新潟カウンセリング研修センター

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知識・観念が、ためになるとき

2013-12-16 09:41:52 | 私の声
 「知識・観念」が、この身にためにならせていただけた、と言えたところは、「役くに立たなさ」に値遇(であ)えてである。言い換えれば、かつては知識・観念に頼っていたようである。言うまでもなく、その頃のこの心身は不安定に彩られていたに違いないのだが、哀しいかな不安定さにも値遇えずにいた身。知識が無いのは恥ずかしいことであるかのように、知識を求めていた。いつの間にか、かってに思い込んで、疑えずにいた頃があった。役に立たなさに気づかせていただけるために、知識・観念というものが用意されていたのだと今は言えている。よくよく、聞かせていただければ、当然のこととして深くうなずけられるのである。そもそも、人間(ひと)は他者の答えなど求めてはいなかったのである。他者の答えでは歩めないように、いのちはなっていたのだ。このことが自覚になっているか否かだ。疑える・疑問になる、はすごい世界である。真に!。知識・観念は意味がない・役に立たない無駄なものと、読んだ人がいたら丁寧に読めていない証しだ。

修羅場・トラブル

2013-12-15 08:32:48 | 私の声
 幸いにして、今の私には「修羅場」「トラブル」といったことばはない。二人以上の人間(ひと)と人間との、そのとき・その場の関係のありようを表すのであろう。激しく言い争うように聞こえた、その人間に思えたことばである。修羅場・トラブルと表しているときのことばは、互いに相手に向かっているはずだ。「語らい」「聞かせていただき合い」に、なっている・なろうと試みている関係には、およそ「修羅場・トラブル」のようなことばには、ならないのである。あくまでも、自身の「今・ここ」のありようが課題にならせていただけるゆえに。修羅場を招こうとする者はいないと思われるが、しかしときには、おとずれるのであろう。なぜならば、避けよう防ごうとして防がれるものではないのであるから。ただし、「ことばの相(すがた)に、唯・聞かせていただくだけ」が、この身の血肉にならせていただけていれば、自在に応じていけるのだ。倦まず・弛まず学べてこそ、血肉にならせていただける自在だ。

変わりたい・変わらなければ  と言うけれど

2013-12-14 09:21:31 | 私の声
 よく聞くことばだ。このことばが言えれば、まだいい方だと思う。たいていは、自分以外の他者を変わらせようとしているのである。かつて、私がそうであったように。相手を変わらせることなど、できる訳がないのだと、カウンセリングに出会い思い知らされたのである。思い知ってみれば、その傲慢さに恥じ入るばかりである。「変わりたい」と思ったりもせず、力んだまま肉体が死すんのが大方ではないかと勝手に推測している。信に、もったいないことである。ことばが信じられる身になれないまんま、息が絶えてしまうのは・・・「変わりたい」と言えればいいのかというと、やっかいなことに変われたと、この身に自覚にならないのである。「変わりたい」のことばが、自身に聞こえてきて、聞かせていただけないと。思えない・思っている・言っているだけに、日常終始しているにすぎないのである。救われたくはないのか。いのちは、しきりに救われたがっているのだが。精神の“うえ”に気づければいいのだが。いと哀れなり・・・・・・・

聞きたい

2013-12-13 09:12:33 | 私の声
 自分の思いを語った後に、「聞きたい」と言う人間(ひと)がいる。よく聞く場面だ。ここで、自分自身が見失われてしまいがちになるところだ。聞きたいになったところでは、聞けていないのである。このことばが、自分におとずれてこないところでは、共々に混乱に陥るばかり。質問になっていないのだから。質問している相(すがた)といえる。質問に質されるのである。どこまでもどこまでも、ことばに抱かれている私です。

聞こえてきたことばが、声になるかが鍵に

2013-12-12 09:50:23 | 私の声
 「人間関係」ということばは、よく聞かれることばであるが、いったいどこを指して言っているのだろう。おおかた、いい加減に使われ、いい加減に聞いているように、私には聞こえてきている。「人間関係」のことばが、いい加減に言ったり、聞いたりのままになっている・いたが、自身に鮮やかにならせていただければ、と。
 自身のありように向かい合えず、そのことをおろそかにしていては、はじまれない。自身に鮮やかにならせていただけるには、自身の声になって、なれて、ならせていただけるのだと。「自分を変えたい・変わるにはどうすればいいですか」と、聞かせていただいているゆえに、「鍵」をお伝えしたくなりました。あなたのことばとして・私のことばとして声になり、自他が分けられるか・・・・・・・一人では独りにならせていただけない。もう一人の独りの人間(カウンセラー)が必要。