教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

キノコいろいろ♪雨上がりの森

2019年10月31日 | 自然

前日の雨がうそのように晴れ上がった日。
キノコが気になり確かめに行ってみました。

今までも多種類のキノコに出会ってきた広葉樹の森。
今年は行くタイミングが悪かったのか天候不順のためか
あまり見れていませんでしたが、森に入るとさっそく


大きい!カラカサタケです。
ポケットティッシュで背丈を測ったところ縦2個分、約23cm。


裏から見ると傷んでいましたが迫力がありました~。

変わっていたのがこちら

軸が紫!ものすごいヌメリです。


何とか裏側を撮ろうとくっついた落葉をはがしたいのに
ぬめぬめでとれない。


こんなに粘液が長~くのびるキノコは初めて。
別名ヌルリンボウ、アブラボウズ、ズコンボウ。食べられるそうです。

こちらも食用

ヒラタケです。トチノキの切り株に出ていました。


裏から見ても美味しそうです。


まるでハチミツがかかったようなこのキノコ


裏から見るとヒダは密、根元にはふくらみ等なかったような。
シロネムツムタケあたりでしょうか?


すぐ近くに生えていた真っ赤なキノコ


ベニタケの仲間でしょうか、裏から見ても美しい♪


ごろんとした若いノウタケ。小学生の握りこぶしぐらいでした。


ホコリタケは数多く出ていました。


ぱふっ!

右手でカメラを持ち左手でつつく、タイミングが結構むずかしくて
ひととき無心になれました。

キノコは他にも出ていましたが今回はこのあたりで。。
気温が上がり小さな生き物にも会えました。続けてご紹介いたします☆



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まだまだ元気なヨツモンカメノコハムシ

2019年10月29日 | 生き物

お日様があんなに傾いて、いつの間に!
あわててカメラをつかみ夕暮れの道をゆきました。


風が涼やか~


この日もカワセミがいったりきたり

以前キヌガサタケに出会った竹林を見ると

こんなキノコが生えていました。


裏から見ると独特の孔が!ハチノスタケのようです。


小さいヒルガオ?径が15㎜ほどの花が咲いていたのでパチリ。
ホシアサガオという帰化植物のようです。

よく見ると

どの葉も穴だらけでカメノコハムシが一匹ずつのっていました。


ヨツモンカメノコハムシです。
もとは沖縄本島以南にいたそうですが10月末の神奈川県でも元気とは。
ある程度の寒さにも耐えられるのでしょうね。

幼虫の食草はヒルガオ科の植物。
今年の7月にヒルガオの葉で出会っていたのを思い出しました。
ちょっと異様なヨツモンカメノコハムシの幼虫はこちら



自身の脱皮殻や排泄物などを背負っているそう。
接写しようとするとこの黒っぽいものを盾のように扱います。
一部にカビが生えているように見えます。


似た仲間のジンガサハムシやイチモンジカメノコハムシの幼虫とは
また違うインパクトの強さ!
葉の食べ方が激しく幼虫、成虫とも数が多かったので目立っていましたが
天敵はいないのでしょうか?逞しさを感じました。

この時期に思わぬ出会い♪楽しい散歩となりました。



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アケビを供える午後

2019年10月27日 | その他

清々しく晴れ上がり日向では暑いほど。
11年前も同じように秋晴れ、庭に真っ青なアゲハがやってきて
世話していた庭を蝶に姿をかりた父が見に来たのではと思ったものでした。


祥月命日だったこの日、午前中に花籠が届くと知らせを受け
待つ間に金木犀の様子をチェック。

半年前に電動バリカンを購入し周りを整え、中に入り込み電動のこぎり
大きな枝も落としたので今年花は咲かないかなと思っていたのです。


遅ればせながら無事開花!たくさんのミツバチたちがやってきていました。

このハチたちの排泄物が家のガラス窓や車にたくさんつくのです。
その匂いを嗅いだところ酸っぱそうな出汁のような複雑な香り。。


ぷぷ!寝ぼけ眼のアマガエルもいました。


今年の実付きはよくないけれどアケビも健在です。

父とご近所のIさんはアケビ受粉のためのおしべを交換する庭仲間
でしたが今でも気にかけてくださっています。この日ご自宅の綺麗な実を
持ってきてくださったのでお墓にお供えすることにしました。

正午近く、まちかねていたお花が届きました。

素敵~っ!
籠の周りをぐるぐる回りしばらく姉と撮影会。

車で待機していた母が呆れた頃、ようやく出発しました。

海沿いの134号線は稲村ケ崎付近で片側一車線の工事中で大渋滞。
おかげで運転手なのに江ノ電を落ち着いて撮ることができました。


お墓をピカピカにし、いただいたアケビ、好きだったお花やビールや
お菓子をお供えししばらくのんびり。
時と共に思いは薄れていくものなのかと想像していましたが心の中での
存在は鮮明で大きいまま。ほんとうに素晴らしい父でした。


お線香の煙も構わずチャバネセセリがさっそくリンドウに潜り込んでいました。
見えているのはお尻です。


急に前に進んだり長い間たちどまったり。
海沿いの道は今までのあゆみのようでした。

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里山の秋

2019年10月26日 | 生き物

晴れれば落ち着かなくなりほんの1時間のつもりで出かけます。
車はどんどん西へ。


よい記憶がたくさんつまった森
いつ来ても心安らぎます。

さっそく

大きくて綺麗!
クロコノマチョウはほの暗いところで何度も見かけました。


今年ほどホタルガを数多く見た年はなかったような。
夏と秋、何度もモデルになってもらいました。
幼虫の姿は知っているけれどどんな卵なのか見てみたいな。。


思わず2度見した小枝そっくりのトビナナフシ


愛らしい眼をしていますね♪


数少ない花を求めてフラフラとアゲハチョウ


麓に降りてきたら園芸種の花がたくさんあり
そこには蝶やハチやアブがにぎやかに吸蜜していました。


何度も戻ってきたツマグロヒョウモン

歩き回っていつのまにか2時間、心身が浄化されたように清々しい。
小さな生き物の営みを見ていると癒され時を忘れます。

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セイタカアワダチソウに集まる生き物たち

2019年10月25日 | 生き物

川沿いの道で今年初めてジョウビタキのメスに出会いました。
他にもオナガにスズメ、モズにシジュウカラ。小鳥は多いけれど
なかなか撮らせてもらえず


ようやくとまってくれた向こう岸のカワセミをパチリ。


今にも雨粒が落ちてきそうな曇り空ですが風は生ぬるく
アキアカネをはじめ小さな生き物たちがたくさん見られました。


もう一頭のキタキチョウが何度もアタックしますが恋はみのらず


アザミの花にはホシホウジャク


セイタカアワダチソウはまだまだ花盛りで
このツマグロヒョウモンや


ヤマトシジミにハエの仲間


コアオハナムグリも多かったですが


ぎょっとするほど群がっていたのがヒメジュウジナガカメムシ


このハチも一つの花にたくさん集まっていました。
セイタカアワダチソウは昆虫たちに蜜源として頼りにされているのですね。

じっくり探せばクモやカマキリなどの狩人がいるはず。
花があるところは楽しみがいっぱいです。



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新宿御苑10月の彩り

2019年10月24日 | 散歩

渋谷区のお教室の帰り、20年ぶりに新宿御苑に立ち寄りました。
前回は樹木の取材をしたような気がしますが今回は薔薇。
ある方のブログを拝見して秋バラと今の公園の様子を見たくなりました。


丸の内線新宿御苑駅で降りて数分、大木戸門から入りました。
すぐ大温室が見えたのでこちらから。珍しい植物が多くて嬉しい。

木陰でお弁当を食べることにしました。


プラタナス並木にはたくさんのベンチが。皆さんのんびり寛いでいます。
ここが都会の真ん中だということを忘れそうです。


薔薇はまだ蕾が多く見頃はこれからというところ


薔薇の香りはよいですね~☆

散策していて一番集中できたのは
〝身近な自然を楽しむ自然観察フィールド”という「母と子の森」。

水面ユラユラ、何かいる。。
池周りをゆっくり歩くと


ふわ~っとオオアオイトトンボが!


オニグルミの実がたくさん落ちていて


大中小の亀が日向ぼっこ


甲羅後ろのふちがギザギザ。イシガメのようです。

この池では2~3月頃ヒキガエルのカエル合戦が見られるそう。
近くの枯葉や朽木の下でヒキガエルたちが息を潜めているのですね♪
久々の新宿御苑は楽しかった!思ったより人がいませんでした。

帰りは新宿門から出て20号線沿いを10分ほど歩いて新宿駅南口へ。
御苑でかなり充電できたので苦手な雑踏も元気にすり抜けられました。


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10月最後の教室 がんばるアキアカネ

2019年10月22日 | 教室風景

雲が多いとはいえ朝日が眩しいのは嬉しい♪


ツリフネソウに雫がきらり☆

早くも10月最後の教室日となりました。
窓を開けると爽やかな風、創作にぴったりの季節です。

次回まで少し時間があいてしまうのできりの良いところまで進めます。
11月はカラッとした秋晴れが続きますように。


施設の改装が終わりこの場所に戻ってきてから2か月。
ようやく新しいシステムにも慣れてきて落ち着きを取り戻しました♪

久しぶりに帽子着用で森を散策しました。

ガビチョウの国に来たのかと思うほど目にする小鳥はガビチョウばかり。
時折モズやヒヨドリやアオゲラの声を聞きますが。。
囁くようなウソの歌も聞いたような気がするけれどもう来ているのかな?


目立っていた大きなツチイナゴ


野原に行くと数頭のアキアカネがロープにとまっていました。
雨の降る今頃はどこにいるのだろう?


テングタケのてっぺんには何者かが齧った痕が

以前ノダケが生えていた辺りを探していると

こんな小枝が落ちていました。ヤママユガの卵でしょうか♪
この森でオオミズアオには会ったことがありますがヤママユガやウスタビガ
やクスサンは繭だけ。成虫に会ってみたいな~。


金色にかがやく美しい網

その糸をたどっていくと

葉の中に姿を隠したビジョオニグモ
この日もよび糸に足をかけて獲物がかかるのを待っていました。
美しい姿を見たいけれどなかなか。。

まだ緑の多い初秋の森。生き物の気配が濃厚でした。


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大忙しのホウジャクたち

2019年10月20日 | 生き物

台風のあと、水量が増え川底の様子が変わりました。


真夏にはハグロトンボが多く舞うところですが来年はどうなるでしょうか。


これはススキの花?近くで見ても美しいものですね。

公園の花園にいくと


コスモスが咲き残っていました。
晴れていれば蝶が舞い飛ぶのでしょうがこの時は光が少なく


ホシホウジャクなのか数頭のホウジャクが見られるだけでした。

薄暗いなかブンブン飛び回るホウジャクを見ていたら

明らかに小さく腹部が短い、ずんぐりむっくりのものが。


ホシヒメホウジャクなのだと思います。
まったくとまらず蜜を探し続けていました。

秋らしい実りを探すと

サルトリイバラの実は色づき始め


シオデの実が熟すのはこれから


ビナンカズラの実が真っ赤になるのもこれから
真夏に咲くという花を今年も見つけることができませんでした。

秋ならではのかがやきにふれると心が安らぎます。


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10月四回目の教室 コシオガマふたたび咲く

2019年10月19日 | 教室風景

早朝まで弱い雨が降っていましたが森を歩くころにはやんでいました。


目の前に出てきてくれるのは大声で歌いながら移動するガビチョウ
角を曲がるとコジュケイの家族が一斉に飛び立ちひっくりかえりそうに。
秋の森は小鳥たちでにぎやかです。

10月四回目の教室日は薄曇り。ニカワが固まってしまうので
暖房を入れましたがそれほど寒くは感じられませんでした。

それでも作品の乾きはかなり遅く待ち時間が長くなってしまいます。
デッサンをして資料集めをしたり構想を練るのにぴったりですね。


台風後にはじめての教室だったのでお聞きすると、長時間停電した
方、瓦屋根が落ちた方がいらっしゃいました。
今後大型台風の時は前もってお休みにしなければ。。このお教室が
始まって19年、そんなことは一度もありませんでした。
年々天候の変化が激しくなっているような気がします。

風もなく空気はひんやりとして歩きだすと暑くなり。
蚊にも刺されずに気持ちよく歩ける季節となりました。


朝のうちは葉裏でじっとしていたウラギンシジミ
気温のやや上がったお昼には飛び回っていました。


ホウジャクの仲間たちに人気なのはアザミの花


イヌセンブリの開花も進んできました。


ホトトギスがこんなに!
株によって紫色の色味や斑紋が違うのが面白い。

この日出会ってうれしかったのがこちら↓


コシオガマです!
一年草。ハマウツボ科コシオガマ属の条件的半寄生植物
(光合成能をもち独立して生活できるが宿主植物が近くにいる場合寄生を開始する)


一昨年の同じ時期に同じ場所で出会って感激したのですが
その後この場所が根際まで草刈りされて丸坊主に!
貴重な植物が絶えたとがっかりしていたのですが根は生きていたのですね。

前回見た時よりも株の数は少なく丈低く花色が薄いけれど
コシオガマの周りには様々な植物が生えいい具合です。
蕾もいっぱいあるしこれからの変化を楽しみに観察したいと思います。


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彩りさがして

2019年10月18日 | 散歩

空一面に厚い雲が垂れこめ正午なのに暗い。
いつもどおり薄着で家を出たら思わぬ寒さに縮こまりました。


少し前まで赤とんぼがたくさん飛んでいた川沿いの道


ようやく出会えたチョウはヒメアカタテハ


道沿いに生えていたこの植物。花火のような実がついています。
しゃがんで葉っぱをちぎったらニラ臭!どうやら野良ニラのようです。


種を間近で見たのは初めて。家で蒔いたらニラを収穫できるかな?

彩りを探しながら公園に行くと

爽やかな青♪
大きな花、サツマイモのような葉。小学生の時に授業で育てた朝顔は
この植物とは違って葉がふわふわ、花も繊細な印象でした。


咲き残るシュウメイギクにヤマトシジミ


そんな小さな生き物を待ちかまえていたのはワカバグモ

池にそーっと近づけば


幼いウシガエル


真っ赤なザリガニも!

ときおり漂ってくるキンモクセイの香りに癒される。。
せめて青空が広がってくれれば。どんより天気にひっぱられそうです。


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