教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

濃霧をぬけて

2012年07月31日 | 生き物

うだるような暑さから少しでも逃れようと
ふたたび高原へ出かけました。



途中、数メートル先が見えないほどの濃霧でしたが
たどりついた森は爽やかに晴れ上がっていました。

この日はいつもとは違った出会いがあり
少しでしたがニホンリスが飛び跳ねているのを
見ることができました。



足元からヤマアカガエルが飛び出して♪



迫力あるオニグモの仲間にも出会いました♪
足が一本欠けてしまっているこちらは車道沿いにて。



こちらは森の中。大きくて立派な巣を構えていました。
ヤエンオニグモのよう。初めて出会いました!

幹を見ればこれまた大きなトホシカメムシ。



水辺では羽化したばかりのイトトンボの仲間が♪
アオイトトンボなのでしょうか。
ヤゴに尻尾のようなものがあるのですね。



暗くなった空間に細長いものが伸びているのが
おわかりになりますか?
オタマジャクシたちを狙っているヤマカガシの幼蛇です~♪
やっと会えた蛇にまたもやあわてて思いっきり手ぶれ・・
首周りの黄色い帯や赤みがかった体が美しかった♪



近くには立派な蛇の抜け殻が。引っ張り出してみると
かなり長い♪きっとすぐそばに潜んでいるのでしょうね。
次こそはしっかり心とカメラの準備をして挑みたいと思います。


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長久保公園を歩く

2012年07月30日 | 散歩

長久保公園の見晴台からは
江の島がとても近く見えました。



公園の正式名称は長久保公園都市緑化植物園。
緑の相談所があり、この日は松ぼっくりについて
質問したところ相談員の方がいろいろと教えて下さいました。



木の種類が豊富で、期待したとおり小鳥や蝶が多く
楽しめました。ゆっくり観察できたのはこのコゲラとカワセミ。



大きなクロアゲハやナミアゲハ、アオスジアゲハが
たくさん飛んでいたなか、ようやく撮らせてもらったのは
このゴマダラチョウ。この夏はじめての出会い。



池にはギンヤンマをはじめショウジョウトンボに
オオシオカラトンボ、シオカラトンボが飛び交っていました。

ハーブ園に着いた途端、



ホラ!
母がアカスジカメムシを指にのせて
笑顔になっていました。



アカスジカメムシが群がっていたのはフェンネル。
上の蕾には右端に卵、左端に若齢幼虫、真ん中は・・



脱皮中の幼虫でした!
私はキャノン110IS、母はパナソニックTZ-7
姉はリコーCX-1を用いて接写したところ
しっかりピントが合っていたのは姉の画像だけでした。
CX-1は接写の鬼(姉)好みのカメラで色も1cmマクロも
とても良いのですが何年も使い込んで調子が悪いよう。
もうそろそろ新しい機種を仕入れねばなりません。
次は何がいいかな~?



ふと見ると腰を痛がっていた母が何かを接写していました。
見てみると小さなバッタ。

撮影姿勢を見て、自分の生き物好きは
母から受け継いだものなのだとつくづく思いました。


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真夏の湘南

2012年07月29日 | その他

連日の暑さでバテ気味なのは猫も同じ。
風通しの良いところを選んで移動しているようです。



網戸に頭をこすり付ける野良猫にゃんきち。
呼びかけるとけだるそうに・・・にゃ~・・
と弱々しく鳴きます。
 


上の2枚は母がLUMIX TZ-7で撮影したもの。
私が撮ったものと違ってにゃんきちがリラックスしています。

朝、しばらくにゃんきちと遊んだ後
母姉とともにお墓参りにいきました。



真夏の134号線を車で行くなんてとんでもない!
という私の心配は無駄に終わり、いつもどおりの交通量。
変わった外観の江ノ電ですね♪



お寺の境内にあるサルスベリの花は咲き始めたばかり。
約2週間後、施餓鬼会に訪れる頃には
満開になっているかもしれません。楽しみ♪

ビールが大好きだった父。もっと一緒に飲みたかったな~
話したかったな~などと思いながらお墓を綺麗にしました。

いつもなら、この後は三浦半島の海岸を散策するのですが・・
葉山しおさい公園が候補にあがったものの、駐車場の
不安から昨年と同じコースをたどりました。

手作り弁当バニーで昼食とアイスを仕入れ、いざ藤沢。



帰りの134号線も渋滞知らず。
材木座海岸も江の島東浜もあまり混んでおらず
のんびりした雰囲気が漂っていました。



目指したのは藤沢市の長久保公園。
昨年一度訪れた時はいろいろな生き物に
出会えてとても嬉しかったのです。
今回の出会いは・・?続きます。


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小さな訪問者

2012年07月28日 | 生き物

暑い日が続きますね。歩くと汗だく!



ハグロトンボのオスはいつ見ても涼しげです。



果汁をカメムシが吸っています。

ヨウシュヤマゴボウは花から実へ
夏から秋にかけていつ見ても美しい表情がありますが
有毒植物のため刈り取られてしまうことが多いのが残念。



小さくて十字形の面白い蛾。
トリバガの仲間のようです。

アブを捕らえたササグモ
ヨウシュヤマゴボウが昆虫に人気があるなんて意外でした。



まだアジサイが綺麗だな~と近づくと
ここでもクモが待機中。アズチグモでしょうか?

葉の上にははじめて見るカミキリムシ。
検索してみるとナガゴマフカミキリのよう。



カミキリムシの種類の多さには驚きます。

歩けば生き物に出会える夏が子供の頃にも
増して好きになりました。


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富士山麓でミドリヒョウモンに出会う

2012年07月27日 | 自然

ヤマユリを見た2日後、ふたたび
大好きな森を訪れました。



7月に入って雨続きでしたが、この日はうだるような暑さ。
久々に富士山の山肌を見ることができました。



森で見つけたレモン色のキノコと未完成のエビフライ。
ニホンリスが食べているところを想像すると楽しくなります。

こちらも体がエビフライ似♪



クリーム色の木の花を訪れていたホウジャクの仲間。
翅が透けているのはオオスカシバしか見たことがないので
初の出会いです。画像検索してみると、クロスキバホウジャク
がとても近いように思えました。

この木の花は高いところに咲いていて
濃厚な香りを漂わせていました。
ひきつけられた昆虫達の中に



ヒョウモンチョウの仲間♪



翅を閉じたところを見るとミドリヒョウモンのようです。
蝶に会えるとやっぱり嬉しい!

この日2度会えた美しい甲虫は



トラフコガネです。よく飛びます。



大きな触角がヘラジカみたい。
正面からの顔もなかなかです♪

晴れのほうが小さな生き物たちも嬉しそう。
いきいきした森にエネルギーを分けてもらいました。


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夏の花と遊ぶ

2012年07月26日 | 散歩

訪れた小さな公園でたくさんのヒマワリが咲いていました。



さまざまな品種がうえられているようです。

あれっ!ジャノメチョウがいました。
上郷森の家周辺のススキの原の地面近くを
ふわふわ飛んでいるところしか見たことが
なかったので驚きました。

ジャノメチョウの仲間でよく見かけたのはこの
ヒメウラナミジャノメ。カモミールを吸蜜中♪



幼虫の食草であるススキの上にはカップルがいました。

カモミールはいろいろな虫に人気で
ブチヒゲカメムシのカップルも訪れていました。



公園のミソハギは満開です。
昨年の8月、姉が買ってきたミソハギの苗を
庭に地植えしておいたので、今年のお盆は
お花屋さんに行かなくていいね♪と喜んでいたのに
早春の草むしりで捨ててしまったようなのです。
犯人はたぶん私・・・。苗を探さなければなりません。



ハナバチがたくさん訪れていました。
この花で昨年、憧れだったルリモンハナバチを見たので
期待をこめずにはいられません。
初秋までミソハギ通いが続きそうです。

 


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ふたたび雨の森へ

2012年07月25日 | 自然

前の記事から2日後、またもや小雨降るなか
同じ森へ出かけました。

この日は大きくて赤味の強いヤマユリが
迎えてくれました。



2日前の蕾は緑色でまだ固そうに見えたのに!
この色・・・華やかで迫力があります。



茎が細くうなだれてしまったヤマユリを
マイマイが美味しそうに食べていました。



水辺で前回とは違うトンボが羽化していました。
小さめ・・かな?少々遠いのが残念です。

色を見ればコシアキトンボにそっくりだけど
翅の付け根が黒い!新種?などとにわかに喜びましたが
やはりコシアキトンボのようです。
近くでじっくり見たことがなかったので、こんなに表情豊かな
トンボだとは知りませんでした。



薄暗い森で艶やかな赤い実が目立っていました。
2日前にあったっけ?



トチバニンジンという名前のようです。
花火のよう。心ひかれる姿をしています♪



嬉しいことに小さな水溜りで立派なアズマヒキガエルに
出会いました。今年生まれのおちびさんがここまで
大きくなるにはどのくらいかかるのでしょう?

それにしてもカエルの多いこの森で一度しか
蛇に会えていないなんて。探し方が間違っているのでしょうね・・。
新しい蛇との出会いはこの夏の楽しみの一つです♪


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早起きは三文の徳

2012年07月24日 | 生き物

雨が降ったりやんだり。靄のかかる森で
モリアオガエルを探し木々を観察すると
早朝ならではの素敵な出会いがありました。



静かです・・。



ヤマボウシの葉にセミの抜け殻と小さなヤゴの抜け殻が
仲良く並んでいました。

気温が低いためかセミの気配はしないけれど

羽化したばかりのきらめくトンボがいました!
タカネトンボです♪



一つ前のトンボはお腹のところにでっぱりがあったけれど
こちらは無し。メスのようです!

なんて美しい金属光沢♪
水滴のついた翅を細かく震わせていました。
もうそろそろ飛び立とうというところ。

もしやと思い高いところも見上げると



長いヤゴから羽化したばかりの大型トンボが♪
う~ん、細かいところが見えない・・・

なんとか側面を撮ってみました。
ヤゴの形がヤンマの仲間に違いないと調べたところ
ヤブヤンマが一番近いのではないかと思いました。

このヤンマのヤゴの抜け殻もタカネトンボのものと同様
たくさん木についていて、何度もこの池を訪れたのに
トンボの飛翔姿を見たのが2~3回というのは
不思議なものだと思いました。時間帯、それともお天気?
カエルばかり探しているから見逃しているのかな?
雌雄そろったところを一度観察してみたいものです。



フワフワしたものが飛んでいたので追いかけてみると
ウスバカゲロウでした。幼虫時代はアリジゴクですね。

カエルにトンボに甲虫に小鳥たち・・・
夏の森の息吹を感じた雨の朝でした。


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雨降る森

2012年07月23日 | 自然

雨で早朝、ということもあって
森にはだ~れもいない・・・。

ころりっころりっとモリアオガエルの声
聞いたこともないような野鳥たちのさえずり
梢から落ちる水滴の音、草を踏みしめる音が
耳に心地よく響いてきます。

ハナイカダの実が色づきはじめていました。



水辺に大きな鳥の羽!
フクロウとかタカとか猛禽類の羽ではないでしょうか?



青やオレンジ、赤紫色を見せながら飛んでいた虫。
あわてて追いかけたらセンチコガネでした。
それともオオセンチコガネなのかな~?



バッタの仲間の若齢幼虫が小さな花の上で
雨をしのいでいました。肘をついてリラックスしているみたい♪



水辺ギリギリのところでよく見かけたクモ。
毛むくじゃらで恐ろしげですが、とても小さいのです。

見上げるとたくさんのヤゴの抜け殻があって



翅にきらめくしずくをたたえた
羽化したてのトンボに遭遇できました♪

続けてご紹介いたします。


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かえるいきいき!

2012年07月22日 | 生き物

雨がしょぼしょぼと降る朝
ふたたび深い森へ出かけました。



赤紫色の実?と思ったら
ジャコウソウという花の蕾のようです。

今回も大好きなモリアオガエルに会えました!

この日は断続的に降る雨で地面も濡れていて
あちこちから元気なカエルたちが飛び出してきました♪



大きなヤマアカガエル♪



まだ若いヤマアカガエル。
背中に通る線が曲がっています。

背中の線がまっすぐなこのカエルはニホンアカガエル。
だと思うのですが・・顎の下に黒い模様があって
もしかしてヤマアカガエルなのかも?

よちよちと這うように逃げる小さな赤ちゃんガエルは
ヒキガエル。オムツをしているみたい☆



この小さなカエルもヒキガエルの幼体かな~?
と思ったのですが、顔が丸いし足はたくましいし
上のコと同じ小ささなのに外形が違う・・・。
ヒキガエルではないような感じもします。

カラッと晴天ならカエルたちにあまり会えなかったはず。
カッパ長靴着用で雨の中歩いた甲斐がありました。
さらにカエルたち以外にも嬉しい出会いがあったのです♪
続けてご紹介いたします。


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