二十四節気「雨水」の始まりだった日。
吹く風は春めいて雨が降ったりやんだり、まさに暦通りでした。
朝のうちは太陽も顔をだし上着がいらないほどでした。
恋の季節がきたのかジョウビタキは高らかにさえずりこの日も大忙し!
オニシバリの花が満開♪
こちらは雄花なのか雌花なのか。。
雌雄異株のオニシバリの花が見分けられなくて、いつも実がついた株を
覚えておこうと思うのに花の頃になると忘れてしまっています。
はやくも2月最後の教室日でした。
窓から見える馬酔木やゴモジュの花にときおりメジロがやってきます。
その愛らしい仕草や歌声に癒されながらの制作に筆も調子よく進みます。
午前中、Nさんの日本画が完成し、晴れ間に撮影することができました。
順次ご紹介いたしますのでお楽しみに☆
池に近づくと、前回よりもさらにヤマアカガエルたちが集まり
雨も降り出して活気づいていました。
水面近くにカメラを構えたこちらを警戒するペア
気になるのか寄ってくるペアもいます。
オスに比べてメスは大きい!群がるオスを避けつつ産卵場所を探します。
産み付けられた卵塊の中に隠れるようにして産んでいるペアも。
新しい卵塊は黒っぽく小さく見えますが1000~1900個もの卵の集まりだそう。
産んで間もない卵
2細胞期の卵
もっと発生の進んだ卵もあるはずですが、カメラの届く範囲では
探せませんでした。なぜかこの卵割を見るのが楽しみで夢中になります。
雨が続きそうな今週が産卵のピークと思われるので池に通いたいところですが
今は時間がとれず残念。。でもしばらくチャンスはあるはずです♪
小雨が降るなか、いつもの外灯に
シロテンエダシャクのオスと思われる蛾がとまっていました。
なかなかメスには会えないものです。
アオキの葉の裏側に
怪しげな塊が!この毛羽立ち、毒蛾の卵塊のようです。
3~4㎜の黒いものが見えたので近づくと
もうすでに孵化しているよう。
ときおり大発生して気味悪がられるマイマイガあたりでしょうか。
この毛には触れないのが無難です。
湿った風は甘酸っぱい香りがしました。
ひと雨ごとに春が近づいてくると思うと嬉しくなります。
前日降った雨でヤマアカガエルがカエル合戦したに違いない。
期待に胸膨らませ前のめりで池に向かうと
やっぱり!カエルの歌が聞こえます。
水面もゆらめいて、まだ産卵行動が続いていました。
幸運なことにオスを背負ったメスが近くに寄ってきてくれたので
短い動画を録りました。あぶれたオスの歌声入りです。
ヤマアカガエル産卵行動2024.2.16
雨が少なく心配していましたが今年もこの歌声をきけて良かった!
今年はタイミングがよかったようで、ペアがたくさん見られました。
産卵する場所を探すペアの、メスのお腹はパンパン
今まさに産卵中のペア
産卵直後のようですっかりお腹がしぼんだものも。
お母さんお疲れさま。。アライグマに見つからないよう気を付けてね。
水中にカメラを入れて卵塊を撮ってみました。
落ちてきた泥がかかって一つ一つの形がわかりやすい。
よく見るとハート形!順調に卵割が進んで2細胞期のようです。
ゼリー状の膜や泥でなかなかピントが合わず。
水辺で過ごす楽しい季節が到来しました♪
2月三回目の教室日でした。
晴れて静かな一日。時折外の緑を眺め目を休めながらの制作です。
気温も上がり、すぐ膠が固まることもなく快適に描くことができました。
時折お仲間の制作風景を見学しつつ、自分の世界を深めてゆきます。
と同時に、今秋予定の作品展を見据え制作スケジュールを考えます。
徐々に青空が広がったもののしばらく雲が残り
雲間から出たお日様がスポットライトのように
メタセコイアをドラマチックに浮かび上がらせていました。
水辺で視線を感じ見上げると、モズが。
合戦に夢中で無防備なカエルを狙っていたのかもしれません。
この日のウソはずんぐりむっくり♪
ジョウビタキはさえずりながら活発に動き回っていました。
いよいよ春がそこまできているのでしばらく座り込み
冬鳥たちの歌や仕草をじっくり味わいました。
立春も過ぎ、空もふんわりと優しく見えた朝
木陰には4日前に降った雪が残っていました。
イヌコリヤナギの穂がだいぶ出て
ニワトコの蕾は準備中
クワコのマユは風に揺られていました。
ウツギの木にウソはいないか見に行くと
この日は地面に降りていました♪
短い動画を録ってみました。
ウソ2024年2月
さえずりながら実をついばむ癒しの動画にしたかったのに
画質があらい上うまく音を拾えていませんでした。
オスの胸の紅色の出方に個体差があります。
亜種アカウソというウソもいるそうですがどちらだろう?
むくむくで美しくて表情豊か☆いつまでも見飽きません
2月2回目の教室日でした。
前回は雪予報だったので急遽お休みにしましたが正解でした。
この日は春めいて明るく引き戸も軽く、気分まで軽快!
午後はIさんのご紹介でお仲間になってくださったYさんの初回。
鉛筆で様々な色や表情を出すところから始めました。
日本画を始めたいとのことでこれからが楽しみですね。
午後、ふと中庭を見たら
黒っぽい猫のようなものがトコトコ歩いているのが見えたので
望遠で確かめると、やや小さいハクビシンでした。
この辺りで見かける猫のほうがよっぽど機敏で警戒心が強い。
若いのでしょうか。この森にいるとは思っていましたが
こんなに間近で見たのは初めてです。
ヒヨドリをよく見た日でした。
このヒヨドリがくわえていたのはアオキの実のよう。
赤いものがたくさんあるのに熟し具合など関係ないのでしょうか。
カシの木からおりてきたタイワンリスも何かをくわえていました。
森の実りをみな懸命に探しています。
駐輪場の白梅も5分咲き♪
アセビの花も咲きだしました。
辺りに甘い香りが満ちるのもあと少しです。
曇ってひんやりした朝。
中庭に踏み込んだ途端、いろいろな小鳥が飛び立ちました。
その中で一羽だけこちらに近づいてきたのが
まんまるジョウビタキのオスです。
だるまさん転んだ♪のように
ぐんぐん近づいてくる♪
近づくスピードが速いので追いつかない。
なんて愛らしいのでしょう。
そんな様子を
コブシの枝先からヒヨドリが見下ろしていました。
やはり羽を膨らませて丸くなっています。
この日はとても静か。立ち止まり耳をすますと
聴きなれない声がして
歌い手はソウシチョウでした。
綺麗に三羽並んだのにその瞬間を撮り損ねてガックリ。
ウソは安定の可愛さ♪
この森にとどまってくれているようでよかった。
2月初めての教室日でした。
新作に取り組む方、描き込み段階の方、仕上げ間近の方。
どの段階も一筆ごとに起きる変化が楽しいのは同じですね。
やってみなければわからないことも多く、毎回冒険♪
座っていても何だか忙しく終わる頃には心地よい疲れがあります。
アトリエ入口の引き戸がますます重く、両手でなければ
あけられなくなってきたので先日修繕をお願いしました。
お昼休みにさっそく営繕担当の方々がいらして
大型でかなり重い引き戸を外し戸車の様子を見てくださいました。
寒い中ありがとうございます!
邪魔にならないようサッと撮影。
1992年に建てられた建造物。我々は2000年からお世話に
なっていますが、その間コロ交換などはなかったと思うので
32年もの?頑丈そうな戸車です。
ベアリングが壊れているのではとのこと。
分解してゴミなどを取り除きクレ556等を噴霧。
また組み立て直すところで、私はお昼がまだなことに気づき
外で食べて戻ったら、引き戸が元通りに取り付けてありました。
同じ戸車を戻したそうで、ツルツルという感じではありませんが
確実に軽くなり、また片手で引き戸をあけられるようになりました。
ほんとうに助かりました。
嬉しいことは他にも。
また外灯の高い所に手を伸ばしあてずっぽうに撮っていくと
いつも出会うフユシャクより大きめ、フリルのある蛾がいました!
帰宅してから本や検索で調べるのに時間がかかりましたが
シロテンエダシャクで合っているのではと思います。
白点は目だたず、3~5月出現のはずが見たのは2月2日。
でも2月上旬に撮影している方もいるようだし模様は個体差が
大きいとか。メスがいれば確実なのに、会いたいなぁ~。
なんとゴモジュも咲き出していました。
今年は冬が短いのかな。春はそこまで来ていますね。