人間になる学び

「人間になる学び」には、努力も頑張りも要らない。
ただ、声にするだけ。
ためになるようになっている。
聞いていただいた、と感じられるもう一人の独りの人間・関わりが必要。
自分一人で考えているのは、誰しも経験済みのように、疲労し、衰弱し、病んで往く。
自分自身の自覚がないまんま、どんどん重症化に向かっている。
後から、あのときどうしてとか、カウンセリングに出会っていたらとか、言うのを聞く。
カウンセリングに出会った人だからからこそ、言える。
学びのスタートである。
声にするという、誰にも具わっているものを、疎かにしている。
疎かにしている自覚は全くないまんま、生き続けて行く気になっているようだ。
私はおおいに気になっている。
年中無休で、お迎えさせていただいている。

私のウイズコロナ

　過日、毎月設けている一泊二日の育まれ合いの学習会に行ってきた。新幹線で往復しているが、車中は５～６分に１回、換気されていると知る。車中はソーシャルデスタンスをとり、向かい合ったり隣り合ったりせず腰掛けるなど、感染予防に互いに気をつけて乗車している。
　
　さて、会場では手で触るところは消毒し、検温し換気は十分行い、摂取する水分は各自持参し、飲食時は会話はしないことを申し合わせた。

　「コロナ感染症が発生して以来、これまで行っていたいろいろな会が取りやめになって、生活が一変してしまった。どのように過ごそうかと思い、本を読んだりもしたが気持ちが鬱っぽくなっていた。テレビを見ていたら、今このとき精一杯生きることが大事だと、いう言葉を聞いて、カウンセリングの学習会が大事だとはっきりした。この場に来ようと思った。一筋の光が見えた。」と参会者のお一人の方に聞かせていただいた。

　「コロナだから取りやめる、ものは取りやめても構わないもの。取りやめて差し支えないものは、取りやめられる。カウンセリング学習会は、取りやめられない。この状況下にあっても、現に取りやめになっていない。どのような状況になろうとも、困難な状況であればあるほど、あればこそ必要な学びである。いのちに願われているもの」と伝えさせていただいた。

　ことばに生き、生かされている。ことばが声にならないで、病的に向かうようになっているのだ。深刻な状況にになっている。そのことを自分ごとになっている方々は、連日足を運んできておられる。年中無休でお迎えしている。