空を見上げるとコシアキトンボが縄張りをパトロールしていました。
暑いのは好きだけれど目が・・
いそぎ木陰へ避難しました。
穴だらけのヒルガオ♪
ヒルガオを食草とする美しい甲虫がいるはずです。
かがんで葉裏を探すと
隣の木にいた!
金色のジンガサハムシです。体長10mmほど。
黒っぽいもの
灰色がかったものも。人間の虹彩みたいです。
様々な体色があるものですね。
卵鞘がありましたが空っぽに見えます。
産卵しているところを見てみたいな~。
ジンガサハムシが生息する近所のヒルガオにはヨツモンカメノコハムシが
爆発的に増えていますが、ここはまだ大丈夫のようです。
一歩踏み出すごとにハエのような虫がたくさん飛び去ります。
正体はトウキョウヒメハンミョウでした。体長10mmほど。
光のあたり方によって彩りが変わります。
逃げ足が速かったのはこのアオオサムシと
綺麗!アトボシアオゴミムシでしょうか。
落葉の下にいるようなオサムシの仲間は見る機会が少なく
虫にあまり興味のなかった子供の頃でも会えればラッキー♪でした。
彩りが美しい甲虫は特別な存在。タマムシにも会いたいな~☆
歩きはじめたのはお昼近くで風もなく
マスクなどしていられない暑さでした。
水底に何かがうごめき緑が映る池
見あげればノリウツギが輝いていました。
この食痕はクロコノマチョウ?
葉裏に幼虫や蛹がないかと探すと
ピッカピカの成虫クロコノマチョウがいました。
羽化したてなのか傷ひとつありません。
頭上にはオオシオカラトンボのカップル
体が青いのがオス、黄色と黒の方がメス
こちらはハラビロトンボ。成熟途中のオスのようです。
オスが成熟すると腹部がもっと青く粉が吹いたようになります。
体色は前出のオオシオカラトンボにやや似ていますが
腹は太く短く翅の付け根が黄色い。
ハラビロトンボのメス
未成熟のオスも黄色っぽかったりするので腹端を見るそうです。
太く扁平で丸い。
ハラビロトンボ雌雄共通の特徴は金属光沢の青い部分。
この池は毎冬干上がるので心配になるのですがヤゴは乾燥に強いそうです。
水辺に大きなサナエトンボもとまっていました。
そーっとカメラを近づけてパチリ。ヤマサナエでしょうか。
一枚目がpentax K-5、こちらがnikon AW100。
カメラによって色がちがうものですね。
この他にも美しい甲虫たちに出会いました。続きます☆
3週間ぶりに森の家へ行きました。
本館は7月1日より宿泊ができるようになるそうですが
絵画教室の活動場所である別館は未だ開かず段階的解除。。
いつ戻ってこられるのだろう。
奥の階段は急で、ここを上り下りするとその時の体調がわかります。
久しぶりでしたが脚が萎えているのを感じました。
ウグイスにコジュケイが賑やかに鳴き交わし期待が高まります。
広場はむせるような緑の香り
工事で更地になり近年ロープをはって自然の回復をはかっているところ。
毎年季節ごとに植物の勢力図が変わって面白い!
今年は驚くほどクララが繁茂していました。
以前はクララにいるシロコブゾウムシを観察するのが楽しみでしたが
ここ2~3年会っていません。タイミングが悪いだけかな?
ネジバナが咲き残っていました。
とても小さいですが近くで見るといかにも蘭♪
ムクゲが咲きだせばいよいよ夏!
アゲハが来ないか待ったものの眩しすぎて早々に退散しました。
ヒメコウゾの実がたくさん
サルナシの実も豊作。
森の動物が熟すのを楽しみにしているでしょうね。
サルトリイバラの実もだいぶ大きくなっていました。
ルリタテハの幼虫を探したけれど見つからず。
あまりの暑さにふらつきながらも生き物を探して歩きまわりました。
続きます☆
6月の間しか会えないシジミチョウを探しに森の奥へ。
20年ほど前、ミズイロオナガシジミに初めて会った思い出のこみちには
今年もツチアケビが出ていました。開花するのは7月かな。
会えた小鳥はアオゲラ
昔はサンコウチョウを見たことがありますが近年鳥も虫も減りました。
あんなにいた蛇やカエルは今どこに。。
やった~♪ミズイロオナガシジミです。
近所にもいるけれどこの森で会えることが大事。
アカシジミにも会えました♪
コミスジ
車にミドリヒョウモン
会えてほっとしました。近年多くの木が病気で枯死した元気のない森。
小鳥のさえずりも少なくただ葉ずれの音がさわさわと。。
目をとじて吹き抜ける風の音を聞いていると
キノコを探す後姿が見えたような気がしました。
オナガバチの仲間が穴だらけのナラを執拗に調べていました。
長い産卵管を樹皮につきたてるシーンを見たい。
しばらく粘りましたが確かめることはできませんでした。
寄生する相手をどのように見つけるのだろう?
ツチアケビが咲くころまた来れるかな。
夏のキノコがたくさん出ているかもしれません。
お教室があり2週間ぶりに新宿方面の電車に乗りましたが
以前より混んでいました。
駅にたどり着くと青空が広がっていて
雨傘を日傘にしていつもとは違う道を歩いてみました。
長いこと更地の場所にはいつの間にか様々な植物が育っていて
今ではあまり見かけなくなったタケニグサが伸び伸びと。
咲き始めの花にミツバチやアオスジアゲハが来ていました。
蜜源として昆虫に人気のようです。
アザミの類もあってチョウが喜びそうです。
ヘクソカズラの花も咲いていました。
花を見れば別名のヤイトバナ(灸花)の方がぴったりだと感じます。
花の中に入り込んでいたのはチビドロバチでしょうか。
シオヤアブのカップルも
久しぶりのコゲラ
カナヘビも♪
普段の散歩道にはない植物がいろいろあって、じっくり巡れば
楽しい発見があるかも。柵の存在がうらめしくなりました。
夏至の日は曇ったり晴れたり。
川沿いの道をゆくとカラスの親子に出会いました。
甲高い声で左にいるカラスに訴えかける若いカラス
口の中が真っ赤です。
ごはんちょーだい!おなかすいたー!
もう地団駄踏んでいるように見えます。
こっちでも。
向かって左にいるカラスがおそらく巣立ったばかりのカラス。
食べ物はそろそろ自分で探しなさい~
鳴き続ける子ガラスを親ガラスがだみ声で諭しているように見えました。
公園の花園ではラベンダーが咲きはじめ
シロタエギクも今が花期なのですね
ピカピカのシジミチョウ
裏面を見てヤマトシジミとわかりました。
この日は久しぶりの部分日食があるというので
8年前の金環日食のとき姉がくれた観察シートをいそいそと取り出し
急遽母を誘いました。
雲に隠れていた太陽は17時頃うっすらと顔をだし
17時11分頃、おぼろげながら部分日食が見れました。
「次は10年後だって」「また見たいね」
この先なにがあるかわからない。考えすぎると不安になるけれど
日々できることをするだけ。今この瞬間生きていることに感謝です。
テントウムシのその後が気になり川沿いに出かけました。
早くも夏至。。3月から今まであっという間でした。
近くの公園ではアガパンサスが咲きはじめ
ガクアジサイは見ごろです。
この公園の良いところはアベリアとクチナシが隣り合っているところ。
アベリアの花にアゲハが2頭来ていました。
オオスカシバ2頭もブンブン飛び回っていましたがちっとも吸蜜しない。
縄張りをはっているのかメスを待っているのか速すぎて撮影できません。
オオスカシバの幼虫の食草はクチナシ。
クチナシで幼虫時代を過ごし羽化すればアベリアで吸蜜してクチナシで産卵。
この小さな公園で毎年そんな営みが繰り返されているのだろうと想像しています。
一度オオスカシバの羽化しているところを見てみたいな。。
オオスカシバの幼虫がいないか探しましたがみあたらず
多くいたのはカメムシ。クサギカメムシでしょうか。
寄生されたテントウムシを探しながら川沿いを行くと
モンシロチョウがモデルになってくれました。
どのあたりか覚えていたもののどうしてもあのテントウムシを見つけられない。
草むらをウロウロしていたら汗が滝のように流れてきました。
これと思うギシギシの茎を一本一本確かめていたら
大きな卵が産み付けられていました。キマダラカメムシのもののようです。
ゴマダラカミキリもいました。
子供のころは多く見られ何とも思っていませんでしたが
今見ると美しい生き物だなと思います。家の庭では見たくないけれど。。
堂々たるもので接写してもびくともしません。
汗だくの散歩となりました。
夕方の部分日食は見られるでしょうか。
5月はじめに草が刈り取られた川沿いの散歩道
しばらくはムクドリたちが集まっていましたが
6週間後の今
草丈が伸びふたたび生き物たちが集う道となりました。
キタテハに
ツバメシジミのカップル
ほかにもキタキチョウ、モンシロチョウ、ベニシジミ、ツマグロヒョウモン
シオカラトンボなどがよく見られる楽しいこの場所で
先日私の中では珍しい生き物に出会いました。
食草はこのヘクソカズラ
幼虫はこの茎の中で育ち蛹になるそう。
一瞬ハチかな?と思い通り過ぎそうになりましたがよく見れば違う。
調べると名前はヒメアトスカシバのこちらはオス
こちらはヒメアトスカシバのメス
名前の通り翅が透けています。
スカシバガの仲間はみなハチに似ていますがこれでも蛾の仲間なのですね。
この日はもうひとつ、驚きの出会いがありました。
ナナホシテントウが産卵している♪
嬉しくなって腰を落ち着け観察すると
何て大きい卵・・変わった形だし。。まさか、動いたっっ!
産みたて卵だと思っていた山吹色のものは何かの幼虫で
ちょうどテントウムシのお尻から出てきたところ。
卵もとい寄生者イモムシはやがて激しく動き出しピントが合いません。
糸をはきだしているようです。
撮影はここまで。何だかいたたまれなくなりました。
とても気になって帰宅して調べると寄生者はテントウハラボソコマユバチ。
母ハチに卵を産み付けられたテントウムシは孵化した幼虫に生きながら内臓を食べられ
幼虫が体の外に出て繭を作った後もその繭の上に乗り守り続けるのだそう。
私が撮影したのは、幼虫が繭を作りはじめたところだったようです。
歩きなれた道の馴染みの生き物にそんなドラマが見られるとは。
ますます歩みが遅くなりそうです。
森ではヤマボウシが花盛りでした。
まだ若い花には生き物が見あたらず
白い花びらのように見える苞が傷んでいる盛りを過ぎた花に
小さな生き物たちが集まっていました。
久しぶりのルリハナカミキリ♪
トゲヒゲトラカミキリのカップルに
ヒゲナガガの仲間
ヤマボウシは虫媒花なのですね。
遠くから見ても大きい!と感激した蛾は
遠くからようやく一枚。木肌のような翅模様がとても美しい。
ヒロオビオオエダシャクでしょうか。
とにかく敏感でこちらが動けば飛んで逃げる。
だるまさんがころんだ状態でそーっと近づき
ようやく顔まわりをパチリ。
この長い触覚でこちらの気配を感じ取っているのか眼がいいのか
蛾自身に聞いてみたいものです。
散りかけのユキノシタに小さなアブが♪
葉もきれいだな~と見ていたら赤い棒が。
これはあのキノコに違いない!
ぐぐ~っと引っ張ってみると
カメムシタケでした。
菌が虫の中に入り込んで成長し、体をつきやぶったもの。
前胸から出た子実体は硬い枝状で頑丈でした。
いろいろなキノコが出ていましたが
プルプル半透明のシロキクラゲが目立っていました。
アサギマダラが一頭飛んでいたものの撮影ならず。
この夏こそどこかの高原へ会いに行けますように。
キジバトのヒナが庭の植木鉢で発見されてから一週間。
日々、母から実況中継が入るので心配になってきました。
気がかりはもうひとつ少数精鋭栽培のミニトマト。
実のお尻が黒くなっているというのです。
ネットで調べ勇んで庭に出ると
キジバトのヒナが梅の木に上がりました。
ピーピー鳴いてる!
左上からデーデーポッポー!親鳥が語り掛けているな~っと思ったら
梅の木に親鳥が舞い降りてきました。
飛んで近づくヒナ。
ヒナの翼でよく見えないけれど口移しで食事を与えられているようです。
こちらが親鳥
こちらがヒナ
ヒナは眼とクチバシと脚の色が黒く、首の横の模様がまだありません。
体の大きさはだいぶ親鳥に近くなりました。
独り立ちはもうすぐなのでしょうか。
キジバト親子の様子は偶然見れたもので
その時ミニトマトの世話をしていたのです。
3種あるなか、この品種だけ
お尻が黒い。
トマトの尻腐れ。。カルシウム欠乏による生理現象なのだそうです。
水のあげすぎ、水のあげなさすぎ、化成肥料のやりすぎはよくないなど
様々な情報がネットにあがっていました。
我が家はどのトマトも同じ市販の野菜用培養土を使っているけれど追肥はしていない。
その情報の中ですぐ実行できる方法を選びました。
丸で囲ったのが尻腐れがでた果房。
果房から180度反対側にある葉を落としました。
180度の葉なら摘葉しても光合成で得られる栄養が実にいかない
などの影響がなく、果房へのカルシウム供給量が増えるということです。
とりあえず2枚の葉を落としてみました。そしてわずかに苦土石灰と
肥料も足したけれど余計だったかな?
2種のナスは好調で、まだ長い方しか食べていませんが焼いたら美味しかった♪
コムラサキシキブも順調
植え替えて心配していたミソハギは早くも開花。
昨年より花付きがよいようです。
小さな変化に気づけたのもコロナ禍でいつもと違う5月を過ごしたおかげ。
そろそろ元の生活に戻りたいですがまだ見通しがたたない部分があります。