫ですが鳴いている姿を見るのは初めてで感動しました。

耳をすますとまだセミも鳴いていますが秋の虫が優勢。
いよいよ秋が近づいてきました。


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Hさんの新作日本画(030)

2024年09月28日 | 教室風景

Hさんの新作日本画をご紹介いたします。


「シンビジューム」 日本画 F6

お庭で毎年元気に咲くシンビジューム。気品あふれる
その姿をしっかり写生し、日本画でみずみずしく表現
されました。涼やかな風の吹く心地よい作品です。

近づいてみました。


花と花器を包むやわらかな空気を意識し、花を描きこんだ
のち背景の色をかけてぼかし、また描き起こすという
作業をくり返された花は、光をまとったようで優雅です。

どの作品も凛として清々しい雰囲気をもつHさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス
内の作品集のなかのHさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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収穫前の田んぼまわり

2024年09月27日 | 散歩

久しぶりに懐かしい川沿いを歩いてみました。


青空に白い雲が湧き上がって、この時は暑かった~。
このムクゲの幹にたくさんカブトムシがいたことがあるので
じっくり探してみたけれど、遅すぎたようです。


このカラタチでは以前産卵するアゲハを見たことがあるので
やはり探しましたが卵も幼虫も見つけられず。
カラタチはすっかり珍しい植物となってしまいました。


つやつやした葉っぱに花穂が多くでているこのツル植物。
オカワカメという名前で加熱するとぬめりが出て栄養価が高いそう。

田んぼまわりに配された用水路は満々として勢いよく流れ


今もいるであろうザリガニはよく見えませんでした。


ところどころ彼岸花♪


田んぼの上を猛禽型凧がぶんぶん飛んでおり
鳥よけ効果抜群。


このキジバトは普段会うものより色が明るめ。
とても目立っていて思わずパチリ☆


田んぼをのぞき込むとオモダカが。葉っぱを食べたのはだれだろう?

周りに小さいイトトンボや大きなヤンマが飛んでいたのですが
どうしてもピントが合わず


飛び続けていたウスバキトンボが一瞬止まってくれました♪


多かったのはシオカラトンボ
赤とんぼの類はこの時まったく見られず。。


赤花のゲンノショウコ


白花のゲンノショウコも

レンゲ摘みをした子供の頃、この田んぼまわりにどんな生き物がいたのだろう?
記憶を探りながら歩いていたら遠くまで来ていました。



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Hさんの新作パステル画(037)

2024年09月26日 | 教室風景

Hさんのパステル画をご紹介いたします。


「春の散歩道」 パステル画 F20

春の日差しに照らされてどこまでも続く桜坂を歩くふたり。
光と優しい色に包まれた心安らぐ光景です。桜の表情が
変化に富んで真に迫り、味わい深く見ごたえある大作です。

近づいてみました。


木の太さや間隔を吟味し、花吹雪や光と影の角度を整えて
自然な奥行きと広がりを表しました。心にある桜並木が
色鮮やかに、実感をもつまでじっくり描きこみました。

心にある光に満ちた風景をダイナミックに描いてこられた
Hさんの過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス
の“
作品集”の中のHさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。

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Yさんの日本画と水彩画(001-003)

2024年09月24日 | 教室風景

Yさんの作品を3点続けてご紹介いたします。


川瀬巴水版画集より「望郷」 日本画 F4

記念すべき日本画第一作目は敬愛する川瀬巴水の作品を
参考にしました。静かな世界を夢中に描いているうち、
Yさん自身の持ち味が滲み出て情熱的な水辺となりました。

近づいてみました。


作品に入り込んでいると物語が動き出し、原作にはなかった
2匹目の犬を描き加え人物の位置も移動することにしました。
どこか楽しげであたたかな詩情あふれる世界となりました。

2点目です。


川瀬巴水版画集より「チェリンの思い出」 日本画 F4

冬の冷たい水辺に佇む色鮮やかな雌雄のオシドリ。巴水の
作品世界に以前一緒に暮らしていた犬との思い出を重ね
時間をかけ愛情をこめて描きました。味わい深い作品です。


滑らかで自然な濃淡の階調ができるよう筆遣いに気を配り
岩絵具を根気よく重ねました。初めて扱う画材や道具と
一心に向き合い楽しむうち力強い作品に仕上がりました。

3点目です。


東山魁夷より「星が降る夜」 水彩画 F4

心服する作家、東山魁夷の世界を参考に顔彩で描きました。
天然群青と天然緑青の奥深い色味を何とか表すべくいろいろ
試してみました。伸びやかな筆遣いが心地よい作品です。


水で濡らした画面に濃い絵の具を溜めたり一気に描いたり
枝木は鉛筆で強く描き込んだりと思いきりのよい表現で
元絵とはまた違う軽やかな動きやきらめきが表れました。

挑戦は始まったばかり。これからどんな世界が広がるのか
とても楽しみですね!HP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
作品集”の中にYさんのページを新たにつくりました。
ぜひこちらもご覧下さい。


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第22回グループ彩雲作品展最終日

2024年09月23日 | 教室風景

栄区民文化センターリリスギャラリーをお借りして
22回目の作品展も無事最終日を迎えることができました。


秋分の日、連休中日ということもあり
施設や駅周囲は賑わっており、駐車場も混んでいました。


ギャラリーと音楽ホールの入口
この日は声楽コンサートがあったようです。


入口にはA1サイズの大きなポスター
以前は数字まで切り貼りして手作りしていましたが
ここ数年はPDFファイルを作成し印刷をお願いしています。


連日暑かったものの、ありがたいことに晴天が続きました。


最終日、心浮き立つお囃子が聞こえてきたのでギャラリーから見ると
お神輿が♪小菅ヶ谷・春日大社の例大祭だったそうです。

お神輿が見えなくなり14時を過ぎると雨が降り出しました。


今年も多くのお客様にこの一年の成果をご覧いただきました。


ブロ友のうさぎさん、Kさんにもお忙しい中お越しいただきました。
ほんとうにありがとうございます。

毎日ブログを更新されているお二方にはいつもお会いしている
ような気がするけれど、やはり対面してお話しできるのは嬉しい!
土曜日ちょうど会場にいて、お会いすることができて良かった。。


15時に閉場なので、14時を過ぎると彩雲のメンバーが
集まりはじめ和気あいあいとおしゃべり♪

会は月曜・金曜の午前午後と活動しているものの、
この作品展の時にしか顔を合わせない方もおられるので
作品と作者が一致し、色々お話しできるよい機会なのです。

15時になり、閉会のご挨拶をして搬出作業が始まりました。


メンバーのご家族にまで手伝っていただきとても助かりました。

今年は念入りに、壁と床に残置物がないかチェックしたので
やや時間がかかりましたが


1時間もたたず作業が終わり、リリスのスタッフに来ていただき
一緒にワイヤーの確認


バックヤードの確認


今年もありがとうございました!

来年は会が25周年、作品展は23回目。
一年後、心身ともに元気でまたよい展示ができますように。
2週間ほどお休みして、新たな制作の始まりです。


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作品展の飾りつけと会場のようす☆

2024年09月19日 | 教室風景

横浜市栄区にある「上郷・森の家」は横浜自然観察の森に隣接する
自然豊かな場所にある宿泊・研修施設。
その別館の工房に、縁あって始まった絵画教室は今年で24年目。


絵画教室は曜日違いで3教室あり、我々グループ彩雲は月・金曜日に
活動しています。
日頃の成果を発表するため、栄区民文化センターリリスのギャラリーを
お借りし毎年秋に作品展を開催してきました。


その作品展は新型コロナがまん延した2年間はお休みしたものの
今年で22回目を迎えることができました。


9月17日は朝10時頃から搬入作業が始まりました。

今回も展示の経過などを記録しようと思っていたのに失念し
全ての展示が終わってからカメラの準備。。


さらにストロボを忘れて焦りましたが、集合写真は綺麗に撮れました♪
(ふんわり加工してあります)

都合がつかず参加できない方もいらっしゃるので全員ではありませんが
皆さん力をあわせて展示作業して下さったので11時半には無事終了!

13時半より扉を開け、作品展が始まりました。


日本画・水彩画・パステル画・鉛筆画など22名の絵画作品が展示されています。






暑い中、ご来場いただきましてありがとうございます。


窓際には、24年間の皆さんの作品すべてが掲載されたアルバムを並べました。
作品とともにどうぞご覧ください。
会期は9月22日(日)まで。

第22回グループ彩雲作品展
2024年9月17日(火)~22日(日)
10時~17時(最終日22日は15時まで)
会場 横浜市栄区民文化センターリリス・ギャラリーB


JR京浜東北線(根岸線)「本郷台駅」より徒歩3分


リリス外観


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本日よりはじまります☆

2024年09月17日 | 教室風景

本日13時30分〜9月22日(日)15時まで
栄区民文化センターリリス・ギャラリーBにて
第22回グループ彩雲作品展が開催されます。

日本画・水彩画・パステル画・鉛筆画などの平面作品を
多数展示致します。ご高覧頂ければ幸いです。



栄区民文化センターリリス

神奈川県横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1(地球市民かながわプラザ内)
JR京浜東北線(根岸線)「本郷台」駅より徒歩3分


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9月最後の教室 ゴマダラチョウに会う♪

2024年09月14日 | 教室風景

この朝も蒸し暑く日差しは強く真夏のようでした。


4日前ハグルマトモエを見た草原は根際まできれいに刈り取られ
たくさんいた産卵行動するキタキチョウやバッタ類は皆無。
ここだけでなくあちこちがこのような様子で、草原を繁殖場所に
していた動植物にとっては受難といえる環境の変化。

猛暑のなか作業してくださったお仕事の方々には頭が下がる思いですが
こんな広範囲を徹底的にやる必要があるのかな。。
自然観察センターの見解はどうなのだろう?


この日はウラギンシジミによく会いました。

数が多いのはアカボシゴマダラも同じ。


アカボシゴマダラは体が大きく堂々としたもの。
あまりにもいるので撮影するのも途中からやめていましたが

似た蝶が葉の上にとまっていて違和感を感じました。


ゴマダラチョウだ!
この森で会うのは何年振りだろう?
エノキを食草とする蝶はたくさんいて、この森ではゴマダラチョウ、
アカボシゴマダラ、テングチョウあたりが利用しているのでしょうが
圧倒的に多いのは人為的に持ち込まれた外来種、のアカボシゴマダラ。

在来種のゴマダラチョウが頑張っていたことが確認できて
心の中でスキップしながら本館のほうへゆっくり歩いていくと


敷地内に立っている鉄塔から大きな掛け声が聞こえました。


高所、強風、猛暑、強い日射し、たくさんの危険が伴うお仕事。
ただただ感心してしばらく見入ってしまいました。

この日は9月最後の教室日で作品展直前回でした。


例年になく追い込みの方が多く、作品に落款をおし、撮影し
額装し、題名大きさを確認し、搬入方法や展示作業の再確認をし・・
と忙しなくしていたら午前中の教室風景を撮影しそびれました。

午後に無事8名13作品の撮影をすることができました。
素晴らしい力作ぞろいですのでおいおいご紹介いたします♪

お預かりした作品を車に積み込み、まだ忘れ物があるのではないかと
心配に。毎年のことなのに作品展直前はあたふたします。
 

お昼は暑すぎたためかあまり人に会いませんでした。


アブラゼミだけでなく他のセミの声もすっかり減り
秋の虫の声がよく聞こえるようになりました。


木漏れ日の道にいたのはリスアカネ

上空にはウスバキトンボがいて


枯色が増えた水辺にはシオカラトンボと


オオシオカラトンボの2種

名前が似ていて体が青いのもやや似ていますが
こうして並ぶとシオカラトンボほうが腹端の黒色の面積が広く
翅色は透明、脈も黒一色。
オオシオカラトンボの翅は根元の脈が青く翅先端に色がついています。


クズの茂みでウラギンシジミの幼虫をさがしていたら
葉影に潜むお腹の大きなオオカマキリと目が合いました。


アシグロツユムシを撮影するのは久しぶり♪
ツユムシの成虫と出会うようになればそろそろ秋。。

夏らしさを味わえるのもあと少しです。


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9月三回目の教室 美しい蛾に出会う

2024年09月10日 | 教室風景

強烈な日射しで風も弱く暑い朝。
汗が流れてくるのでのんびり歩いていましたが


巴模様の大きな蛾が視界に入った途端、走りました。


ハグルマトモエとの出会いは久しぶりです。
今年も会えて良かった!幼虫の食草はネムノキだそうで
なるほど、近くに大きなネムノキがありました。

草むらをかきわけて歩くたび、バッタの類と様々なガが
すばやく飛んで逃げてゆきます。


ウンモンクチバ


オオウンモンクチバ
など似たような姿形のクチバの仲間にたびたび出会いました。

9月3回目の教室日でした。


この日を入れて作品展までお教室日はあと2日間。
出品作を描いている方はラストスパート!
落款をおしたり額におさめたりと作業は多く大忙しです。


午前中にYさんの日本画、Uさんの水彩画、午後にHさんの日本画、
Nさんの日本画、Aさんのパステル画、Yさんの日本画完成作品を
撮影することができました。順次ご紹介いたします。

午前教室の終わり頃、Uさんが「外廊下に綺麗な生き物がいるよ」
とわざわざ呼びにきてくれました。

カメラを持ってついていくと


オオミズアオだ!

久々のオオミズアオに喜びましたが、翅は伸びきっておらず弱弱しい。。

Uさんは綺麗〜キャベツみたいと微笑むので
ほんとうはもっと大きくて妖精みたいなんですよ!
と弁護?しながら


柱の陰に移動させ、その後木につかまらせました。
脚の力はありはばたくので、これから翅がのびるところなのかと
期待しましたが夕方17時になってもそのまま。。
羽化不全だったようです。


マツカゼソウが花盛り


クワガタのメスがゆっくり道を歩いていました。
ノコギリクワガタかな?


木陰ではオオアオイトトンボがふわふわ舞って一瞬暑さを忘れます。


巨大なドーム網がありました。
網の作り手は大きい!


スズミグモのものでした。
お腹パンパンのメスで迫力ある美しさです♪
こんなに立派なスズミグモに会ったのはいつぶりだろう?

真夏のような日が続いていますが森の緑が色褪せてきたような。。
もうすぐ秋ですね。


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