大晦日、年明け早々締め切りという仕事のご連絡をいただき
掃除機を放り投げ筆に持ちかえました。
今年はあまり余裕がなくこのマヌルネコさんに会えたことも
記事にすることがないまま年末となってしまいました。
来年は猫のように暮らしたい。。
不定期更新となったにもかかわらず変わらずおつきあいいただきまして
ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください☆
真っ青な空が広がる過ごしやすい一日でした。
近所をぶらぶら歩くと
まだこんなに葉を残しているクヌギの木があったり
ヤマトシジミが日向ぼっこしていたり
バッタが飛びまわっていたり。
陽だまりはポカポカとして年末であることを忘れそうでした。
見上げた石垣の端、この画面の左下に
キジトラがいました。
ちょうど一年前側溝でくつろいでいた猫です。
歯がない?!
ああよかった
鼻筋のシワがいいね♪
あいかわらずむくむく、元気そうでよかった。
公園は閑散として猫もゆったりした時間を過ごしているようでした。
今年のお教室がすべて終わり年賀状制作も終わった午後
いつもの川辺を散策しました。
コサギにアオサギにダイサギ。サギはいろいろいるのに
ことごとくきらわれ
ようやく川下へ飛び去るダイサギの後ろ姿を撮ることができました。
紅葉の名残りを探して小さな花園を行くと
可愛いあのコがいました♪やっぱりシッポはくるり。
この杭に顎をこすりつけたあと
ふわぁ~っとあくび
長いあくびでこちらにもうつってしまいました♪
帰り道、白黒さんはベンチに移動していて
ベンチをぺろりと舐めていました。
この場所は自分のもの
大好き
いつまで撮ってるの?
とでも言っているような可愛い白黒さん。
冷たい風を忘れるひとときでした。
年賀状印刷で頑張ってほしい時にプリンターがエラー続き。
あれこれいじって無線LANが不安定なようなのでつなぎなおしました。
むー!何枚も失敗してしまった。
雲間から青空が見えてきたので近所を少し歩いて気分転換☆
今年の12月は気温が高めだったためか
いくつかの実りが残っていました。
ヘクソカズラの実
ビナンカズラの実
ロウヤガキ
ピンポン玉くらいの小さなザクロの実
サザンカもまだまだ花盛り
わずかな彩りにもホッとします。
ふわっふわの黒さん
撫でさせてもらって癒されました~♪手が冷たくってごめんね。
会うたび爪を研いでいるような気がします。
華奢で愛想がよいけれどこう見えて立派な狩人なのかも。
猫に年賀状印刷を邪魔されたい☆と思いながら現実に戻り
熱の下がったプリンターの待つ我が家へそそくさと帰りました。
Nさんは万葉集の歌から想を得ました。
「この夕(ゆふべ)降りくる雨は彦星の‥‥」 日本画 F6
歌の続きは「早漕ぐ船の 櫂の散りかも」。織姫への強い思いが
煌めく雫に。古代の人々の感受性に刺激を受けて歌から広がる
七夕のイメージを力強く表現されました。詩情に満ちた作品です。
近づいてみました。
天の川や月の船等の形体や位置を何通りも考え短冊や雫も緻密に
構成されました。歌への共感と深い感動を糧に捉えるのも難しい
幻想的な世界を華やかに透明感あふれる筆致で描き出されました。
心に積み上げてきたものが滑らかに筆を通して表されているよう
に感じられるNさんの過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」
の“作品集”の中のNさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
晴れた日の川沿い。
カワセミの声が響いていましたがなかなか撮れず
ふと近くを見るとススキの穂が輝いていました。
虫も探しましたがテントウムシも見つけられない。
みな安全な場所で眠りについたのでしょうか。
若いアオサギがいました。
いつもは飛び去ってしまうのに、この時は何か獲物を狙っているようで
こちらのことは無視。
邪魔しては悪いので離れてフェンス越しに撮っていました。
体勢を低くして匍匐前進しているようなアオサギ
ぬきあしさしあし・・
ざざっ!
突然視界から消えました!
見事魚を捕らえたアオサギは悠々と中州に戻っていきました。
魚は何だろう?
なんて愛らしい♪
羽繕いをするモズを見ていたら地面に降りたち
再び枝に戻ったときには何かを口にしていました。
ハエやアブの仲間なのかな?
ヤマガラも食べ物探しで忙しい。
のんびりしているように見えるのは猫だけ。。
草刈りされたあと積み上げられたふわふわの刈屑をクッションにして
誰かを待っていました。
他の月とは変わらないはずなのに年末というだけで落ち着かない。
散歩するのも前のめりです。
Tさんは横浜でのスケッチをもとに描かれました。
「子安運河」 日本画 F10
水にせり出した古い建物、ぎっしり係留された船。時の止まった
ようなこの光景を前に湧き上がった様々な思いを淡彩スケッチで
描き留め日本画でじっくりと場の持つ重みと厚みを表現されました。
近づいてみました。
家並みは描き込んだ後くすんだ色の絵の具を重ねることを繰り
返して素朴な風情を表し船は敢えて彩度を上げて現代的に。今と
昔の空気が入り混じる雰囲気を静かに瑞々しく描きあげました。
精力的に取材されスケッチを重ねてこられたTさんの過去の作品は
HP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の作品集のなかの
Tさんのページに掲載されています。
TさんのHP「水彩スケッチ紀行」とあわせてご覧ください。
朝のうち森は白く霞んで
あちこちで神々しい光の筋が見られました。
早いもので2019年最後の教室日となりました。
今年は上郷森の家の管理者が変わり改築もされることになって
1月から8月まで他の場所をお借りして活動を続けました。
9月からは元の活動場所に戻り無事19回目の作品展も開催できました。
様々なアドバイスをくださり変わらず笑顔でご協力くださる皆様に感謝です。
クリスマス&忘年会をしてくださった午後の部も明るく和やか。
素晴らしい2019年度の結びとなりました。
午前中にTさん、Nさんがそれぞれ日本画作品を完成されました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
うっとりするような光芒が見られた朝
小鳥の歌声も高らかに森は活気に満ちていました。
巣材を運ぶタイワンリス
お昼には快晴、上着いらずの暖かさとなりました。
ススキの葉が深紅色に染まり
マルバウツギも鮮やかに
トンビを気にしながら昼食を食べた野では
多くのフユシャクが飛び交っていました。
やっぱりクロスジフユエダシャクかな。
メスに会ってみたいな~。
嬉しかったのはこちら↓
新鮮なノウサギの落とし物☆
健在でなにより!
今年4月に野猫の多いこの森で
数年ぶりに会えたノウサギ
今年の運を使い切ったと思うほど感激しましたっけ。
次にこの森を歩くのは年明け。
その頃どのような冬模様が見られるでしょうか。
Hさんはロンドンの思い出を描かれました。
「ベイカー・ストリート駅」 パステル画 F20
コナン・ドイルファンなら心浮き立つ雰囲気たっぷりの駅です。
ホームズの横顔、颯爽と歩く女性の長い影。セピア調でまとめた
画面は深く重く奥行きがあり謎めいた物語の始まりを思わせます。
近づいてみました。
煤けた天井、汚れた煉瓦壁、鈍く光るプラットホーム。ふるい
味わいを楽しみながら見事に表現されました。丁寧に質を変えた
光も流れが自然で情感にあふれ想像が膨らむ魅力ある作品です。
幅広いテーマで大作に取り組み続けておられるHさんの過去の
作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の“作品集
”の中のHさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
Iさんは通いなれた公園を描かれました。
「白山道奥公園」 水彩画 F4
強い日差しが照り付ける盛夏。桜がつくった木漏れ日の煌めきに
心動かされ選んだこの場所。様々な影色の表現に苦心されました。
木陰に入った時の安堵感と心地よさもあらわれた爽快な作品です。
近づいてみました。
光と陰の流れと強弱をよく観察され鉛筆で時間をかけ描き込み
淡彩で表現されました。塗り残した紙の白が眩しく鉛筆の色が
美しく感じられます。透明感がある画面に風が吹いています。
やわらかい筆致の作品はどれも味わい深いIさんの過去の作品は
HP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の作品集の中の
Iさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。