教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

2023年もありがとうございました

2023年12月31日 | その他

お寺に今年最後のご挨拶に伺うと
本堂周りは清々しく新年を迎える準備が整っていました。


お墓をピカピカにして心晴ればれ☆


凪いだ海に浮かぶ江の島は穏やかで


江ノ電ものんびりして見えました。

ホッとしたのでおにぎりなどを買い込んで


大きな松ぼっくりのある公園を歩くことにしました。
3人で「落ちてこないかな~」と見上げていたけれどピクリともせず。


エンジュの木には少しだけ実が残り


一頭のウラナミシジミが元気に飛び回っていました。


ヤマガラ可愛い♪


大きな水音がした池を見るとカワセミがちょうど獲物を捕らえたところ

ひと休みした東屋の、柱の割れ目を見ると


5mm大の玉がずらり。
真ん丸にみえるけれどヤモリの卵かな~?
蜘蛛のものにしては表面が滑らかすぎるような。


この時期にユリ!


チューリップも!


アイスチューリップと書いてありました。
球根を冷蔵処理し開花時期を調整したものなのだそう。
このピンク、わくわくします♪

ホームページ「上郷森の家絵画教室 及川みほクラス」
変化をつけようと始めたこの「教室・自然いろいろブログ」も
おかげさまで来年3月に15周年を迎えます(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

すっかりのんびりペースになりましたが
本年もおつきあいいただきましてありがとうございました。
2024年もどうぞよろしくお願いいたします☆



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2023年末に出会ったチョウやガ

2023年12月30日 | 生き物

仕事納めの次の日、久々に友と会いました。
自然の香りを吸い込みながら歩きたい、ということで
二人で行くのは初めての少し遠い森へ。


晴れて風もなく穏やかな散策日和


道脇に輝くフユイチゴや


残るヤブムラサキの実に喜び


ハリギリの実に集まる小鳥たちの歌を聴き
ひたすらしゃべりながら2つの森を踏破しました。
ひとりだったら亀の歩みのため1つの森でお腹一杯になりますが
この日は通いなれた道の違う面が見えたような気がしました。

途中上着を脱ぐほど気温があがり


日向ぼっこするムラサキシジミや


飛びまわるキタキチョウに会いました。
撮影しそびれましたがアカタテハらしきチョウも見かけました。


目の前に見慣れない蛾も飛んできました♪
接写しようとすると死んだふり。
帰宅後調べるとヤマノモンキリガという10~12月に出現するヤガでした。

この時期しか会えない蛾は他にも


近所の散歩道の手すりに


冬に出現するシャクガ、通称フユシャク♪


12月中旬を過ぎてから会うようになったこちらは
迷うところですがクロオビフユナミシャク


12月上旬に数が多かったこちらは


クロスジフユエダシャク
手持ちの本を見ても検索しても似たものが多く
調べるのに時間がかかります。同時にメスが見つかれば
見分けがつきやすいのに、なかなか会えません。

この冬は今のところ気温が高め。
チョウや蛾との出会いにも影響があるかもしれません。


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Hさんの新作パステル画(035)

2023年12月29日 | 教室風景

Hさんは浅草の街での出会いを描かれました。


「こっちむいて」 パステル画 F6

カートに仲良くのるワンちゃんたちがこちらを見つめて
います。毛並みの描写に時間をかけ、艶やかでやわらかな
表情となりました。見る者を笑顔にする力ある作品です。

近づいてみました。


新たに仕入れた背景のバーミリオンを軸に、その鮮明さに
よい影響を受けて力強く量感たっぷりに描き込みました。
豊かな表情、色の響き合いと構成の美しさも魅力です。

さまざまなモチーフを生き生きと精力的に描き続けるHさん。
次の作品も楽しみですね☆Hさんの過去の作品は
HP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。


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イイギリや柿につどう小鳥たち

2023年12月28日 | 生き物

今年も公園のイイギリの実が鈴なりです。


澄んだ青空に実の朱赤が映えます。


見上げているとヒヨドリたちがやってきました。

近所のお宅ではようやく柿の実が熟したようで
小鳥たちが大集合。いつ見ても賑やかです。


通りかかる時間帯によるのかもしれませんが
正午ころ遭遇率が高いのはスズメ


一緒にメジロ


ムクドリは少し


ハシブトガラスがやってくると小鳥たちは飛び去ります。


その様子を上から観察しているのがオナガ
オナガの食事風景を見たいのになかなか降りてはきません。


夕方は枝先にジョウビタキ
柿の実が目的ではないようです。


ふたたびメジロ


一瞬アオゲラ!


違う柿の木ではコゲラが実をついばんでいました。

まだ柿の実は残っていて、もうしばらく楽しませてもらえそうです。


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Iさんの新作3点(030-032)

2023年12月27日 | 教室風景

Iさんの完成作品を3点続けてご紹介いたします。


「夏蜜柑」 水彩画 F8

お庭で育てている夏蜜柑。四季を通じて観察した花や実りを
ひとつの画面に入れました。橙色を美しくみせる青色が全体を
心地よくつないだ、甘酸っぱい香りの漂ってきそうな作品です。


枝ぶりや葉の重なり具合、艶、虫喰い痕までじっくり観察し
花や実の香りを嗅ぎ、触って五感を研ぎ澄まし描かれました。
透明感のある瑞々しい表現は初夏の爽やかな風を思わせます。

2点目です。


 鉛筆画 F3

地域で繋がりのできた子供たちを鉛筆で描くシリーズです。
描いた作品はあとで本人にプレゼントする予定。普段の子供たちを
思い浮かべながらじっくり向き合い描写されました。


 鉛筆画 F3

その子らしさを的確にとらえた線は繊細で優しく美しい。
その表情は実に生き生きとして魅力にあふれています。





マットはその子のイメージに合った色画用紙を選んでカットし
額におさめるまでご自身で仕上げ、とても時間がかかりました。
こんな心のこもったプレゼントをいただいたら嬉しいですね!

どの作品もあたたかくしみじみとした味わいのあるI さん。
静物、風景、人物と様々な対象を描いてきました。
過去の作品はHP「上郷森の家絵画教室及川みほクラス」内の
作品集の中のIさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください。


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冬至のムラサキツバメ

2023年12月23日 | 生き物

冬至の日は車の点検日でした。車の仕上がりを待っている間
近くをぶらぶらしていると、小さな神社がありました。


イチョウやクスノキの大木があり


境内は掃き清められて清々しく


早くもロウバイの香りが漂っていました。


半透明でほんとうに蝋細工のよう


立派なクスノキに近づいてみると


黒光りする実がたくさん。

アオスジアゲハの蛹ないかな〜と見上げていたら


一頭のムラサキツバメが飛んできました!
そしてササッと葉の裏側に移動。

クスノキにムラサキツバメ?と驚いていると


葉が風にあおられてたくさんの仲間が見えました!


小さな葉裏に10頭はいるでしょうか。
冷たい風が吹きすさぶ冬至だというのにまだ飛びまわっているとは。

仲間と越冬するムラサキツバメは最近近所でも会いました。


すらりとしたアオギリの若木


幹も枝も青い!
葉も大きくて綺麗な木だな〜とじっくりみると


今にも落ちそうな黄色い葉の裏にムラサキツバメが。違う葉にも数頭いました。

例年幼虫が葉を食べるマテバシイやその近くにあるアオキの葉などで
集団越冬するムラサキツバメをよく見ます。


ムラサキツバメはどのように越冬場所を選び、仲間たちのいる場所を探し当てるのだろう?毎年不思議に思います。


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今年最後の教室 フユシャク飛び交う

2023年12月19日 | 教室風景

朝のうちは薄曇りで森は静かでした。
1月並みに冷え込むとの予報だったので厚着していきましたが
霜もおりておらずホッとしました。

リスさえ見かけず小鳥の歌はかすかに聞こえるほど。
しんとしたクヌギ林で立ち止まり辺りを見回すと


遠くの樹上に食べ物を探すモズがいました。


しばらくクヌギの陰に隠れ、尾羽をくるくる回す可愛い姿を観察。
和みました~♪


メタセコイアはさらに葉を落とし


紅葉の彩りを楽しめるのもあと少し。。
冬支度がどんどん進んでいます。

2023年度最後の教室日は光が澄んで素敵な制作日和でした。


新型コロナで活動がままならなかった年に比べれば開放感が増し
21回目の作品展ができ、何より平和に楽しく創作活動が続けられたのが
嬉しい!会を支えてくださっている皆さんに心から感謝しています。


「来年もどうぞよろしくお願いします。よいお年をお迎えください~」
お仲間同士笑顔でご挨拶して今年のお教室が終わりました。
これから少し長めの冬休みに入ります。

お昼には強い日射しが降り注ぎました。


花盛りのサザンカに次々とメジロたちがやってきて


モミジの赤も鮮やかに見えます♪


青空に映えるコナラの彩りを見ていたら
白く小さなものが視界を横切りました。


フユシャクだっ!
足元を見ると数頭ハタハタと飛んでいます。


クロスジフユエダシャクのようです。今年も会えてよかった!
晩秋から年内いっぱい見られるという種で、過去記事を見直してみるとこの森では12月中旬から下旬に出会っています。
メスを見たかったけれどお昼休み内では探しきれませんでした。

フユシャクと戯れた後はススキの原に行きました。


向かって右側がネナシカズラが繁茂した場所、左側が被害のない場所。
元々ススキ、セイタカアワダチソウ、クズ等が同じように生えていました。


ネナシカズラにとりつかれた側はなぎ倒されたようになり
茶色い実をつけたネナシカズラに覆われたまま。
来年はどうなるのだろう?

この森を歩くのは約三週間後。
その頃にどんな出会いがあるのか楽しみです。



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暖気に目覚める生き物たち

2023年12月17日 | 生き物

あまりの暖かさにあわてて洗濯機を回し
昆虫たちが動いているかもしれないと近くの公園へ。

いちばんの目的はフユシャクのメスですが
久しぶりに多くの虫たちとの出会いがありました。


なんとピカピカのアカタテハが!
春が来た~♪と勘違いしたのかもしれません。


クロコノマチョウも目覚めたようです。


ムラサキシジミも元気に飛び回っていました。
暑いほどで、成虫越冬タイプの昆虫たちがウズウズするのもわかります。
ホソミイトトンボやオツネントンボも探しましたがこの日は会えず。


紅葉の紅葉もだいぶ進んで美しいですが、この日は虫探しに集中!


ふむふむ、フユシャクのオスは飛んでいます。
今月に入ってから時々見ているクロスジフユエダシャクでしょうか。

以前手すりに珍しいメスを見たので、柵中心にじっくり見ていくと
さまざまな生き物が出ていました。

カメムシは3種


エサキモンキツノカメムシに


アカスジキンカメムシの幼虫


お腹の大きいクヌギカメムシのお母さん
クヌギカメムシの産卵の様子はまた後ほど。。


真っ黒に近いダンダラテントウ

クモも3種


名前の通り美しいビジョオニグモ


アズチグモ


ヤミイロカニグモ


最近まで頑張っていたジョロウグモの卵のうも。
糸の密度に母の愛を感じます。

結局、この日もフユシャクのメスには会えなかったけれど
久々にワクワクした冬散歩でした。


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12月四回目の教室 小雨降る森

2023年12月16日 | 教室風景

朝のうちは曇りであまり寒くはありませんでした。


雨上がりのようで木々の葉は濡れ色、濃く鮮やかに見えました。


カマツカの葉がだいだい色に変化


日陰のモミジはまだ青くイヌビワの葉も黄緑がかっています。


この黄色い葉はウツギの若木かな。
色とりどりです。

12月4回目の教室日でした。


時折ヒヨドリやコジュケイの声が聞こえるくらいでとても静か。。
美しく色づいた森を見て目を休めつつ集中して課題に向き合いました。


金曜日クラスは今年最後。午後はAさんが淹れてくださったコーヒーや
皆さんにお持ちいただいたお菓子などでホッコリ☆プチ忘年会となりました。

お昼頃小雨が降りだして辺りが白っぽく霞みました。


木々はだいぶ葉を落としました。


ネズミモチの実をついばみに来たヒヨドリの群れは警戒心が強く
こちらをよく見ていて、少し動いただけで一斉に飛び去りました。


シジュウカラやメジロも群れをつくって移動していましたが
空が暗くなかなか撮影できませんでした。


何度も出会うのはタイワンリス


いよいよ食べ物がなくなってきたのかリスが樹皮を剥がし始めました。
この木はカエデ。甘い樹液が出ているのかアリたちが集まっていました。

フユシャクがいないかといつもチェックしている外灯の柱に


この日はカネタタキのメスがとまっていました。
脚も触角も欠けてボロボロです。

数か所でごく小さなクモを見かけました。
接写してみると


特徴的な腹部背面のとんがりが。
早春に成熟するというサガオニグモの亜成体のようです。

夜、遅くなってさらに気温が上がり、強い風が不気味なほど
あたたかく12月中旬とは思えない。。まるで9月の台風の後のよう。
暖かいと喜んではいられない、空恐ろしい気持ちになります。


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美しいクイナに出会う

2023年12月12日 | 生き物

久しぶりに水辺を歩きました。
休日など多くのカメラマンが巨大レンズを向けている茂みを見ると


美しい鳥が立っていました!


クイナです~♪
初めて撮影することができました。


お尻周りの黒白模様が目立ちます。クチバシが長い。
短い間でしたが近くで観察できて幸運でした♪


同じくツル目クイナ科のバンはつがいでした。



こちらはバンの若鳥


オオバンもツル目クイナ科
曇天の平日で人も少なく、水鳥たちもリラックスしているように見えました。


この水辺で今よく見られるのはコガモに


ヒドリガモ。

あれ?手前のカモのクチバシが大きい。


ハシビロガモです、久々に見ました♪
一羽だけのようで寂しそう。。仲間とはぐれてしまったのかな。


ダイサギは彫像のように動きません。

水辺の草にウラギンシジミがとまっていました。

まだ前日の暖かさが残る水辺は羽繕いする水鳥たちで賑やかでした。


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