午後から雨の予報で朝から涼やかな風が吹いていました。
白い花の多い青々とした森でオニシバリの実が際立ちます
野原には出始めのチガヤの穂がゆれ
日あたりのよい場所にはハラビロトンボ
ほの暗い場所にはカワトンボや
ホソオビヒゲナガがいました。
出たての5月初旬にはなめらかだった長い髭はよれよれ。。
こんな小さな蛾もいれば
ヤマトカギバ
トンボエダシャクなど様々な蛾が飛んでいました。
蛾はほんとうに種類が多く、会えると嬉しい大型の美麗種もいますが
この日は驚く出会いがありました。
アカガネサルハムシがそろそろ出る頃と思いヤブカラシを見ていたら
視界の端で茎が大きく動きました。
ツルが伸びるところ?まさかね・・とじーっと見つめると
シャクトリムシだ!なんて見事な擬態でしょう。
薄黄緑色に赤紫色の部分があって、ヤブカラシの茎にそっくり!
長さは5cmほどでけっこう長い。
ピクリとも動かず一生懸命植物に馴染んでいます。
尺取りの動きも見てみたかったけれどあきらめました。
このシャクガの幼虫がどんな蛹になってどんな蛾になるのか
見てみたいものです。
5月最後の教室日でした。
午前中の制作風景を撮るのをうっかり忘れてしまいました。
雨は14時頃サーッと降りましたが総じて明るい曇り。
湿度が高くてなかなか画面が乾かずゆっくり作業を進めました。
梅雨入り前というのに早くも色づいたアジサイが
雨に濡れて喜んでいるように見えました。
トンボの羽化が見られるかもとホタルの池に行ってみると
羽化したばかりのオオアオイトトンボが♪
ヤゴが上陸してくるところを見てみたいな。。
翅が伸びきるまで見守っていたいけれど時間切れ。
これから羽化ラッシュですね。
イボタノキの花は満開を過ぎましたが
残る花にツマキシロナミシャクが来ていました。
幼虫時代の食草はサルナシ。
サルナシを見に行くともう実ができているものがありました。
5月3回目の教室日でした。
爽快に晴れて絵の具の乾きが早く下地作りにぴったり。
心地よい5月の風がアトリエを吹きぬけ筆が進みました。
濃厚で甘酸っぱいスイカズラの花の香りに皆さん感動♪
小鳥たちのさえずりや初夏の彩りに創作意欲が刺激されます。
黄色い花も増えましたがまだ蕾がいっぱいのスイカズラ
ナルコユリも見頃
マルハナバチの仲間が蜜を集めていました。
クララの花も満開
おっとりしたクマバチ
ノイバラの花にも様々なハチが♪
この日はハチをよく見ました。
花は咲き、気温も高いのにあまり蝶をみていない。
高いところをアゲハの類が少し飛んでいましたが
そういえばシジミチョウ類が極端に少ない気がする。。
今年もオオイシアブが出ていました。
短い散策時間でも会えてあたりまえだと思っていた生き物たち。
探せていないだけならよいのですが。
久しぶりに母を誘って俣野別邸公園に行きました。
広い芝生にはだ〜れもいない。とても静かです。
ウツギの花が満開でシャクナゲやツツジは終わりかけでした。
ジューンベリーの実は色づき始め
アリウム・ギガンチウムがちょうど見頃でした♪
吸蜜するツマグロヒョウモンを撮影する母
ひどい腰痛で歩くのもつらそうですが
痛みが遠のく時間が少しでも増えればと思います。
歩道にはチップ、芝生はフカフカ。
園内は優しい歩き心地でのんびりできます。
アリウムにはスズバチの仲間でしょうか、
艶のある綺麗なハチがきていました。
この日はハチをよく見た日で
キボシアシナガバチがイモムシを丸めているところにも遭遇。
好きな番組がアニマルプラネットという母も
くいいるように見つめていました。
帰宅後も風がなかったのでチャンス♪
南側と東側に茂るアケビを剪定しました。
この日に作業して良かったと後でしみじみ思いました。
剪定は楽にできるのですが、ゴミ袋に詰めるのが大変。
その作業を母に手伝ってもらい助かりました。
アケビのツルを切りフェンスから剥がすとびっくり!
突然ハチが飛びだしブンブンまとわりついてきました。
危険を感じ、その場から離れても追ってくる。。
地面を見ると
コガタスズメバチの巣が落ちていました。
アケビの茂みに作っていたのでしょう。
巣の中には卵や成長中の幼虫がいて申し訳ないことをしました。
2022年5月に、散歩中に出会ったコガタスズメバチの巣
剪定中に壊してしまった巣もこんな様子だったのでしょうか。
2023年5月に撮影したコガタスズメバチ
今回は刺されなくてさいわいでした。
性質はスズメバチの中では穏やかだそうですが
住宅街の植え込みで巣が大きくなってしまっては困ります。
鬱蒼としたツツジやニワウメも剪定しなければ。
庭のこまめなお手入れの大切さを痛感した一日でした。
Hさんが旅立って早くも6年がたちました。
祥月命日前後は、一緒に歩いた場所を訪れ
ゆっくり過ごすことにしています。
今年は思い出深いミズナラの森へ行きました。
澄んだ美声が響いたので声の主を探すと
キビタキでした!なんて美しいのでしょう。
目の前に現われたのは一瞬。
Hさんが舞い降りてきたのかと思いました。
このサカハチチョウも急に飛んできて
体の周りを一周し目の前にとまって驚きました。
この蝶に会ったのは何年ぶりだろう?
ミヤマカワトンボを撮影したのも数年ぶりです。
ほかにも素敵な出会いがあって
咲き始めのサワフタギにウスバシロチョウ
腹端に受胎嚢を付けたメスも。
優雅に滑空する姿を見ているだけで癒されます。
今年はサワフタギの花のつきがよく、シロシタホタルガの幼虫も
たくさん見られました。
カエルの歌が聞こえてくる水辺では
ホソミイトトンボのペア
ホソミオツネントンボ
羽化したてのものも。何トンボかな?
大きなヤンマもいましたが撮影することはできませんでした。
モリアオガエルを探したものの姿を確認できず。
アカクビナガオトシブミの姿には思わず笑顔♪
ナラ枯れ病がまん延し多くの大木がなくなった今は
乾燥が進んで植生が変わり、静けさが増したこの森。
歩くたび、以前の豊かさを思い月日の流れを寂しく感じます。
祥月命日に、帰宅したらKさんからのお花が届いていました。
お気持ちが心にしみます。
様々な青を味わっていたらオオルリに会いに行きたくなりました。
一週間ぶりの森はウツギの花が見ごろとなっていました。
ウツギヒメハナバチやマルハナバチの仲間が飛びまわっています。
蝶の飛来を期待しましたがこの日は会えず。
イボタノキの花も満開!
ぶんぶんうなる蜂の羽音になんだかリラックス。。
クロマルハナバチ、それともコマルハナバチ?
大小さまざまな蜂にアリもいてイボタノキの花はよい蜜源のようです。
今年はシャリンバイの勢いもすごい♪
他にもエゴノキ、ノイバラ、ガマズミ、スイカズラ。
今の森には白い花がたくさん咲いています。
こんな素敵な日に
ブロ友のShionさんがさし芽して育てたレモンマリーゴールドの苗を
お持ちくださいました。さらに手に入りにくいクルミッ子まで!
皆さんと喜んでいただきました。ほんとうにありがとうございます。
2007年にブログを始め、2009年にgooブログに引っ越して
初期の頃にブロ友になっていただいたShionさん。嬉しいご縁です。
5月2回目の教室日でした。
前回予定していた月曜日は暴風雨の為なくなくお休みにしましたが
やはり上天気だと光も気分も筆の進み具合も違います。
こんな日がずっと続けばよいのにと思うほどの制作日和でした。
午前中にUさんの水彩画の新作を撮影することができました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
雲ひとつない晴天でお昼には気温が上がり
木陰をえらんで歩いていたら
2羽のコジュケイが仲良く前を歩いているのが見えました。
森の白い花に多くのアゲハ蝶が見られると思いましたが
この日会えたチョウはナワシロイチゴの花にきていたダイミョウセセリ
水辺にはカワトンボ
クロスジギンヤンマが飛びまわっていましたがどうしても撮影できず。
小さくて繊細なサナエトンボにも会えました。
ダビドサナエのようです。
美しい生き物は他にも
やっと間近でハンミョウを見ることができました。
穴だらけのヒルガオの葉を裏返せば、ジンガサハムシとその卵のうが♪
この金色に輝くタイプと黒っぽいタイプがいました。
産卵シーンをいちど見てみたいな。
アカガネサルハムシやアカスジキンカメムシ、タマムシにも会いたい!
これからの楽しみです。
昨日は一日風雨が激しいということでお教室は急遽お休みに。
最近撮影した、近所の動植物をご紹介いたします☆
モンシロチョウに混じり飛んでいたツマキチョウのオス。
なかなかとまってくれず苦労しましたが
16時を過ぎたところで、雪柳の枝にピタリととまりました。
枝がこんでいてよい寝床なのですね。
やや珍しいコツクバネウツギ
カラタネオガタマは今が見頃
揮発性の強い香りがします。まるでバナナ🍌
虫の食痕があるヒルガオがあったので
葉っぱをめくっていくと
期待通りジンガサハムシがいました♪
ピッカピカ!
見る角度によって表情が変わります。
近くには
ヨツモンカメノコハムシもいました。
同じ植物を食べる者同士、どうもジンガサハムシの方が劣勢に見えます。
ムラサキシキブの葉にはイチモンジカメノコハムシのペアがいました。
日あたりの良いところでは
カナヘビが日向ぼっこ。尻尾が再生しはじめています。
6羽ほどで行動していたムクドリたち。
飛び方がぎこちない様子だったこのコはこの春生まれかな?
住宅街に隣接する小さな公園ですが
歩くたびワクワクする新しい出会いがあります。
2週間ぶりの森には白い花が増えていました。
マルバウツギが満開!
星に似た花がたくさん咲いて夢のような美しさです。
シランのものなのか、花粉を背中にくっつけたコマルハナバチが訪れていました。
ウツギの仲間が咲き出したなら、その花粉をあてにしている
ウツギヒメハナバチも発生しているだろうと見に行くと
たくさん飛んでいました!
地面を掘ったと思ったら争ったり飛び去ったり歩きまわったり
とにかく忙しく、見飽きません。
毎年撮影していますが、今年も短い動画を録ってみました。
ウツギヒメハナバチ20240510
頭楯に薄黄色の点があるのがオス。
今まで踏み固められた何もない地面だったのに今は大賑わいです♪
コガタウツギヒメハナバチというものもいるそうで
頭楯の形状で見分けるということですが、
どうしてもピントが合わず確かめられませんでした。
マルバウツギの次にウツギも咲きだすので、しばらくは
観察チャンスがあります。
子育て中らしきハクセキレイが近くで歩きまわっていました。
5月最初の教室日でした。
アトリエに涼やかな風が吹きぬけ近くでウグイスが上手に歌い
窓の外には大輪の石楠花が咲いて、まるで楽園。。
皆さんの表情もさらに明るく、素敵な制作日和でした。
午後にIさんが日本画作品を完成させました。
のちほどご紹介いたのしますのでお楽しみに☆
爽やかだけれど日差しが強烈!木陰を選んで歩きました。
シイ、カシ、クスノキなどの大木に咲く花の香りが濃厚です。
クスノキは酸っぱく
ノイバラは甘い♪
シャリンバイはほのかに甘く
ハコネウツギは。。香りを言葉にするのは難しいものですね。
ハコネウツギにはオナガアゲハが吸蜜に来ていました。
足元から青い甲虫が飛び立ったので目で追うと
ヒメコウゾの枝先にとまったのはハンミョウでした♪
花が終わりかけのヤブデマリの木にもハンミョウが。
足元から樹上までどこを見ても小さな虫が飛んでいて
なかなか前に進めない、楽しい季節となりました☆
Mさんの日本画作品2点を続けてご紹介いたします。
日本画 F0
揉み紙の技法で梅雨時の空気感を演出した地に紫陽花を
配しました。淡く繊細に描き起こした花や葉は、儚くも
凛としています。情趣あふれる幻想的な作品となりました。
近づいてみました。
花を描いたのち、かなり粗い雫石を背景にのせました。
見る角度により複雑な表情をみせる粒粒が降り続く雨や
白くけむる森を連想させ作品の透明感を増しています。
2点目です。
日本画 F0
滲み止めであるドーサがあまりきいていない紙を揉み
数度にわけて染めた地に花を配しました。様々な技法で
質感の違いを楽しみつつ新しい表現に挑んだ意欲作です。
近づいてみました。
岩絵の具を筆で塗るだけではなく、ふりかけて定着させ
いままで見たことのない世界を創るべく色々試みました。
静けさの中にゆらぎと煌めきのある作品となりました。
一筆一筆を大切に詩的世界を育んでこられたMさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の
“作品集”の中のMさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。
連休は庭仕事に集中するのが通例ですが、一日は友と森を歩きました。
よい香り!
咲きはじめたマルバウツギの花にウツギヒメハナバチがやってきていました。
水辺では、巣材の泥集めをするツバメや
縄張り争いに忙しいカワトンボ
ヤマサナエあたりでしょうか、サナエトンボなど初夏らしい生き物たちに出会いました。
早春の蝶、ツマキチョウのメスがいました♪産卵するに違いないと思いしばらく追いかけましたが吸蜜シーンのみ
同じ植物にスジグロシロチョウが産卵していました。
産みたて卵は紡錘形。お母さんお疲れさま☆
満開のヤブデマリにはジャコウアゲハ
木漏れ日の道にはホソオビヒゲナガや
ヤマトシリアゲがいました。
毎年楽しみにしている大桐の花はだいぶ散っていて
すでに樹液レストランが開店していました。
大きなスズメバチもよく飛んでいたし、今年の季節の進みは早いように感じます。
豊かな森と生き生きと未来を語る友に前向きパワーをもらった一日でした。