残暑は連日この身に応える。息苦しいほどに。どんな暑いときも寒いときも、庭の草木はおかれたその場で受け止めている。逃げも隠れもせずに。全身の智慧が、その都度その都度はたらきつづけられているのであろう。新潟でのカウンセリング研修会を催してから、一か月余りのときが経った。研修時の快い緊張感は、学ばせていただけている証だ。連日参会した方々のお手紙やリポートが届けられてきた。見させていただけるときが、またその方お独りお独りに、この身にいただけてくるから有難い。なんてすてきな学び合いの関係なんだろう。逃げも隠れもせずに、わが身に視点がおかれた気づき合いの興るカウンセリングの学びは。単なる知識では、全く太刀打ちできないことを、この身に知ら占められるのだ。ともどもに、吾を語り、聞いていただき、その方に聞かせていただき合い、新しい私の誕生にならせていただく。このできごとの体験をほとんどの人達は、体験せぬまま命が尽きていくのである。このような場が用意されているんだよ、と私は伝え続けてきている。独り独りは真の平和になれるように、生まれながらにして具えられているんだよ、と呼びかけてきた。独り独りに和が訪れるとは、生活が・国と国が・人と人の関係が全く変わっていくのだから。関係に学び合えるを、カウンセリングと今名付けてみたい。問い合わせ先☎０２５－２３０－５３２０（新潟カウンセリング研修センター）
ある人がご自分のところを語った後に、その語りを聞いた、もう一人の独りの人間（ひと）のことばが、私の耳に聞こえてきた。「なんて 闇は深いんだろう」と。そのことばが、じわぁ と私の細胞に沁み入り、感動になった。「なんて 闇は深いんだろう」のことばに「光」が見えた。「なんて 闇は深いんだろう」のことばになったその人間のところは、その人間に聞かせていただく他はない。その人間のところはさておいて、私の歩ませていただいてゆく・いただいている道が、「なんて 闇は深いんだろう」のことばに照らされて鮮明になった。そのときそのとき、私の声になることば・声にならないままに、呑み込んでしまっていることば・呑み込んでしまっている自覚のないまんま呑み込んでしまえていることばたち・ことばになりかかっていることば・・・・・・・到底私が及べないところに想いを至らせてもらっている今だ。カウンセリングと名付けられている学びに出会えて、感動になれた私だ。声にさせていただくたびに、気づきになり、新しい私が誕生し続けられてきた。声にするたびに、ことばに聞かせていただけて、私の世界がどんどん広がってきて、限りなく広がっていける道が私の前に見えている。思えば、いつしか苦悩になって不自由にならずにすむようになってきているではないか。カウンセリングに学ばせていただけてきた私が今いるのは、師に出会えたお陰である。生活・人生はカウンセリングと言いたい。カウンセリングと称したものが、あちらこちらにあふれて見聞きするが、カウンセリングはまさしく人である。どこまでもどこまでも「たった独りの人間観にすわれているか・根差しているか」にひとえにかかっている。そうでないところのカウンセリングなんて、虚しいばかりだ。手段につかっていたり、方法だったりがはびこっている。一人でも多くの方と分かち合いたいですねぇ。ともどもに慶び幸せになれる道があるんだよ、世界があるんだよ、見えなくてもね。真に慶べていないあなたにとどけたい。一歩、歩みだしたい方 問い合わせ先 ☎０２５－２３０－５３２０へ