教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

ヒオドシチョウに出会う♪

2015年05月31日 | 生き物

5月に入ってから蜜柑色の蝶にたくさん会いましたが
そのなかでも嬉しかったのが


数日前、タイヤにとまっていたこの蝶です。

側面だけ見たときは「ルリタテハだ~」と喜びましたが
飛んだときに違う蝶だと気がつきびっくり!ヒオドシチョウだったのです♪


さらに嬉しいことにヒオドシチョウのメスでした!
縁にこんな綺麗な青い斑点があるなんて・・・羽化したてでしょうか、
こんなに美しいヒオドシチョウに会ったのは初めて♪


ご参考までに、ルリタテハの側面です。
ヒオドシチョウの側面に印象が似ていますが青い部分が見えます。


翅をひろげれば「ルリタテハ」の名前のとおり素敵な瑠璃色!


さらにご参考までに、早春に見かけたキタテハです。
翅の形が上の2種に似ています。


嬉しい出会い、2種目の蜜柑色の蝶がこちら。


アカシジミです~!
翅をゆっくりすりあわせているのが可愛い♪

短い動画を録ってみました。なかなかたくましいシジミ蝶です。


よく見かけるルリシジミやヤマトシジミやベニシジミよりもひと回り大きくて
存在感があります。


こちらはベニシジミの春型。つい、あまり会えないアカシジミをありがたがって
しまうけれど、ベニシジミもじっくり見ると味わいぶかい蝶です。

やっぱり蝶はいいなぁ!子供時代はモンシロチョウとアゲハチョウくらい
しか知らなかったのにこんなに好きになるなんて、わからないものです。




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5月の小さな生き物たち

2015年05月30日 | 生き物

5月の木漏れ日の中で出会った小さくて美しい生き物たち。
前半は森の家まわり、後半は近所で撮影しました。


とまる姿も舞い姿も華麗でずっと見ていたいカワトンボ
翅が透明タイプもいました。


金属光沢の翅をもつヒゲナガガの仲間
長~いはずのヒゲが動いていたためかちっとも写りませんでした。


まだ小さいナナフシ


若葉にいた体長1cmほどのゾウムシ


小さなミバエの仲間
本当に変わったデザインです・・。


ミバエを見たところは川沿いの笹が密集しているところで
そこは蝶の休み処でもあるらしく、モンシロチョウが数頭とまっていました。


大きいけれど・・・このあたりのボスだというまん丸頭のキジトラさん。

同じところを歩いても何かしら出会いがあるので楽しい♪
通いなれた場所だからこそ季節の移り変わりが感じられます。


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5月の白い花

2015年05月29日 | 自然

今月初旬、ミズキやニセアカシアの花がずいぶん早く咲いたなと思ったら
次々と初夏の白い花が続きました。


エゴノキの花にはハナバチたちが群がっていました。


ウツギはさまざまな蝶がやってくる素晴らしい花♪
今年はアオスジアゲハ、イチモンジチョウ、ダイミョウセセリ、テングチョウ、
ルリシジミがこの花で見られました。
この花の下で日がな一日寝転んでいたら楽しいでしょうね♪


薄桃色の細かい花びらがびっしり、のサラサウツギ


イボタノキの花も蝶や蜂に大人気。
この花のよい場所を争うアオスジアゲハとイチモンジチョウを見て
なかなかどうして、イチモンジチョウは気が強いのだなと感心しました。


ノイバラにはクマバチ
甲虫は来るようですが、あまり蝶を見かけません。


シャリンバイの群落があったところは大部分工事でなくなってしまった・・。
この花もアオスジアゲハは好きなようです。


うっとりするような香りのスイカズラはまだ咲き続けてくれそうですね。
モンキアゲハやクロアゲハなど大きな黒いアゲハが期待できます♪

ウツギが咲くと「爽やかで蝶の舞う最高の季節がやってきた!」
と毎年思いますが、今年は特に早々と過ぎ去っていった印象。
この5月は気温が高くて雨が少なかったせいかな?




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Hさんの新作パステル画

2015年05月28日 | 教室風景

Hさんは冬の情景を描かれました。


「春近し」  パステル画  P20

静かな夕暮れ。大木が整然とならぶ川岸にはまだ雪が残っていますが
ほのぼのとやさしい空色に春の気配が感じられます。橋の真ん中には
二人が佇み、水面に仲の良い様子が映って明るい物語となっています。
寂しげな冬から生命感あふれる春へ。溢れる光に希望を感じる作品です。

近づいてみました。


厳選された陰色が画面を引き締め、パステルをしっかり重ねて創られた
空や水面のグラデーションが奥行きと深い味わいをもたらしています。
筆圧強くおおらかに表現された近景と細やかに表された人物や小鳥が
対照的で、自然と彼らの会話に耳を傾け楽しい想像をしてしまうのです。

これからどんな物語を見せていただけるのでしょう。楽しみです☆
Hさんの新作はHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"のなかの
Hさんのページに掲載してまいります。ぜひこちらもご覧下さい。


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初夏の赤色

2015年05月27日 | その他

4月までは忙しなくしていて姉にまかせっきりだった庭。
今月に入ってからは剪定などの作業ができるようになって
嬉しい発見やチャドクガ発生などの残念な発見がありました。


ニワウメのひこばえやシランの葉の間にひっそり咲いていたエビネ♪
ここはキンモクセイの陰になるところ。来年のためにもひこばえはすべて
切って風通しをよくしておきました。ダンゴムシの多いこと!


今年はビックリグミの生り年!ほんとうにびっくりするほどの数です。


粒の大きさにもびっくり♪
母は甘いおやつなどほとんどなかった岩手での子供時代、摘んだグミを
ミョウガの葉に包んでもみ、その果汁を飲んだそう。
母いわく「実は小さいけれどものすごく美味しかった!」


にゃんきちの鼻先にもっていくと興味なさげにぷいっ。

このびっくりぐみは渋みがなく甘いけれど「あまり食べると便秘になる」
とのこと。いっぺんに食べるのは控えました。


昨年豊作だったユスラウメは今年お休みのようです。


紅薔薇は例年通りたくさん咲いてくれましたが、チュウレンジハバチ
の幼虫の発見がおくれて葉が穴だらけ。蜘蛛さんお願いします~!


樹齢40年ぐらいかな?母が友達からいただいたというこのカルミアは
少し枯れてしまい弱っていたのですが、今年は復活してくれました。
花開いた5角形もいいけれアポロチョコみたいな蕾が可愛い♪

サツキが咲き終わってしまったらしばらく庭は緑一色になり
日々の草むしりと蚊との戦いが始まります。


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5月最後の教室

2015年05月26日 | 教室風景

車からおりると酸っぱい香りがしました。
スイカズラやウツギの繁る草壁から上に目を移すと


センダンの花が満開となっていました!
反り返った5片の花びらは白っぽく、中央の筒状部分が紫色の花が
集まっていて離れてみると薄紫色に見えます。


上郷森の家の駐車場にはたくさんのセンダンの樹が植えられています。
数年前にほとんどの枝が剪定されてさみしいほどでしたが見事復活!
樹勢が強いのですね~。
なお「センダンは双葉より芳し」(大成する人は幼少のときから優れている
ことのたとえ)のセンダンはこの樹ではなくビャクダンのことをさすそうです。


振り返ればお天気に恵まれた5月。5回目となった教室日も一日晴れました♪
窓からの風が初夏の花花の甘酸っぱい香りを運んできました。


ちょうどよい光、爽やかな風・・・制作するのに最高の季節です。
じとじとした梅雨が来る前にしっかり下地づくりをしておきたいですね。


最近お仲間になってくださったHさんのパステル画の新作を撮影しました。
HP「上郷の森 日本画教室」内に新しくページを作りご紹介いたしますので
そちらもお楽しみに☆

素晴らしい気候のわりに昆虫が少ないなと感じた5月。
この日も満開のウツギの花でようやく蝶を見つけた次第・・。


アオスジアゲハにイチモンジチョウ♪
違うウツギにはダイミョウセセリにテングチョウ、ルリシジミが来ていました。


光を浴びているコミスジ
カラムシの葉に濡れている部分があり、それを吸っているようでした。


小さなセセリ。コチャバネセセリなのかな?
まんまる頭が可愛らしい♪

2013年の5月の撮影画像を整理していて、やはり今年の出会いの少なさ
は気のせいではないと思いました。蝶類の数だけでなく他の昆虫の種類も
かなり減っている・・。変わった虫が、見たことのない虫がたくさんいるなぁ
という印象だったこの森。探さなくても目の前に虫はいる、だったのが
歩き回って探すことが多くなって・・・寂しさを感じるようになりました。


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Hさんの新作日本画2点

2015年05月25日 | 教室風景

お孫さんを描かれたHさんの新作2点をあわせてご紹介したします。


「杏子成人式」 日本画 P8


(「杏子成人式」部分)

新成人として希望あふれるスタートをきったお嬢さんの瞳は美しく
きらめいて惹きこまれます。振袖の緋色がお顔を華やかにいろどり
その姿は大輪の牡丹のよう。生き生きとした表情はもちろんのこと
生地の文様まで時間をかけ丁寧に描かれた愛情あふれる作品です。 


「新しい風になって」 日本画 F4


(「新しい風になって」部分)

優しく頬をなでるように描かれたお顔は自然な張りがあり真に迫って
います。髪の毛先の動きのある表情、厚味のある帯地の黄金の輝き、
そして流れる風。こだわりの表現の全てはお孫さんへの祝福と更なる
幸せを願うHさんの思いからうまれでたもの。希望の光に満ちています。

さまざまなテーマに取り組まれてきたHさん。次の物語も楽しみです☆
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"の
なかのHさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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若葉色の森で(その二)

2015年05月24日 | 自然

訪れた森はこちらの季節を10日は逆戻りさせたような春模様。


目の前を横切ったのであわててレンズを向けましたが枝が・・。
でも羽の美しい青色でカケスだというのはわかりました。


まだサラサドウダンも咲いていて


近所ではもう実になっているハナイカダも咲いていました。
これが雄株の花・・・はじめて見ました。


こちらは見慣れた雌株の花。このあと丸い実となります。


可憐なキンランにバッタの赤ちゃん


キリギリスの仲間の赤ちゃんも。


休むヒメウラナミジャノメも見られました。

トンボの羽化が見られるかなと思いましたがヤゴの抜け殻も見当たらず。
まだ気温が足りないようで後日に期待することにしました。



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5月四回目の教室

2015年05月23日 | 教室風景

上郷森の家別館中庭のヤマボウシの花が咲き始めました。



5月四回目の教室日も晴天ながらやや肌寒い風の吹く一日でした。


久々にニカワが固まりかけ、半袖に後悔・・。
よく乾燥しているので大きな刷毛仕事も下地作りも快適にできます。


午前中にHさんが日本画を2点完成させました。
次にご紹介いたしますのでお楽しみに♪

森はいよいよ葉がしげり香りも濃厚になってきました。


あっこの木は!だいぶ大きくなりました。
かけてある注意書きには「さわらないでください!ヤマハゼです」


警戒して風上から望遠レンズでのぞいてみると、花が咲いていました。
雌雄異株でこれは雄株の花のようです。


早春一番に花が楽しめたオニシバリは真っ赤な実をつけ


やはり春はやくから活動していたハラビロトンボも恋の季節。
盛んに飛びまわっていました。

帽子着用、長ズボンに長靴、長袖と肌を出さないよう気をつけているのに
いつの間にか両脚には虫刺されあとの水ぶくれが・・。
これからの季節はより注意しないといけませんね。

 


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若葉色の森で(その一)

2015年05月22日 | 自然

緑のシャワーを浴びに高原へ出かけました。


ユキモチソウに出会いました♪絶滅の危険が増しているというこの植物、
たしかにあまり見かけることがありません。

テンナンショウの仲間はそのほかにも

ミミガタテンナンショウなのでしょうか、横に張り出した形のもの


見慣れた形のもの。
色は緑~臙脂色と幅広く、他にも葉が明らかに細めだったり
種類が豊富て記録しきれませんでした。

葉の上になにかとまっています♪

検索すると「アオハムシダマシ」というものに似ていました。
金属光沢が美しい!

もっと嬉しかったのはこちら。

春~初夏のこの時期にしか会えないウスバシロチョウです。
今年も会えてよかった~!
儚い印象のモンシロチョウ大のこの蝶がアゲハの仲間とは・・。


近くには幼虫の食草というエンゴサクの仲間がちゃんとありました。
卵は地面の枯葉や枯れ枝に産み付けるということですが
今回そのシーンを見ることはできませんでした。


水辺にはヤマアカガエルにそのおたまじゃくしたち


ぷぷぷ・・・頭隠して尻隠さず。
モリアオガエルもいました。これから産卵シーズン!楽しみです♪

麓は暑いほどだったのに森の中は氷室のようにひんやりとして
春をふたたび味わうことができました。


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