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教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

5月最後の教室 続々初夏の生き物たち

2025年05月27日 | 教室風景

朝の森は小鳥たちの歌でにぎやか。
その中でも特徴のある澄んだ声の主を探すと


高いところでさえずっていたのはこんな鳥でした。

動画も撮影したのですがかなりボケてしまいここにあげるのは
遠慮しますが、ネット検索するとオオルリのメスの歌にそっくり。
オオルリのオスも近くにいるかと思うとワクワクします♪


花盛りをすぎたウツギの花にはコマルハナバチのオスたち


ヤマボウシの花にはヒメウラナミジャノメがきていました。


ベニボタルのペアも。
この仲間が出てくると初夏だなぁと感じます。

風で揺れる葉の上でドロバチの仲間がいました。


じっと動かないのでよく見ると
体の下には半透明のイモムシが。
横から見てみてみると


胸元をがっちりくわえていました。
この仲間は似たものが多いですがフタスジスズバチかな。
蛾の幼虫を狩って穴に詰め込み卵を産み付けるそうです。

5月最後の教室日でした。


明るい曇りですが湿度が高く気温は低めで乾きが遅い
梅雨入り間近、下地作りを優先して作業を進めました。


小鳥の声を聴きながら心静かに自身の世界に没入します。
無心になれるひとときは心身の健康に役立ちますね☆

この日は存在感のある蛾に3種会うことができました。
ふといつもの外灯を見上げると


大きい!
定規をかざしますが高くて見えない。。
下から見て開帳70~80mmありそうに見えます。


背伸びしてカメラをかざし何とか撮影。
脚立はないし~と残念がっていると


同じ種と思われる蛾が低いところにいました♪
測ってみると66mm、外灯にいるものはもっと大きく見えます。
帰宅後名前を調べたらオオバナミガタエダシャクでした。

もう一種はぱっと見、枯枝の枯葉のように見えました。


コロリと丸い腹部


後ろにまわるとかっこいい!大きく迫力があります。
久々のモモスズメ♪

そしていかにもこの時期らしい模様の蛾


ツマキシロナミシャク
この初夏に出会う黒と白のまだら模様の蛾は皆似ています。


ツマキシロナミシャクの幼虫の食草はこのサルナシ
まだまだ花が見頃の群落を見つけました♪

生き物の気配が濃厚なこの時期の森歩きはわくわくします。


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5月四回目の教室 巣立ちの季節

2025年05月24日 | 教室風景

ひんやりした風の吹く朝の森で
激しく鳴き交わす小鳥たちがいたので見てみると


可愛い!あどけないシジュウカラの幼子でした。


チーチー何かおしゃべりする声は成鳥のように澄んでおらず
とにかくにぎやか。羽の色もまだ淡くフワフワしていました。


ニワトコの実が真っ赤になっていました。


ナルコユリが大きくなり


花が咲き始めていました。


楽しみにしていたサルナシの花は


もうだいぶ散って子房が膨らみかけたものもたくさん。
今年は生り年のようです。

5月4回目の教室日でした。


秋の作品展の会場の抽選に外れてしまい、今年は12月になってしまいそうだ
と残念なお知らせをしました。皆さんがっかり。。。


予定が狂ってしまいましたが作品作りに余裕ができたともいえます。
次回の抽選は当たりますように!


この日は一日曇りでした。爽やかな青空が見たい!


少し前まで腰ほどの高さだったクララの茂みは
すっかり大きくなり花は満開を過ぎていました。

この時期はシロコブゾウムシや飛び交うルリシジミや
ハナバチたちで賑やかなはずなのにとても静かです。


やっと一頭のルリシジミに会えてホッとしました。
当たり前にいると思っていたシジミチョウたち。
年々数が減っているのを感じます。


クズには恋の季節のオジロアシナガゾウムシたち


ほの暗い場所ではカワトンボ


翅の傷づいたやや大きなサナエトンボにも出会いました。
ヤマサナエなのかな。
サナエトンボの見分けは難しい~。

森はとても湿っていて濃い緑の香りがしました。


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Hさんの日本画新作(031)

2025年05月22日 | 教室風景
Hさんの日本画作品をご紹介いたします。

 日本画 F4

一対の伝統工芸品を3種組み合わせました。いずれも木製ながら
全く異なる味わい。よく観察しそれぞれを描き分けつつ温かで
朗らかな物語を創り上げました。皆笑顔の晴々とした作品です。

細かな面の多い三河一刀彫の描写以外に苦心したのが画面構成。
三種を白い菱形と赤い線がつなぎ、中央におした落款が素敵な
アクセントとなりました。素朴な世界と鮮明な背景が好対照です。
何を描いても明るく爽快な世界となるHさんの過去の作品は
HP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の作品集のなかの
Hさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。

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見守られている☆

2025年05月20日 | その他
お墓参りに行く前日、ふと思いたち車の点検をしてもらったら
なんとタイヤに釘が刺さってパンクしていました。
前日も往復3時間乗っていたのに気付かず。

危なかった〜!このまま高速を走っていたら。。
しかも2年前入ったタイヤ保証の期限にギリギリ間に合いました。
林さんが教えてくれたのかな。

晴れてタイヤとエンジンオイルとワイパーが新しくなり
安心して命日におまいりに行くことができました。

こちらの墓苑には季節ごとに楽しめるよう多種の植物がうえられていて
その中の1本のエゴノキに虫瘤があり、毎年確かめるのを楽しみにしていました。


これは以前見たエゴノネコアシ
今年も長時間粘って探しましたがどうしても見つからない。。
短く剪定されていたので取り除かれたのかもしれません。

咲き残る花にはミツバチなのか時々蜂がやってきました。
 

口吻が長い!


植えられているブルーベリーの実はだいぶ膨らんでいました。
 
帰宅すると今年もKさんからお花がとどいていました。


しみじみとありがたい。。

この青に林さんの深く澄んだ作品世界を思いました。
いなくなってしまってから7年がたちましたが
今でも毎日あの笑顔を思い、感謝しています。

おまけに家のいろどり
ユスラウメが食べごろに

モンシロチョウ


ふくふくのアマガエル
歌には個体差があって楽しい。存在に癒やされます☆
 

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5月三回目の教室 卯の花咲く森に輝く生き物たち

2025年05月17日 | 教室風景

そろそろ出ているかもしれないと地面を見ながら歩くと


ハンミョウが出ていました♪
近づこうとすると1m先に飛ぶ、というイメージがありましたが
この日に会ったものはみな木の上に逃げました。

そして


カワトンボ


ヤマサナエかな?
サナエトンボも出ていよいよ初夏。


いつもなかなか撮らせてもらえないクロムネアオハバチ

大きなスズメバチにも何度か会いましたし
美しくも獰猛な狩人たちが増えてきました。


幼虫時代アリの巣に寄生するというアリノスアブの仲間
トゲアリノスアブであっていると思います。真ん丸で可愛い♪


高らかに大音量でさえずるガビチョウの近くで


羽を動かしながら体全体を使って歌うウグイス
ガビチョウに負けずがんばれ!

5月三回目の教室日でした。


時折日がさす明るい曇りで冷暖房いらずの快適な制作日和。
ドーサ引きや下地作りなど梅雨入り前にやりたいことがたくさんあります。


午前中にMさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆


中庭のヤマボウシが咲き始めました。


白い部分は総苞片、中央に密集しているのが花
花によく蟻がやってきますがこの日はいませんでした。


いよいよウツギも咲き始めました。


ほぼウツギに依存しているというこのウツギヒメハナバチが
懸命に蜜を集めていました。
地面の穴に花粉を持ち帰るところを動画に録ろうとしたのですが
まだ数は少ないようで次回に期待。晴れますように☆


満開のスイカズラには黒いアゲハが。
翅がだいぶ傷ついていましたがジャコウアゲハのオスのようです。

エゴノキやイボタノキも咲きだして森は華やか。
黒いアゲハも増えてきて心躍る季節です。






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Iさんの新作(036)

2025年05月15日 | 教室風景
Iさんの新作をご紹介いたします。

 
この春出会った新入生はのびのびとした女の子。夢見るような
澄んだ眼差し、愛らしさを鉛筆画で描きとめました。骨格を
意識しつつ幼い少女の柔らかさを表現するのに苦心しました。
 
近づいてみました。

完成後はプレゼントするため、額やマットをコーディネート。
色は彼女の明るい印象に合わせました。特徴を捉えつつも
描き込みすぎず軽やかに透明感あふれる作品となりました。
 
描く前に深く思考し様々なモチーフに挑戦されているIさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。

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5月二回目の教室 ジンガサハムシあらわる☆

2025年05月13日 | 教室風景

朝、雨上がりの森はさらに緑濃く
甘酸っぱい香りが広がっていました。


濡れた翅を乾かすハラビロトンボの向こうに満開のノイバラ


風に揺れるチガヤの穂


エゴノキの花は三分咲きというところ


ガマズミ


ハコネウツギ


シャリンバイの花は満開です。


マユミの花にはマルハナバチたちが訪れていました。
ひそかな羽音を聴いていると心地よくて眠くなりそうです。

5月2回目の教室日でした。


ひと筆ごとに変化があらわれ次の作業が見えてきます。
ときおり作品から距離をとり客観的に眺めるのも大切ですね。


午後にHさんが日本画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

湿った森でじっとしていると冷えて動くと蒸し暑い。
梅雨時のようでしたが嬉しい出会いがありました。


ヒルガオの葉に特徴的な食痕が。
これはもしやと下からのぞき込むと


ジンガサハムシの成虫がいました♪


透明の翅が美しい。穴だらけのヒルガオを見れば
必ず探してしまう、何度会っても嬉しいハムシです。

アカメガシワの葉では


ナナフシモドキの幼体が黙々と食事をしていました。

派手な2匹のガガンボらしきものが取っ組み合いをしていたので
近づいてみると


ベッコウガガンボのペアでした。
触角が櫛状の左がオス、やや大きい右がメス

自身のブログで検索してみると


10年前の9月にもベッコウガガンボのペアに出会っていました。

確か似たような、でももっと大きな虎柄のガガンボを見て
驚いた記憶があったので過去記事を検索してみると
8年前の6月、


ホリカワクシヒゲガガンボでした。
木の穴から這い出てきて飛びまわった、その羽音の大きさ、
派手な体色、珍しさに興奮したのを思い出しました。

長年同じ狭い範囲を歩き続けているので同じ時期、同じ植物、
同じ生物に会えることは当たり前ではないとしみじみ思います。




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5月最初の教室 森の白い花と小さな生き物たち

2025年05月10日 | 教室風景

2週間ぶりの森は白い木の花が増えすっかり初夏の装い。


マルバウツギはもうすぐ満開


満開のノイバラにはコマルハナバチが♪


残るミズキの花にはヒメウラナミジャノメ

この日はヒメウラナミジャノメとジャコウアゲハによく会いました。


木漏れ日の道にはフタリシズカ


日向にはスイカズラ


蜜を求めて様々なハチがやってきて
みな甘い香りにうっとりしているように見えました。


ハルジオンにコチャバネセセリ
この花にはもっと蝶がいてもよいのに不安になるほど辺りは静かでした。

5月最初の教室日でした。


ときおり日が射し、ウグイスの歌にききほれる心地よい制作日和。
乾きにくくなる梅雨前に下地作りを進めるべく作業に集中しました。


秋の作品展に向け、作品構成と進行スケジュールを考えます。
なかなか計算通りには行きませんがマイペースで地道にコツコツ♪
心身の健康を保つのが肝心☆皆さんでよく情報交換されています。

池に近づくとカスタネットのようなカエルの歌が聞こえてきます。


水辺には穂を出したアゼナルコスゲ

そして、お久しぶり♪


シュレーゲルアオガエルが珍しく葉っぱの上に。
今はまさに恋の季節ですね。


なぜか細い茎に必死につかまっていたのはキマダラミヤマカミキリ


アオキの葉影で長い触覚を揺らしていたのは


ホソオビヒゲナガガ
初夏ならではの出会いにワクワクします♪

季節の進みが早い気がします。サナエトンボやカワトンボ、
ハンミョウやゼフィルスたちにもそろそろ会えるかな?


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晩春の花と今ならではの出会い

2025年05月06日 | 生き物

gooブログからの引越しは10月以降にしようと思っていました。
でも【10月1日に記事の新規投稿と編集機能が終了】予定とか。。
作業を前倒しなければ!あれこれ整理すべきものが多く焦ります。

せっかくのお休みですが遠出せず室内の作業と庭仕事。
合間に近所の気になっていた所を散策すると


ツマキチョウのメスに会えました♪
ナバナが咲いているうちに行かねばと思っていたのです。
モンシロチョウさえ少ないのによくぞ現れてくれました。


ツツジにはナミアゲハ


満開のコツクバネウツギには


もふもふのコマルハナバチ
顔まわりにたくさん花粉をつけています♪


ハギの新葉にはシロコブゾウムシ


桐の花が近くで見られるところを発見♪


甘い香りのカラタネオガタマは咲き始めでした。


公園の道の真ん中を勢いよく歩いていたカルガモ夫婦
人間にはお構いなしに食べ物探しに必死です。

林床には今ならではの花


様々なエビネに


キンラン


こんな白っぽいキンランもありました。

キンランに比べ数が少ないのが


ギンラン
ギンランと呼ばれるものは一種だと思っていたのですが
似ているものにササバギンランやクゲヌマランなどがあるそうで


これがどれなのかよくわからず。
以前は近くで観察できましたが、野草保護のためか
クヌギコナラ林はロープの張られる範囲が大きくなりました。

帰宅後、庭で草むしりをしていたら突然オオミズアオが飛び立ちました。
写真は撮れず。。いつも遠くまで探しに行っているのに!
ほったらかしの庭がいつの間にか虫天国になっていて驚きました。


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