教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Oさんの新作日本画

2018年06月28日 | 教室風景
Oさんは横浜で取材されました。


「横浜 山下バラ公園」日本画 F4

色とりどりのバラが咲き乱れる晩春の光景です。踊るような
タッチで伸びやかに筆数多く描きこまれた街は生命感に溢れ
心地よくこちらにまで甘い香りがただよってくるようです。

近づいてみました。

穏やかに広がる空やバラの陰側の美しさにもこだわり根気強く
岩絵の具を重ねました。きらめく噴水、霞む街並みの細やかな
表現がよりバラを魅力的にみせている晴れ晴れとした作品です。

ますます作品が力強く発色よくなっておられるOさんの過去の
作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のOさんのページにされています。ぜひこちらもご覧下さい。


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6月最後の教室 歌うシュレーゲルアオガエル

2018年06月23日 | 教室風景

梅雨の晴れ間。


爽やかな青空を見るのは久しぶりです。

6月最後の教室日でした。


光も湿度も快適なこんな日は制作がはかどります。
下地作りにもぴったりですね。


Iさん、Tさんの日本画作品を一点ずつ、Iさんの鉛筆画水彩画作品を
多数撮影しました。順次ご紹介していきますのでお楽しみに☆

今年はいろいろな花の時期が早まっているので
もしかしたら。。とヤマユリを見に行くと


やはり開きかけたものがありました。

肌寒い雨の日は静かな水辺。
この日はオオシオカラトンボにハラビロトンボ、ショウジョウトンボに
クロスジギンヤンマが飛び交っておおにぎわいでした。

飛びながら腹端を水にたたきつけるように産卵していた
ショウジョウトンボのメス。


珍しい!シュレーゲルアオガエルが水面から顔を出していました。
虹彩が金色なだけで姿も大きさもモリアオガエルにそっくりです。


ヒメジョオン咲く野原にいたのはアカタテハ。
複雑で美しい彩りに見とれました。

懸命に生きる小さな生き物たちを見つめている瞬間は無心。
大切なひとときです。


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Nさんの新作日本画

2018年06月21日 | 教室風景

Nさんは春のあたたかい物語を描かれました。


「すずめの学校」 日本画 M6

ヤマブキの花咲く頃。スズメたちが新芽の萌え出た地面を
ついばんでいます。生き生きと表現されたスズメたちはそれぞれ
違った仕草が楽しくその愛らしさに思わず微笑んでしまう作品です。

近づいてみました。

時間をかけて滑らかな地をつくり、勢いのある伸びやかな筆致で
いのちが息づく春野を描き上げました。力強さと繊細さが同居する
画面は見応えがありNさんの自然を愛する心が伝わってきます。

愛情をこめて明るい物語を紡ぎ続けておられるNさんの過去の作品
は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"のなかの
Nさんのページに掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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6月四回目の教室 ムラサキニガナに出会う

2018年06月19日 | 教室風景

小鳥たちでにぎわう朝の森。


声が大きく歌のバリエーションが豊富なのはこのガビチョウ。
10数年まえに比べて個体数が激増しました。


ヒカゲチョウにベニシジミも多く見られます。
この日は立ち話しているように向かい合っていました。

曇り空で始まった6月四回目の教室日も一日梅雨らしいお天気でした。

ようやく抽選に当たりグループ彩雲の2018年度の作品展の期日が
決定しました。その嬉しいお知らせをお伝えすることができてよかったです。


18回目の栄市民文化センターリリスでの作品展は
12月4日(火)~12月9日(日)となりました。それまでにゆっくり準備を進め
作品の組み合わせや制作スケジュールを決めていきます。楽しみですね。

お昼休み、いつもと違う道を行くと珍しい植物に出会いました。


ムラサキニガナ
キク科アキノノゲシ属なのだそう。


葉っぱはこんな形。茎は細いのに草丈が高くひょろりとした印象で
目を奪われました。

同じ道で

ヒメシロコブゾウムシかな。カップルに会えました。


今よく飛び交っているのがカノコガたち。ハタハタと飛ぶ姿は
はかなげだけれど何だかたくましい。

生命感に満ちた森には元気を分けてもらえます。


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6月三回目の教室 赤ちゃんカエル次々上陸

2018年06月16日 | 教室風景

朝のうちは曇り空でしたが10時過ぎにはぽつぽつ降りだしました。


ネムノキの花にチョウたちが舞う姿を見たかったのに
晴れの日まで我慢です。

動けば蒸し暑いけれど自然の風は肌寒い、6月三回目の教室日は
梅雨らしいお天気でした。

乾き待ちの時間が長くなりますが、雨音を聞きながら
じっくり作品の構想を練るのにはよいですね。


制作しながらお仲間の途中経過を見学したり談笑したりお茶したり。
穏やかな時間がながれました。

朝にホタルの池に行ってみると

みずみずしいこのヤゴにつかまっていたトンボが飛び立ちました。


羽化したのはオオシオカラトンボ。翅がピカピカですね。
早起きすればヤゴの背中がぱっくり割れる瞬間に遭遇できるかもしれません。

お昼休みにも行ってみると

ヤマアカガエルの赤ちゃんが☆体長は10mmほど。


雨に誘われて次々と上陸していました。

水辺での観察が楽しい季節です。


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Hさんの新作パステル画

2018年06月15日 | 教室風景

Hさんは旅で出会った光景を描かれました。


 パステル画 F20

夏の北欧。足を水につけている少女が驚いた表情をしています。
涼しげな色の組み合わせ、やわらかいタッチにどこまでも続いて
いそうな草原、愛らしい少女。温かみがあり心安らぐ作品です。

近づいてみました。

足と水の透明感ある表現がとくに素晴らしく忘れえぬ夏の美が
凝縮されているようです。少女の幼さと純粋さを表すため時間を
かけました。幅広い自然な表現に心地よさと清々しさを感じます。

作品に力強さが増しておられるHさん。次の物語も楽しみです。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"の中の
Hさんのページに掲載しています。ぜひこちらもご覧下さい。


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Oさんの新作日本画

2018年06月14日 | 教室風景

Oさんは北品川に取材されました。


「品川宿舟だまり」 日本画 F20

江戸時代に東海道の第一宿場として栄え今もどこか懐かしさを
感じさせる品川宿。明快で硬質なビル群と風情ある水辺の表現は
まっすぐで実感があり、その対比は鮮やかで見応えがあります。

近づいてみました。

水辺の表情はもちろん建造物も生き生きとして現代人の息遣いが
感じられます。表現したい物語が強く迷いのない線に込められており
街の歴史と人々の営みの移り変わりに思いを馳せることができます。

毎回大きな画面に取り組んでおられるOさんの作品はどれも情熱的
なのです。過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集
の中のOさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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6月二回目の教室 草原に蝶が舞う

2018年06月10日 | 教室風景

6月二回目の教室日も良いお天気でした。それにしても暑いです。


こみちの両脇には様々な植物が茂り生き物の気配が濃厚です。

午前中から多くのメンバーが参加されました。

やや湿度が高く作品の乾きが遅かったもののよい光のなか
気持ちよく制作することができました。


午前中Nさんが日本画作品を、午後はMさんとYさんが水彩画作品を、
Oさんが日本画作品をそれぞれ完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

ヒメジョオンが咲き乱れる草原に行くと

翅が傷ついたモンキチョウに


キタテハ


大好きなムラサキシジミに


すばしっこいキマダラセセリ
他にもイチモンジチョウ、アカボシゴマダラ、キタキチョウ、
クロコノマチョウ、クロヒカゲなどに会えました。

雨が続きそうなこれから、蝶たちはどのように過ごすのでしょう。



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Iさんの新作日本画

2018年06月07日 | 教室風景

Iさんは華やぐ庭園を描かれました。


「洛北の秋」 日本画 M10

黒々と力強く描かれた書院の柱のあいだから錦に彩られた庭園が
見えます。空間は静寂に包まれ葉の舞い落ちるかすかな音まで聞こ
えてきそうです。暗部にいたるまで艶やかな味わい深い作品です。

近づいてみました。

色調は実に変化に富み木々を表す筆遣いは伸びやかで画面全体が
生気にあふれています。デッサンの段階から完成まで表現したい
世界を粘り強く探り続け情趣のある濃密な仕上がりとなりました。

作品がますます熱く華やかになっておられるIさん。次作も楽しみ
です。過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内
作品集”の中のIさんのページにされています。ぜひこちらもご覧下さい。


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6月一回目の教室 濃密なみどり

2018年06月06日 | 教室風景

朝から爽快な青空が広がっていました。


ホトトギスにウグイス、ガビチョウにコジュケイ。
小鳥たちのさえずりがにぎやかで森は活気に満ちていました。

6月最初の教室日、前回から期間があいてしまいましたが
多くのメンバーが参加されました。

窓からは素晴らしい光が差し込んで描くのに最高の季節です。
描き進める毎に新しい課題が見つかり楽しみは続きます。


午前中Oさんが日本画作品を、午後にはHさんがパステル画作品を
完成させました。順次ご紹介してまいります☆

とても暑かったので木陰を選んで森を歩くと
多くのキタキチョウに出会いました。

わずかに残っていたウツギの花


水辺ではシランが咲き残っており
オオシオカラトンボが飛び交っていました。


もう少しで上陸できそうなオタマたち


華やかで毒々しいドクウツギの実り

この季節会えるはずのハンミョウやシロコブゾウムシを
探しましたが見つからず。次回に期待です。


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