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教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

4月最後の教室 エゴノキにできたゆりかご

2025年04月26日 | 教室風景

見晴らしの良い場所に行くとすっかり初夏の色!
フジが花盛りになっていました。


強く甘い香りがします


カマツカの花も満開


カマツカの花には甲虫や蜂やアブ、さまざまな生き物が。
この小さなハナバチの仲間の脚には花粉団子がたっぷり☆


早くもヤブデマリが輝きだしていました。


中心の両性花はまだ蕾。目立つ白い部分は装飾花


ミズキの花も開きました。
白い木の花が増え森は活気に満ちています♪

4月最後の教室日でした。


薄曇りの心地よい制作日和で集中して描き進めることができました。
連休のため次回まで少しあくのできりのよい所まで頑張りました。


午後にIさんが鉛筆画を仕上げ額装まで完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆

早春ならではの蝶やトンボがいないか探していると


コナラの葉に虹色の甲虫が♪
こんなに早くアカガネサルハムシ?しかもコナラに?

暑い時期ブドウの仲間で見られると覚えていたので驚きましたが
やはりアカガネサルハムシで合っているようです。

そろそろかな。。と若いエゴノキを見に行くと


4日前にはなかったオトシブミのゆりかごができていました。

周りを探すと


葉巻き最中のお母さんオトシブミがいました!
エゴツルクビオトシブミです。


脚でぎゅーっと葉をおさえながら作業を進めているようですが
風にあおられ、さらに昼休みが残り少なく
夕方もう一度見に行くことにしました。

午後の部が終わり16時頃。


前出のエゴツルクビオトシブミはしっかりと葉を綴り
芸術作品のようなゆりかごを完成させていました。
この中に産み付けられた一つの卵は孵化後この内部で
葉を食べて成長するそう。

他にもいないかよくよく見ると、高いところに


葉巻き最中のお母さん発見!


渾身の力をこめて葉をおさえつけているように見えました。

ライトをあてたり接写したりして産卵行動の邪魔をしたら申し訳ない。
それに薄暗くなってもきたのでここで撮影終了。
どんな風に卵を産むのか、下に寝椅子を持ってきてじっくり
観察してみたいものです。

今は硬い蕾ですが次回見る時にはエゴの花は終わっているかも。
どんどん季節が流れてゆきます。




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Hさんの新作パステル画(040)

2025年04月24日 | 教室風景
Hさんの新作パステル画をご紹介いたします。

「風の強い日」パステル画 F6
 
潮のひいた海の向こうに佇むモンサンミシェル。劇的な空が
雄大で、たなびく枯草が吹き荒れる風を感じさせます。用紙を
変え発色が格段に良くなりいつにもまして濃密な味わいです。
 
近づいてみました。

用紙の性質を探りながら指先に感情ののった様々なタッチで
彩られた雲は表情豊か。美しく躍動感にあふれています。
遥かに広がる水平線まで力強く生命感に満ちた作品です。

熱意をもって大作に取り組み表現を追求されてきたHさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス
の“
作品集”の中のHさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。

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4月四回目の教室 トンボ目覚める

2025年04月22日 | 教室風景

青空が広がる朝の森。
美しいさえずりにおどろいて見回すと


素晴らしい声の主はホオジロでした。


草も木の葉も広がって緑の密度が濃くなり
何の花か酸っぱい香りがただよっていました。

サルトリイバラの茂る場所へ行くと


ルリタテハがウロウロ。。
産卵するところかも!と追いかけまわしましたが時間切れ。

原っぱに行くと


ハラビロトンボが出現していました!
少し早いような気がします。
シオヤトンボもいないか注意しましたが会えませんでした。

4月4回目の教室日でした。


窓を網戸にし優しい風と小鳥のさえずりを楽しみながら。
「別天地だ。。」と呟いてしまうほど心地よい制作日和でした。


午後にHさんがパステル画を完成させました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆

お昼には気温が上がりましたが風は爽やかでした。


葉っぱの大きなオオバウマノスズクサを見ると


早くも花が咲いていました。強烈な印象です。


横から見ても面白い。
折れ曲がった袋状のところに虫が入り出ようともがくと
受粉がなされる。うまい仕組みですね。


フワフワした2色の槍をもつこの植物は初めて出会いました。
帰宅してから調べるとヒゴクサという名前。
茶色い槍が雄性の穂、白い槍が雌性の穂なのだそう。


ハナイカダも咲いていました。


ハナイカダは雌雄異株でこちらは雄花。
ごくごく小さいアミメアリが訪れていました。


ひらひらと枯葉が舞い落ちてきた、と思ったら


クロコノマチョウでした。
翅は傷ついていますが無事越冬できてよかった。


頭部に土をつけているコアオハナムグリにも会いました。
こちらも成虫越冬、目覚めたばかりのようです。

空を見上げるとたくさんの小さな虫が飛んでいてびっくり。
森歩きがしみじみ楽しい季節です。



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4月三回目の教室日 黒いアゲハ舞う

2025年04月19日 | 教室風景

小鳥たちのさえずりで賑やかな森の朝。
穏やかに晴れて黒いアゲハがビュンビュン飛び交っていました。


モンシロチョウを追い払いようやくとまったジャコウアゲハのオス。
この日出会った黒いアゲハはどれもこの蝶に見えました。
ツツジの周りを飛んで縄張りを主張しているよう。
メスの出現を待っているのかな?


木々はいっせいに芽吹いて美味しそうな色あいに♪


子育て中でしょうか、ヤマガラがイモムシをくわえて飛び立ちました。


長い枝をくわえたタイワンリスは巣の補修?


遠くからシュレ―ゲルアオガエルの歌が聞こえてきました。
そっと歩いているのに水辺に立てばぴたりと鳴きやみます。


ヤマアカガエルのおたまじゃくしたちは順調に成長中


まだ足は出ていないようです。

4月3回目の教室日でした。


窓から差し込む光はやわらかく、暑くもなく寒くもなく
上手になったウグイスの歌を聴きながらの爽快な創作時間♪


外を通る人が少なく午後はとくに静かでよく筆が進みました。
ときおり談笑したり中庭を散歩してひと休み。よい季節ですね♪

森に咲く花を見てまわると小さな生き物たちに出会いました。


タツナミソウが花盛り


シロバナハンショウヅルにニッポンヒゲナガハナバチが。
雄の触覚が長いこの蜂によく出会いました。


満開のシャガで獲物を待ち伏せするヤミイロカニグモ


タンポポにとまる白いチョウが見えたのでツマキチョウかも!
と駆け寄るとモンシロチョウでした。
以前はよく見たこのモンシロチョウさえ数が少ない。。


ギシギシを歩きまわっていたベニシジミ
卵を産むかもしれないとしばらく眺めていましたが時間切れ。

飛ぶ虫が増えてきて歩く楽しみが倍増しました。


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春の花と小さな生き物たち

2025年04月15日 | 自然

気がつけば辺りは初夏の装い☆
ウキウキと小径をゆくと


可愛らしい白花が咲いていました。初めての出会い♪
ワダソウという名前の多年草だそうです。
今まで何度も通った道なのに見過ごしていたようです。


ジュウニヒトエは咲き始め


ジロボウエンゴサクは満開♪


よく似たムラサキケマンの花でナミアゲハが吸蜜していました。
ジロボウエンゴサクが近くにあるのに、どんな違いがあるのでしょう。


オオイヌノフグリにビロードツリアブが♪
花と比較するとこのアブの小ささがわかると思います。


幸運なことにペアになったビロードツリアブにも出会ったのですが
上の一頭は前出のものよりふた回り大きい。
ずいぶんサイズの違いがあるものだなと思いました。


白いのはニリンソウ、黄色いのはヤマブキソウ


これらの花が終わる頃ヤマシャクヤクが咲くはず。楽しみです。


クロモジの花も満開でした。
雌雄別株でこの花は雄花のようです。


クロモジよりひと足早く咲いていたシキミ
なぜか心ひかれる花で毎春楽しみにしています。


接写するとごく小さなアブかハチ、それに
半透明の美しいウロコアシナガグモがいました。

蜘蛛の背部に何か違和感を感じて角度を変えて撮影すると


白いイモムシが張り付いていました。寄生されているようです。

帰宅して画像を拡大してから気づきました。
捕獲して寄生者が羽化するまで見なければわかりませんが
検索すると寄生者はクモヒメバチの可能性大。
気になって2日後同じ場所に行くと姿がみえませんでした。。

気になるといえば、gooブログが半年後には閉鎖されるというお知らせ。
このブログは2019年の3月にYahooジオシティーズが閉鎖され
引越してきたのでgooには6年お世話になっています。
その時は2つのHPもYahooから引っ越さなければならなかったので
本当に本当に大変でした。その時はHPはFC2へ、ブログはgooへ。

こちらではとても快適に過ごさせていただきましたが
新居を探さなければ。。10月頃までには決めようと思います。







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作品展のお知らせです

2025年04月14日 | その他

4月15日(火)~21日(月)、横浜そごう6階美術画廊で開催される
「漣の会」展のお知らせです。






2007年より藤沢さいか屋で開催されていた「漣の会」展。
馴染み深いメンバーに若手も加わり横浜そごうに場所を変え
10年ぶりの展示となります。
変わり続けるそれぞれの世界の今をご覧いただければ幸いです。
大小50点が展示される予定です。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
私は初日15日(火)、19日(土)、20日(日)の午後在廊する予定です。


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Aさんの新作日本画(077)

2025年04月13日 | 教室風景

Aさんの新作日本画をご紹介いたします。


「葦の軌跡」  F10 日本画

風雨にあおられ流れにさらされ色を失ってもなお立つ続ける葦。
そのたくましさ、哀愁さえ感じる風情ある姿に心を動かされ
緻密に表現されました。冬枯れの美と寒風を感じる作品です。

近づいてみました。


色を変えながら丹念に線描した葦は一本一本量感と変化を出し
ながら岩絵具をかけ描き起こす作業をじっくり繰り返しました。
葦の優雅な曲線と重ねた色が織りなす世界は深く魅力的です。

毎作新たな挑戦をし情熱的に世界を広げ続けているAさんの
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のAさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


 


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4月二回目の教室 春のいろ

2025年04月12日 | 教室風景

雨上がりの朝、森の小川沿いを歩くと


若葉がたくさんでていました。


ツヤツヤした新葉はウワバミソウ
ミズとも呼ばれる山菜で父が好きだったのを思い出します。

隣に生えていたのは


ヨゴレネコノメ


花が咲きだしていました。

似た仲間でいち早く出ていたヤマネコノメソウは


すっかり草丈が高くなり


たくさんの種をつけていました。


シロバナハンショウヅルはひらきはじめ
マルハナバチが来ないかな~。

4月2回目の教室日でした。


時折日の射す明るい曇りで風もなく穏やかな創作日和でした。
生活の知恵や日々の健康法など絵以外のことでも情報交換しつつ


上達したウグイスの歌に感心しながら作業に熱中しました。
午後にAさんの日本画作品を撮影しました。
のちほどご紹介いたしますのでお楽しみに☆

天気が不安定との予報でしたが夕方まで雨は降りませんでした。


シドモア桜の札があるソメイヨシノ越しに見る森は
クヌギやコナラが芽吹きさらに華やか♪


やわらかな春の色にうっとり。。一年で一番好きな季節☆


久々にキタキチョウを撮影


追いかけっこしているタイワンリスをよく見かけました。


よく目の前に現われる鳥はこのガビチョウとコジュケイ

キョロロっとひと鳴きし飛び去った鳥を追うと


久々のアカハラでした。
旅立ちの前に会えてよかった。

森の彩りがどんどん変わってゆきます。





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4月最初の教室 春爛漫の森

2025年04月08日 | 教室風景

3週間ぶりの横浜自然観察の森♪
前回歩いた時はまださみしい色あいでしたが


すっかり春!
この時を待っていました~♪


いつまでも眺めていたい。。


上郷森の家本館前の枝垂桜も満開♪


アトリエのある別館中庭のヤマザクラもまだ咲いています。
春休み中に散ってしまう年もあるので今年はラッキー♪


タイワンリスが夢中で花を食べていました。


ホタルの池も春本番。
水面に散った桜の花びらを


ヤマアカガエルのおたまじゃくしがつついていました。
だいぶ数が減っておりかなり敏捷。アライグマやヘビなどの
攻撃をかわせる強いものだけが生き残るのですね。

4月最初の教室日でした。


2000年4月に始まったこの絵画教室もおかげさまで25年目。
自身の世界を深めるだけでなく仲間との交流も楽しい大切な時間。


メンバーおひとりおひとりがこの空間を明るくあたたかなものに
してくださっている。。しみじみありがたいと心から思います。

この日はめまぐるしく天気が変わり朝曇り、正午頃青空が出て
2時過ぎには雷雨。皆さんがお帰りになる頃はあがってホッとしました。


朝はとじていたニリンソウ
日射しが出たらにっこり満開♪


数の少ないイチリンソウは咲き始めでした。

気温が上がればチョウが舞うと期待していたなか
会えたのは


満開をすぎたアセビの周りで縄張りをはっていたルリタテハ


この春初撮りのシジミチョウ♪ベニシジミ

テングチョウやキタキチョウやキタテハなどもっと飛んでいる
かと思ったけれど会えませんでした。

嬉しかったのは


コロリと大きい♪アシナガオトシブミに会えたこと

オレンジ色で半透明、美しかったので接写しようとしたら
一瞬でいなくなってしまいました。
擬死して落ちたのでしょう、申し訳ないことをしました。

ゆりかごをつくるところも観察したい♪楽しい季節です。


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春の水辺の鳥たち

2025年04月04日 | 生き物

日射しに誘われ水辺を歩いていると


めずらしくバンが歩きまわっていました。
足先が長~い!


顔まわりは色鮮やかで目をひきます。
瞳も赤い。


よく似たオオバンも眼は美しいルビー色。
この冬、珍しくたくさん飛来していました。


ヒドリガモも多数派でしたがもうだいぶ旅立ったようです。


悠然としたダイサギ


水辺を歩きまわるアオサギ

ふと止まり何かを狙っているようだったので
見つめていると、カメラを持つ手が疲れ目を離した瞬間


ひょいっと何かをくわえました。

くちばしを拡大してみましたがごく小さい、エビなのかな?


コサギも飾り羽をフワフワさせながら
さかんに脚で水底を探っていました。


厳冬期、この辺りのアイドルだったジョウビタキ


旅立つ準備はできたのでしょうか。
ジョウビタキの写真だけは3月上旬に撮ったもの


同じ場所は今花盛り♪メジロたちでにぎわっています。


桜も咲いていよいよ待ちかねた季節。
早春しか会えない生き物を探しに出かけたくなります。


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