ふと見上げると綿毛をつけた大きな種子が枝にひっかかっていました。
このサイズはテイカカズラかな?
思いだしてテイカカズラのからまる木を見に行きました。
すると、逆V字形のサヤははじけて最後の種が旅立つところ
これは種の部分がはじけているのかな?
手に取ってたしかめればよかった。
梅雨時に咲くテイカカズラの花
この花から10㎝以上の長いサヤができるとは。
こちらは今年9月に見られたコバノカモメヅルの花。
毎冬テイカカズラの小型版のようなサヤができるのを楽しみに
していたのですが今年は見つけることができませんでした。
テイカカズラのサヤを見に行った日、ガガイモもチェックしにいくと
飛び出した種が風に吹かれていました。
ガガイモの種は薄べったい雫型。綿毛は長い!
真夏に見られた花は白い毛におおわれ色々な虫が集まっていました。
つる植物のフワフワ種をもう一つ
朝日を浴びてキラキラしていたのはボタンヅル
とてもセンニンソウに似ています。
9月に咲いていた花もカナブンやハチやチョウが集まっていました。
来年の彩りはどうなるでしょう?毎年同じ時期、同じ時間に同じ場所
を歩いても同じ光景に出会うことはなく変化を感じてきました。
自然のサイクルを壊さないようもっと気遣って生活していきたいです。
今年も拙ブログにおつきあいただきありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください☆
Sさんは花いっぱいの光景を描かれました。
「風向計とポピー」日本画 F3
色とりどりのポピー咲く丘。頂上の屋根に風向計をのせた建物は
教会でしょうか。青空の中にとけてしまいそうな明るい光景です。
丁寧で細やかな描写が夢のような世界を確かなものにしています。
近づいてみました。
時間をかけ微妙に色の違う岩絵の具を薄く塗り重ね幻想的な雰囲気
をつくりあげました。背景に負けない色でポピーを表情豊かに描き
丘の上の花までおしゃべりしているような楽しい作品となりました。
華やかな色あいで光に満ちた世界を描いておられるSさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのSさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひそちらもご覧ください。
Uさんは大好きな花を描かれました。
「寒椿」水彩画 F4
淡く立ち現れる葉の重なりは朝もやに包まれているよう。濡れた
用紙に落とした絵の具の広がりは変化に富みながらバランスよく
花の紅に艶めくものを感じる静かで熱い情趣にあふれた作品です。
近づいてみました。
水をたっぷりひいた紙の凹凸に透明水彩絵の具がただようさまを
楽しんでおられるUさん。長年使った絵の具と用紙の性質を理解し
実験を欠かさないからこその繊細な美と味わいに魅了されます。
淡い中にたくさんのイメージをこめてじっくり表現されるUさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
“作品集”の中のUさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
少し前まで赤褐色に染まっていたメタセコイアの木を見上げると
残る葉はわずか。枝ぶりがよく見え冬支度はほぼ終わっていました。
美しい青空が広がったこの日は今年最後の教室日でした。
1月から上下水道が使えなくなり右往左往した後3月からはコロナのため
お教室はお休みに。7月に再開したものの元の空間は使えないままで
急遽この場所をお借りしてから約5か月。
来年1月から元の活動場所に戻れることになったので気分は明るい!
たいへんな時期にこの場所をお借りできて本当に助かりました。
いつにもまして気合いを入れ清掃しお世話になった事務局の方にご挨拶して
2020年のお教室は終わりました。
木陰を探すほど日差しが眩しい朝でした。
今月はほとんど雨が降っておらず森は乾燥しています。
また会えたカワセミくん。前回と同じコでしょうか。
水面は光っていて水中も透明度が低そうですが果敢に飛び込んでいました。
カラカラに乾いた落葉を豪快にひっくり返す音がして目をこらすと
シロハラでした。単独で頑張っています。
同じく地面に降りていることが多いガビチョウは群れで移動。
この森では年々増えているように感じられます。
何だか視線を感じて前方を見ると
可愛い!1m先にアオジのオスがいました。
お互い動けないまま。素敵な数分間を過ごしました。
この日もウソの声は聞こえるのに姿は見えず、飛んでいたフユシャクを
追いかけるもとまってはくれず。
この森を歩けるのは冬休み明け。カエル合戦が今から楽しみです。
Iさんは庭に咲く花を描かれました。
「よひらの花」日本画 F3
金箔を贅沢に2度おした背景に浮かび上がる額アジサイ。花と葉の
彩りは試行錯誤の末たどり着いたもので個性的な組み合わせです。
納得するまで描き込まれた画面は強く、華やかな魅力があります。
近づいてみました。
箔をいかに使えば目指すきらめきが表れるか。彩りや見せ方は描き
ながら直感で決めていきます。今作は花の色が決まった所で線や
葉の表現が決まり金箔とバランスが取れ艶やかな作品となりました。
新しい自分だけの良いものを見出すために挑戦し続けておられる
Iさんの過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集のなかのIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
Iさんは里帰りで出会った懐かしい光景を描かれました。
「清水(しず)川風景」水彩画 F6
龍泉洞から続く清らかな流れが涼しげな美しい里。そこで感じた
芳しい空気と優しい光を淡い色彩で明るく爽快に表現されました。
小鳥のさえずりとせせらぎの音が聞こえるような心洗われる作品です。
近づいてみました。
鉛筆デッサンにじっくり取り組み空気感をとらえた後、遠くから
着彩しはじめ様々なタッチで質の違いを描き分けました。途中で
構図を変更する苦労をした甲斐があり奥行きある作品となりました。
少しずつ複雑な対象に取り組み画材への理解も深まっているIさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。
Oさんは秋のいろどりを描かれました。
「軽井沢の秋」日本画 F6
深く澄んだ空、絢爛豪華な紅葉、それを映す水面の表情。ため息の
出るような晩秋の光景です。これと思う鮮やかな色が得られるまで
根気強く重ねた岩絵の具は深い輝きを放ち眩いほどの華やかさです。
近づいてみました。
強い光を透かすモミジは下地の色に変化をつけ伸びやかな筆致で
流れる風と踊る光を表しました。変化に富んだ線描が静かな水辺の
時を動かし生き生きとさせています。記念すべき200点目です。
数枚同時進行で幅広いテーマを精力的に描いてこられたOさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
“作品集”の中のOさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
冬至の朝。いつもより日の光がとても強く感じられました。
まだ春は先だけれど何だか嬉しい♪
12月四回目の教室日でした。
来年の予定表とともに嬉しいお知らせをお届けすることができました。
コロナ禍でじたばたしてきた今年もそろそろ終わり。
古巣に戻れる来年は良い年になりそうな予感がします!
午後にUさんの水彩画作品とSさんの日本画完成作品を撮影しました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
カラッと晴れた森は静かで落ち葉の降り積もる音がよく聞こえました。
メタセコイアもだいぶ葉を落とし身軽になってきました。
フユシャクを追ってクヌギ林を歩くと
枝にモズ男子がやってきました。
メジロは群れで。
忙しなくさえずりながら、情報交換をしているのかな?
まだあどけなさの残る小さなタイワンリスはカエデの枝先に
シッポの中心が透けて赤っぽく見えます。
夢中になって食べているのは種子なのかな?
拡大してもわかりませんでした。
警戒しないリスの姿に、秋は終わり本格的な冬がやってきたのだと
今更ながら思いました。
一週間ぶりに歩いた森で明るい彩りを探しました。
メジロたちがさえずるコナラの木を見上げると華やか!
カエデの紅葉はだいぶ終わりに近づいていました。
12月三回目の教室は一日快晴。だいぶ寒さにも慣れてきました。
光は澄んで強く湿度は低めでデッサンも日本画制作も快適に進められます。
課題に集中しているこの時間、コロナの不安はどこかへいってしまいます。
午前中に女性のIさんが日本画作品、男性のIさんが水彩画作品を、
午後にはOさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
今年はとても実りが少なかったカマツカの木
紅葉はみごとで青空に映えていました。
どの葉も彩りに変化があってみていると楽しい♪
見上げればガガイモの種が旅立つところ
朝日を浴びてきらめいていました。
ミズキの谷の池で紅葉を味わっていたら
カワセミが目の前の枝にとまってくれました!
シャッター音にも動じない堂々たる男子
良いモデルになってくれました。
ウソのさえずりがあちこちから聞こえてくるけれど姿は見えず。
冬鳥たちとの出会いもこれからの楽しみです。
久しぶりに川沿いを歩くと様々な鳥が飛んでいました。
あまり川に近づくことはできないので橋の上から眺めます。
上空には黒い鳥の群れ。
小さな群れは鳩、カラス、サギ、カモ・・
あのぐるぐる飛んでいる大きな群れは何だろう?
ハシブトガラスとコサギがいる川岸に大きな群れの鳥がおりてきました。
降りてきた黒い鳥たちはすぐさま水に潜りました。鵜のようです。
こんなたくさんの鵜の胃を満たす魚がこの川にいるのかな?
木の上にも集まってきました!
ようやくはっきり姿をみることができました。カワウですね。
ノササゲ発見♪今年はよく出会えます。
カラスウリもありました。
母が好きなのでいちど種を植えてみたいと思うものの庭で困っている
ヘクソカズラなみに繁茂したらと思うと二の足を踏んでしまいます。
思えば寒い時期にこの川沿いを歩いたことがなかった。
鵜の他にどんな鳥がいるのかな?冬の楽しみが増えました。