教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

オオカマキリ雌雄の死闘

2024年10月25日 | 生き物

病院帰り、久しぶりに母姉と俣野別邸公園を訪れました。
こちらは足元が良く平坦で、様々な植物が植えられ
いつ来ても彩り豊かで楽しめます。


この日は晴れて気温が上がり、蚊に悩まされましたが


あっ!このシジミチョウ。。


よくいるウラナミシジミに似ているけれど


クロマダラソテツシジミだ!

南アジア、東南アジアの熱帯、亜熱帯に生息するというシジミチョウ。
幼虫はソテツの仲間を主に食べ、マメ類やミカン類も記録があり
1992年に沖縄本島で確認されてから急速に北上しているそう。

3年前にも横浜自然観察の森で出会っています。
関東では越冬は難しいということですがどうなのでしょう。


コスモスではかなり翅のいたんだキアゲハが夢中で吸蜜

この日はクロマダラソテツシジミ以外にも
驚いたシーンがいくつかあり


バショウだよね、バナナじゃないよね?
などとバナナのような実をみながら皆で話していたら


リスだ!

タイワンリスは騒ぐ我々を気にすることなく
バショウの花なのか蜜なのか夢中になっていました。

その後


これはなんだろう?
姉が発見した奇妙なものを横からのぞいてみると


大きな2匹のカマキリでした。


どうやら交尾中のよう。
赤っぽい方がオス、緑っぽい方がメスなのかな。

頭部を見たら


ああっ!

はじめは緑色のカマキリ(たぶんメス)の首が折れてしまっているのか
と思ったのですが、よくよく見ると、防御しているのは赤っぽい方
(たぶんオス)で、左側の鎌をメスに食べられているところ。
メスは両鎌でがっちりオスを挟んでいます。
膠着状態の2匹がこの後どうなったのか。。

嬉しい出会いは他にも


ヘビがいる!

皆でカメラを構え、ゆっくり近づくと


顔を出したのは可愛いヒバカリでした。

よく手入れされた小さめの庭園でヘビにまで会えるとは♪
興味深いシーン連続の充実のひとときを過ごせました。


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鹿島灘ではじめてルリガイを拾う

2024年10月04日 | 生き物

伯母に会いに母姉と共に茨城県に行きました。
牛久でいとこ夫婦とも無事再会を果たし、ホッとしたところで
久々に海岸で貝拾いをしようということになりました。

台風接近で強風が吹き荒れていたおかげで
海面を漂う生き物たちとの素敵な出会いがありました。

母が綺麗な紫色の貝を見つけました。


ルリガイだ〜!

貝についている半透明なものを触ると弾力があって軽い。
何だろうね?と言いながら写真に撮り、触っているうちに
この貝殻以外の部分は吹き飛ばされてしまいました。
後で調べると、ルリガイは足裏から分泌される粘液が固まったものを
浮袋として、それに逆さまにぶら下がって漂流し卵嚢も産み付けるのだそう。

薄桃色に見えるのは卵嚢に違いありません。
知っていればもっと観察していたのに!
質感は水に戻す前の棒寒天のようでした。
この日の浜辺には沢山の青い生き物が漂着していて

なにこれっ!
この光景を見た母は「やっぱり海はいいわねぇ…」としみじみ。

ギンカクラゲだ〜!銀貨の部分は50㎜近くありました。
やはり流れ着いていたカツオノエボシも青い!


毒が強いと聞いたことがあるので落ちていた棒で持ち上げてみましたが
浮袋の部分はツルツルしていてつかみにくい。


昨年初夏、静岡の浜辺で見たカツオノカンムリは青い部分が
取れてしまっていましたが似た仲間。

この青い生き物たちを検索すると「ヒドロ虫が集まって形成された群体」
という説明が出てくるのですが理解が追い付かず。。

同じ遺伝子を持ったヒドロ虫たちが増えながら
それぞれの役割をもってひとつの筏をかたちづくり、
海を漂っているというぼんやりとしたイメージを持ちました。

ギンカクラゲ、カツオノエボシ、カツオノカンムリはどれも有毒
だけれどルリガイやアオミノウミウシに食べられてしまうのだとか。
アオミノウミウシもいつか見てみたいな。。

海辺で突然横殴りの雨にあい、急遽大洗水族館に入りました。
こちらを訪れるのは2度目。



ここでもクラゲ♪
クラゲのガチャガチャまで回し楽しんだあと
雨上がりの浜辺にも目を見張る光景が♪

美しいハマゴウの群落
群落の一角を覆うオレンジ色の網のようなものはネナシカズラ?

似た植物はいろいろあるようでスナヅルやハマネナシカズラと比較した結果、
花弁を見て要注意外来生物のアメリカネナシカズラなのではと思いました。

花には存在感のあるオオモンツチバチのメス
砂地を好み、コガネムシの仲間の幼虫に卵を産み付けるのだとか。
宿泊は涸沼近辺だったため、ヒヌマイトトンボを探したい
気持ちはあったものの次回の楽しみとしました。

大切な姉と対面でき、海岸ではルリガイや瑪瑙を拾い
夜のスカイツリーも見て母は喜んでくれたよう。
首都高の恐ろしさは今回も克服できませんでしたが
もりだくさんのよい旅となりました。
 

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夕暮れにきらめく生き物たち

2024年09月30日 | 生き物

いつもの時間に家を出たはずなのにすでに薄暗い。
日没が早まっているのを実感します。

馴染みのルリタテハもそろそろ活動休止。。


あまりにも暗いので光をあてさせてもらいました。
何度見てもこの瑠璃色に感動します。


アゲハチョウはこの彼岸花で夜を過ごすのかな。。


いつも暗いところにいるクロコノマチョウ
かなり近づかないとピントが合いません。


まだ頑張っていたハグロトンボのメスもお休みタイム


暑い日中よりも夕方の方が活発なホウジャクの仲間たち
この花のまわりにたくさん飛んでいました。


人気のない水辺ですたすた歩きまわるアオサギ


素早い動きで見事に魚を捕らえました!
こんなに暗いのに見えているのかな。


ノウタケがパンみたいで美味しそうだな~と見ていたら

すぐ近くで虫の声が聞こえました。


目の前の葉の上にアオマツムシ♪
翅をふるわせている手前がオスで奥がメスなのでしょうね。


向きを変えて必死にアピール

短い動画を録ってみました。

鳴くアオマツムシ

とても暗くて画像が不鮮明なのは残念ですが
翅をふるわせて美しい音を出しているのがわかります。


よく見かける虫ですが鳴いている姿を見るのは初めてで感動しました。

耳をすますとまだセミも鳴いていますが秋の虫が優勢。
いよいよ秋が近づいてきました。


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ニホンミツバチとチャイロスズメバチの巣

2024年08月26日 | 生き物

蝉時雨を浴びに杉林に行くと


ヒグラシ


アブラゼミが目の高さにとまっていました。
ツクツクボウシもいたけれど敏感でなかなか近寄れません。

生き物が少ないように感じられる杉林にも


それを頼りにしている生き物はたくさんいるようで


根元にニホンミツバチが出入りしていました。


この辺りの木はニホンミツバチの好みに合うようで
違う木の根元にも5月頃多くのハチが群れていました。

これを見て、初夏に西の森でニホンミツバチの引っ越しを
撮影していたのを思い出しました。
その時短い動画も録っていました。↓

森のニホンミツバチ5月中旬

動画ではよくわからないのですが


撮影画像のなかに、気になる黒い蜂が写っていました。
入口をウロウロしていてもミツバチたちは気にしておらず
中に入ったまま出てきませんでした。


この黒っぽい大きめの蜂、ニホンミツバチの女王では!
引越し先を女王が検分している場面が偶然写っていたのかも♪

2週間後に再び見に行ったのですが、残念なことに
何事もなかったようになんの気配も感じられませんでした。。

ところで、杉林のニホンミツバチの巣から10mほど離れた所に


スズメバチの巣もありました。


おお。。
スズメバチは怖いので遠くから一枚。

それを拡大して見ると


湿った入口に茶色い頭。チャイロスズメバチのようです!
数の少ない蜂で、モンスズメバチやキイロスズメバチなどの
女王を殺して、巣も働きバチも奪う労働寄生タイプ。


確かに近くの樹液酒場でチャイロスズメバチが群れていました。
気性が荒いということなので気をつけねば!
香りのするものは極力身に着けないのが蜂対策☆

あらためて他の木の洞を注意して見ると


カシの木の高いところにコクワガタが集まっている所がありました。
ばっと見ただけで6匹はいます。


メスを奪い合う争いが勃発。
来年もこの風景が見られますように。

夏らしい光景に元気をもらえた夕暮れ散歩でした。


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8月ならではの花と生き物たち

2024年08月04日 | 生き物

今日こそは日の高い時間帯に歩くと決め、おもいきって
飛びだしましたが暑さはそれほどでもありませんでした。
もう慣れてしまったのかもしれません。

そうだ、レンゲショウマは咲いたかな?
いそいそと野草コーナーに行くと


てっぺんの一輪だけ咲いていました♪
公園に咲くごくわずかな株はとても大切にされています。


可愛らしい花をつけていたミズタマソウ


ミズタマは水玉なのかな?素敵な名前ですね。


ウバユリの花の中にササキリが潜んでいました。


キツネノマゴにはヤマトシジミ
そろそろこの花にルリモンハナバチがくる頃だな~と思い

飛んでいるハチアブ系をじっくり見ていくと


スキバツリアブに出会いました。
砂利道にお尻をこすりつける動きを繰り返すこのアブを
黒っぽいアブが邪魔しにきます。

ようやくとまってくれたその黒っぽいアブは


はじめましてのコウヤツリアブでした♪
歩き慣れた近所でもこんな出会いがある!
スキップしたい気持ちだけれど汗だくでとぼとぼ歩くと


木漏れ日にきらめくオオアオイトトンボ♪


優雅なハグロトンボの美しい舞い姿に一瞬暑さを忘れました。


この日の樹液レストランにはコクワガタのペア


そしてツヅミミノムシが目立っていました。
この特徴あるケースには蛾の幼虫が入っているので
頭を出さないかな~と粘りましたが、この時は残念。

昨年のちょうど今頃、激しく動き回るこの生き物の動画
録っていました。この時の木は伐採されてしまいましたが
一緒にいたタイワンヒラアシキバチの子孫はどうなったのだろう?


オオカマキリの幼虫はかなり大きくてもう終齢かな?
翅らしきものが目立っていました。

真夏の森は面白い!活気に満ちていて元気をもらえます。


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7月末 散歩道の生き物たち

2024年07月29日 | 生き物

暑いのが好きだとはいえ、強烈な紫外線が怖くて
散歩するのは日暮れ時にしています。
このところ日の入りが早くなって少しさみしい。。


まだ体色が淡くて若そうなカワセミがいました。
暗いので手ブレ連発です。


近くにはクロコノマチョウが飛んでいました。
卵がないかジュズダマの葉裏を見てまわりましたが
この時は見つけられず。


早くも実をつけたヤブミョウガの先端にナツアカネ


もう寝るところなのか接写しても動きませんでした。


柵の向こうに咲くフシグロセンノウ
この花を見ると夏の高原に行きたい。。と思います。


涼しげな佇まいのキツネノカミソリも花盛り


ハエドクソウにアブが変な角度でとまっているなと思ったら
アズチグモにとらえられていました。


夏の楽しみは樹液レストランを見回ること
久しぶりに立派なカブトムシのオスに出会いました。
子供の頃は夜の網戸に飛んできたものですが今はなかなか会えません。

発酵臭漂うこの場所をよくよく見ると樹液に埋もれるように
いろいろな昆虫がうごめいていて面白い♪
この日はヨツボシオオキスイの幼虫もいました。


今年はよく会うノコギリクワガタ


チョウはアカボシゴマダラばかり
在来種のゴマダラチョウにはこの夏まだ会えていません。


足元にクロマルエンマコガネがいました。
薄暗い中すばしっこく動き回るのでうまく撮れません。

食痕のあるアカメガシワを見ると、もしかして
アカギカメムシがいるかも!と思い葉裏をさがします。
南方系で神奈川県にいるはずのないアカギカメムシを
以前母が綺麗な虫がいた!と撮影していたのです。


この日いたのはゴマダラカミキリでした。
家の庭木で見つけたら大騒ぎすること間違いなしですが
森で見るとその迫力ある美しさにただ感心します。

写真には撮れなかったのですが飛んできたタマムシと
ハイタッチもしたのです♪
夕暮れの森散歩は楽しかった子供の頃の夏休みを思い出します。


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樹液に集まる生き物たち

2024年07月20日 | 生き物

梅雨が明け、いよいよ夏本番♪
近所の公園のクヌギやカシの木を見てまわると
樹液に夏らしい生き物が集まっていました。


大きなカブトムシのメスが若いカシの木の根元に♪


クヌギの高いところにノコギリクワガタのペア


ノコギリクワガタのメスは樹液にも


立派なコクワガタのオスは樹皮の間にさっと隠れました。
クワガタがいそうなクヌギは根元を掘られて根が露出していたり
幹を蹴飛ばす人がいたり。。公園の生き物は採集禁止なのに
夏になるとワナを仕掛ける人も出てきます。


目の高さ、手の届くところにはカナブンばかり


樹液に集まる昆虫に混じり
産卵場所を探すハチモドキハナアブ


アカボシゴマダラを度々見ましたが
在来種のゴマダラチョウはおらず


梅雨の時期はこのヒカゲチョウや
サトキマダラヒカゲがよく見られました。


珍しいなと思ったのはクロスズメバチ
周りにいるのはヨツボシオオキスイやヨツボシケシキスイ


ナガゴマフカミキリは久しぶり

同じ公園では


クビアカトラカミキリにも会いました。

公園が近いためか玄関まわりに時々昆虫が飛来するのですが


先日この巨大なサビカミキリがとまっていて驚きました!

暑い時期ならでは♪
これからどんな生き物に出会えるのか楽しみです。







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水辺の生き物たち

2024年07月15日 | 生き物

親水公園の木道を病院帰りの母と久しぶりに歩きました。

「昼日中こんなところを歩く人間はいない」と
文句を言いながらも結構楽しんでいます。


オオシオカラトンボのペアが飛んでいたり


ぴっかぴかのコガネムシがいたり


夏ならではのクロバネツリアブがいたり。


ふと見上げるとたくさんのウスバキトンボが
風に逆らいながらたくさん飛んでいました。


なかなか止まってくれないウスバキトンボが
なぜかこの時は目の前に降りてきてくれました。


ヒメガマやタコノアシなど水辺ならではの植物がたくさん!


そのなかに、このようなチマキ状に綴られたものがありました。
これはカバキコマチグモのものかもしれない。
数種いるコマチグモ類の中でカバキコマチグモの毒性の強さは有名です。

「もしかしたら毒蜘蛛の巣かもしれないからひろげない方がいいよ」
と母に伝えると、「開いてみたけど何もいなかった」と。。


たくさんのチマキの中で綴りのゆるい、
隙間のあるものがありました。

コマチグモの仲間がいるようです。
脱皮用、交接用、産卵用など用途別にメスが葉を綴るそうですが


これはどうなのかな?
少なくとも卵はないようです。


こんな形のものもあります。
検索するとハマキフクログモのものに似ています。

少し前に森で出会ったこちらは

牙の色が淡かったけれどヤマトコマチグモなのかな?
幼体だとさらにわからなくなります。


チョウはこのモンシロチョウのほかアオスジアゲハに会えました。


ヤエムグラの実が線香花火のようで可愛い♪

短時間でいろいろな刺激が得られて楽しかったけれど暑かった!
次回来るのはイシミカワの実が色づくころかな。。
タコノアシの紅葉を見にまた晩秋に訪れたいと思います。


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ツチアケビの花とアオバセセリの幼虫

2024年06月29日 | 生き物

早くも6月が去ろうとしています。少し前のお話ですが
梅雨入り直前にツチアケビとアワブキの花を見に行きました。


ツチアケビはちょうど花が咲き始めたところ


ツチアケビはナラタケの菌から栄養を取りこんでいる腐生植物。
ナラタケは木々を枯らす「ならたけ病」の病原菌。

ナラ枯れ病の蔓延によりミズナラの多くが枯死した森で
元気なツチアケビを見るのは複雑な気持ちです。

アワブキの花も咲き始め。


この木にスミナガシやアオバセセリが産卵しに飛んで来ないか
いくたび見張っているのですがなかなか会えません。
せっかく花が咲いていたこの時も高い所にハナムグリ類がいるだけ。。

でも、若木にアオバセセリの幼虫がいました!


葉を上手に綴って隠れ、時々外に出てアワブキの葉を食べます。


まだ若齢のこの幼虫の頭部は黄色、体は縞縞で可愛い♪


巣に近づいたら不安に思ったのか、さっと顔を出しました。


一旦出ましたがすぐさま逆戻り。驚かせてごめんね。
全身を見たのは初めてです♪


こんな巣もありました。


アワブキの葉を筒状にきっちり巻いた大きな巣


上からのぞくとイチゴ頭が見えました♪
頭部は朱色で大きい!終齢なのかもしれません。
羽化したところを見たいな。。
無事に成虫になれますように。

虫との出会いを期待していたリョウブやシラキの花はまだ蕾で
ヤマボウシの花は満開を過ぎていました。


ヤマボウシの花を見ると、ハナグモが大きなアブを捕食中


葉にニンフホソハナカミキリがいました♪

ヤマボウシの花では多くのハナカミキリやチビタマムシや
チョウや蛾が以前はよく見られましたが、今は探してもいない。

ツチアケビの増えた森はとても静かでした。


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キビタキさえずる森で

2024年05月21日 | 生き物

Hさんが旅立って早くも6年がたちました。
祥月命日前後は、一緒に歩いた場所を訪れ
ゆっくり過ごすことにしています。

今年は思い出深いミズナラの森へ行きました。
澄んだ美声が響いたので声の主を探すと


キビタキでした!なんて美しいのでしょう。


目の前に現われたのは一瞬。
Hさんが舞い降りてきたのかと思いました。


このサカハチチョウも急に飛んできて
体の周りを一周し目の前にとまって驚きました。
この蝶に会ったのは何年ぶりだろう?


ミヤマカワトンボを撮影したのも数年ぶりです。


ほかにも素敵な出会いがあって


咲き始めのサワフタギにウスバシロチョウ


腹端に受胎嚢を付けたメスも。
優雅に滑空する姿を見ているだけで癒されます。
今年はサワフタギの花のつきがよく、シロシタホタルガの幼虫も
たくさん見られました。

カエルの歌が聞こえてくる水辺では


ホソミイトトンボのペア


ホソミオツネントンボ


羽化したてのものも。何トンボかな?
大きなヤンマもいましたが撮影することはできませんでした。

モリアオガエルを探したものの姿を確認できず。


アカクビナガオトシブミの姿には思わず笑顔♪

ナラ枯れ病がまん延し多くの大木がなくなった今は
乾燥が進んで植生が変わり、静けさが増したこの森。
歩くたび、以前の豊かさを思い月日の流れを寂しく感じます。


祥月命日に、帰宅したらKさんからのお花が届いていました。
お気持ちが心にしみます。
様々な青を味わっていたらオオルリに会いに行きたくなりました。



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