平成２７年が間もなく終わろうとしている。今年も学びに専念させていただいた。あれやこれやと思い迷うこともなく、ただ学びに迎えられるままに、この身は動けていた。どんな学び？と問われれば、この身が救われる事実に値遇わせていただくだけ、と。北海道から長崎の地に、そのためならば足が運ばれていた。電話やメールそしてテレビなどに頼った人との関わりに変わってしまっている現代だが、寝食を共にして３泊４日なり２泊３日、たまたま参会の者同士が肉声で語り合うのである。二人として同じ人がいない異質のもの同士が、自分の声で語り共々に聞かせていただき合うのだから、まさしく大変に意義深いことなのだ。一筋縄ではいかない。兎にも角にも吾が身の聞けなさに、しっかり値遇わせていただくほかはない。これでもか・これでもかと。倦まず弛まず学び続けてきて、少しずつこの身の許容範囲が広げられてきたようだ。一人ではさせていただけない、人間にならせていただくための体験学習である。もう一人の方がいてくださってこそ、聞けなさが教われるのだ。異質の有難さ・・・共々に救われ合っていきたい・世界中の全ての人たちに平和が、と願っている私だから、この学びがますます求められている。「一切群生の救わるゝ心理を証明するものは、わが身一人の救われる事実である」は、親鸞聖人の遺された教えと聞いている。私には武器は要らない。この身が救われていく学びこそ、もう一人の人間が救われていけるであろうと今は信じられる身。人間にならせていただき合える学習の場のお知らせ→１２／２６（土）１３：３０～１７：００（カウンセリング楽習会「語らい」 詳細についての問い合わせ先☎０２５－２３０－５３２０（新潟カウンセリング研修センター）