教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

散歩道の白黒さん

2016年10月31日 | 生き物

午後いつもの公園を歩いていると一心に爪とぎする猫に出会いました。


なんだかおっとり♪


数回のシャッター音でようやくこちらを見ると


なんと足元に来てくれました。
上から見ると丸太のよう。小顔なのに体が大きい!


なでさせてもらうと、ゴワゴワ。背中の毛は硬くて太め。


私のことをあらためてじっと見て「何にもくれない人」と認知したようです。
ふと立ち上がっていなくなってしまいました。

注意深くどんな行動もゆったりおおらかな猫♪
自分もそうありたいと思いつつ。。急ぎ移動すると


ザリガニとウシガエルがたくさんいた小さな人工池の水がぬかれており
若いアオサギが杭のように立ち尽くしていました。


モンシロチョウ数頭が飛びまわっている一角がありました。
まるで羽化したてのような美しさです。この辺りでは蛹の状態で越冬する
はずなのでもうそろそろ見納めですね。。

白黒の生き物たちに元気をもらえたちょこっと散歩でした。 

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10月の森の赤い実

2016年10月30日 | 自然

青黒い実に続き、最近出会った赤い実をならべてみました。  


ハナミズキ


サンシュユ 

今いちばん見頃なのがガマズミの実


赤いのがガマズミ、からんでいるのはオニドコロ


毛の生えた玉のように姿を変えた実はガマズミミケフシという虫こぶ
ガマズミミケフシタマバエによって卵を産みつけられたのだそうです。
いちどこの虫こぶが見られた木は毎年見られます。
寄生されやすい木とそうでない木、どんな違いがあるのでしょうか。


コバノガマズミ? ミヤマガマズミ?
高原の水辺にあったガマズミの仲間で丈高くうなだれた実も大きめ。


ツリバナの実は可愛い♪
いつも山深いところまで会いに行っていたのですが
なんと近所の小さな公園にあったのです!


7月初旬、この青い実を見てなんていう植物だろう?と思っていたのです。
来年は初夏の花を見逃さないようにします☆


トチバニンジン
この実だけは遠出して会いにゆきます。

赤い実はまだまだたくさん。これからも探してみたいと思います☆

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10月最後の教室 雨降る森

2016年10月29日 | 教室風景

10月最後の教室日は曇りのち雨でやや肌寒い一日となりました。
外で遊ぶ子供たちや小鳥たちの声を聞きながら楽しく制作しました。


4日後の11月1日から始まる「森の家 絵画教室なかま展」直前、
出品作品が完成したり、写真撮影したり、最終打ち合わせをしたり。 
ひとりそわそわしてあっというまに夕方になったような気がしますが


皆さんは朗らかでマイペース♪ご自身の世界に没頭されていました。
Oさんが2点、Aさん、Kさんがそれぞれ1点ずつ日本画作品を
完成させました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

森は朝も昼も静かでした。


元気に動き回っていて目に付くのはタイワンリスにガビチョウ、そして


コジュケイたち。雨降るなか一家が道を横断していたのですが
しんがりの1羽しか撮影することができませんでした。みんな速い!


笠の直径10cm以上の大きなきのこ。テングタケの仲間のようです。


裏から見てもキレイ♪


くっついて出ていたきのこは前回見たのと同じツクリタケのよう。

キノコ好きさんにハタケシメジでは、とご指摘いただきました。



裏側はチョコレート色

前日の気持ちのよい晴天から一変!ハエとアブとトンボを一頭見ただけで
蝶に会うことができず。。。ちょっとさみしい散策となりました。


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カワセミに出会った川沿い散歩

2016年10月28日 | 散歩

昨日のお昼頃。カラッと晴れて爽やかな風が吹いていたので
川沿いをまわってみました。


あっ、カワセミです♪


クチバシの下側が赤いので女子ですね。美人さんです~♪
高らかにさえずりよく移動していました。

草刈りされた川沿いの道ではシジミチョウの類にモンシロチョウ、
そしてモンキチョウが飛んでおり


このモンキチョウはシロツメクサに産卵したようです。

お尻をつけていた葉を見ると

モンキチョウの産みたて卵はクリーム色の紡錘形。
幼虫の姿で越冬するのでしょうか。


コヒガンザクラと札のついた桜は数輪開花していました。


気になっていたクマバチ団地に入り込んだムモンホソアシナガバチ。
気がついてから一週間目ですが、三つの穴ともいまだ門番のような
蜂たちがじっとしていました。

暑かったり寒かったり。冬眠すればいいのか活動すればいいのか
植物も昆虫も混乱しているのかもしれませんね。


こんな近所でミヤマアカネ!
ものすごく小さかったので一瞬新種かと思ってしまいました♪

短い時間で美しいものにたくさん会えた川沿い散歩となりました。 


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Aさんの新作日本画2点

2016年10月27日 | 教室風景
Aさんの日本画作品を続けて2点ご紹介いたします。


「木漏れ日」 日本画 F10

踊る木漏れ日が鬱蒼とした竹林の奥まで届いています。細部までこだわり
描き込まれた光と陰のドラマは変化に富んで見あきることがありません。
竹の表情は真に迫りながら神秘的にも感じられ見入ってしまう作品です。

近づいてみました。


構図はよく練られ、質感表現を意識しながらリズミカルに入れた色と
筆遣いも注意深く選ばれています。表したい内容や見せ方など最初の
構想がしっかりされていることが作品の力強さにつながっています。

2点目です。


「ひとめぼれ」 日本画 P10

かたく引き締まった蕾が夢から覚め今まさに花開くところ。どんな魅力
も見逃さないよう間近で観察され花弁の脈まで気迫のこもった線で
描かれています。匂い立つような妖艶さに吸い込まれそうな作品です。

近づいてみました。


この作品も粗い粒子の岩絵の具で時間をかけしっかりした下地をつくり
ました。気の遠くなるような線描の積み重ねによってうみだされた薔薇は
艶やかで滑らか。Aさんの手で大切に育てられ気高く華麗に咲きました。

毎回テーマを決め新しい試みを楽しみながら変化し続けておられる
Aさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Aさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。 





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10月に出会った赤トンボたち

2016年10月27日 | 生き物

10月歩いた里山で出会った赤いトンボたちを並べてみました。


全身真っ赤♪のナツアカネ


馴染み深いアキアカネ


全身真っ赤、さらに翅の先端が焦茶色のコノシメトンボ


翅の先端が焦茶色だけれど胸の横の模様が違うリスアカネ


リスアカネが産卵していた場所は水の上ではなくて
水場に近い草むらの上でした。

鯉の泳ぐ池で産卵していたのは

赤いトンボの中でも特に色鮮やかなミヤマアカネ♪


メスは腹端を水に打ち付けて産卵していました。


ミヤマアカネは特別♪この輝きにうっとりします。

似た赤いトンボを見分けるには胸の横の模様、腹端、翅の色、正面顔
などを観察するとよいそうです。
子供の頃はアカトンボは一種類だけだと思っていましたがまだまだたくさん。
寒くなる前に他のトンボにも会えるかな?

 


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Mさんの新作水彩画

2016年10月26日 | 教室風景

Mさんは夕暮れに出会った光景を描かれました。


「夕景に富士」 水彩画 F8

日暮れどき。高台から見おろした海はすでに暗く穏やかな波音だけが
聞こえてくるようです。空は夢のような色に染まり富士をより神々しく
見せています。出会った時の感動を繊細な筆致で描きあげられました。

近づいてみました。


手前の木、海、半島、雲、そして富士。遥かに重なりあうそれぞれの
関係を表しドラマチックに演出するべくデッサンに時間をかけました。
鉛筆のグレーに優しく響き合う色。ため息の出るような優美さです。 

持ち味の清涼感に力強さが加わって変化し続けておられるMさんの
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Mさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。

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10月の森の青黒い実

2016年10月26日 | 自然

今月、森で出会った青黒い実を並べてみました。


素敵な青!
何度もこの場所を通っていますが花の時期を思い出せない。。


姿で調べてみるとサワフタギなのかな?と思えました。

たしか・・
サワフタギを食べるシロホタルガの幼虫をたくさん見たことがある!
過去記事をたどると、昨年6月に岩手県の山中で出会っていました。
→みちのく初夏の旅
あの白い花がこんな美しい実になるのですね。


ヤマシャクヤク
いつ見ても鮮明です♪


葉の大きさに対して実がいやに大きかったハナイカダ


ナルコユリ
先端が折れてしまっているけれど存在感たっぷり♪


コバノクロウメモドキでしょうか。
この木は以前ミヤマカラスシジミが産卵行動をしていたのです。
つるっとした黒い実がなるはずですが、この秋は弾けたような実があって
いつもと様子が違うようでした。


同じ森にあったシロウメモドキ
この木にだけは名札がつけられていて助かりました。
来年6月の花を忘れずに見たいな。。


参考までにこちらがウメモドキ

似たような名前、姿形のものがたくさんあって混乱しますが
調べるのもまた楽し♪すぐ忘れてしまうので楽しみは延々と続きます。 


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Sさんの新作パステル画2点

2016年10月25日 | 教室風景

Sさんのパステル画を2点続けてご紹介いたします。


「教会のある街」 パステル画 F8

新緑のころ旅された函館で出会った光景です。ターコイズブルーの紙
の地色をいかし北の大地の澄んだ空気まで表現されました。きりりと
いれられた線とハイライトも美しい広がりと奥行きのある作品です。

近づいてみました。

明暗の幅がとても広く華やぎのある陰色が主人公である教会の明部
をより白く輝かせています。質感の違いを意識したタッチも多彩で
見応えがあり、明るく軽やかでありながら情趣にあふれています。

2作目です。 


「湖面」 パステル画 F8

様々な緑が出現する芽吹きの頃。エネルギーに満ちた木々の姿が
湖面に映っています。優しい春風がさざなみをたて若葉の香りまで
漂ってきそうです。静かな中に秘められた力が感じられる作品です。

近づいてみました。


重なり合い奥へと続く微妙な若葉色はこすりこみ、手前とは筆圧をかえ
春山らしく霞ませました。強い陰影が森の深さを表し画面を引き締め 
ています。創意工夫されたタッチで春の喜びと感動を表現されました。

入会されたばかりでHPはまだ1ページ目のSさんですが、創作活動歴
は長くこれから作品が増えていく予定です。どうぞご期待ください☆ 
Sさんの作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Sさんのページに掲載されています。

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10月に出会った白い花々

2016年10月25日 | 自然

最近出会った森の白い花々を並べてみました。


センブリ×→イヌセンブリ
黄色っぽい幼虫がついていますが苦くないのかな?
この花にはファンが多いようで、森を歩いていたら何処で咲いているのか
聞かれました。

kouchanさんより、この花はセンブリではなく湿原に多いイヌセンブリ
ではないかとご指摘いただきました♪


マツカゼソウは爽やかな佇まい
昨年あったところでは見られなかったので広範囲を探しました。


暗いところで輝いていた白花のホトトギス
よく見るものよりも葉が細くて華奢な印象です。

以下キク科の植物がつづきます。

やや深い森で出会ったオクモミジハグマ


カシワバハグマはけっこう大型


コウヤボウキ
オクモミジハグマだけはやや高原で、カシワバハグマとコウヤボウキは
近くの森で同時期に見られました。


シラヤマギク
ノギクの類は見分けがつきにくいけれど、姿が特徴的だったので
植物の本で名前を調べることができました。


ヒヨドリバナ

花に蝶や蜂が来ているところを撮りたかったので待ちましたが
どの花も訪問者なし。
昆虫類を探さなくてもよかった素敵な季節は過ぎ去ってしまったようです。


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