教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

真夏の太陽いずこ

2015年08月31日 | 生き物

8月最終日はいつもと同じ日なのに子供の頃からの習慣か
ものがなしくなります。
曇天が続くなか、珍しくお日様が顔を出したこの間の木曜日に
ご近所の花々を楽しんできました。


ろうそくのようなケイトウにはたくさんのイチモンジセセリ


ピンクのフリルをもつケイトウにはアオドウガネ


真っ赤なバラにもアオドウガネ
食害を受けたほかのバラは無残な姿になっていました。
コガネムシの仲間は園芸家にとってはやっかいな存在ですね。


ホシホウジャクがいないかな~とサルビア・ガラニチカを見ると
クマバチが花にとまってじーっとしていました。


眼の間に黄色い三角形があるからオスですね。

こんなに接写したのは初めて。生きているのか心配になりましたが
もぞもぞ動きましたし、次の日見たらどこにも見あたらなかったので
ちゃんど帰宅したようです。ここは近くにクマバチ団地となっている
木製の藤棚があるのです。


翅はかなり傷んでいるものの元気に飛び回っていたヒメアカタテハ


近くに来たら必ずチェックするクヌギの樹液レストランには
サトキマダラヒカゲ一頭。やはり翅がぼろぼろでした。

やはり晴れると生き物が多くて楽しい!今となっては強い太陽光線が
懐かしいです。


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夏の終わりの水辺

2015年08月30日 | 生き物

この一週間で風がすっかり涼しくなってしまって、少しさみしいです。
空模様を気にしつつ生き物を探しに近所の水辺へ出かけました。


静か・・それに蚊がいない。何か泳いで見えるのはオタマジャクシかな?


よく見ればか細いイトトンボがいました。
クロイトトンボの仲間のようです。


・・・セスジイトトンボなのかな~。
見分けに必要な真上から見た眼の部分を撮れなかったので
よくわかりません。トンボ愛好家の方のサイトを見て比較検討したものの
目と頭が痛くなって断念しました。


水深のある池にはイチゴスプーン大のオタマジャクシが!
迫力あるウシガエルのオタマジャクシたちがたくさんいました。

この人工池は、初夏にすべての水を抜くという管理がされていました。
水が涸れていた時期は長く、ヒキガエルのオタマジャクシたちは全滅し
クロスジギンヤンマが産卵していた水草も枯れ・・きっと他の生き物も
いなくなったのだろうと思っていました。


水の中にnikon AW100を入れて撮影してみると、ウシガエルの
オタマジャクシの向こうにこの真っ赤なザリガニがいました。
こんな外来生物駆除のためにもかいぼりが実施されているのでしょうが
ウシガエルにアメリカザリガニ恐るべし!
心配していたハグロトンボはこの夏も見られて安心しました。


いまごろ!カルガモの親子もいました♪


連れていたヒナは一羽だけ。
それでもちょろちょろ動きまわるヒナを見守ってお母さんは
食事する暇もないように見えました。

暑い盛りによく見られたザリガニ釣りする親子連れもおらず
今頃宿題をやっているのかな、などと考えながら水辺をあとにしました。


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栄区民文化センターリリスで打ち合わせ

2015年08月29日 | 教室風景

夏休みもあとわずかとなった先日、横浜市栄区民文化センターリリスを
訪れました。こちらのギャラリーで開催させていただく予定の
「第15回グループ彩雲作品展」の展示の打ち合わせのためです。


この楽しい建築デザインには青空が似合うのに、この日はあいにくの
お天気で残念。


内部も曲線が多く、宇宙船の中にいるようなエレベーターも楽しい。
広いロビーでは子供たちが遊んでいました。


こちらのギャラリーでお世話になるのは15回目。
グループ彩雲の皆さんが上郷森の家で一年間描いてきた作品を
お披露目する場として毎秋お借りしてきました。

自然光も美しいので毎回大きな窓はふさがずに展示してきましたが
そんな我々の展示パターンは珍しいのだそうです。
今年は展示作品が多いことを相談すると、スタッフの方にいろいろと
目からウロコのアドバイスをいただきました。


お越しいただいたお客様とお茶できる場所も2か所。
この「レストラン メルヘン」と


「ともしびカフェ ぽえむ’10」。どちらもおススメです。

作品展まであと一ヶ月!このようなお知らせハガキもつくりました。



お越しおただく皆様に楽しんでいただけるよう準備してまいります。
また期日が近くなりましたらお知らせさせていただきますので
よろしくお願いいたします。


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初めてヤンマをつかむ♪

2015年08月28日 | 生き物

ハグロトンボの集団産卵を待っている間は辺りをぶらぶらしました。


ソーセージの匂いがする方を見れば家族がバーベキューをしていて
轟音がする方を見れば青年がラジコンで遊んでいて・・今が夏休み
期間だということを思いだしました。


気配に驚いて飛び出すバッタたちは大きい!
これは褐色型のトノサマバッタかな?

このバッタを狙ってものすごいスピードで飛んできたものがいました!

それは立派なヤンマ。大きなバッタを捕まえて草むらに不時着しました!
さっそくバリバリいただいています。獲物に夢中で近づいても逃げないので


そっと翅をつまんで持ち上げてみました。忙しいところごめんね~。。
まだ食事途中のトノサマバッタの翅を持っています。


ちょっと違う角度から。
大きくて黄色と黒の虎縞なのではじめオニヤンマかと思いました。


こんな大きなトンボの翅を持ったのは初めてです♪
あれっ、オニヤンマと違って複眼が離れている・・・サナエトンボ?


オニヤンマはこちら。
複眼はくっついていて、胸の側面の柄は違うし赤味のある黄色です。

帰宅して調べると、観察させてもらったトンボはコオニヤンマでした。
コオニヤンマとオニヤンマ、似ているけれど並べれば違いは明らかです。
コオニヤンマはサナエトンボ科、オニヤンマはオニヤンマ科に属して
いるそうです。ギンヤンマのようなヤンマ科ではないのですね。
大きなトンボは皆ヤンマなのだと思っていました。

撮影させてもらったあと、放す瞬間を動画で撮ったのですが・・・
指を広げたら一瞬真下に落下し、すぐさま滑らかに飛んでいってしまい
ました。飛び去るのが早すぎて何にも画面に入っておらず撮影失敗。
コオニさんのおかげで童心にかえったひとときでした。


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ハグロトンボの産卵

2015年08月27日 | 生き物

ハグロトンボの集団産卵が見られると教えてもらって
急ぎ相模川へ向かいました。


うっそうとした草むらの中、小さな水路がいくつか見られます。

こんな草を漕いでまで釣りをする人がいて驚きました。人のことは
言えませんが物好き~。足場も視界も悪いし、いくらウェーダーを着て
いたって虫刺されとか大丈夫なんでしょうか?

私は安全な岸辺にしゃがみこんでその時を待ちました♪

午後3時直前。オスたちが飛びまわって縄張り争いをしているのが見られ


メスもちらほら産卵しているのが見られましたが、まだ集団には
なっていませんでした。

午後4時近くにもう一度行ってみると


先ほどは見られなかったペアが!オスの翅はぼろぼろです。


しっかり精子をメスに移して綺麗なハート型になりました。

オスが離れていくと、メスは腹部先端を曲げてじっとしていましたが


すぐに水草に産卵を始めました。4時、みるみるうちに集団となりました!
3時台は近づくとみな飛び去ってしまいましたが、今はもう産卵に集中。
一頭のオスが葉の上で見張っているのが印象的でした。


一番近くにいたメスに光をあてて接写させてもらいました。
足場は変えずに腹部だけ動かして何度も産卵していました。

馴染み深いハグロトンボではありますが産卵シーンに遭遇したことが
なかったので嬉しい♪こんな風に集団で産卵するのも知りませんでした。
多くの子孫が生き残るために必要なことなのでしょうね。

産みつけられた卵は2~3週間でふ化して幼虫となり冬を越すそう。
寒い時期にまた同じ場所を訪れて観察してみたいと思います。


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帰り道、海老名JCTで憤る

2015年08月26日 | その他

山梨県の旅も最終日は朝から小雨が降ったりやんだりのお天気。
帰りはのんびり富士山まわりの風穴とか氷穴を覗いてのんびり東名で
帰ろう、ということになりました。


途中立ち寄った樹海の道
思いのほか蒸し暑く、足場も悪いところを通ってしまったので
すっかり疲れてしまいました。


何ヤンマだろう?
翅を乾かしていた羽化したてのヤンマが飛び立つところでした。
飛び立つ瞬間は撮れず、残念。


近くにはミヤマアカネも


まだ幼いヤマアカガエルも飛び出しました。


薄暗いところに行くと、オオアオイトトンボがふんわり舞いました。
このトンボを見ると秋を感じます。


ホウキダケの仲間

その後富岳風穴に着いたものの、体力があまり残っていなかったので
売店に立ち寄るだけにしました。

おススメ、もろこしソフト。コーンスープのような味がします。
胃の調子がよくないのに食べてしまいました。でも美味しかった~♪

行きは中央自動車道で来たけれど帰りは新東名自動車道で、と決め
新富士ICへ向かいました。この日は平日。午後3時に新富士ICに
たどり着くまで渋滞。まぁそれはいいのです。

その後通った海老名ジャンクションが!
いつ情報を見ても渋滞しているし、事故も多い。わかってはいたけれど
通らなくては帰れないのでこの日も1車線の渋滞の列に並びました。
海老名ICができたときは便利になったと大喜びしたのにな・・。
最後の最後、大渋滞でまた胃が痛くなった旅でした。

 


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里山を歩く

2015年08月25日 | 生き物

心地よかった高原から降りて、少し平地を歩くことにしました。


この日も朝から晴れて暑く、歩いてすぐ汗がふきだしてきました。

「私の年も考えてよ・・」と言いながらも母はどんどん先を歩いていくので
分かれ道で一瞬見失い、姉と手分けして探しに行くはめになりました。
元気で何よりです。

姉が先に、撮影で立ち止まっている母を見つけて近寄ると


おお、オニヤンマ!なんて綺麗で立派なんでしょう。
この時は正午頃だったので暑くて休んでいたのでしょうか。


オオムラサキの幼虫でもいないかとエノキを見ればゴマダラチョウ♪


ふわっと飛び立ってブローチのように胸にとまってくれました。


残念ながら亡骸で、頭部が欠落していたタマムシ。
発見したときは裏返しでしたが、驚くほど虹色に輝いていました。
嬉しかったけれど、やっぱり生きているタマムシに会いたいな・・。


このコノシメトンボがたくさん見られました。

母がちょっと喜んだのはこちら

トノサマガエル♪
家の近くでは見られないのでよ~く観察していました。


ため池にいたのはモノサシトンボ
あいかわらずの美しさでした。

一時間ほど歩いたあとには皆ぐったり。
凍らせておいたスポーツドリンクを飲んで一息つきました。
お昼には私はカレーライスを食べましたが、これがいけなかった・・。
1時間後からシクシクと胃が痛み、さらに気持ちが悪くなって久方ぶりに
胃薬のお世話になったのでした。


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晩夏のいろどり

2015年08月24日 | その他

ロッジのまわりは広葉樹針葉樹が混在する魅惑的な森でした。


たくさんのトンボが飛び交っています。
一泊目の朝、上ばかり見ながら歩いていたら足元からオオミズアオが
飛び立ちました。

「これはいる・・・」
大物の蛾(ヤママユガの仲間希望)に出会える予感がします!
寝る前デッキの電灯をつけて期待に胸膨らませ次の朝を待ちました。


朝カーテンを開けて目に飛び込んできたのはこの美しい蛾。
これってアカスジコケガでは・・!


8月のはじめ黒い籠のようなこの繭を見かけて衝撃を受けましたっけ。
この繭から羽化したものが白地に赤線、黒点2つという粋なデザインの
蛾になるとは。生きた成虫に会えて嬉しいです。


なかなか大ぶりだったカレハガがこちら。
ツガカレハなのかな?

カーテンを開けたのが朝6時で遅すぎたのか、ただ個体数が少ないのか
期待したサイズのものは見られませんでした。


あたりには夏の終わりを思わせるこのヤマジノホトトギスや


清清しいギボウシに


可憐なフシグロセンノウの花が咲いていました。

思ったよりも多種類の昆虫に会えなかったけれど次に期待です。
芽吹きの頃はどんな光景が広がっているのでしょうか。


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にぎわう高原

2015年08月23日 | その他

ロッジの管理人さんに「たくさん向日葵が見られるよ」と教えていただき
北杜市明野地区へ行きました。


様々な品種のひまわりが植えられた会場は広大で、見頃の花には
多くの人が集まっていました。


この日はとても暑くたいへんな人出で息苦しくなったため
早々に次の場所へ移動しました。


爽やか~!三分一湧水という場所です。
戦国時代の頃、水争いをしていた三つの村に等配分するために
武田信玄が築いたという伝説があるのだとか。


湧水量は何と一日8500トン!


触ってみたら水はとても冷たく、長くは手を入れていられないほどです。


まわりの森も心地よいのです。
涼やかな水音を聴きながら歩くと汗がひいてゆきます。
可愛らしいアマガエルも快適~!と微笑んでいるようでした。


こんな二つにきれいに割られたクルミの殻がいくつも落ちていたので
ニホンリスもたくさんいるにちがいありません♪会いたいなー。


道の駅白州で食べたブルーベリーソフトも甘酸っぱくて清涼感たっぷり。
天然氷のかき氷屋さんが長蛇の列でしたが、食券を買うこちらは空いて
いました。

午前中、大物が釣れていたら慣れない後処理&調理でここまで
辿り着けなかっただろう・・・。ソフトクリームをなめなめ「ニジマスは
誰だって釣れる」と聞いていたのになと可笑しく思い返しました。


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池のほとりで過ごす朝

2015年08月22日 | その他

母姉とともに山梨県へ旅に出かけました。
「海と山どっちが好き?」と尋ねれば「海!」と即答する母。
しかしこの時期の海辺は落ち着かないので今年も山で楽しんでもらうべく
初めてのキャンプ場で初めてのニジマス釣りを予定に組み込みました。


「ちょっと・・・ずいぶん山奥に連れてきてくれたわね」「道細いね」
と不安(不満?)げな母姉を横目に「ここにして良かった」と1人で大喜び。
この中のロッジに泊まることにしました。


部屋から見た眺め。近くには民家もなく山奥なため、さぞ綺麗な星空が
のぞめるだろうと楽しみにしていましたが今回は曇っていて残念でした。


かわりに満天の星空のようなスミナガシがデッキに遊びに来てくれました♪
この蝶を3人で取り囲み写真撮影したあと


道具を借りていよいよ釣り開始です!

お昼は釣ったニジマスをフライパンで調理して食べるべく、小麦粉、油、
塩コショウ醤油と用意してきました。
全員池での釣りは初めてで海の釣堀に一度行ったことがあるだけ。
母だけは釣り番組が大好きでよく見ているものの誰も糸の結び方さえ
知りません。


エサはぷるぷる動く生きたミミズで、針をさすのにひと苦労。

大きな魚影が時折見え、美しいオイカワのオスなどに声を上げながら
佇むことしばし・・。


エサはあっという間に小魚に食べられ、何もついていない針にひっかける
という荒業で母がモツゴをつぎつぎ釣り上げました。


モツゴ母4、姉2、私0。
処理の仕方を前もって学習し、食べる気満々だった狙いのニジマスは
釣れないままお昼となってしまったのでした。
一度だけ母の竿の浮きがグッと水中に引き込まれたので、その時が
チャンスだったのでしょうけれど・・・まぁ楽しんでくれたようでよかったかな?

元気なモツゴちゃんたちは写真を撮ったあと池に戻し午後は山を降りて
観光をすることにしました。


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